XMedia Recode のインストールと使い方

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多彩なフォーマットに対応した無料のエンコードアプリ

XMedia Recode は多形式のフォーマットに対応したドイツ製の多機能 無料 エンコードソフト。
日本語をサポートしておりエンコード時の詳細設定やクロップ・カット・パディングなどの編集も可能。

バグフィックスや言語ファイルの更新、各コーデックの更新など、バージョンアップの頻度も高い。

マルチスレッドに対応しており、NVIDIA CUDA・AMD AMFなどGPUエンコードもサポート、CPU内臓のハードウェアエンコーダー Intel Quick Syncもサポートしている。

2016年1月リリースのバージョン3.2.8.0でWindows XPとVistaがサポートから外された。

システム要件

バージョン3.4.7.8 現在

OS:Windows7 / Windows8 / Windows8.1 / Windows10(32bit & 64bit)
CPU:Intel / AMD 1GHz以上のPC互換機
RAM:1GB以上

DirectX:DirectX9以降
nVidia CUDA:nVidia GPUドライバー 378.66以降
AMD Radeon Software Adrenalin Edition 19.7.1以降

ソフトの入手先

XMedia Recode  公式ダウンロードページlink



XMedia Recode のインストール

XMedia Recode のセットアップにはアドウェアやサードパーティ製アプリのバンドルはなく、デフォルトでインストールして問題はないが、現バージョンではWindows10の環境によって64ビット版が起動時しない事象を確認している。

XMedia Recode 062

使用しているPCの環境に合わせ、ダウンロードページにある「 XMedia Recode Installer」の「Download」をクリック。

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インストーラーを起動して、ユーザーアカウント制御が表示されたら「はい」で許可。
次に言語選択がでるので「English」のまま「OK」。

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使用許諾書を確認して問題がなければ「I accept the agreement」にチェックを入れて「Next」。

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XMedia Recode のインストール先を選択。
特にこだわりがなければデフォルトのまま「Next」。

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スタートメニューへショートカットを登録するので、そのまま「Next」。

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デスクトップにアイコンを作成する場合はチェックを入れたまま「Next」。

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設定に問題がなければ「Install」をクリック。

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セットアップが終了した「完了」をクリックすると XMedia Recode が起動する。

XMedia Recode が 起動しない場合

64bit版のWindows10 に XMedia Recode をインストールした場合、環境によって アプリケーションエラー「0xc000007b」のダイアログが表示されて起動できないケースがある。

XMedia Recode 061

表示されるのは「アプリケーションを正しく起動できませんでした。(0xc000007b) [OK] をクリックしてアプリケーションを閉じてください。」

閉じるも何も XMedia Recode は起動していない。
この現象は64bit固有のもので、同じ環境でも32bit版の XMedia Recode は問題なく起動する。

エラー0xc000007b:製品を開けませんlink

AutodeskやAdobeのサポートでも同様の症状に対しての対策があり、どうやら原因は「Microsoft Visual C++ 再頒布可能パッケージの問題」らしい。

Microsoft Visual C++ 2010 SP1 再頒布可能パッケージ (x64)link

C++2017から順に試して、「 Microsoft Visual C++ 2010 SP1 再頒布可能パッケージ (x64)」でようやく XMedia Recode が起動した。

XMedia Recode の使い方

主要なファイル形式は網羅されており、バージョンアップによりFFmpegやH.265のアップデートのほか、プロファイルの更新が行われているため、最新バージョンの利用を推奨。

