MailStore Homeは POP3や IMAPメールをローカルドライブにバックアップできる無料ツール。
MailStore Home の特徴
- Windows Mail・Mozilla Thunderbird・SeaMonkeyなどのメールクライアントをサポート
- アーカイブしたメッセージは MailStore Homeで閲覧可能
- アーカイブしたメッセージを .pst や .eml 形式でエクスポートできる
- Gmailなどはアーカイブしたメッセージの自動削除も可能
開発元
- 開発元:MailStore Software GmbH
- 開発元の拠点:ドイツ
MailStore Softwareは 2014年に Carbonite Incに買収され、現在はカナダの OpenText Cybersecurity傘下で運営している。
システム要件
- バージョン:24.3
- OS:Windows 10/ 11
- .NET Framework:4.8以降
サポートしているメールクライアント
Microsoft Outlook・Windows Mail・Windows Live Mail・Thunderbird・SeaMonkey
ダウンロード
インストールと設定
公式サイト の「Download for free」をクリックしてインストーラーをダウンロード。
ダウンロードしたインストーラーを開き、使用許諾書に問題がなければ ライセンス契約に同意する をチェックして「次へ」。
このコンピュータにインストール を選択して「インストール」。
ユーザーアカウント制御のプロンプトが表示されたら「はい」で許可。
「終了」でインストール完了。
MailStore Homeが起動してウエルカム画面が表示されるので「終了」で閉じる。
設定
左サイドパネルの 管理ツール を開き、Eメールと設定 でバックアップファイルの保存先を編集。
MailStore Home の使い方
メッセージのバックアップは左サイドパネルから Eメールのアーカイブ を選択し、Gmailや Outlook.comなどの IMAPメールや POPメールは Eメールアカウント にメールアドレスを入力して「スタート」。
Thunderbird などのメールクライアントをバックアップする場合は Eメールクライアント から選択。
Gmailのアーカイブ
ブラウザが開くので、Googleアカウントでログインして MailStore Home のアクセスを許可。
MailStore Homeにプロファイルが追加される。
追加されたプロファイルの「プロパティ」を開いて「次へ」。
アーカイブするメッセージの期間や メッセージの自動削除を設定。
設定できたら「実行」でアーカイブ処理を実行。
Outlook.com のアーカイブ
ダイアログが表示されるのでパスワードを入力して「OK」。
MailStore Homeにプロファイルが追加される。
追加されたプロファイルの「プロパティ」を開いて「次へ」。
アーカイブするメッセージや期間、 メッセージの自動削除を設定。
設定できたら「実行」でアーカイブ処理を実行。
POP3/IMAPメール のアーカイブ
手動でサーバを設定する をチェックして サーバタイプ の指定し、プロバイダから提供されているサーバ情報を入力。
MailStore Homeにプロファイルが追加される。
追加されたプロファイルの「プロパティ」を開いて「次へ」。
アーカイブするメッセージや期間、 メッセージの自動削除を設定。
設定できたら「実行」でアーカイブ処理を実行。
プロセスで「警告」が表示された場合は 詳細 を確認し、アクセスが拒否されたフォルダを除外するなど、警告の原因を「プロパティ」で編集する。
Thunderbird のアーカイブ
アーカイブするプロファイルを指定して「次へ」。
アーカイブするメッセージや期間を設定。
設定できたら「実行」でアーカイブ処理を実行。
実行時にエラーが発生した場合は、Windowsエクスプローラの オプション で「隠しフォルダを表示」 し、MailStore Homeに追加した Thunderbirdの「プロファイル」を開き、「参照」から下記のアドレスにある xxxxxx-release フォルダを指定する。
C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\Thunderbird\Profiles
アーカイブしたメールの閲覧
登録したプロファイルは左サイドパネルに追加される。
メッセージは添付ファイルも含めてアーカイブされるため、メールクライアントで表示する感覚でアーカイブしたメッセージを閲覧できる。
メールのエクスポート
左サイドパネルから Eメールのエクスポート を選択し、プロファイルの作成 からアーカイブしたメールの出力先 を選択。
エクスポートするアーカイブを指定して「次へ」。
ファイルは保存先、メールクライアントは出力先のプロファイル、Gmailなどはメールアドレスを入力して承認。
設定できたら「実行」でエクスポートを実行。
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