ロシアの老舗セキュリティベンダー カスペルスキーの無料ウイルスソフト
Kaspersky Security Cloud Free は ロシアのセキュリティベンダー AO Kaspersky Lab が開発している 総合セキュリティソフト カスペルスキー セキュリティ の機能制限版で、カスペルスキー セキュリティ の ウイルス対策機能 のみ使用できる。
カスペルスキーのアンチウイルスソフトは ウイルスの検出率が優秀で、AV-Comparatives や AV TEST では 常に上位にランクインしている。
システム要件
バージョン 21. 3. 10 現在
OS : Windows 7 (SP1)/ 8/ 10/ 11
CPU:1 GHz 以上
RAM:1 GB 以上 ( 32bit ) / 2 GB 以上 ( 64bit )
ストレージ:1.5 GB 以上の空きスペース
ソフトの入手先
Kaspersky Security Cloud Free のインストール
Kaspersky Security Cloud Free を利用する場合は メールアドレスとパスワードの登録が必要で、ウイルス対策ソフトの他に Wi-Fi でのインターネット接続を保護する Kaspersky Secure Connection も同時にインストールされる。
同時インストールされる Kaspersky Secure Connection は Hotspot Shield を提供している AnchorFree の VPNサービスで、1日 200MB の通信量制限があるため 実用度は低く、アンインストールしても差し支えない。
ダウンロードページの「 DOWNLOAD NOW 」をクリック。
日本語は未サポートのため Global を選択して「 Download 」。
ダウンロードしたインストーラーを起動し、 使用許諾書 や プライバシーポリシーに問題がなければ「 Continue 」。
I want to participate in Kaspersky Security Network ( KSN ) to provide optimal protection for my computer を有効にして「 Install 」。
ユーザーアカウント制御のダイアログが表示されたら「 はい 」で許可。
プログラムのダウンロード と インストールが開始。
推奨設定は「 ツアーの表示 」以外は すべて有効にして「 Apply 」をクリック。
・悪意のあるツール , アドウェア , オートダイヤラー および 疑わしい圧縮ファイルを削除する
・コンピュータや個人データに損害を与える目的で犯罪者によって悪用される可能性のあるソフトウェアを検出する
・機能紹介を見る
「 Done 」でインストール完了。
アカウントの作成
インストールが完了すると My Kaspersky へのログインを求められるので、未取得の場合は アカウントを作成する。
登録するメールアドレスを入力。
パスワードを設定して「 Create 」。
アカウントの登録が完了後 ツアーを見る場合は「 Continue 」、不要なら Skip 。
表示されている 確認コード を入力。
1ヶ月間 有料の Kaspersky Security Cloud Personal をフル機能で利用できるので、試用する場合は「 Try for free 」、試用しない場合は「 Decline 」。
Kaspersky Security Cloud が起動して ホーム画面が表示される。
My Kaspersky
作成したアカウントを My Kaspersky に登録する。
アカウントで登録したメールアドレス宛に 確認メールが送信されるので、 本文の「 Verify email 」をクリック。
メールアドレスが認証されたら「 Sign in 」。
登録した ログイン情報を入力して「 Sign in 」。
利用規約に問題なければ チェックボックにチェックを入れて「 Continue 」。
My Kasprsky の管理画面が表示される。
Kaspersky Security Cloud は 1 年間 の サブスクリプションで 無料の定期購入 が有効になっているのでライセンスの更新は不要。
初期設定
無償版で利用できる項目は すべて 有効 になっているため 保護に関しての設定は必要ないが、キャンペーン情報などの通知が有効になっているので 不要な場合は変更する。
ホーム画面 の左下にある 設定 アイコンをクリック。
左サイドバーの Interface から News notifications と Promotional materials の項目を無効にする。
カスペルスキーからのお得な情報やニュースを受信する
Show infomation about special offer
優待に関する情報を表示
Receive infomational messages and advertisements after the current licence expires
お知らせと広告を現在のライセンスの終了後も受け取る
脅威の処理方法
Kaspersky Security Cloud は検出した脅威に対して 推奨される処理を自動的に実行 がデフォルト設定になっており、悪意のあるツール・アドウェア・オートダイヤラー ・疑わしい圧縮ファイル は自動的に削除される。
開発が終了している アドウェアを含んだフリーソフトなどをインストールする場合は Delete malicious tools, adware, auto-daialers, and suspicious packagers 」が有効になっていると インストーラーが自動的に削除されるため、 設定 の General にある Operating mode で 同機能を無効にする。
推奨事項
ホーム画面の「 Detalis 」では 現在の状況 と 推奨事項 が確認できる。
「 Detalis 」をクリック。
Firefox がインストールされている環境では、Recommendations に ブラウザ拡張機能 についての項目が表示されるが、同機能は 有料版の Private Browsing と Anti-Banner が有効になっていないと インストールしても機能しない。
Kaspersky Security Cloud Free の使い方
無償版 で 使用可能なのは ウイルス / トロイの木馬 / ランサムウェア / スパイウェア / 仮想通貨マイニング などのマルウェアから 常時保護する リアルタイム保護 と 手動で PC を検査する スキャン 。
保護される項目 と 有効な保護機能
開く, 保存 のほか 実行されるすべてのファイルをスキャン
Web Anti-Virus -ウェブ保護
受信ウェブトラフィックをスキャンして 危険なスクリプトが実行されるのを防ぐ
Mail Anti-Virus -メール保護
送受信メールに危険なオブジェクトがないかスキャン
Network Attack Blocker – ネットワーク攻撃防御
危険なネットワーク動作および攻撃からの保護
AMSI Protection – Antimalware Scan Interface
Windows 10 から実装された サードパーティ製アプリが ウイルススキャンを実行できる API
System Watcher – システムウォッチャー
ランサムウェア や クリプトロッカーなどから保護し、悪意のあるプログラムの操作によるシステムの変更をロールバックする
Kaspersky Security Network – クラウドプロテクション
クラウドデータベースを使用して 最新のマルウェア情報を適用
Scan
スキャンには Full Scan・Quick Scan・Selective Scan・Removable device scan がある。
スキャンを実行する場合は ホームから Scan を選択。
「 Run scan 」でスキャンが開始する。
コンピュータ全体をスキャンするため スキャン中は PC のパフォーマンスが低下する
Quick Scan – 簡易スキャン
マルウェアが潜伏している可能性の高い Windows の起動時に読み込まれる オブジェクトをスキャン
Selective Scan – カスタムスキャン
ダウンロードしたインストーラーや Zipファイルなど ファイルやフォルダ単体のスキャンを行う
Removable device scan – リムーバブルデバイス スキャン
USB メモリなど 外付けデバイスをスキャン
バックグラウンド スキャン
Kaspersky Security Cloud は ユーザーが実行する スキャン以外に、システムメモリ や システムパーティション に対して ルートキットスキャンを バックグラウンド で 定期的に自動実行している。
Kaspersky Security Cloud は スキャンによる PC のパフォーマンス低下の防止対策がとられているので、PC の保護レベルを維持するため バックグラウンドスキャン は有効にしておくことを推奨。
マルウェアや疑わしいファイルの検出
検出した脅威に対して 推奨される処理を自動的に実行 を無効にしている場合は 手動での処理が必要になる。
Kaspersky Security Cloud が 脅威 を検出すると 通知 が表示され、処理は Delete・Block・Add to exclusions の 3 択。
Block : スキップ
Add to exclusions : 除外リストに追加
Delete を選択後「 Disinfect and restart the computer 」をクリックすると 検出されたファイルは削除され PC が再起動する。
Block は Kaspersky Security Cloud の検出をブロックし、検出したファイルを放置する。
除外リストは Settings の Threats and Exclusions にある Manage exclusions から 削除 や 追加が可能。
関連記事

