CrystalDiscInfo のインストールと使い方

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RAIDもサポートしている SSD / ハードディスクの無料診断ツール

CrystalDiskInfo は SSD / HDDに搭載されている自己診断機能 S.M.A.R.T(Self-Monitoring, Analysis and Reporting Technology)に対応した 無料のディスク診断ツール。
分かり易いインターフェイスのため、小難しい事が分からなくても起動するだけでハードディスクの状態を確認できる、手軽で優れた国産アプリケーション。

システム要件

バージョン 8.2.4現在

OS:Windows XP(SP3) / Vista / Windows7 / Windows8 / Windows10
IE:バージョン8.0以上(11.0推奨)

ソフトの入手先

CrystalDiskInfo 公式サイト ダウンロードページlink



CrystalDiskInfo のインストール

CrystalDiskInfo には「通常版」のほかにオリジナルキャラクタがデザインされた「Shizuku Edition」「Kurei Kei Edition」があり、機能的には全く同じだが「Shizuku Edition」「Kurei Kei Edition」はグラフィックの他にボイスも追加されている。

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雫エディション。
「Ultimate」では同梱されている15種以上のテーマが同梱されている。

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CrystalDiskInfo のダウンロードページから好みのデザインの下にある「exe」ボタンをクリックしてインストーラーをダウンロード。

ボタンをクリックするとOSDNへ移動するが、インストーラーのダウンロードが完了したら閉じて問題ない。

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インストーラーを起動し、ユーザーアカウント制御が表示されたら「はい」で許可。

セットアップウィザードが開始して使用許諾書が表示されるので、内容を確認の上、問題なければ「同意する」にチェックを入れて「次へ」。

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インストール先の指定。
特にこだわりがなければデフォルトのまま「次へ」。

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プログラムグループの指定もデフォルトのまま「次へ」。

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デスクトップにショートカットアイコンを作成する場合はチェックを入れたまま「次へ」。

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インストールの準備ができたので「インストール」をクリック。

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「完了」をクリックしてセットアップウィザードを閉じてインストール完了。

CrystalDiskInfo の使い方

使い方と言っても基本的には起動するだけ。
S.M.A.R.Tの情報は少々専門的で取っ付き辛いのだが、CrystalDiskInfoはPCビギナーにも一目瞭然で分かる親切設計になっている。

ATI AHCI Compatible RAID Controller (AHCI) を利用時のみ、AMD SATA Controllerに置き換える必要があるものの、ATI AHCI Compatible RAID Controller (AHCI)自体が10年ほど前のドライバなので、現行の環境ではほぼ問題なく動作する。

スタートアップ / 常駐 / 自動更新

Windows10のデフォルト環境では CrystalDiskInfo を起動すると毎回ユーザーアカウント制御が表示されるため、常用する場合はPC起動時に同時起動させるスタートアップ設定をすると便利。

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上部メニューバーの「機能」から「スタートアップ」をクリックしてチェックを入れると、次回のPC起動時からCrystalDiskInfo が自動起動する。

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デフォルトでは「常駐」にチェックが入っているため、CrystalDiskInfo のメインウインドウを閉じてもタスクトレイに格納され、各ドライブの温度が表示される。

CrystalDiskInfo は常駐時でも4MB弱しかメモリリソースを消費しないので省エネ設計になっている。

HDDやSSDは頻繁にクラッシュするものではなく、CrystalDiskInfo のようなユーティリティソフトは実行するのが億劫になりがちなので、常駐させておくのはクラッシュ予防のためにも意外と便利。

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CrystalDiskInfo は通知機能を実装しており、ドライブに異変が発生した際は通知されるため、バックグラウンドで動作していれば、タスクトレイのアイコンを非表示にしても差し支えない。

タスクトレイにアイコンを非表示にするには、Windows10 は「設定」→「個人用設定」→「タスクバー」を開き、非表示にする CrystalDiskInfo を「オフ」にする。

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CrystalDiskInfoは定期的にS.M.A.R.Tの情報を更新しており、初期設定は10分間隔になっている。
変更する場合はメニューバーの「機能」→「自動更新」で行えるが、温度を確認するにはデフォルトの10分くらいが妥当かも。

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自動更新するドライブを選択する場合は、メニューバーの「機能」→「自動更新対象」で任意のドライブを選択。

健康状態

CrystalDiskInfoは起動した時点で、パソコンが搭載しているSSD / HDD のS.M.A.R.T(スマート)を読み込んでいるので、特に操作することはない。

S.M.A.R.T にはHDDの各ベンダーが独自で「しきい値」という正常と異常の境界を定め、その「しきい値」を超えるとハードディスクに劣化が生じていると判断される。

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小難しいS.M.A.R.Tの情報などが分からなくても「健康状態」と「温度」を確認するだけでも十分。

「健康状態」はS.M.A.R.T 情報の「代替処理済のセクタ数」「代替保留中のセクタ数」「回復不可能セクタ数」の3項目から判定されている。
これらは不良セクタとその予備軍で、ディスクが物理的に損傷して使用できない、もしくは間もなく使用できなくなると予測されるもの。

セクタとは扇形をした一定の記憶領域で、単純に「単位」だと思って差し支えない。
ちなみにHDDでは1セクタは512B。

健康状態が「注意」になっていると「代替処理済のセクタ数」「代替保留中のセクタ数」「回復不可能セクタ数」の何れかで「しきい値」を超えた項目があるということ。
今すぐにクラッシュすることはないが、該当のHDDやSSDに重要なファイルが保存されている場合は、速やかにバックアップすることが推奨される

