ハードディスク・SSD / NVMe の劣化状況 無料診断アプリ
FromHDDtoSSD v3 は データ復旧サービス会社 IUECデータソリューションセンター が開発している SSD / HDD の 劣化状態を診断する ユーティリティソフトで、SSD / HDD が実装している 自己診断機能 S.M.A.R.T の情報だけではなく、シーケンシャルアクセス ( データの先頭から順番に読み書きを行うアクセス方法 ) で 不良セクタ や 安定性を確認できるほか、FromHDDtoSSD v3 からは SSD / NVMe の故障予測精度 向上のため ブロックチェーンが導入されている。
SSD / NVMe を使用していない場合は 導入が簡単な v2 を推奨

FromHDDtoSSD v2 のインストールと使い方
ハードディスク・SSD の劣化状況 無料診断アプリ FromHDDtoSSD v2 は データ復旧サービス会社 IUECデータソリューションセンター が開発している SSD / HDD の 劣化状態を診断する ユーティリ […]
システム要件
バージョン 3. 0 Build 5380 現在
OS:Windows 7 / 8 / 10 / 11
ソフトの入手先
FromHDDtoSSD のインストール
Fron HDD to SSD v3 は インストールが必要ない スタンドアロン版 のみ配布されており、ブロックチェーンを使用した SSD / NVMe の検査を実施する場合は SORA Network のセットアップが必要。
ダウンロードページから 使用している PC のアーキテクチャに合わせて Build:5380 FromHDDtoSSD with Blockchain v3 のリンクをクリックし Zip ファイルをダウンロード。
SORA Network の同期を早めるため ブロックチェーン ブートストラップ ダウンロード にある ブロックチェーン情報 をクリックして Zipファイルをダウンロード。
ダウンロードした Zipファイルを選択後 コンテキストメニュー ( 右クリックメニュー ) から すべて展開 で解凍し、解凍したフォルダを 任意の場所に保存。
保存したフォルダ内にある FromHDDtoSSD を起動して ユーザーアカウント制御のダイアログが表示されたら「 はい 」で許可。
Blockchain informartion に Balance : 0.00 SORA と表示されたら FromHDDtoSSD を閉じる。
ダウンロードした ブロックチェーン情報 のZipファイルを解凍。
ファイル名を指定して実行 ( WIN + R ) に %AppData%\SorachanCoin と入力して SorachanCoin フォルダを開く。
解凍した ブロックチェーン情報 フォルダ内の アイテムを SorachanCoin フォルダに移動して 上書きする。
SORA Network のセットアップ
SSD / NVMe の検査に使用する統計情報を SORA Network から取得し、利用の際に発生するネットワーク手数料を Discord から 無償で取得する。
SORA Networkの利用に必要な Discord のアカウント取得するため Discord – SorachanCoin 招待ページ で ユーザー名 ( ニックネーム ) を 設定して「 はい 」。
キャプチャ認証を行う。
生年月日を入力して「 完了 」。
メールアドレスを入力して パスワード設定後「 アカウントを作成する 」をクリックすると、入力したメールアドレスに認証用のメールが送信されるので、Discord からのメッセージを開いて メールを認証。
不自然な操作を感知しました。 と表示されるので「 認証を開始 」。
SMS での認証が必要なため 国番号のリストを開き 日本 と入力して +81 を選択し、携帯電話番号の 先頭の 0 を省いた 10桁 の番号を入力して送信、SMS に送信された 認証コードを入力して 電話番号を認証。
右上の 会話に参加または作成する のテキストボックスに #rain と入力。
検索結果から # rain-room を選択。
入室したら ページ下の テキストボックスの +reg と入力して送信。
アカウントが登録される。
アカウントが登録されたら テキストボックスに +catch と入力して送信し コインを取得する。
初回は 7 コイン配布されるが 2 回目以降 受け取れるコイン数は ランダム。
受け取ったコインを確認する場合は テキストボックスに +bal と入力して送信するとボットが答えてくれる。
FromHDDtoSSD を起動して Blockchain informartion の「 deposit address 」をクリックすると デポジット用のアドレスがクリップボードにコピーされる。
Discord の テキストボックスに +withdraw と入力し、半角スペースを入れ Ctrl + v でコピーした デポジット用のアドレスを貼り付け、半角スペースを入れ FromHDDtoSSD に移動するコイン数を入力。
+withdraw (デポジット用アドレス) (コイン数)
Discord のログインパスワード を Blockchain informartion の上段のテキストボックスに入力し「 encrypt SORA 」をクリックし、ダイアログが表示されるので「 はい 」で 暗号化を実行。
ウォレットが暗号化されたらダイアログが表示される。
ウォレットを暗号化したら「 to stake SORA 」でロックを解除する。
通信が開始。
Balance に 移動した SORA コインの数が表示されたら 利用可能になる。11:46
初期設定
不良セクタの解析レポート や AI による 自動学習機能 を有効にする。
完全・詳細スキャン設定