McAfee Total Protection のインストールと使い方
試用が可能な 大手 セキュリティーベンダー McAfee の セキュリティソフト McAfee トータルプロテクション は 大手 セキュリティーベンダー McAfee LCC が開発している セキュリティソフトで、ウイル […]

Sophos Home Free のインストールと使い方
手軽にエンタープライズ向けのセキュリティを自宅に導入できるサイバーセキュリティアプリ Sophos Home は 企業用のセイバーセキュリティ製品を開発している イギリスのセキュリティベンダー Sophos Inc のコ […]

Kaspersky Security Cloud Free のインストールと使い方
ロシアの老舗セキュリティベンダー カスペルスキーの無料ウイルスソフト Kaspersky Security Cloud Free は ロシアのセキュリティベンダー AO Kaspersky Lab が開発している 総合 […]

アバスト無料アンチウイルス のインストールと使い方
検出率・偽陽性率 ともに トップレベルの 無料 セキュリティソフト アバスト無料アンチウイルスは チェコ共和国 の セキュリティベンダーで AVAST が開発しているセキュリティソフトで、無料版でも リアルタイムプロテ […]

Panda Dome free antivirus のインストールと使い方
システムパフォーマンスへの影響が少ない 無料のクラウド型アンチウイルスアプリ Panda Dome ( Free Antivirus ) は スペインのセキュリティベンダー Panda Security が開発している […]