バージョン2.x.x.xの時代にはバージョンアップで安定性が大きく損なわれるような事もあったが、現在はバージョンアップも比較的安定している。

入力フォーマット
3G2 / AAC / AC3 / ADX / AIFF / AMR / APE / ASF / AVI / AVISynth / AU / Blu-ray / DVD / DIVX / DTS / E-AC3 / FLAC / F4V / FLV / H261 / H263 / H264 / IVF / M2TS / MTS / M1V / M2V / M3U / M3U8 / M4A / M4P / M4V / MKA / MKV / MMF / MP2 / MP3 / MP4 / MP4V / MPE / MPEG-1 / MPEG-2 / MPEG-4 / MOV / QT / QCP / OGG / OGM / OGV / PVA / REC / RM / RMVB / SVCD / SWF / SPX / THP / TS / TRP / TP0 / VCD / VOB / VRO / WebM / WebA / WMA / WMV / WPL / WTV / Y4M / YUV
出力フォーマット
3GPP  / 3G2 (3GPP2)  / AAC / AC3 / ANR  / ASF  / AVI /  FLV  / G.723.1 / G722 / GXF  / H261  / H263  / H264  / IVF  / M1V  / M2V  / M4A  / M4V / MMF  / MP2  / MP3  / MP4  / MPEG-1 / MPEG-2 / MPEG TS / MOV  / MKA / MKV  /  NUT  / OGG  / Opus / RealMedia  / Speex Audio / SVCD / SWF  / TTA / VCD / VOB / WAV  / WebA / WebM  / WMA  / WMV

XMedia Recode 063

XMedia Recode を起動すると日本語で表示される。

基本的な操作は「ファイルの追加」→「変換するファイル形式の選択」→「保存先を指定して実行」というシンプルな流れだが、映像・音声・フィルタなど各項目で専門的な詳細設定が可能になっている。

設定が可能だと変更しないとダメなような気がしてくるが、各項目は「標準仕様」に設定されているため 「一般」以外の項目は基本的に変更する必要はない。
仮に変更したところで何かが劇的に変化するようなこともなく、あまり極端な数値や矛盾した設定にすると、 XMedia Recode の動作が不安定になり強制終了する可能性がある。

ファイルの追加

ソース(変換元)ファイルの追加は、アイコンメニューの「DVDを開く」または「ファイルを開く」からファイルエクスプローラでソースを指定するか、ダイレクトにソースを上部のリスト欄にドラッグ・アンド・ドロップして行う。

XMedia Recode では複数のソースを追加し、個別に設定してエンコードすることは可能だが、ファイルの結合はできない。

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ファイルは複数追加可能で、追加したファイルは上ペインに表示される。

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XMedia Recode は保護されていないDVDやBlu-rayディスクの読み込みも可能。
メディアを追加する場合は上部ツールバーの「ディスクを開く」を選択。

DVDのISOイメージファイルは直接ドラッグ・アンド・ドロップでファイルを読み込めるが、Blu-rayは認識しないため、仮想ドライブでマウントする必要がある。

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マウントしたISOイメージファイルは「ドライブ」に表示される。

「ハードディスク」では「ハードディスク」と「イメージを開く」が選択でき、DVDフォルダの場合は「ハードディスク」、DVDのISOイメージは「イメージを開く」を選択。
ただし、Blu-rayはフォルダもイメージファイルも使用できず、読み込ませると XMedia Recode が強制終了する。

DVDFab Passkey などを利用すれば保護されたDVD・BDの利用も可能になるが、著作権法に抵触する違法行為になる。

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追加したファイルを選択して「エンターキー」を押すとMedia Infoと同様のメディア情報を表示することができる。

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ファイルの形式・サイズ・時間のほか、ビデオ・オーディオ・字幕などの各情報が表示される。

ファイル形式の指定

設定タブには「形式」「映像」「音声トラック」「字幕」「クロップ/プレビュー」「チャプター編集」「リスト」があり、初めに「形式」タブで変換後のファイル形式を選択する。

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上ペインで追加したファイルを選択すると「映像」「音声トラック」「字幕」「クロップ/プレビュー」などのタブが表示される。

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「形式」タブでは変換後のファイル形式と拡張子を設定する。

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XMedia Recode には予めプロファイルが用意されており、使用するデバイスを選択すると推奨設定がセットされる。
プロファイルは2段になっており、上段でデバイスのメーカーを、下段でデバイスを選択する。

