WonderFox HD Video Converter Factory Pro(HD動画変換プロ)のインストールと使い方


HD Video Converter Factory Pro(WonderFox HD動画変換プロ)は、WonderFox DVD RipperやWonderfox Photo Watermarkを開発している中国のソフトウェアベンダーの製品で、他の製品と同様、数ステップで動画の変換が可能な有料のエンコーダーアプリ。
エンコードの品質が優れており、特にアップスケーリングをした際のクオリティは特筆すべきものがある。
また、エンコードだけではなく、動画サイトからファイルをダウンロードする機能も実装している。

アプリケーションは無料でダウンロードとインストールが可能だが、ライセンスキーでアクティベートしないと動画変換に5分の上限がある。

HD Video Converter Factory Proの価格はセール期間中なら1ライセンス 税込み3,500円くらいで、無期限(ライフタイム)のライセンスを購入でき、クレジットカード決済だけではなく、PayPalや日本円でコンビニ決済も可能。

システム要件

バージョン16.3現在

OS:Windows XP / Vista / 7 / 8 / 8.1 /10

ソフトの入手先

WonderFox HD Video Converter Factory Pro(HD動画変換 Pro) 公式ダウンロードページ



HD Video Converter Factory Proのインストール

有料ソフトなのでアドウェア等の心配もなく、セットアップも至ってシンプル。

ダウンロードページにある「フリーダウンロード」のボタンをクリックしてインストーラーをダウンロードする。

インストーラーを起動して、ユーザーアカウント制御のメッセージが出たら「はい」で許可。

言語選択の画面が出るので「日本語」になっていることを確認して「OK」。

セットアップウィザードが開始するので「次へ」。

EULAが表示されるので確認して問題がなければ「同意する」。

インストール先の指定。
特にこだわりがなければデフォルトのまま「インストール」をクリック。

インストールが終了したら「完了」をクリック。

ブラウザと同時に購入を促すメッセージがでるので、ブラウザは「X」で閉じて、
メッセージは「Next Time」をクリックして閉じる。

アンインストールはWindowsの「プログラムの削除」や「Geek UnInstaller」などを使用して削除するのだが、アンインストール実行時に上図のような「70%OFFにするから戻ってきて!」みたいな画面が表示され、アンインストールが中断されるので、続行する場合は「Ruthlessly Refuse(無慈悲に拒否)」をクリック。

使用方法

試用版では制限があるものの、エンコードのクオリティや操作性を確認するだけなら十分で、本格的に利用する場合はライセンスキーを購入する必要がある。
また、試用版ではウザいくらいに購入を促してくるため、少々の我慢も必要。

サポートしているビデオフォーマットは「AVI, MP4, H.265, VP9, H.264, MPG, MPEG, VOB, MOV, FLV, MKV, MTS/M2TS/TS/TP/TRP(AVCHD, H.264, VC-1, MPEG-2 HD), MOD, TOD, DV, WMV, ASF, 3GP, DRM MP4, RM, RMVB, OGV, VRO」などで、SD画質からHD画質へのアップスケーリング変換や、HD画質をSD画質へダウンスケーリング変換することが可能。

ISOイメージファイルもサポートしているため、ISOから高品質な動画ファイルを作成することができる。

メイン画面に示されている操作手順の通り、基本的なエンコードの手順は「ファイルを追加」→「出力形式を選択」→「変換」の3ステップになる。

エンコードする場合は右上にある「ファイルを追加」をクリックして、ソース(変換元)のファイルを指定するか、メイン画面にソースをドラッグアンドドロップで追加する。

ソースは複数追加でき、個々にエンコード設定が可能。

ソースを追加すると、ソースのフォーマットや解像度の情報と、変換後の情報が表示される。

追加したファイルを削除する場合は、ファイル情報の右上にある「x」をクリックするか、コンテキストメニュー(右クリックメニュー)から「削除」を選択。

複数のファイルを取り扱う場合は、ファイル情報のファイル名の前にあるチェックボックでアクティブ・非アクティブの切り替えが可能で、非アクティブにすると変換対象から外される。

ソースが複数の音源を格納している場合は、「スピーカー」アイコンのリストから使用する音源を選択する。

音声同様、ソースが映画などで字幕を格納している場合は、エンコード時に焼き付ける字幕を「T」アイコンのリストから選択する。

変換後のファイル形式にMP4やMKVを選択しても、ソースの字幕情報を格納することはできず、格納されている字幕の1つを焼き付けることになる。

出力するファイル形式を変更するには「出力形式」のリストボックをクリック。

初期状態では「Format」の「Video」が選択されており、AVI・MP4・MKVなどのフォーマットが選択できる。

どのフォーマとが良いのか分からない場合は初期設定の「MP4」を推奨。

「Web」をクリックするとYouTubeやFacebookなどに適したフォーマットが表示され、「4KHD」でも同様。
ただ、表示されているフォーマットは「専用」というわけではなく、エンコードの設定は「Video」で選択したフォーマットの解像度を変更し、オートフィットで出力したものとほとんど同じ。

