MusicBeeのインストールと使い方

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自由度が高いFoobar2000よりも導入が容易で、iTunesのような強力なファイル管理機能を実装し、日本語のサポート、分かりやすいインターフェイスと操作性、WASAPIやASIOへの対応、しかも動作が軽く個人使用は無料と、まさに至れり尽くせりのミュージックプレーヤーが「MusicBee」。

インターフェイスや使い方は全般的に、iTunesから余計な機能を削ぎ落とし、ミュージックプレーヤーとしての性能を強化したような感じになっている。

システム要件

バージョン3.2.6902現在

OS:Windows Vista / 7 / 8 / 8.1 /10
RAM:512MB以上
HDD:50MB以上の空き容量

.NET Framework4.0以上
DirectX 8.1以上
サウンドカード

ソフトの入手先

Music Bee 公式ダウンロードページ



MusicBeeのインストール

MusicBeeは公式サイトからのダウンロードのほか、Microsoft Storeからも入手でき、インストールされるアプリは同一のものになっている。
ただし、公式サイトからダンロードしたインストーラーを起動した際、Windows10ではユーザー制御アカウントで「発行元不明のアプリ」としてメッセージがでるので、気になるようならMicrosoft Storeからの入手を推奨。

セットアップウィザードは英語表記だが、アドウェアやバンドルソフトもなく、デフォルト設定のまま進めて問題ない。
Microsoft Storeからインストールした場合は、言語選択の設定から開始する。

公式サイトのダウンロードページから「GET MUSICBEE INSTALLER」をクリックしてインストーラーをダウンロードする。
Microsoft Storeを利用する場合は「Get it on Windows10」のリンクをクリック。

ダウンロードしたインストーラーはZIPファイルになっているので、ファイルを選択してコンテキストメニュー(右クリックメニュー)から「すべて展開」。
解凍したフォルダ内の「MusicBeeSetup_x_x」を起動し、「発行元不明のアプリ」としてユーザーアカウント制御のメッセージが出たら「はい」で許可。

セットアップウィザードが開始するので「Next」。

EALA(使用許諾書)が表示されるので、内容を確認して問題なければ「I Agree」をクリック。

インストール先の指定。
特にこだわりがなければデフォルトのまま「Install」をクリック。

デスクトップへのショートカット作成が不要なら「Create Desktop Shortcut」のチェックを外して「Finish」をクリック。

言語選択の画面が開くのでリストから「日本語」を選択して「Next」。

MusicBeeのライブラリに取り込む音楽ファイルを選択。
デフォルトでは「ミュージック」フォルダが選択されているので不要であればチェックを外し、「フォルダ選択」で音楽ファイルを保存しているフォルダを指定する。

すでにiTunesなどを利用している場合は、トラックとアートワークをインポートできるので任意でチェックを入れる。

NASなどネットワーク上のドライブに音楽ファイルを保存している場合は「フォルダ選択」をクリック後、「ネットワーク共有の追加」を選択。

ネットワーク上のフォルダを指定して「選択」。

指定したネットワーク上のフォルダが追加されたら「OK」。

ライブラリに追加する音楽ファイルが保存されているフォルダを選択したら「今すぐスキャン」をクリック。

スキャンに要する時間は単純に追加する音楽ファイルのファイル数に比例し、ネットワーク上のフォルダの場合はローカルよりも更に時間がかかる。
ローカルディスクに保存されている1000曲前後のファイルであれば瞬時にスキャンは完了するが、ネットワーク上にある18000曲のファイルスキャンには30分ほどかかった。

スキャンの進捗状況はウインドウの左下に表示されているので、ファイル数が多い場合はスキャン完了まで辛抱強く待つ。

スキャンが完了すると、音楽ファイルをライブラリに取り込んだ状態でMusicBeeが開いてセットアップ完了。

使用方法

MusicBeeではメディアファイル再生、「Podcast」「インターネットラジオ」が利用可能なほか、ライブラリに登録した際にファイルを指定場所へ移動する機能や、「オートDJ」というシャッフル機能、ギャップレス再生など、iTunesに比肩する機能を実装しつつ、非常に使いやすくなっている。

再生可能なオーディオファイルは、MP3・AAC・M4A・MPC・OGG・FLAC・ALAC・APE・Opus・TAK ・WavPack・WMA・WAV・MIDI・MOD・UMX・XMで、CDDA(オーディオCD)の再生とリッピングをサポート。

初期設定

MusicBeeはFoobar2000のようにレイアウトのほか、様々な設定が可能になっているので好みの環境に変更できる。

基本設定画面はウインドウの左上にあるメニューアイコンをクリックして「設定」を選択。

ファイルのスキャン(ライブラリへの追加)