不良セクタの解析レポート と 修復の設定をする。
メニューバーの 完全・詳細スキャン設定 の 設定ダイアログを開く を選択。
完全スキャン 各オプション の 不良セクタ解析レポートを有効にする にチェックを入れる。
ドライブへの負荷を低減させるため 不良セクタ修復の際、全部ではなく読込不能セクタのみ復活を試みる にチェックを入れる。
設定を保存する にチェックを入れて「 OK 」で設定画面を閉じる。
拡張&ヘルプ
AI による 自動学習機能 を有効にする。
メニューバーの 拡張&ヘルプ の 拡張予測パターンの更新&ビッグデータ通信の全体設定 を選択。
自動学習機能 R.E.C.O AI を有効にする にチェックを入れる。
FromHDDtoSSD の使い方
FromHDDtoSSD は 完全スキャン / 統計スキャン・詳細スキャン・ストレージ故障予測 の 3 モードがある。
SSD / NVMe はブロックチェーンの統計データを使用してスキャン、HDD は シーケンシャルアクセスによって ドライブの状態を診断。
詳細スキャン
HDD の不良セクタ予測 や 不良セクタの修復 を行う。
ストレージ故障予測
FromHDDtoSSD を常駐させて ストレージの監視を行う。
FromHDDtoSSD 起動時に Blockchain informartion が staking になっていない場合は Discord のログインパスワードを入力し「 to stake SORA 」でロックを解除。
起動時にドライブを読み込んでいるので 検査するドライブにチェックを入れる。
ドライブ一覧はタイトルをドラッグして入れ替えできる。
完全スキャン・統計スキャン
選択したドライブに合わせて HDD は 完全スキャン、SSD / NVMe は 統計スキャン を実行する。
完全スキャン/ 統計スキャン の切替は 完全・詳細スキャン設定 の 完全スキャン 各オプション で 統計スキャン : SSD / NVMe向けの検査を実施 を有効にすると統計スキャン、無効にすると 完全スキャン になる。
完全スキャン / 統計スキャン の切替をしてから「 完全スキャン 」をクリック。
ダイアログで実行する スキャン を確認して「 はい 」。
統計スキャンは接続料についてのダイアログが表示されるので「 OK 」。
ドライブの容量 や ディスクの状態によって 処理時間は異なるが、スキャンは シーケンシャルアクセス ( データの先頭から順番に読み書きを行うアクセス方法 ) で 行われるため 1 TB の NVMe で 3時間ほど要する。
スキャン結果は デフラグのように リアルタイムで マップに表示され、問題のない セクタは グリーン、不良セクタ は 読込不能・書込不能・危険 の 3段階で 色分けされる。
セクタ は ディスク形状の記憶媒体の物理的な最小単位 で、通常の動作で読込不能セクタが発生すると OS は複数のセクタが集まった クラスタ 単位で 不良セクタへのアクセスを回避する一方、ハードディスク内では 該当セクタのデータを読み込む努力が行われ、データの読込に成功した場合 は 保留セクタ にして 読み込んだデータは 代替え領域 へミラー ( コピー ) される。
その後 再度 保留セクタにアクセスして 読込に成功したら 通常セクタ に戻されて 代替セクタ にミラーされたデータを削除、再アクセス時の読込に失敗した場合 は 保留セクタ から 不良セクタ になり データへのアクセスは 代替セクタ が受け持つことになる。
完全スキャン ではドライブの 安定性 が表示され、不安定な箇所は 注意判断 や 危険判断 の領域まで指標が達している。
問題箇所がある場合は 警告メッセージ タブに表示される。
完了いたしました の箇所をクリックするとホーム画面に戻る。
完全スキャン実行時は 完了ボタン をクリック時に レポートが表示される。
不良セクタ解析レポートを有効にする と 自動学習機能 R.E.C.O AI を有効にしていると 不良解析レポート にドライブの継続使用についてのコメントも表示される。
詳細スキャン
詳細スキャンでは 不良セクタの予測シミュレーション や 不良セクタの修復のほか、画像ファイルの復旧が行える。
完全・詳細スキャン設定 の 完全スキャン 各オプション で 詳細スキャン 動作モードで実行するモードを選択。
完全スキャン の簡易版で スキャンは短時間で終了するが 精度が落ちる。
不良セクタ予測 ( HDD ) : 不良セクタシミュレーション
HDD の 三ヶ月~半年後の状態を予測。
不良セクタ修復 ( HDD / SSD ) : 不良セクタレストレーション
不良セクタを検査して 再利用可能な不良セクタをリセットする。
64bit 版 では未サポート。
データ復旧 : 物理解析 ヘッドレストレーション+SSD
フリーエディション では利用不可。
論理解析アドバンストデータ復旧
フリーエディション では 解析まで実行できるが復旧は不可。
実行するモードを選択したら「 詳細スキャン 」をクリック。
初期不良調査 : 高速リニアスキャン
高速リニアスキャン は精度が落ちるため 公式サイトでは 完全スキャン の使用を推奨している。
高速リニアスキャンは 速度調整が可能だが、速度と精度が反比例するので 初めは 標準値 を使用。
不良セクタ予測 – 不良セクタシミュレーション
不良セクタ予測 を利用できるのは ハードディスクのみで SSD / NVMe は未サポート。
不良セクタシミュレーションは上段に現在のディスクの状態、下段に三ヶ月~半年後の状態をシミューレートしたグラフがカラー表示される。
不良セクタ修復 – 不良セクタレストレーション
ディスクの不良セクタ を検出して 修復を試みる機能で、ディスクに大きな負荷がかかり ディスクが劣化している場合は 致命傷になる可能性があるため、実行する場合は必ず保存データのバックアップを行う

