Googleドキュメントの特徴
- Google が提供している無料のクラウド型オフィススイートのワープロアプリ
- Googleドライブに保存されている文書ファイルの読込みと編集が可能
- Microsoft Officeや LibreOfficeと高い互換性がある
スプレッドシートやスライドとは連携しておらず、バージョン管理や OCR機能はウェブ版のみで利用可能。
- ウェブ版 Googleドキュメントは Googleドキュメント の設定と使い方 を参照。
- Googleドライブは ウェブ版 Googleドライブ の設定と使い方 を参照。
- Googleアカウントは Googleアカウントの取得と設定 を参照。
2021年 6月 1日以降 Googleドキュメントのファイルも保存容量にカウントされるようになったが、以前に作成されているファイルは保存容量に含まれない。
開発元
- 開発元:Google LLC
- 開発元の拠点:米国
ダウンロード
システム要件
- バージョン:1.24
- OS:Android 8.0 以上
Googleドキュメントの互換性
Googleドキュメントは Microsoft Officeのほか、LibreOfficeや Apache Open Officeで使用されている ODF(OpenDocument Format)と互換性があり、特殊な装飾や字間・行間設定などは反映されないが、ベーシックなフォーマットであれば違和感なく表示できる。
パスワードで保護されたファイル・マクロを含んだファイル はサポート外。
- 読み込み可能なファイル形式
gdoc, doc, docx, html, txt, rtf, odt - 書き出し可能なファイル形式
docx, epub, txt, rtf, odt, pdf, ウェブページ
フォントの問題
モバイルアプリの Googleドキュメントはフォント設定で日本語フォントが選択できず、異なる環境でファイルを開くとフォントが置き換わるためレイアウトが崩れる。
Windowsの標準フォントを使用した MS Wordのファイルは MS Office for Android で開くと MSゴシック,MS明朝, メイリオ, 游ゴシック, 游明朝など 不足しているフォントをダウンロードして表示が可能なため、Googleドキュメントよりもレイアウトの再現率は高い。
第三者と共有されるデータ
デベロッパー申告による他の企業や組織と共有するデータはなし。
Googleは自社で広告の販売を行っているため、収集したパーソナルデータを加工して広告配信に使用している。
インストール
Playストア からインストール。
Googleドキュメント for Android の使い方
Googleドキュメント はオフラインでも利用できるが、開くことができるローカルストレージのファイルは Microsoft Word(.docx, .doc)のみで、リッチテキスト(.rtf)やテキスト(.txt)は Google ドライブ へアップロードが必要。
ホーム画面には 最近使用したアイテム が表示される。
最近使用したアイテム に表示されていないファイルを開く場合は、検索バーの フォルダ アイコンをタップし、開く場所 を選択して ファイルを開く。
Googleドライブ を選択すると Googleドライブに保存されている Googleドキュメント ファイル(.gdoc)と Wordファイル(.doc, .docx)のみ表示される。
デバイスのストレージ にある Microsoft Word以外のサポートファイルはアップロード する。
開いたファイルは プレビューモード になっているので、編集する場合は編集アイコンをタップして 編集モード に切り替える。
新規作成
Googleドキュメントで Microsoft Word(.docx)ファイルを作成する場合は、ホーム画面の左上にあるハンバーガーボタン の 設定 から Wordファイルの作成 を有効にする。
ホーム画面 右下の「+」アイコンをタップすると新規作成メニューが表示される。
オフライン設定
ドキュメントファイルをオフラインで利用する場合は、ファイルの 3 点リーダーをタップして メニューを開く。
オフラインで使用できるようにする をタップ。
オフラインでアクセスできるファイルにはアイコンが表示される。
書式設定/ 文字装飾
書式設定は タイトル や 見出し などの スタイル、フォントサイズ・カラー・文字揃え・インデント・箇条書き のほか 行間隔 が設定ができる。
書式設定は編集モードに切り替え、上部の Aアイコンをタップ。
書式全般の設定ができるが、見出しなどのスタイルは都度 呼び出しが必要。
文字装飾・文字揃え・箇条書きなど一部の書式設定は、スクリーンキーボードのツールアイコンからも設定できる。
ヘッダー・フッターの編集
ヘッダー・フッターを編集する場合はファイルを開いて右上の 3点リーダーから 印刷レイアウト が有効にする。
ヘッダー・フッターの編集が可能になる。
ファイルの保存とエクスポート
編集した内容は自動保存されるが、編集モードで上部のツールバーに表示される 確定 アイコンをタップして保存することもできる。
ファイル形式を指定して保存
Wordやオープンオフィスのファイル形式で保存する場合は、ファイルを開いて右上の 3点リーダーから 共有とエクスポート の 名前を付けて保存 を選択。
保存するファイル形式を指定して実行。
ダウンロード
ファイルをローカルストレージに保存する場合は、ファイルの 3 点リーダーから ダウンロード を選択。
ファイルの共有・送信
Googleドライブ に保存しているファイルを Googleドキュメント から共有・送信する場合は、ファイルの 3点リーダーから 共有 を選択後、Google連絡先 に登録しているグループ(ラベル)やユーザー名を入力するか、メールアドレスを入力し、アクセス権限を選択して「送信」。
送信先のメールアドレスが Googleアカウントで使用されている場合は、相手の Googleドライブ(Google ドキュメント)に共有ファイルとして追加され、Googleアカウントで使用されていないアドレスの場合は共有ファイルへアクセスできるリンク付きのメッセージが送信される。
メールなどにファイルを添付して送信する場合は コピーを送信 を選択して、使用するアプリを指定。
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