「Device」ではメーカー毎にデバイスが表示されるが、こちらも特別な設定がされているわけではなく、再生可能なフォーマットが選択されるだけなのだが、動画フォーマットのことが分からない場合は、エンコード後に再生できないという失敗がなくて便利かも。

出力形式が決まったら解像度を設定する。
デフォルトは「Auto Fit」でソースと同じ解像度になる。

480PはSD画質、720PはHD、1080PはフルHD、4Kは4KウルトラHD。
解像度を変更する場合はスライダーを任意の解像度に移動する。

デフォルト設定では無効になっているが、エンコード時の圧縮設定を変更することもできる。

メイン画面の下部にある「圧縮設定」にチェックを入れ、スライダーを移動させると、ファイル情報の「圧縮比」が変動する。
圧縮比を高くすると出力後のファイルサイズは小さくなるが、画質が犠牲になるため要注意。

ファイルフォーマットと解像度を指定すると、「HD Video Converter Factory Pro(HD動画変換プロ)」は使用するエンコーダーやビットレート、フレームレートを自動設定するため、専門知識が無くても高品質なエンコードを行えるが、各項目を手動で変更することも可能。

設定を変更するには「詳細設定」をクリック。

ビデオ・オーディオともにエンコーダーやビットレート、フレームレートをリストから任意に選択する。

「HD Video Converter Factory Pro(HD動画変換プロ)」のスマートフィット設定では、ビデオエンコードがCFR(固定フレームレート)で実行されており、ビットレートは変換設定時に指定した解像度と使用するエンコードの組み合わせにより、固定値で変動している。

ビデオビットレートの項目にある「VBR(可変ビットレート)」にチェックを入れると、ビットレートのリストは「最高・ミディアム・低」に変わり、エンコードが可変ビットレートで実行される。
ただ、VBRで出力した結果、3度のテストで3回ともビットレートが極端に膨れ上がる現象を確認している。

また、不可解なのが「ロスレスモード」。
説明書きで「理想的な設定で高品質な変換」となっているが、実際に出力されるファイルは、「ロスレスモード」適用前のファイルよりもビットレートやフレームレートが低く、画質も明らかに劣化していた。

「VBR」も「ロスレスモード」も使用しないことを推奨。

エンコード設定が完了したら、ファイルの保存先を指定。
メイン画面の下部にある「出力フォルダ」で任意の場所を選択する。

全ての設定が完了したら「変換」ボタンをクリック。

試用版の場合は「変換」をクリックすると上図の画面になり、5秒後に表示される「無料試用」をクリックすると、5分間のみエンコードが実行される。

試用版に限らず、ライセンスを購入した後も、エンコード完了時には宣伝メッセージが表示されるため、右上の「X」で閉じるか、「開く」で保存先のフォルダを開く。

マージ

「マージ」は追加したソースを連結して、1つのファイルをとして出力する機能。
解像度やファイル形式が違っていても連結できるので、地味に便利だったりする。

連結するファイルを追加した状態で「+マージ」をクリック。

はじめに連結するファイルを格納するための「Pack」を作成するため、「+マージ」をクリック。
「オリジナル」にあるソースを選択した状態で「+マージ」をクリックすると、ソースが追加された状態でPackが作成される。

連結するファイルを「オリジナル」から選択し、「追加」をクリックしてPackに追加する。
解像度やファイル形式が異なっていても問題ない。

Packは複数作成でき、作成したPackを削除する場合は、削除するPackを選択した状態で「スプリット」をクリック。

作成したPackは1つのソースとして表示され、後はエンコード設定を行ってから変換する。

クリップ(トリム)

トリミングを利用することでソースの一部分のみエンコードすることができる。

ファイル情報の右下にある「ハサミ」アイコンをクリック。

シークバーにある開始点と終了点のスライダーを移動して出力する範囲を決めるか、開始時間と終了時間を入力する。

クロップ(部分拡大)

設定した範囲を拡大してエンコードする機能。
拡大設定は全編に適用されるため、クリップ(トリム)と併用することが多いかも。

トリムの横にあるクロップアイコンをクリック。

左がオリジナルで右が拡大された状態。
左の画像には範囲を表す点線が表示されており、ドラッグして範囲選択を狭くしていくと、選択されている部分が拡大されていく。

エフェクト

ハイライト、グレースケール、モザイク、セピア、ノイズなどの効果を適用する機能。
部分拡大と同様、全編に適用される。

エフェクトを使用する場合は右端のアイコンをクリック。

下部のイメージから使用するエフェクトをクリックすると、右側に効果的適用後のプレビューが表示される。

設定

「設定」は初期設定のままで問題ないが、「オプション」で画質が向上する「フォースモード」に変更することができる。

「設定」はメイン画面の右上にある金槌のアイコンをクリック。

「HD設定」の項目にある「質の向上」で「画質強化」にチェックを入れ、「フォースモード」に変更すると、仕上がりが通常モードよりもわずかに向上する。

画質の比較

素材は敢えて画質が荒い「マッドマックス2」のDVDを無圧縮でリッピングしてISOファイルにしたものを使用。
解像度は720 x 480で、フレームレートは29.97fps。

