オンラインで ファイル や ウェブサイトのマルウェアを検査できる無料ツール
VirusTotal は アイルランドのセキュリティベンダー Chronicle Security Ireland Limited が運営している オンライン マルウェア 検出ツールで、2022年 11月現在 70 の ウイルス 対策ソフトで ファイル や URL のスキャンが無償で利用できる。
以前は日本語をサポートしていたが 現在は英語表記のみになっている。
情報漏えいの危険性
VirusTotal でスキャンした内容は サンプル として セキュリティレベルの改善を目的として VirusTotal に加入しているメンバーに共有され、メールに添付された機密情報などのファイルをアップロードすると 情報が漏洩してしまう危険性があるため、VirusTotal は 個人のデータ や 個人情報の アップロードを禁じている。
VirusTotal 公式サイト
VirusTotal の使い方
VirusTotal では 60 種類以上の ウイルス 対策ソフトで ファイル と リンク先 を 検査でき、スキャン結果を確認できる。
FILE – ファイル
FILE では Zipファイル や インストーラー などを検査できる。
ファイル をスキャンする場合は FILEを選択後「 Choose file 」のボタンをクリックしてアップロードするファイルを指定。
ファイルがアップロードされて分析が完了すると ウイルス 対策ソフトの一覧 と スキャン結果が表示される。
疑わしいファイル ( PUA ) の場合は 満場一致という結果が出にくく、偽陽性 については ユーザー判断になる。
DETAILS ではファイルの チェックサム や ファイルの種類、バージョンや署名、過去のスキャン履歴などが確認できる。
URL
URL では リンクを開かずに リンク先 の安全性 を 確認できる。
URL を選択して Search or Scan a URL のアドレスバーに検証する URL を入力。
入力した URL の判定結果が表示される。
ブラウザ 拡張機能
デスクトップアプリ は ローカルに保存されているファイルを検査するものだが、 Google Chrome と Mozilla Firefox には VirusTotal の拡張機能が提供されており、ダウンロードファイル や ダウンロードリンクを VirusTotal でスキャンすることができる。
Google chrome や Edge など Chromium 系のブラウザ は chrome ウェブストア、Firefox は Firefox ADD-ONS から拡張機能 VT4Browsers をブラウザにインストール。
拡張機能に追加された VT4Browsers のピンアイコンをクリックして固定。
デフォルト設定で ドキュメントファイルを除いた ダウンロードファイルのスキャン と ダウンロードリンクのスキャン が有効になっているが、ダウンロードファイルは 最大 128 MB のサイズ制限があり、スキャンもファイルのダウンロード後に実行されるため Scan downloads with VirusTotal と Send anonymous passive DNS data to VirusTotal を無効にする。
ダウンロードファイル を含めた リンク先 のスキャンは、ダウンロードボタン や リンク に マウスオーバー して コンテキストメニュー ( 右クリックメニュー ) の VT4Browsers から Scan selected link で リンクを VirusTotal に直接送信する。
VirusTotal Desktop Apps
VirusTotal は デスクトップアプリが提供されており、ローカルに保存されている 128 MB 以下のファイルは コンテキストメニュー から VirusTotal へ送信できる。
ダウンロードページ の Windows Uploader にある Dowmload the App here のリンクをクリックしてインストーラーをダウンロード。
ダウンロードした実行ファイルを起動して ユーザーアカウント制御のダイアログが表示されたら「 はい 」で許可。
使用許諾書が表示されるので内容を確認して問題なければ「 I Agree 」。
インストールするコンポーネントを選択。
インストール先に こだわりがなければ デフォルト設定で「 Install 」。
プログレスバーが Completed になったら「 Close 」で閉じる。
VirusTotal Desktop Apps の使い方
インストールが完了すると コンテキストメニューに Send to VirusTotal が追加される。
VirusTotal で検査したいファイルを選択し、コンテキストメニューから Send to VirusTotal を選択。
Check hash failed のダイアログが表示されたら「 OK 」で続行。
ハッシュ値が検出された場合は「 Close this window 」でダイアログを閉じる。
ブラウザが開いて検査結果が表示される。
関連記事

Surfshark One for Windows のインストールと使い方
Surfshark VPN と マルウェア対策・ウェブ検索・データ漏洩の監視 がセットになった セキュリティアプリ Surfshark One は オランダの VPN プロバイダ Surfshark B.V が開発・運営 […]

AdBlocker Ultimate for Windows のインストールと使い方
システムレベルで動作して すべてのブラウザで広告をブロックする プライバシー保護アプリ AdBlocker Ultimate は ブルガリアのソフトウェアベンダー AdAvoid が開発している プライバシー保護アプリで […]

McAfee Total Protection のインストールと使い方
試用が可能な 大手 セキュリティーベンダー McAfee の セキュリティソフト McAfee トータルプロテクション は 大手 セキュリティーベンダー McAfee LCC が開発している セキュリティソフトで、ウイル […]

Sophos Home Free のインストールと使い方
手軽にエンタープライズ向けのセキュリティを自宅に導入できるサイバーセキュリティアプリ Sophos Home は 企業用のセイバーセキュリティ製品を開発している イギリスのセキュリティベンダー Sophos Inc のコ […]

アバスト無料アンチウイルス のインストールと使い方
検出率・偽陽性率 ともに トップレベルの 無料 セキュリティソフト アバスト無料アンチウイルスは チェコ共和国 の セキュリティベンダーで AVAST が開発しているセキュリティソフトで、無料版でも リアルタイムプロテ […]