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自作パソコンの基本的な組立て方

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デスクトップパソコンの組み立て方 と 注意点

自作パソコンは パーツの設置 と ケーブルの接続だけで 組み立てることができ、ノーマルな PC であれば 組み立てに専門知識 や 技術は必要なく、プラスドライバー 1 本 で 作ることができる。

組立の準備

自作PC で  ハードルが高いのは 組立よりもパーツの選定で、使用する CPU によって MB が異なりメモリの規格 や 消費電力に合った電源ユニットの使用などに注意が必要。

基本構成
CPU
Intel / AMD の 2大メーカー の製品が主流で はじめに使用する CPU を選定。
※グラフィク機能を搭載していないモデルは 別途 グラフィックカードが必要。
マザーボード ( MB )
CPU に対応したソケット と 内蔵グラフィック、追加する PCIカード などを考慮する。
メモリ
MB の メモリスロットに応じた 製品を使用。
電源ユニット
電源ユニットの容量は 消費電力の 2 倍 が理想的で、12V 1 系統 の出力が高いほど安定性が向上する。
PC ケース
MB や 追加する PCI カードが収まるケースを選定。
コンパクトなケースは パーツの干渉があるため 自作ビギナーには ミドルタワーを推奨。
ストレージ ( HDD / SSD )
SSD は HDD と比較して アクセス速度が飛躍的に向上するため システムドライブとして 使用すると PC の処理速度が大幅に改善される。
SSD には SATA 接続のモデルと PCIe で接続するモデルがあり、PCIe に接続するモデルは 通信規格に NVMe ( Non-Volatile Memory Express ) が採用され M.2 での接続になる。
M.2 は専用ソケットに設置するので MB が M.2ソケット をサポートしているか 通信プロトコル ( SATA / NVMe ) も合わせて確認が必要。
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自作パソコンの基礎知識

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自作PCの組立に必要な工具

パソコンを自作する際に必要な工具と便利なサプライ製品を紹介 パソコンを自作する際に不可欠なのは「 プラスドライバー 」のみで、100 円ショップ で販売している物でも 問題ないのだが、工具の良し悪しで作業効率が大きく変わ […]

組立の手順

パソコンのパーツは精密機器なので 取り扱いには注意が必要だが、乱雑に扱わない限り 破損するようなことはない。

定石として 組立の前には 金属に触れて身体に帯びている静電気を飛ばす。
静電気が気になる場合は 静電気防止手袋 を使用する。

1. CPU の固定

MB に CPU を固定する。

使用する CPU クーラーに 熱伝導シートが 貼付してある場合は CPU にグリスの塗布は不要。

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マザーボードを取り出す。

裏面を傷つけないよう 発泡スチロール などの上で作業を行う。

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CPU をマザーボードに固定するため CPU ソケットのレバーを上げる。

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CPU とマザーボードの向きは ▲マーク を合わせることで確認できるようになっている。

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CPU が正しくソケットに入ったことを確認して レバーを下げて固定する。
中途半端に入った状態でレバーを下げると CPU のピン曲がって大惨事になる。

2. CPUクーラーの固定

マザーボードに CPU を固定したら CPU を冷却する CPUクーラーを設置する。

初回製作時は CPU クーラーが付属している CPU の購入を推奨。
冷却効果を上げるためには 水冷 や 大型の CPU クーラー の使用が望ましいが、サードパーティ製 CPU クーラー の設置は MB の バックプレートを外したり CPU にグリスを塗布したりと作業が増えるだけでなく、ケースの大きさ や 他のパーツとの干渉など 考慮すべき点も増える。

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リテール品の CPU クーラーには 熱伝導シートが貼付してあり クーラーも設置しやすい。

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AMD は クーラーを CPU の上に真っ直ぐ載せ 両サイドのフックを引っ掛け、レバーを反対側に倒して固定する。

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Intel の CPU クーラー は 4本の脚を直接マザーボードに はめ込む形状になっている。

CPU クーラーの脚についている矢印はファンを取り外すときに回す方向を示しており、固定する際は上から「 カチッ 」と音がするまで押し込んで ヒートシンクを固定する。

3. CPU クーラーのケーブルを接続

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CPU クーラーを固定したらファンから出ているケーブルをマザーボードの  CPU_FAN  と記載されているピンに接続する。

CPU ファン や ケースファン には 3 pin と 4 pin があるが ファンは 2 pin で動作し、3 pin は パルス信号 ( 回転数の検知 ) 、4 pin は パルス信号 と 回転数制御信号 が追加されている。

4. メインメモリの固定

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メインメモリ をスロットに固定するため スロットの両端にあるツメを引き起こす。

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メモリ と スロットの溝を正しく合わせて メモリの両端を押し込むと スロットのツメが起き上がりメ モリが固定される。

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最近のマザーボードは ほぼ デュアルチャンネル に対応しているため 2枚 1組 での使用を推奨。

デュアルチャンネルは 対応したメモリスロットを使用する必要があるため、4レーンの場合は マニュアルで 対になるレーンを確認。

5. 通電テスト

マザーボード に CPU・CPU クーラー ・メモリを設置した状態 ( CPU / MB の仕様によっては グラフィックカード も必要 ) が 最小構成 で、初期不良 や 接続に問題がないかなどを確認するため 通電テスト を行う。

通電テスト をせずに組み立てると 異常が発生した際の 問題の切り分け や パーツの取り外しが 面倒なことになる。

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電源ユニットを用意して 24 pin の主電力 を接続。