オリジナル:ISOファイルをVLCで直接再生したもののスクリーンショットから380 x 270のサイズを切り抜いたもの。

スマートフィット:デフォルト設定のままファイル形式をMP4にしてスマートフィットで変換したものを再生し、スクリーンショットを380 x 270のサイズを切り抜いたもの。

解像度:720 x 480
ファイルサイズ:55MB/5分
ビデオフォーマット:AVC
ビデオビットレート:1199kbps
フレームレート:29.25fps

オリジナルと比較してノイズが低減しており、変換後のほうが鮮明な画像になっている。
実際の再生時にはオリジナルと同等のノイズが確認できるものの、エンコードによる画質の劣化は感じられない。

720P(HD):デフォルト設定のままファイル形式をMP4にして、サイズを720Pにアップスケーリング変換したものを再生し、スクリーンショットを380 x 270のサイズを切り抜いたもの。
解像度1280 x 720、フレームレート29.25fps、ファイルサイズ:126MB/5分

解像度:720 x 480
ファイルサイズ:126MB/5分
ビデオフォーマット:AVC
ビデオビットレート:3198kbps
フレームレート:29.25fps

わずかに画質が甘くなっているものの、再生時に認識できるほどではなく、オリジナルと遜色ない状態で仕上がっている。

720P(HD)フォースモード:オプションのHD設定を通常モードからフォースモードに切り替えたもの。
ビットレートやファイルサイズは720Pの通常モードと同じ。

通常モードに比べノイズが抑えられ、より見やすい画質になっている。

ビデオダウンロード

HD Video Converter Factory Proにはエンコード機能のほかに、動画サイトから動画をダウンロードする機能を実装しており、YouTube、ニコニコ動画、Facebook、Liveleak、Vimeo、metacafeなどの動画を、HD Video Converter Factory Proで指定したファイルフォーマットでダウンロードできる。

※違法コンテンツをダンロードすると著作権法に抵触するので要注意

ダウンロード方法はシンプルで、ダウンロードサイトからダウンロードする動画を開いてURLをコピー。

「ビデオダウンロード」をクリック。

「URLの追加」のテキストボックスに、コピーした動画サイトのURLをペースト(貼り付け)て、「分析」をクリック。

分析が正常に終了すると「ダウンロード」のリストが選択可能になるので、ダウンロードするファイル形式と解像度を任意で選択後、「ダウンロード」をクリック。

タスクがHD Video Converter Factory Proのメイン画面に追加され、ダウンロードが開始する。

ダウンロード時のファイル形式を変更したい場合や、動画から音声だけを抽出したい場合などは、そのままHD Video Converter Factory Proで再エンコードを実行するため「キャンセル」をクリック。

「OK」をクリックするとダウンロード時に指定した保存先のフォルダが開く。

動画ファイルから音声ファイルを作成するには、ファイル形式を「Format」の「Audio」から任意の音声ファイルを選択して実行するだけ。
汎用性のある音声のファイルフォーマットは「MP3」や「AAC」。

不具合

前述のとおり、エンコードの詳細設定で「VBR」にチェックを入れた際、作成されるファイルのビットレートが異常に高い数値になる現象を確認している。

テストに使用したのはBlu-rayを変換した4GBのMP4(ビットレート4447kbps)と、DVDを変換した4.5GBのISOファイル(ビットレート3700kbps)で、エンコードの品質を「最高」にした場合、いずれも変換後のビットレートが10倍の40Mbpsを超えた状態のファイルが生成された。
また、品質を「ミディアム」にすると、ビットレートは下がるものの、それでも20Mbpsを超える数値でエンコードされるため、実用性はほとんどない。

「ロスレスモード」も同様で、本来は無劣化に近い設定でエンコードされるべきものが、標準のスマートフィット設定で出力したファイルよりも、ビットレートやフレームレートが低く、画質も認識できるレベルで劣化しているため、使用する意味がまったくない。

また、現バージョン(16.3)では解消されているが、バージョン16.2の日本語環境でエンコードの詳細設定に文字化けがあり、「詳細設定」を開くと正常にエンコード処理ができない不具合があった。

ライセンスキーの購入と登録

ライセンスキーの購入は日本語に対応しており、決済も日本円になっている。

購入ページ

購入ページから「Buy Now」をクリックしてカートに入れる。

価格の高い方はWonderFox DVD Ripper Proがバンドルされているお得なセット版。

決済システムはWonderFoxのものではなく、「Avangate」というeコマース全般のシステムを提供している企業で、2006年にオランダで設立し、現在は米国アトランタとオランダのアムステルダムに本社がある。

グローバルペイメントサービスも提供しているので、ペイパルのほかクレジットカードでもJCBが使用できたり、コンビニ決済が可能だったりする。

ライセンスキーを入手したら、WonderFox HD Video Converter Factory Proの右上にある「登録」をクリック。

ライセンスキーを入力して「すぐ登録」をクリック。

微妙な日本語だが、どうやら「あなたはHDビデオファクトリープロの登録に成功しました。」と言いたいらしい。

このメッセージが表示されたら制限が解除され、フル機能を使用できるようになる。





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