フォントの基礎知識


フォントとは書体のことで、Windows VistaやWindows7では「メイリオ」、Windows10では「游ゴシック」がシステムフォントとして使用されている。

フォントはデザインによって大きく印象が変わり、モニタで美しく見えるものから紙に出力して見栄えのするもの、緩い感じや硬い感じなど、文章の内容を見た目で表現する効果がある。

フォントは「Cドライブ」→「Windows」フォルダの中にある「Fonts」フォルダに格納されている。

Windows10の2017年10月の大型アップデート「Fall Creators Update」では、モリサワの「UDデジタル教科書体」が標準でインストールされるようになった。

と言っても、興味がなければ大したことはないのだが、フォントはOSのアップデートやOffice系のソフト、グラフィックソフト、宛名作成ソフトなど、アプリケーションをインストールする際に追加されていたりする。

フォント形式には大きく分けて「ビットマップフォント」と「アウトラインフォント」があり、現在はほぼアウトライン形式の「TrueTypeフォント」や「OpenTypeフォント」になっている。
ビットマップとアウトラインの違いを大雑把に言うと、拡大縮小したときに文字が潰れてしまうのがビットマップ、なめらかな曲線を維持できるのがアウトライン。

日本語は「ひらがな」「カタカナ」「漢字」を併用する複雑な言語のため、フォントも専用のものが必要で、通常は2バイト文字(全角)になる。
一方、英語はアルファベット26文字の大文字と小文字で構成され、通常は1バイト文字(半角)。
日本語フォントには全角の英数字も含まれているので、英数字のみのフォントに比べると、制作にかかる労力が尋常ではなく、日本語のフリーフォントが少ない理由でもある。

フォントを使用する際に注意が必要なのは、ファイルを開く環境に同じフォントがインストールされていないと、別のフォントに置き換わってしまうということ。
WidnowsとMacでは使用しているデフォルトフォントが異なり、Windows間でもデフォルトフォント以外のフォントは、相手の環境で正しく表示されない可能性が高い。
Adobe Illustratorなどのグラフィックソフトには、文字の輪郭をパス化する「アウトライン」という機能があり、使用しているフォントのデザインを維持したまま、異なった環境でも表示可能になる。

ウェブサイトの場合、使用可能なのはデフォルトフォントのみで、上図のような特殊なフォントは使用できないため、画像として貼り付けることになる。
これはアウトライン機能がないアプリケーションで、特殊なフォントを使用する際も同じで、異なる環境でファイルを使用することが前提だと、使用するフォントに注意が必要。



フォント数とパフォーマンス

英数フォントには個性的なフリーフォントが豊富で、見ていると使いもしないのにインストールしたくなる。
Windows10の場合、デフォルトでインストールされているのは100書体程度だが、フォントはPCのパフォーマンスに影響するので、過度のインストールは禁物。

パソコンのスペックによって異なるが、ローエンド~ミドルレンジのデスクトップPCやノートパソコンでは500書体、ハイスペックPCでも1000書体が上限だと言われており、ローエンドPCでは500書体でもアプリケーションの起動が確実に遅くなる。

別の言い方をすれば、不要なフォントを削除することでパフォーマンスの向上を見込めるのだが、デフォルトのフォントには自分が使っていなくてもシステムが使用するフォントが多数含まれており、不用意に削除するとWindowsに不具合が生じる可能性があるため、デフォルトでインストールされているフォントの削除は非推奨。

文字入力の機能があり、フォントを変更できるアプリケーションは、起動時にフォントを読み込むため、単純にフォント数が多いと起動に時間がかかってしまう。

Windowsにはフォントキャッシュという機能があり、描画に使用したフォントをメモリに格納して高速化を図っている。
ただ、このフォントキャッシュが破損すると、登録されているはずのフォントが表示されなかったり、文字化けが発生したりするので、フォントの描画に問題があるときは、まずフォントキャッシュを削除してみる。

フォントキャッシュの削除で手っ取り早いのはフリーソフトのCCleaner。
「システム」の項目にフォントキャッシュがあるので、チェックを入れて「クリーンアップ開始」をすれば、既存のフォントキャッシュが削除されて再構築する。