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12V の  4pin ( 田型 ) も接続する。

4 pin が 2つあるマザーボードで 電源ユニットに 4 pin が 1つしかない場合は 2つある 4 pin コネクタの片方に 接続する 。

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PCケースのパワースイッチ ( POWER SW ) をマザーボードのフロントパネルに接続。

POWER LED+ : 電源を入れた際に点灯するLEDランプ
POWER LED-
POWER SW : 電源のオン・オフスイッチ
RESET SW : リセットスイッチ
HDD LED+ : ハードディスクへのアクセス時に点灯するLED
HDD LED-
SPEAKER : スピーカー ( 未実装のケースが多い )
LED は +と- の 接続を間違えるとランプが点灯しない。

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グラフィックカードを使用する場合は PCIe スロット にグラフィックカードを接続し、グラフィックカードに補助電源が必要であれば ケーブルを接続。

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モニタ と キーボード を接続して PC ケースの主電源スイッチを押して PC を起動し BIOS / UEFI を呼び出し CPU や メモリ を正しく認識しているか確認。

BIOS / UEFI は PC 起動時に DELキー で呼び出すことが多いが、マザーボードによって 起動キーが異なるのでマニュアルを参照。
通電テストで 電源が入らない・モニタに何も映らない・ビープ音が鳴る などの異常が発生した場合は、電源ボタンを長押して電源を落としてから 接続したコネクタが正しく接続されているか確認。
電源が入らない場合の主な原因
・電源ユニットの接続が甘い
・メモリが完全に挿さっていない
・12V(田型)ケーブルの挿し忘れ
・CPUクーラーのファンが回っていない
・フロントパネルのケーブル配線が間違っている
M.2 を使用する場合

3.5 インチ / 5 インチ のドライブ は最後に接続するが、ストレージに M.2 SSD を使用する場合のみ 通電テストを終えてから マザーボードに固定する。

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M.2 を設置。

6. 電源ユニットの固定

通電テストで問題がなければ PC の電源を長押しして シャットダウンし、電源ユニットのコンセントを抜いてから モニタ・キーボード・フロントパネルコネクタ・主電力・ 田型・ グラフィックカードを差している場合は グラフィックカードの補助電源を外す。

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各ケーブルを取り外したら PC ケースに電源ユニットを固定する。

ケース と 電源ユニットの穴が合っている 四隅を 対角線上にボルトで固定していく。

7. 背面パネルの固定

電源ユニットを固定したら 背面パネルをケースの内側からはめ込む。

背面パネルは意外と忘れがちで マザーボードを取り外さないと設置できない。

8. マザーボードの設置

背面パネルを固定したら マザーボードを設置する。

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ケースにマザーボードを固定するための 六角スペーサーを取り付ける。

スペーサーは使用するマザーボードの大きさによって取り付け場所が異なってくるので マザーボードを確認しながら作業する。

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スペーサー と マザーボードの位置に問題がなければ 背面パネルに 各インターフェイスを合わせる。

背面パネルは作りが荒く マザーボードのインターフェイスが出る部分が塞がっていることもある。

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背面パネルを合わせたら 六角スペーサー の箇所を ボルトで固定。

9. ケーブル類の接続

マザーボードをケースに固定したら 各電源ケーブルとコネクタを再接続する。

ケーブルの配線は ケース内部のエアフローを向上させ 見た目もすっきりとさせるため、ケーブルを一旦ケースの裏側に出す 裏配線 を推奨。
裏配線をサポートしていない ケースでは 電源ケーブルの長さが不足したり、サイドパネルが若干膨らむ場合がある。

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ケーブルを一旦 裏側に逃してから 接続部分に最も近いところから出して接続する。

24 pin や 12V ケーブルの長さが不足している場合は 無理に裏配線にする必要はないが、裏配線にする場合は ATX 用電源延長ケーブルATX12V 用電源延長ケーブル などを利用する。

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裏配線にすることでケーブルがケース内部に広がらないので、エアフローが向上するだけでなく 見た目もスッキリする。

フロントパネルも裏配線でコネクタに接続。

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フロントパネル の AUDIO ケーブルは マザーボードの F_AUDIO に接続。

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USB コネクタを接続。

USBコネクタは 10 pin で VCC , D+ , D- , GND , Empty の 5 pin と VCC , D + , D- , GND , NCの5 pin から構成されており、VCC は電源、 D+・D-は信号線、 GNDはグランド ( アース線 ) 、 NC は非接続。

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ケースに付属しているリアファン ( 背面のケースファン ) は マザーボードの SYS_FAN  に接続し、フロント や トップ などの ファンは CHA_FAN に接続。

PWR_FAN は 電源ユニット のファンを制御するためのもだが、現在 そのような電源ユニットは皆無に近いため SYS_FAN や CHA_FAN と同様に扱って問題ない。
マイクロ ATX など マザーボードに CHA_FAN がなく 接続先が不足している場合は 4pin のペリフェラルコネクターからファン用電源4分岐ケーブル等を用いて電源を取る。

10. ドライブの接続

3.5 インチ / 5 インチ のドライブを接続する。

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SSD / HDD などの ストレージに SATA 用の電源コネクターを接続。

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5インチの光学ドライブは フロントパネルを外して固定し SATA 用の電源を接続する。

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マザーボードの SATA コネクタにケーブルを差し SSD / HHD や 光学ドライブ を接続。

SATA のコネクタには番号が振られており 起動ディスク ( OSがインストールされているドライブ ) を SATA 1 にするのが基本。

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モニタ・キーボードなどの周辺機器を接続し BIOS / UEFI で CPU・メモリ・HDD・光学ドライブなどが認識していることを確認して完成。

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LED 搭載のパーツ使用例。

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