Virtual CloneDriveはイメージファイル(ISOファイル)を再生する仮想ドライブソフト。
提供元は AnyDVDやCloneDVDと同じ、SlySoft.com。
2015年7月20日のアップデートでバージョンが5.4.8.0になり、Windows10に正式対応した。
SlySoft閉鎖時のVirtual CloneDrive 最終バージョンは5.5.0.0
システム要件
OS:Windows98 / Windows2000 / WindowsXP / WindowsXP 64 / Windows Vista / WindowsVista 64 / Windows7 / Windows7 64 / Windows8 / Windows8 64 / Windows10
CPU:Pentium 500 MHz 以上(1 GHz 以上推奨)のPC互換機
RAM:128 MB 以上(256 MB 以上推奨)
ソフトの入手先
Virtual CloneDriveのインストール
Virtual CloneDriveを提供していたSlysoftのサイトが閉鎖した際、同社の掲示板は生きており、公式よりVirtual CloneDriveほか3つのソフトに関しては、別サイトにて継続してダウンロード可能であることがアナウンスされた。
提供元は変わったがVirtua CloneDVDそのものは以前と全く同じで、バージョン5.5.0.0ではインストール時のアドウェア等もない。
elbyのサイトはマルチ言語対応なので、プルダウンメニューから日本語を選択すると日本語表示になる。
Virtual CloneDriveの「ダウンロード」をクリックしてインストーラーをダンロード。
ダウンロードしたインストーラーを起動。
セキュリティ警告が出るので「実行」すると、使用許諾書が表示されるので、問題なければ「同意する」をクリック。
ここで関連づけされたファイルは、Virtual CloneDriveのアイコンで表示され、クリックするだけでVirtual CloneDriveがファイルを認識するようになる。
特にこだわりがなければデフォルトのままでOK。
Virtual CloneDriveは常駐ソフトなので、デスクトップのショートカットが不必要ならチェックを外しておく。
インストール先もデフォルトのままで問題ないので「インストール」をクリック。
インストール中。
ドライバをインストールするか訊いてくるので「インストール」をクリック。
Virtual CloneDriveは仮想ドライブなので、通常のDVDドライブなどと同様の扱いになるため、デバイスドライバ(周辺機器を動作させるプログラム)が必要になる。
すでに該当のドライバがインストールされている場合は表示されない。
インストールが完了したら「閉じる」でセットアップウィザードを終了。
使用方法
VirtualClone Driveはソフトウェアだが、Blu-rayドライブと同じような扱いになり、バックグラウンドで動作する常駐ソフトなので、特別な操作は必要ない。
また、仮想ドライブはバージョン5.4.8.0で最大15台まで追加できる。
PCの起動時に自動起動して常駐する。
デフォルト仕様ではタスクトレイでアイコンを確認できる。
「コンピュータ」を開くと、BD-ROMドライブが1つ追加されている。
インストール時に関連付けされたファイルはVirtualCloneDriveのアイコンになっているので、このファイルをダブルクリックするとVirtualCloneDriveがファイルをマウントした状態になる。
「マウント」とは光学ドライブにDVDやCDなどのメディアを認識させることで、Virtual CloneDriveでもISOファイルをマウントして使用する。
Virtual CloneDriveのアイコンになっているISOイメージファイルを開くとマウントされた状態になり、通常のメディアをドライブに挿入したときに起動する自動再生のメニューが起動する。
この状態でムービーの再生を選択すれば、メディアプレーヤーが起動してイメージファイルが再生される。
ゲームなどの場合、マウント後にゲームを起動させると、ドライブにメディアが挿入されている状態になる。
設定
デスクトップにVirtualClone Driveのショートカットを開くか、タスクトレイにあるVirtualClone Driveアイコンをクリックすると設定画面が立ち上がる。
デフォルトでは仮想ドライブ数は「1」になっているので、複数のドライブを使用する場合は数値を変更。
仮想ドライブは最大15台まで追加できる。
ちなみに「なし」を選択すると非表示になる。
通常のドライブと仮想ドライブが同じアイコンで判別が付きにくい場合は、「カオスドライブアイコンを使う」にチェックするとイラッとする羊のアイコンに変更可能。
「Keep History~」はマウントしたイメージファイルの履歴を残す設定。
「イメージを自動マウント」はWindows起動時に、最後にマウントされたイメージファイルを再度マウントするもので、通常ドライブに置き換えるとディスクが入れっぱなしの状態になる。
「Buffered I/O」はイメージファイルのアクセスにバッファを使用するもので、ファイルへのアクセスを高速化する手段。
「Show Tray Icon」はタスクトレイにアイコン表示。
「Eject unmounts image file」は少々ややこしいが、WindowsはVirtualClone Driveを光学ドライブとして認識しているので、通常の光学ドライブと同様、ドライブのアイコンを右クリックしてメニューを出すと「取り出し」がある。
通常のドライブなら「取り出し」を選択するとトレイが「んべぇー」と出てきて、ディスクを取り出せる。一方、VirtualClone Driveでイメージファイルがマウントされている状態で「取り出し」をすると、ドライブが空になるので一見するとアンマウントされたように見えるが、これはWindowsが「ディスクを取り出した」と認識しているだけで、VirtualClone Driveではイメージファイルがアンマウントされていない状態になる。
見た目の問題で大きな不都合はないのだが、この現象を回避するための設定が「Eject unmounts image file」。
デフォルトではチェックが入っていないので、この項目にはチェックを入れておく。
タスクトレイにあるVirtualClone Driveのアイコンを右クリックして、ファイルがマウントされているドライブを選択しても「取り出し」というメニューが表示されるが、こちらの「取り出し」はアンマウントを意味している。
また、イメージファイルがマウントされた状態で、別のイメージファイルをクリックして開くと、自動的に既存ファイルがアンマウントされ、新たに開いたファイルがマウントされるので、「マウント」と「アンマウント」の操作は、それほど神経質にならなくてもOK。
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