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フォントのインストール・アンインストールとバックアップ

ダウンロードしたフリーフォントなど、新しいフォントを使用する場合は、インストール作業が必要になる。

フリーフォントはZIPファイルで提供されている事が多く、サイトからダウンロードしたZIPファイルを選択し、コンテキストメニュー(右クリックメニュー)の「すべて展開」で解凍する。

解凍したフォルダの中にあるフォントファイルを選択し、コンテキストメニューを開くと「インストール」という項目があるのでクリック。

ダイアログボックスが出てフォントがインストールされる。

複数のフォントファイルを選択してインストールすることも可能。

フォントをアンインストールする場合は、「Cドライブ」→「Windows」フォルダ→「Fonts」フォルダを開き、削除するフォントファイルを選択。

上部メニューの「削除」または「Delete」キーを押す。

メッセージが出るので「はい」をクリックすると削除される。

フォントファイルのバックアップは、「Fonts」フォルダのファイルを選択して、バックアップ用の保存先にコピーするだけ。

フォントをバックアップしておくと、PCをリカバリしたり新調した際に以前の環境が復元できるのでオススメ。

画像からのフォントの検索

世の中には様々なフォントが溢れていて、時には同じフォントを使用する、もしくは類似のフォントを使いたい場合がある。

What Font is.com

What Font is.comは、画像からフォントのデザインを解析してフォントを割り出すだけでなく、類似のフリーフォントまでダウンロードできる便利なサイト。
ただし、解析できるのは英字フォントのみで、全角の日本語フォントで英字入力したものも認識できないが、類似フォントが表示される。

使い方は至ってシンプル。
用意するのは検索するフォントやロゴが掲載された画像だけだが、よりスムーズに文字の解析が行えるよう、ロゴなど文字部分のみ切り抜いた画像を用意する。

What Font is.comにアクセスしたら、「Browse」をクリックして分析するフォントが掲載された画像ファイルを指定して「Continue」をクリック。

背景色が画像のフォント部分より暗い場合は「Background color is darker than the character color」のチェックを入れる。

背景色が文字色より暗い場合は、元画像と文字部分が背景色よりも濃い色に加工された画像が表示されるので、文字色が暗い色の画像をクリックして選択する。

ロゴなど認識しにくい画像の場合は、バウンディングボックスで文字部分の範囲選択が必要になる。
認識できる文字数は最大30字。

文字部分を範囲選択したら上部の「Crop Image」または「Crop Image and reverse colors」をクリック。

「Crop Image and reverse colors」は「画像を切り抜いてカラーを反転」させるのだが、どちらを選択しても大差はない。

文字として認識しにくいロゴは更に、反転・コントラスト・ノイズ低減・回転などの加工を行い、マウスでドラッグして文字間に赤いラインを引いていく。

ライン引きを途中で間違うと「Clear All」で初めからやり直しになるので慎重に。

区分けができたら「Use Image」をクリック。

上記ロゴのように複雑な文字は、文字として認識できない場合があり、文字の範囲選択からやり直すことになる。
その際、範囲に含める文字数(4~10)を減らすことで認識率が向上する。

文字数を減らしてやり直し。

画像の分析結果が表示されたら、文字が含まれている部分に該当の文字を、大文字・小文字も正しく入力する。
文字以外の画像や文字が重なったり、分割している部分は空白のままにする。

入力ができたら「Continue」をクリック。

検索結果にフリーフォントのみを表示する場合は「Only free fonts or free alternatives」にチェックを入れる。

チェックを入れないで「Continue」をクリックすると、有料フォントも含めた全てのフォントが検索結果に表示される。

今回のロゴは難易度が高く、同一のフリーフォントはなかったが、なんとなく似たような手書き風フォントがヒットした。
使えそうなのがあれば「Download」をクリックすると、フォントファイルをダウンロードできる。

ロゴの使用は商標権などの問題があるので簡単に使用できないが、メジャーブランドのロゴであれば、類似フォントは簡単に見つかったりする。





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