Tor Browser の特徴
- プライバシー保護と匿名性を重視したウェブブラウザ
- Firefoxをベースに開発
- 通信データを3重に暗号化され、3つの中継サーバを経由して匿名化
- ブラウザを閉じた際に Cookieとサイトデータを削除
- ダークウェブへアクセス可能
- オープンソースで開発
Torは オニオンプロキシによって通信を匿名化する規格で、通信データを3重に暗号化してランダムに選出された 3つの中継サーバを経由し、最後のサーバ(出口ノード)で通信の暗号化が解除されて通常のインターネットに接続するため、接続先の Webサーバには出口ノードの IPアドレスが記録され、本来の接続元が匿名化される。
世界中にあるサーバを 3つ経由するため、通信速度の低下は避けられない。
- Windows版は Tor Browser のインストールと使い方 を参照。
- ダークウェブについては Tor でアクセスする闇サイト を参照。
開発元
- 開発元:Tor Project
ダウンロード
システム要件
- バージョン:115.2.1
- OS:Android 5.0 以上
第三者と共有されるデータ
- デベロッパー申告による他の企業や組織と共有するデータはなし。
インストール
Playストア からアプリをインストール。
Tor Browserを外部ストレージ(SDカード)に移動すると Torリレーに接続できないため、メインストレージで使用する。
Tor Browser が開いたら「接続」。
接続が確立すると利用可能になる。
Tor Bridge の設定
Tor Browserを開き「接続」の画面右上にある設定アイコンをタップ。
Torリレーに接続している場合はアドレスバーの 3 点リーダーから「設定」を開き、「Tor ネットワーク」を選択。
中国のグレートファイアウォールを回避は 下記 参照。
ブリッジを構成 を開き、ブリッジを使用 を有効にする。
odfs4・meek-azure・snowflake から使用するトランスポートを選択し、設定画面から抜けてすべてのタブを閉じる。
グレートファイアウォールの回避
Torブラウザ で Tor Bridgeにアクセスして「Just give me bridges!」をタップ。
グレートファイアウォールの回避は、組み込みのブリッジを使用せず、新たにブリッジアドレスを取得する。
表示される文字列を入力。
ブリッジのアドレスが表示されるので「Copy All」。
ブリッジ構成画面で組込みのトランスポートではなく、既知のブリッジを使用 を選択し、ダイアログが表示されたらコピーしたアドレスをペーストして「OK」。
次のブリッジを使用 にアドレスが追加されたら、設定画面から抜けてすべてのタブを閉じる。
Tor Browser for Android の使い方
Torに接続する以外は Firefoxと基本操作は同じで、アドオンも安全な一部のセキュリティ強化系が追加できる。
Tor Browser を開いて「接続」で Torリレーに接続。
現バージョンでは Torブラウザが利用している中継ノードの確認はできない。
Torブラウザの検索エンジンはトラッキングを行わない DuckDuckGo で、アイコンをタップして Google・Startpage などに切替えが可能。
.onionドメインへもアクセスできる。
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