MusicBeeはドラッグ・アンド・ドロップでライブラリへの追加に対応しているが、更に便利なのがファイルのスキャンによるライブラリへの自動追加。

ドラッグ・アンド・ドロップによるファイルの追加は、「音楽」タブの中央ペインにある「アルバムとトラック」部分に限られており、「再生中のトラック」にもドラッグできるがライブラリへの追加は行わず、その他のペインにはドラッグ・アンド・ドロップが禁止されている。

ライブラリへの追加を自動で行うには「設定」→「ライブラリ」の「監視対象のフォルダ」で「フォルダを選択」をクリックして任意のフォルダを指定。

「新しいファイルに対する動作」を「ライブラリに追加」に設定し、「継続して監視」にすることで、指定したフォルダへアルバムやオーディオファイルを保存した時点で自動的にライブラリへ追加され、次項目の「ファイルの自動整理」と合わせて使用すると、ファイルの整理を半自動化できる。

ファイルの自動整理

MusicBeeにはライブラリに登録されたファイルを、予め指定した保存先へ自動的に移動する機能を実装している。
iTunesにも同様に機能はあるが、iTunesは指定した場所へファイルのコピーを保存するのに対し、MusicBeeはファイル本体を指定場所へ移動するため、ファイルの重複を防ぐことができるだけでなく、iTunesでは「iTunesフォルダに追加」フォルダが生成され、アルバムカバーのキャッシュなどが保存されるが、MusicBeeはライブラリのデータベースをデフォルトでCドライブの「Music」フォルダに保存するため、純粋にオーディオファイルのみのフォルダを作成できる。

ファイルを自動的に整理するには「設定」→「ライブラリ」で「メディアファイルを自動的に整理」にチェックを入れ、「整理」をクリック。

ファイルの移動設定で注意すべき点は移動するファイルが保存されているドライブに整理規則が必要だということ。

CドライブとDドライブがある場合、デフォルトのデスクトップはCドライブにあるため、デスクトップのファイルを移動する場合は「ドライブ」で「C:¥」を選択。
同様にDドライブに保存している任意のフォルダ内からファイルを移動する場合は、デフォルトの「オーディオブック」を「音楽」に変更して「ドライブ」を「D:¥」にするか、「ドライブ名置換の追加」で新規の整理規則の追加する。
※オーディオブックを変更した場合は「命名テンプレート」の変更も必要。

「宛先のフォルダ」は移動先のフォルダを指定。

「命名テンプレート」では移動したファイルのファイル名などの定義を行う。

デフォルトではアルバムのアーティスト名別にフォルダが作成され、各アーティストフォルダ内に「アルバム名フォルダ」を作成し、アルバムフォルダ内に「ディスク-トラック番号 と曲名」のファイル名で保存される。

ただし、これらの置換設定はID3タグを元にしており、タグが欠落しているとファイルは整理されないため、事前にMp3tagなどでID3タグの確認を推奨。

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設定したら「再編成」をクリック後、設定画面で「保存」もしくは「適用」で完了。

WASAPI・ASIOの設定

ハイレゾ音源の再生で必ず話題になるのがWASAPIとASIO。
MusicBeeは「WASAPIの共有モード」がデフォルト設定になっているので、使用しているミュージックカードなどの再生環境によって変更が可能。

WASAPIとASIO
WASAPI(Windows Audio Session API)もASIO(Audio Stream Input Output)もオーディオ用のインターフェイスで、WASAPIの排他モードやASIOを使用すると、通常Windowsが実行している処理を飛ばして、アプリケーションが直接ファイルを読み書きできるので、より原音に近い状態での出力が可能になる。
PCで音楽を再生中にエラー音がなったり、別のアプリが音を出したりするのは、Windows側で再生中の音楽にエラー音やその他の音声を混ぜ合わせているからで、ミキシングを回避することで通常よりも高音質での再生が可能になる。

WASAPIの排他モードやASIOを使用するには、「設定」→「プレーヤー」の「出力」のドロップダウンリストから選択。
WASAPI(Exclusive)が排他モードで、デフォルトの(Share)はWindowsでミキシングが行われるモード。

サウンドデバイスで使用するデバイスを選択。

WASAPIの排他モードやASIOを選択すると、MusicBeeが独占的にサウンドデバイスを使用し、エラー音などWindowsや他のアプリが出力する音声が再生されなくなるので、注意アイコンが表示される。

「リサンプル」を有効にしてリストからサンプリングレートを選択すると、MusicBeeがアップサンプリングを実行してサウンドカードに出力するようになる。
サウンドカードのサンプリングレートを変更しても音質に納得がいかない時は、「リサンプル」を有効にしてみると良いかも。