ただし、プロファイルはソースに関係なく解像度やビットレートをセットするため、ソースに応じてプロファイルの値を変更する必要がある。

XMedia Recode 071

プロファイルを使用せず、ファイル形式などを独自に設定する場合は「プロファイル」で「カスタム」を選択。

「形式」で変換するファイル形式を任意に指定すると、自動的に標準的なファイル拡張子が自動的に選択される。

画質・ファイルサイズ・汎用性で無難なのは MP4 、もしくはMKV(Matroska)。

「出力ストリーム形式」の項目は通常の音声つき動画であれば、「映像のみ」「音声のみ」「映像+音声」の3択で、それぞれ目的に応じて選択する。

「出力ストリーム形式」で「映像+音声」を選択した場合は、「映像と音声を同期」にチェックを入れておく。

映像

映像タブではエンコード時の詳細設定が可能で、「形式」タブで選択したファイル形式の推奨値がセットされている。

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映像タブの上部には「ソース」の情報と「出力」の情報が表示されている。

DVDなどで別アングルの動画がある場合は出力する動画を選択する。
また、エンコード時に映像を出力しない場合は、右のアイコンから「X」で削除することもできる。

「インポート」ボタンは新たにソースを取り込むもので、取り込んだソースを出力フィールドに追加すると、元のソースと置き換わるため、実際に使用するのは操作アイコンの一番下にある「ビットレート計算機」のみ。

XMedia Recode 072

映像タブの左ペインのメニューは使用するコーデックによって変化するが、前述の通り「一般」以外の項目は特に変更する必要はない。

ファイル形式とコーデックについては 下記参照
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XMedia Recode 074

映像の「一般」に表示される項目は使用するコーデックによって変換する。

モード

「コピー」と「変換」を選択できデフォルトは「変換」。

フィルタを使用したりコーデックやビットレート、フレームレートなどを変更する場合は「変換」を使用。

「コピー」はソースのコーデックをそのまま指定したファイル形式に格納するもので、エンコードはされないので無劣化で出力される。
ただし、使用するファイル形式はソースのコーデックを格納できることが前提。

コーデック

選択したファイル形式に格納できるコーデックが表示される。

XMedia Recode 073

バージョン3.4.6.3よりAMDのGPUエンコードをサポート。

コーデックは XMedia Recode に内蔵のものと、PCの環境によってサポートしているGPUエンコードが表示される。

フレームレート

フレームレートは1秒間に表示させるフ レームの数を表し、単位は「fps」。

基本は「オリジナルを保持」を推奨。
オリジナルよりも値を減少させると滑らかな動きに支障がでる。
また、値を大きくしても単にファイルサイズのみが増加するだけでソースよりも動きが滑らかになることはない。

レート制御モード / ビットレート

レート制御モード(ビットレートモード)は、使用するコーデックによって選択肢が異なってくる。

固定ビットレート(CBR)

文字通りビットレートが固定されてしまうため、転送データが少ないときは無駄が発生し、データが多いときは不足する可能性がある。
不足が発生すれば画質 が落ちるため、固定ビットレートを使用する場合は高めの設定にした方が無難だが、無駄にファイルサイズが大きくなってしまう。

可変ビットレート(VBR)

転送する情報量に合わせてビットレートが変化する ために無駄がない。
最小ビットレートと最大ビットレートを指定、もしくはターゲットビットレートと最大ビットレートを指定して、その範囲内で情報量に応じてビットレートを変化させるため、固定ビットレートと比較すると同じファイルサ イズであれば品質が向上する。

平均ビットレート(ABR)

可変ビットレート(VBR)の一種で指定したビットレート(ターゲットビットレート)を基準にした可変ビットレート。
「平均ビットレート」は変換する際に出力結果を予測しながらエンコードするのに対し、「2pass平均ビットレート」は初めにデータを分析した後でエンコードを行うため、品質の向上と圧縮率の向上を期待できるが、工程が増える分だけ時間がかかる。