「温度」については一般的に動作が保障されている最高温度は55℃。
通常は45℃未満が目安になり、45℃前後の高温状態が続くと、HDDの寿命を大幅に縮めるため、PC内部の清掃やエアフローなど、冷却を見直したほうが良い。

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複数のSSD / HDD を使用している場合は、各ドライブ毎に健康状態と温度が表示され、クリックすると対象ドライブの詳細情報が表示される。

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RAIDを構成しているドライブは同じドライブレターで表示される。

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パーティションで区分けしている場合はディスク内の各ドライブレターが表示される。

S.M.A.R.Tの値

S.M.A.R.T には「現在値」「最悪値」「しきい値」「生の値」があり、各項目別にそれぞれの値が表示される。
設定されている値はディスクの製造元によって異なっており、指標のようなものはない。

現在値(Value):生の値から導き出した現状の値

最悪値(Worst):現在値で最も低い(悪い)値

しきい値(Threshold):ベンダーが設定している限界値

生の値(Data / Raw value):実際の値

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一般的に「現在値」が「閾値(CrystalDiskInfoでは「しきい値」と表示されている)」を下回るとディスクに問題が発生していると考えられる。

現在値・最悪値・しきい値は10進数で表示されており、生の値のみ16進数表示なっている。

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上部メニューバーの「機能」→「上級者向け機能」→「生の値」を 16[HEX]から10[DEC] に変更すると生の値を10進数で表示可能だが、現在値のように正規化されておらず、ベンダーによって表記がことなる場合もあるため、あまり意味はないかも。

S.M.A.R.Tの主要項目

ディスクの不良や寿命、使用状況に関連している項目。

01-リードエラーレート

データを読み込む前に発生したエラーの割合。この数値が悪いとハードディスク内に異常がある可能性が高い。ただ、すぐに使用不能になるわけではない。

05-代替処理済セクタ数

不良セクタにより、再度割り当てされたセクタ数。

07-シークエラーレート

磁気ヘッドの消耗率。磁気ヘッドが移動(シーク)に失敗した割合で、ハードディスクに物理的な問題がある可能性がある。

0C-電源投入回数

ハードディスクの電源をON/OFFした回数。

C2-温度

ハードディスクの現在の温度。

C5-代替処理保留中のセクタ数

不良セクタ待機率。不良セクタ化が検討されているセクタ数。

C6-回復不可能セクタ数

オフラインスキャンで発見された回復不可能なセクタ数。

03-スピンアップタイム

モーター始動完了(規定回転数に到達)するまでの時間。

04-スタート/ストップ回数

モーターの始動回数。

09-使用時間

工場出荷状態からのハードディスクの累積稼働時間。

0A-スピンアップ再試行回数

スピンアップに失敗した回数。

0B-キャリブレーション再試行回数

キャリブレーション(熱によるオフトラック現象を自動的に補正する機能)を再試行しようとした回数。

C1-ロード/アンロード サイクル回転数

磁気ヘッドが磁気ディスク表面から退避場所に退避し、その後再び磁気ディスク表面に戻った回数の合計。

C4-セクタ代替処理が発生回数

セクタの代替処理が発生した回数。

C7-UltraDMA CRCエラー数

DMAモードでのデータ転送中に発生したCRCエラーの数。

C8-ライトエラーレート

データの書き込みに失敗した割合。

閾値の設定

CrystalDiscInfo では前述の通り「代替処理済のセクタ数」「代替保留中のセクタ数」「回復不可能セクタ数」の3項目からディスクの「健康状態」を判定しているが、「注意」になっても即座にディスクが故障するわけではない。

健康診断で例えるなら、基準値は超えているけれども、直ちに健康へ害をなすものでもない「要経過観察」といった感じ。

CrystalDiscInfo には「経過観察」を行うため、ユーザーによる閾値の設定が可能になっている。

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上部メニューバーの「機能」→「上級者向け機能」→「健康状態設定」を開き、「注意」判定のディスクを選択後、設定されている閾値を「現在値」より1つ大きな値に変更することで、健康状態は「正常」に戻る。

この状態で短期間のうちに再度 健康状態が「注意」になった場合は、ディスクに異常が発生しやすい状況だと判断できる。

AAM / APM 設定

使用しているディスクによっては AAM(自動騒音管理)やAPM(電源管理)の設定をサポートしており、CrystalDiscInfo で設定が可能。

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上部メニューバーの「機能」→「上級者向け機能」→「AAM /APM 設定」を開き、ドロップダウンリストからディスクを選択。

AAM または APM をサポートしているディスクには [AAM] [APM] の表記がある。

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AAM の場合は「静音(80h)」~「パフォーマンス(FEh)」の間で変更が可能で、静音にするとHDDのシーク音などが軽減される。

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上が「静音のMAX」下が「パフォーマンスMAX」の結果。
多少の変化はあるものの体感できるレベルではなかったりするので、HDDのカリカリカリッというシーク音が気になるようなら「静音」にしてみると良いかも。

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APM もAAMと同様、対応しているディスクを選択して「省電力(01h)」~「パフォーマンス(FEh)」の間で設定を行う。

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上が「省電力のMAX」下が「パフォーマンスMAX」の結果。
APM の結果も「省電力」と「パフォーマンス」ではほとんど違いが見られなかった。

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AAM / APM 設定した場合は、PCをシャットダウンした際にディスクの設定がリセットされることがあるため、上部メニューバーの「機能」→「上級者向け機能」で「自動的にAAM / APM 設定を適用する」にチェックを入れ、「スタートアップ」を有効にしておく。





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