balenaEtcherは起動メディアを作成する無料のライティングツール。
balenaEtcher の特徴
- OSのイメージファイルのデータをSDカードや USBドライブにバイト単位で書き込み
- ユーザーフレンドリーなインターフェイス
- オープンソースで開発
balenaEtcher はイメージファイルのデータをバイト単位でコピーするだけなので、Windowsのように起動するための処理が必要なイメージファイルは利用不可。
Windowsのイメージファイルは Rufus や Microsoft が提供しているダウンロードアプリを使用。
開発元
- 開発ベンダー:Balena Inc(旧 resin.io)
- 開発ベンダーの拠点:イギリス
システム要件
- バージョン:1.19.25
- OS:Windows 10 以降
サポートしているイメージファイル
- .iso, .img, .zip など
ダウンロード
インストールと設定
公式サイト の「Download Etcher」をクリックし、ASSET で ETCHER FOR WINDOWS (X86|X64) (INSTALLER) の Download からインストーラーをダウンロード。
ダウンロードしたインストーラーを起動するとインストールが自動実行され、完了すると balenaEtcherが起動する。
デフォルトで匿名のエラーや使用状況の送信が有効になっているので、拒否する場合は右上の 設定 で無効にする。
balenaEtcher の使い方
OSのイメージファイルから起動ドライブを作成する場合は Flash from file をクリックし、イメージファイルを指定。
- Flash from file
ソースにイメージファイルを指定。 - Flash from URL
ソースにするイメージファイルへアクセス可能なURLを入力。 - Clone drive
ソースに指定したドライブをターゲットドライブコピーする。
Clone driveはソースドライブのデータサイズに関わらず、ターゲットドライブはソースドライブと同等以上の容量が必要で、System Driveとしてマークされているドライブのコピーは推奨されいない。
イメージファイルを書き込むターゲットドライブを選択。
誤操作防止のため SSD/ HDDは非表示になっているので、ターゲットに指定する場合は Show hidden を展開。
「Flash!」で処理を実行。
ユーザーアカウント制御のプロンプトが表示されたら「はい」で許可。
プログレスバーが Flash Completed! になれば処理完了。
備考
主に Linux系 OSの起動メディアを作成するライティングツールで、Windows環境では Rufus の利用を推奨。
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