量子化(Constant Quantizer)

ビデオの全フレームから指定した割合で一定の情報を削除(圧縮)するもので、1~100の数値で「品質」や「劣化具合」を指定する。

AMD AMF などの量子化で「QP I」「QP P」「QP B」があるのは、Iフレーム(キーフレーム)、Pフレーム、Bフレームに対する品質の設定値。

品質(Constant Quality)

量子化と同様にフレームから一定の情報を削除するが、フレームの情報量に応じて変化するため、量子化と比較すると同等画質でファイルサイズは小さくなる傾向にある。

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上部の「ソース」にはソースで使用されているコーデックや解像度の情報が表示されるが、ビットレートを指定する場合は 「メディア情報」でソースの情報確認を推奨。

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出力するファイルサイズが決まっている場合は、ビットレート計算機を使用するとターゲットビットレートを算出できる。

ビットレート計算機は「出力情報」の右にあるアイコンの一番下、もしくは上部メニューバーのの「オプション」から選択。

ファイルサイズに出力するファイルサイズを指定すると、上ペインの出力情報のビットレートが変化する。

適切なビットレート

適切なビットレートは、使用するコーデック、ソース、出力するファイルの用途、求める画質などによって異なるため、画質とファイルサイズを天秤にかけての妥協点を模索することになる。

ファイルサイズが決まっている場合は、ビットレート計算機を使用すれば良いのだが、ある程度ファイルサイズを圧縮して、高画質を維持したいという漠然とした条件なら、ビットレートモードを「量子化」または「品質」に設定。

H.264/AVC のコーデックを使用する場合、「量子化」「品質」のデフォルト値は「23」で「18〜28」の範囲が推奨値になっているため、適切なビットレートが不明な場合は「量子化」もしくは「品質」を「20」に設定してエンコードすると良いかも。

音声トラックの設定

音声トラックタブでは、サンプルレートやビットレートなどの詳細設定が可能。
ただし選択したコーデックによって設定項目は異なってくる。

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音声トラックタブにも映像タブと同様に「ソース」と「出力」の情報が表示されているが、音声の場合は別の音声ファイルをインポートして「出力」フィールドに追加することで多重音声が可能になる。
ただし、多重音声に対応しているファイル形式であることが大前提。

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設定項目は使用するコーデックによって異なる。

モード

ソースをエンコードする場合は「変換」、そのまま使用する場合は「コピー」を選択。
多重音声にするなど音声に変更を加えず、ファイルサイズに制限がなければ「コピー」に設定したほうが音質の劣化は避けられる。

コーデック

音声をエンコード(変換)する場合はコーデックを選択可能。

AAC、MP3、AC3、MP2、WMAはいずれも非可逆圧縮で、Flacのみが可逆圧縮、PCMは無圧縮のコーデック。

AACはMP3よりも高音質・高圧縮を実現する規格として登場したのだが、その差を実感できるのは一般的に160kbos以下の低ビットレートの時で、192kbos以上だと大差はないと言われている。

AC3はドルビーサラウンドで有名なドルビー社が開発したコーデックで、映画などで使用されることが多く、音質も定評がある。

可逆圧縮のFlacは汎用性がなく、再生できるプレーヤーが限られているのでマニア向け。

PCM signed 16-bitはCDと同じ音源で、無圧縮なので音質は他のコーデックと比べ理論的には優れているが、ソースよりも高音質にはならないので、ソースの音声を使用するならモード設定で「コピー」を選択したほうがよい。

サンプルレート・チャンネル

サンプルレートはビデオのフレームレートのようなもので、音声の滑らかさが変化する。
CDでは44.1KHz、DVDの標準が48KHzで、基本はソースを維持する。

チャンネルではソースが立体音響であれば、ソースに応じて「Stereo・2.1ch・4.0ch・5.0ch・5.1ch」などの選択が可能になる。

ビットレート

AACやMP3など非可逆圧縮のコーデック選択時に設定が可能。

低ビットレートよりも高ビットレートの方が音質は向上するが、その分ファイルサイズも大きくなる。
ただし、ソースの音質にもよるが128kbps以下の低ビットレートでエンコードすると、音質の劣化が聴き取れるレベルになるので要注意。