基本操作

ミュージックプレイヤーなので「再生」「前へ・次へ」「停止」「シャッフル」「イコライザ」が基本部分で、シンプルに全てフッターバーに集められている。

音楽の再生はライブラリまたはプレイリストを使用するのが基本で、最もシンプルなのは「音楽」タブで任意のアーティストやアルバム、楽曲を選択しての再生。

再生はフッターバーにある再生ボタン「▶」をクリック。

再生中は一時停止ボタンが表示される。

停止ボタン「■」を表示する場合は、フッターバーにカーソルを合わせた状態でコンテキストメニューを出し、「パネルレイアウト」から「停止ボタンを表示」を選択。

フッターバーだけではなく、MusicBeeは各部分でコンテキストメニューが設定されており、直感的に編集が可能になている。

マウスオーバーで各アイコンの名称が表示されるが、左から「イコライザ」「last.fm」「リピート」「シャッフル」。

イコライザのみクリックすると設定画面が開く。
初期設定はオフなので「イコライザを有効」にチェックを入れ、手動で編集するかリストから任意のプリセットを選択する。

「Last.fm」は登録することでリスニング履歴を追跡するサービスで、音楽好きが集まっているコミュニティらしい。
有効にするには「設定」→「プラグイン」で「last.fm」の項目で「有効」をクリックして、フッターバーのLast.fmアイコンをクリックしてログインする。

「リピート」は一般的なプレーヤーと同様、「全体」と「1曲」があり、クリックするとアイコンが切り替わる。

「シャッフル」にはオン/オフのほかに「オートDJ」の選択が可能。

シャッフルは「設定」→「再生中」の「シャッフル設定」で曲単位・アルバム単位などの設定が可能。

オートDJの設定はシャッフルとほとんど同じだが、再生するトラックを「ライブラリ・プレイリスト・フォルダ」から選択できたり、「同じアーティストを繰り返す間隔」やlast.fmを使用した際の設定など、より詳細なカスタマイズが可能になっている。

再生中

MusicBeeでは楽曲を再生中に、インターネット上から取得した画像やアーティストのプロフィールが表示され、視覚的にも楽しめる仕様になっている。

再生中に「再生中」タブを表示すると、アーティストの画像と略歴やメンバー構成、ビジュアライザなどが表示される。
画像はスライドショーになっており、インターネットから取得した画像が順次切り替わっていく。

ビジュアライザを非表示にしたり、アーティスト画像の表示をアルバムカバーね変更するには、右上の「再生中」をクリックして表示されるメニューから編集できる。

タブの追加と削除

MusicBeeのヘッダーバーにはデフォルトで「音楽」「再生中」「ミュージックエクスプローラ」「ポッドキャスト」のタブが設定されており、タブのメニューは任意で変更できる。

表示されているタブをクリックし、コンテキストメニュー(右クリックメニュー)から「タブを閉じる」を選択するとタブを削除、タブの右端にある「+」をクリックすると新規タブを作成できる。

新規・既存に関係なく、タブを選択後に再度クリックすると左ペインにナビゲートメニューが表示され、メニューから任意の項目をクリックするとタブの内容を変更することができる。

ポッドキャスト

PodcastとはもともとiPod向けに制作されたインターネットテレビ・インターネットラジオのコンテンツで、ニュースやエンタメ、教育など様々な分野のコンテンツを自動的にダウンロードすることが可能。

追加するポッドキャストのURLが分かっている場合は、「ポッドキャスト」タブの左ペインでコンテキストメニューを出し、「サブスクリプションの追加」を選択。

URLなどの情報を入力する画面が開くのでURLを入力。

入力したポッドキャストのURLが有効だとポッドキャストの名前や作者などの情報が自動入力されるので「保存」をクリック。

URLが不明な場合は「ポッドキャストディレクトリの検索」を選択し、ポッドキャストを検索する事もできる。
検索は日本語にも対応。

ライブラリの破損

監視対象のフォルダが未設定の状態で起動時にライブラリが破損している場合、MusicBeeは起動時にライブラリの選択画面が開く。

表示されているライブラリをダブルクリックして再読込を実行。

「this library is no longer valid(このライブラリは無効です)」 とメッセージが出たら、既存のライブラリを削除して、ライブラリの再構築が必要。

無効になったライブラリを選択して「除去」をクリック。

「新規作成」をクリック。

ライブラリ名に任意の名称を入力し、スキャンするフォルダを選択して「ライブラリ追加」をクリック。

オーディオCDからの取り込み

MusicBeeはLAMEなどのエンコーダーを実装しており、オーディオCDからMP3・Ogg Vorbis・Opus・FLACなどの音声ファイルとして取り込みが可能。
ただし、AACに関しては権利の問題があり、「NERO AAC Encoder」を別途用意する必要があるものの、AACでエンコードするならiTunesの使用を推奨。

CDからインポートする場合は、「ミュージックエクスプローラ」でCDが入っているドライブを選択。

アルバムが表示されるので、アルバムタイトルを選択してコンテキストメニューから「フォルダ(コピー)」で任意の保存先を選択。

「ファイルをフォルダにコピー」を選択すると保存先の選択画面が開き、「ファイルを整理されたフォルダにコピー」では「設定」で指定した保存先へコピーされる。





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