自転車のタイヤサイズとタイヤ交換


自転車のタイヤ「3000km」か「1年」が交換時期の目安らしく、意外と早いことに驚いた。
タイヤが摩耗していれば分かりやすいのだが、ゴムは温度と湿度、日光などによって劣化していくため、見た目にキレイな状態でも、1年以上放置している場合は交換が推奨されている。



チューブとタイヤ

チューブやタイヤには当然ながらそれぞれにサイズがある。
タイヤのサイズ表示には「26 x 1.95」と記載されている「インチ式」と、「700 x 32C」という「フランス式」があり、それぞれタイヤの直径とタイヤ幅をインチとミリメートルで表している。

インチとメートルが混合している上に、タイヤの互換性はリムのサイズで決まってくるため、タイヤの直径とタイヤ幅の表記では、寸法が似ていても互換性に欠けるのでとても厄介で、インチ式でタイヤ幅が分数表記の「W/O形式」と小数点表記の「H/E形式」では、同じ26インチでも互換性がない。

ただ、これらは「ビード間隔」と「ビード径」で表記された「ETRTO」というサイズで統一されており、フランス式で700 x 32Cの場合はETRTOで「32-622」、インチ式で26 x 1.95だとETRTOで「50-559」になる。
「ビード」とはタイヤをはめ込むリムの溝にあたる部分で、ビードの直径にあるビード間との距離が「ビード径」になり、ビード径が同じであればフランス式 でもインチ式でもタイヤに互換性がある

ETRTOのサイズ表はこちらを参照link

タイヤ幅については、リム幅の1.5~2.4倍が目安で、リムによって使用可能なタイヤ幅は異なってくる。
また、タイヤサイズの他にチューブのバルブにも種類があり、基本は「米式」「仏式」 「英式」の3種類で、一般的な空気ポンプはアダプターの使用で、全てのバルブに対応しているものが多い。

使用工具とパーツ

部分交換ではなく、一式交換するにはタイヤ・チューブ・リムテープが必要。
ロードやクロスバイクなどはタイヤの着脱がレバー式になっているが、MTBルック車やママチャリなどは輪業用ラチェットレンチが必要になる。

タイヤレバー

タイヤをリムから外す際や、タイヤをリムにはめる際に使用する。

タイヤ

タイヤは2本セットで販売されているものと、1本売りのものがあるので注意が必要。
通勤で使用するならトレッドパターンがママチャリっぽいほうがオススメ。

チューブ

チューブは1本売りなのでフロント・リア両方交換するときは2つ必要。

リムテープ

チューブとリムの間に取り付けるテープ。
リムテープだけが2本入っている。

輪業用ラチェットレンチ

タイヤが14mmもしくは15mmサイズのボルトで固定されている場合にのみ使用。
一般的なクロスバイクはメンテナンスフリーになっており、レバーを起こすだけでタイヤを取り外すことができる。

クロスバイクのタイヤ交換

一般的なクロスバイクのタイヤはレバー式なので、取り付け取り外しは簡単。

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タイヤを外すときはレバーを下げるだけ。

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リアタイヤにはチェーンがあるので、ブーリーを手前に押してチェーンをたるませる。

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スプロケットからチェーンを外してからタイヤを外す。

フロント・リアともにブレーキワイヤーを緩めて、ブレーキシューとタイヤの間隔を空けておく。

タイヤレバー を使用してタイヤをリムから外していく。

タイヤレバーの平べったい方をタイヤとリムの隙間に差し込み、フックをスポークに引っ掛ける。
タイヤはリムの内側に挟まっているだけなので、リムの外側に引っ張りだすような感じで作業し、隙間ができたら別のタイヤレバーを差し込んで、リムに沿わせる感じで一周させると、タイヤがリムから外れる。

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リムからタイヤ、チューブ、リムテープを取り除いたら、新しいリムテープを取り付け。
ドライバーをリムテープとリムの穴に差し込んで固定してからリムに沿わせる。

バルブを通す。

一度通したバルブを指で戻すように押し込む。
ポイントは押し込んだ際にチューブが浮いている事。

この作業をすることで、バルブ部分のチューブがタイヤ内に収まるようになる。

バルブを押し込まないとチューブが収まらず、バルブ付近だけタイヤが膨れてしまう。
この状態で走行するとパンクしてしまう。

バルブは押し込んだ状態のまま仮止めする。
根元まで締め付けるのは厳禁。

タイヤの進行方向を確認。

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チューブをリムに沿わせる前に、タイヤを片側だけリムにはめる。

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チューブに軽く空気を入れ、タイヤの中に入れる感じでリムに沿わせる。
空気を入れすぎると作業しづらいので要注意。

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チューブが入ったら、チューブの空気が均等になるようタイヤを揉みながら、リムに入れていく。
最後の10cm程は固くて難儀するが、少しづつ端から押し込んでいけば、数cm進んだところで自然に收まる。

タイヤがリムに収まったら、タイヤに部分的な膨らみや、リムとタイヤにチューブが挟まっていないかなど、しっかりと確認する。

はじめてタイヤ交換する際は、リムにタイヤを押し込んでいく作業が難儀で、特に冬場だとタイヤのゴムが硬いため、握力が無くなるくらい頑張っても、チューブを噛んでいたり、チューブが中でねじれてタイヤが歪に膨らんでいたりと、幾度も心が折れそうになるが、やり直しているうちにコツが掴めてくる。

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タイヤの進行方向を確認して取り付けて完了。

MTBルック車のタイヤ交換

MTBルック車やシティサイクル(ママチャリ)などの後輪には14mmのボルトが使用されており、このサイズのレンチは一般工具にはないため、モンキーレンチか輪業用の専用工具が必要になる。

形状は普通のボルトなので、専用工具ではなくモンキーレンチでも代用できる。

タイヤはコの字型のパーツにはまっているだけなので、チェーンを外せば簡単に外れる。

ブレークワイヤーを緩め、リアタイヤの交換時はチェーンを外してからタイヤを外す。

リムテーム・チューブを交換し、タイヤをリムに取り付ける。

通常の状態でタイヤをはめようとしたが上手く固定できなかった為、自転車をひっくり返してみた。

自転車をひっくり返さないと、にコの字型の奥まで押しこむのが難しいのだが、ひっくり返すと簡単に固定できる。

フロントタイヤもリアの時と同様、ボルトキャップを外し、14mmのボルトを外して、後の作業は同じ。





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