オープンソースのMP3コーデックではLAMEが優れていたり、iTunesのAACは定評があるなど、MP3やAACといってもソースコードは複数あり、厳密には同じ設定のAACファイルでも、エンコードに使用されたコーデックによって音質は異なってくる。

字幕

動画の字幕には、ソースの字幕をファイルに格納する「コピー」と、動画に直接書き込みを行う「レンダ」がある。

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DVD-Videoなどで複数の字幕が格納されていると「ストリーム」の項目に一覧が表示され、これらを全て取り込むためにはファイル形式でMKV や VOBを選択するして「コピー」を選択する必要がある。
ただし、ファイルに格納された字幕はプレーヤーによってサポートされていなかったり、使用されている字幕ファイル形式によっては正常に表示されないため、汎用性を優先するなら「レンダ」を推奨。

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DVD-Videoで使用されている「Vob Sub」をMKVに格納すると、MPCでは字幕の影しか表示されないなど、プレーヤーによって表示が異なる。

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ファイルに字幕を格納する場合は、モードで「コピー」を選択し、取り込む字幕を「ソース」から「出力」に追加する。

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字幕を直接動画へ書き込む場合は「モード」で「レンダ」を選択し、「ソース」の「ストリーム」から書き込む字幕を1つだけ「出力」に追加する。

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字幕ファイルは作成して取り込むことも可能で、ass、srtなどの字幕ファイルをインポートすれば良いだけだが、装飾した字幕は「モード」を「コピー」にしないと反映しない。

クロップ/プレビュー

「クロップ / プレビュー」タブでは解像度・クロップ・インターレース解除・エンコードの範囲指定の他、グレースケールや反転などのフィルター設定が可能。
ただ、単純にファイル形式を変換するだけなら、この項目を変更する必要はない。

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デフォルトではすべてのフィルタが無効になっている。

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「フィルター追加」をクリックすると表示されているフィルタ以外の各種フィルタが使用できる。

インターレース解除

インターレースとはアナログ放送やビデオで使用されている走査線を奇数と偶数に分けて送信する方式で、その性質上デジタル化すると縞々になる。

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この現象は動きの速い場面になると顕著に現れる。

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インタレース解除またはプログレッシブ化とは、交互に欠けている走査線を補完して表示する技術で、ちらつきを押さえる効果がある。

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インターレース解除を有効にするには、フィルタ一覧で「インターレース解除」を選択し、下のドロップダウンリストで「有効」を選択。

XMedia Recode のインターレース解除方法には「libav Deinterlace」「Yadif」「KernelDeint」「mcDeInterlace」の4つのフィルタがある。

各フィルタはそれぞれ設定項目が異なり、どのフィルタが良いかはフィルタを適用する動画や、仕上がりの好みなどによって異なるので、実際に試してみるしかないが、各フィルタの設定値に関しては取り敢えずデフォルトでテストするのがお勧め。

クロップ

クロップは映像のトリミングを行う処理。

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左右や上下に入っている黒帯を消す場合などに有効なフィルタで、左右上下でカットしたい部分を数値で指定する。
黒帯のみをカットしたい場合は「オートクロップ」をクリックするだけでOK。

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クロップ処理を行うと当たり前だがビデオサイズは小さくなり、アスペクト比も変わってくる。

パディング

パディングは動画に余白(帯)を付け足すフィルタ。
ただし、黒帯はソースのビデオサイズ内で追加されるので、実質的にパディングを設定した分だけソースのサイズは減少することになる。

