PassFab iPhone Unlock は iOSデバイスの画面ロックを解除する簡単操作のセキュリティロック解除ツール。
PassFab iPhone Unlock の特徴
- パスコード・Touch ID・Face IDなど iPhoneや iPadの画面ロックを解除
- デバイスのデータを保持したままパスワードなしで Apple IDを削除
- iOSの全モデル、全バージョンに対応
- MDMのバイパスが可能
PassFab iPhone Unlockと Tenorshare 4uKey は同じ製品。
開発元
- 開発元:PassFab(Tenorshare)
- 開発元の拠点:香港
ダウンロード
体験版ではデバイスの認識とファームウェアのダウンロードまで可能。
システム要件
- バージョン:3.7.3
- OS:Windows 7/ 8.x/ 10/ 11
インストール
公式サイト の「無料体験」をクリックしてインストーラーをダウンロード。
ダウンロードしたインストーラーを起動し、ユーザーアカウント制御のプロンプトが表示されたら「はい」で許可。
セットアップ画面が開くので使用許諾書に問題なければ「インストール」でインストールを実行。
インストール先を変更する場合は インストール設定 から編集。
Bonjour Service が Windows Defenderのファイアウォールでブロックされたらアクセスを「 許可」。
PassFab iPhone Unlockが起動する。
iOSデバイスの接続
iOSデバイスを USBでパソコンに接続し、 iOSデバイスにダイアログが表示されたら「信頼」をタップしてアクセスを許可。
PassFab iPhone Unlock の使い方
iOSデバイスをパソコンに接続し、ホーム画面から使用するモジュールを選択。
-
- 画面ロック解除
iOSデバイスに最新のファームウェア(iOS)をインストールしてデバイスを初期化。 - iCloudアクティベーションロックを解除
「所有者によってロックされている」と表示されるアクティベーションロックを解除。 - Apple IDの削除
デバイスに登録されている Apple IDをパスワードなしで削除。 - MDMのロック解除
iOSデバイスに最新のファームウェアをインストールしてデバイスを初期化して、MDMロックを脱獄せずにバイパスする。 - パスワードマネージャー
デバイスに保存されているパスワードを表示 - スクリーンタイム・パスコードの削除
スクリーンタイム有効時に設定したパスコードを削除。
- 画面ロック解除
画面ロック解除
ファームウェアの情報を確認して「ダウンロード」。
画面ロック解除を実行するとデバイスが初期化されるため保存データが消失し、最新バージョンの iOSに更新される。
Apple IDとパスワードが分かる場合は iCloudバックアップからバックアップデータを復元可能。
ファームウェアのダウンロードが完了したら「解除開始」で処理を開始。
処理が完了するとデバイスが初期化されているので、iOSデバイスをセットアップして完了。
Apple IDの削除
Apple IDの削除は iOSの 設定 から Apple ID をタップし、探す で iPhoneを探す をオフにする。
iPhoneを探す をオフにできない場合は 画面ロック解除 を使用してデバイスの初期化が必要。
Apple IDの削除はデータを保持したまま処理できるがバックアップしてからの実行を推奨。
「削除開始」で処理を開始。
処理が完了するとデバイスが再起動してセットアップ画面になるので、iOSデバイスに 新しい Apple IDを登録して完了。
処理後に Apple IDが削除されていない場合はデバイスを再起動して Apple IDの削除 を再実行する。
MDMロックを解除
スクリーンタイムのパスコードを削除する場合は、iOSの 設定 から Apple ID をタップし、探す で iPhoneを探す をオフにする。
iPhoneを探す をオフにできない場合は 画面ロック解除 を使用してデバイスの初期化が必要。
Apple Configurator で管理されているデバイスは未サポート。
「開始」で処理を開始。
MDMロックを解除するとバックアップ時の暗号化パスワードが「a」 に変更されるほか、リセットや iCloudバックアップからの復元が利用できないなどの注意点があるので、画面に表示される内容を確認する。
パスワードマネージャー
パソコンに接続したデバイスを認識したら「スキャン」。
バックアップパスワードに関する注意事項を確認して「スキャンを続ける」。
処理の進行中にパスコードの入力を求められるのでデバイスで入力。
デバイスに保存されているパスワードが一覧で表示される。
バックアップパスワード(iTunesや Appleデバイスアプリでバックアップデータを暗号化する際に使用するパスワード)が未設定の場合は a がバックアップパスワードになっているので、デバイスを再起動して削除する。
スクリーンタイム・パスコードの削除
スクリーンタイムのパスコードを削除する場合は、iOSの 設定 から Apple ID をタップし、探す で iPhoneを探す をオフにする。
iPhoneを探す をオフにできない場合は 画面ロック解除 を使用してデバイスの初期化が必要。
スクリーンタイム・パスコードの削除はデータを保持したまま処理できるがバックアップしてからの実行を推奨。
「解除開始」で処理を開始。
処理が完了すると iOSのスクリーンタイム・パスワードがオフになる。
スクリーンタイム・パスコードは iPhone Unlockを使用しなくても Apple IDとパスワードでリセットできる。
備考
PassFab iPhone Unlockは iOSの最新バージョンをクリーンインストールしてデバイスを初期化するツールで、「画面ロック解除」という表現には少々違和感を覚えるが、パスコードが分かず使い物にならないデバイスを 5,000円ほどで再生できるのは有り難い。
購入方法
クレジットカードで決済する場合は 公式サイト から 購入するプランの「今すぐ購入」を、PayPalで決済する場合は「PayPal」をクリック。
プランには月間/ 年間更新のサブスクリプションタイプとメジャーバージョンアップもサポートしている買い切りの永久ライセンスがあり、1 ライセンスで 最大 5台のモバイルデバイスを利用できる。
「今すぐ購入」を選択した場合は請求情報と決済情報を入力して決済。
「PayPal」で決済する場合は 支払い情報 で「PayPal」を選択してから請求情報を入力して決済。
決済が完了すると注文完了画面にライセンスコードが表示され、登録したメールアドレスにライセンスコードが送信される。
製品のアクティベート
PassFab iOS Unlockの右上にある鍵アイコンをクリックし、製品登録画面でメールアドレスと登録コードを入力して「登録」。
登録が完了したらフル機能が利用可能になる。
アクティベートするとアカウント画面で使用したデバイス数やサブスクリプションの有効期限を確認できる。
サブスクリプションのキャンセル
サブスクリプションの管理は販売元ではなく MyCommerce が行っており、サブスクリプションの停止も MyCommerce の管理画面 で操作する。
- キャンセルの手順は MyCommerce の決済方法と定期購読の停止 を参照。
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