ストレージ故障予測
ストレージ故障予測 は S.M.A.R.T の情報を監視する機能で、問題が発見されるとメッセージが表示される。
常駐させる場合は FromHDDtoSSD と Blockchain informartion を最小化して システムトレイに格納する。
関連記事

FromHDDtoSSD v2 のインストールと使い方
ハードディスク・SSD の劣化状況 無料診断アプリ FromHDDtoSSD v2 は データ復旧サービス会社 IUECデータソリューションセンター が開発している SSD / HDD の 劣化状態を診断する ユーティリ […]

KurtZimmermann HDCleaner のインストールと使い方
多くのツールを実装した無料のオールインワンのディスクメンテナンス フリーソフト HDCleaner はドイツの Kurt Zimmermann 氏が開発している ディスク メンテナンス のトータルソリューション アプリ […]

AOMEI Partition Assistant Standard のインストールと使い方
パーティションの変更やディスクのクローンなどが行える定番フリーソフト AOMEI Partition Assistant は 中国のソフトウェアベンダー「 AOMEI Technology 」が開発しているストレージ管 […]

GParted Free Partition Manager のセットアップと使い方
USB メモリから起動する 無料のブータブル パーティション エディタ GParted は GNOME developers が開発している Linux ベースの無料 パーティション エディタで、パソコンの OS に依存 […]

CrystalDiskInfo のインストールと使い方
RAIDもサポートしている SSD / ハードディスクの無料診断ツール CrystalDiskInfo は SSD / HDD に搭載されている 自己診断機能 S.M.A.R.T(Self-Monitoring, Ana […]