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通常は黒帯が入るのだが、カラーを変更することもできる。

解像度

解像度ではビデオサイズの変更が可能で、スケーリング、ディザリング、アスペクト比と拡大の各項目設定を行う。

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基本的にはデフォルトのまま、幅と高さを任意に指定して実行するのが最もお手軽。

幅・高さの横にあるドロップダウンリストはMODで、指定の数値の倍数になるよう設定できる。
自由にサイズを変更したい場合はデフォルト値の「2」を使用。

スケーリングには代表的な「Bilinear(バイリニア)」「Bicubic(バイキュービック)」のほか、計10個のスケーリングモードがある。
バイリニアは複数の画素の平均値を使って拡大、縮小する 方法で、バイキュービックはバイリニアと同じ方法だが、バイリニアより品質がわずかに向上すると言われている。

ディザリングとは中間色を出すために色を組み合わせる手法。
デフォルトでは「自動」になっているが、「バイヤーディザ」「誤差拡散法」などが選択可能で、一般的なのは誤差拡散法。

アスペクト比は幅と高さの比率で、無闇にアスペクト比を変更すると縦に圧縮されたり、横に伸びた画像になってしまうので、デフォルトは「オリジナル」。
アスペクト比を任意に変更した場合、オリジナルとの誤差が「アスペクト誤差」として表示される。

拡大はアスペクト比を変更した際のアスペクト誤差を修正する処理。
上下左右に黒帯を追加する「レターボックス」を使用するのが一般的。
「パンスキャン」は別名トリミング。映像から一部を切り出して指定したアスペクト比に修正する。
「ミディアム」はレターボックスとパンスキャンの効果をそれぞれ取り入れて、アスベクト比の変換を行うもので、レターボックスの半分の黒枠が付き、パンスキャンの半分のカットを行う。

「拡大」で「レターボックス」や「ミディアム」を選択すると自動的に「パディング」が有効になり、「パンスキャン」を選択すると「クロップ」が有効になる。

範囲指定

動画の切り出しを行う場合は、「開始時間」と「終了時間」を指定する。

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開始フレームと終了フレームはシークバーで任意の位置に移動させ、上図赤枠の部分のフレームセットのアイコンをクリックして行うか、直接時間を入力する。

微調整は1コマごとに移動できるフレーム・バイ・フレーム(上図青枠部分)を使用。
また、チャプター設定のある動画はチャプターを指定することも可能。

※ISOイメージファイルなど、ソースによっては開始フレームと終了フレームに誤差が生じ場合がある。

チャプター編集

DVD-Videoなどに設定されているチャプターを編集したり、チャプターのない動画にチャプターを追加することができる。

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現在のチャプターを削除する場合は「チャプターの除去」。
全てのチャプターを削除する場合は「すべてのチャプターを除去」。

チャプターを任意で追加する場合は、開始時間と終了時間を指定して「チャプターを追加」。
「自動的にチャプターを追加」は指定した時間でチャプターを追加する機能。

タグ

MP3で使用されているID3タグを編集できる。

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動画の際にもタグ情報に入力可能だが、MKVなど環境によっては表示されないファイル形式もある。

タグの情報はファイルのプロパティにある「詳細」タブで確認できる。

リスト

リストタブにはエンコードを行うファイルが一覧で表示される。

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エンコードの設定が完了したら、対象のファイルを選択し、必ず「リストに追加」をクリックしてエンコード実行リストに加える
この作業をしなければ、エンコードボタンがグレーアウトしたままで選択できない。

個別に設定したファイルをリストに追加して、まとめてエンコーすることも可能。

エンコード

エンコードの設定が完了し、対象のファイルを「リストに追加」したらエンコードを実行する。

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ファイルの出力先は下部の「保存先」で指定。

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保存先を設定したら上部のメニューアイコンの「エンコード」をクリックすると処理が開始する。

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エンコードはパソコンに大きな負荷を与える作業なので、エンコードの所要時間はPCのスペックに依存する。
また、インターレース解除やスケーリングなどのフィルタ処理を行う場合もエンコードに時間かかる。





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