自転車のカセットスプロケット交換とギア比

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クロスバイクのカセットスプロケット交換とギア比

スプロケットは「ギア」のことで、単に「スプロケット」という場合は「リアスプロケット」を指し、フロントのクランクに付いているギアは「チェーンリング」と呼ばれている。

スプロケットにはギアを一枚一枚組み合わせていく「ボスフリー」と、「カセットスプロケット」という、すでに組み合わせた状態になっているタイプがある。



ギア比

変速する場合、経験則的に「ローギア=軽い=走らない」「トップギア=重い=よく走る」ということが分かっているので、坂道などでは軽く、平坦な道では重くするなど、自分が走りやすいギアをなんとなく選んで走っているのだが、この「なんとなく」を数値で表したものが「ギア比」。

sprocket002

カセットスプロケットには「11 - 28T」や「11 - 32T」があり、クランクセットも同様に「48-38-28T」などの表記がある。

この「11 - 28T」や「48 - 38 -28T」など、「T」で表されているのは「ギアの歯数」で、「11 - 28T」はギアの構成になる。

クランクの場合は「48 - 38 -28T」と全てのギアの歯数が記載されているが、スプロケットは「11 - 28T」とトップとローの歯数のみ場合は多い。

8速カセットスプロケット「SHIMANO CS-HG51-8」には「11 - 28T」「11 - 30T」「11 - 32T」の3タイプがあり、歯数構成は次のようになっている。

11-28T:11-13-15-17-19-21-24-28
11-30T:11-13-15-17-20-23-26-30
11-32T:11-13-15-18-21-24-28-32

ギア比はペダルを1回転させた時の後輪の回転数なので、ギア比が「1」であれば、ペダルを1回転して後輪が1回転することになり、一般的なシティサイクル(ママチャリ)の歯数の構成はフロントが「32T」 、リアが「 14T」が多いらしく、ギア比は「32 ÷ 14 = 2.285」になる。

フロントが28T、リアが32Tの場合は「28 ÷ 32 = 0.875」と、ペダルを1回転させても後輪が1周しないため、鬼漕ぎしても前に進まないものの、ペダルが非常に軽くなる。
ただ、ギアで重要なのはローとトップの歯数ではなく、最も使用頻度が高いミドルギアだったりする。

フロントをアウター(48T)にした場合、3速~6速のギア比は次のようになる。

11-28T:2.28・2.52・2.82・3.20
11-30T:2.08・2.40・2.82・3.20
11-32T:2.00・2.28・2.66・3.20

「11-28T」は滑らかに変速できる反面、1速の変化が少ないが、「11-32T」は1速の変化が激しいため、ロー側にシフトを落とすと急激に軽くなる。

自転車に乗る際は、ケイデンス(1分間のクランク回転数)を一定に保つことが良いとされている。つまり「1分間に何回ペダルを漕いだか」がケイデンスで、同じペースを維持することで身体への負担が軽減されると言われている。

ケイデンスを一定に保つために変速を行うことを考慮すれば、一般的に1速の変化が少ないほうが良いのだが、アップダウンが激しい路面では逆に1速変化を大きくしたほうが脚への負担が軽減される。

ただ、街乗りではケイデンスの維持は難しく、ギア比にしても脚力には個人差があり、乗っていればすぐに慣れるので、それほど数値に固執する必要はないのかも。

工具とパーツ

スプロケットの交換には専用工具が必要。

スプロケット 取り付け・取り外しセット

SHIMANOのロットリング スプロケットの取り付け・取り外しに対応した専用工具。

作業手順

専用工具が物々しいので難しそうだが、スプロケットの交換は意外と簡単。

sprocket003

リアタイヤを外してクイックレバーを外す。

sprocket004

物々しい専用工具で外すのは「ロックリング」というギアを固定ているパーツ。sprocket005

スプロケットリムーバー(チェーン付きの工具)は、ロックリングを外す際にスプロケットが回転しないようローギア(一番大きなギア)にかける。
ロックリング締め付け工具をスプロケット中央に取り付け、スプロケットリムーバーを右回し、ロックリング締め付け工具を左回しにして、ロックリングを外す。

sprocket006

ロックリングが外れるとスプロケットが引き抜ける。

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取り出したスプロケット(左)と交換するスプロケット(右)。

sprocket014

 

ギアははめる位置が決まっており、一箇所だけ溝が広い部分がある。

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スプロケットに同様に一箇所だけ大きさの異なる部分があるので、その部分を合わせてスプロケットをはめる。

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2速~8速が組み合わさった部分をはめたら、トップギア(11T)を溝に合わせて入れる。

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最後にロックリングとかぶせて手で回す。sprocket012

最後にロックリング締付け工具で締める。

sprocket013

クイックレバーを通したら完成。





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