XMedia Recode のインストールと使い方


XMedia Recodeは多形式のフォーマットに対応したドイツ製のエンコーダーソフトで、シンプルで使いやすく日本語にも対応している。
バグフィックスや言語ファイルの更新、各コーデックの更新など、バージョンアップの頻度も高い。
2015年10月15日のアップデートでバージョン3.2.6.3になった。

システム要件

OS:WindowsXP SP3 / Windiws Vista / Windows7 / Windows8 / Windows8.1
CPU:Intel / AMD 1GHz以上のPC互換機
RAM:1GB以上
DirectX:DirectX9
nVidia CUDA:nVidia GPUドライバー 347.09以降

OSについては64bitの記載がないものの、Windows7 64 および Windows8.1 64で動作確認済み。

DirectXはMicrosoftが開発したAPI(プログラミングインターフェース)で、グラフィックや音声などを取り扱う際、ソフトウェア間で情報をやり取りするためのもの。

nVidia CUDAはnVidia製のハードウェアの性能を引き出すための技術なので、CUDAに対応したnVidiaのグラフィックカードを使用していると活用できる。

ソフトの入手先

XMedia Recode 公式ダウンロードページlink



XMedia Recodeのインストール

XMedia Recodeのセットアップには「インストーラー」と「ポータブル」という2つの選択肢がある。
「インストーラー」は文字通り、一般的なアプリケーションをセットアップする際に使用されるインストーラーをダウンロードするもので、「ポータブル」はアプリケーションをZIPファイルでダウンロード可能になっている。

インストーラー版ではProgram FilesフォルダにXMedia Recodeフォルダを作成し、スタートメニューにショートカットを追加、デスクトップにもアイコンを作成するので、常用するならインストーラーの方が便利。
ポータブル版はZIPファイルを展開すると、フォルダ内にXMedia recodeの実行ファイルがあるので、インストールしなくてもXMedia Recodeを使用できる。

ZIPファイルの場合は展開後、すぐに使用でき、USBメモリなどでアプリケーション自体を持ち運べるメリットはあるが、スタートメニューへの登録やデスクトップのアイコンが必要な場合は、自分で作業を行う必要がある。

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ダウンロードページを開くとブラウザ上部にドイツ語でメッセージが出現するが、これはCookieが有効になっており、引き続きサイトを利用する場合はCookieの使用に同意するものとする、という内容。
要はCookieを使用して利用者の属性などを記録しているということ。注意書きが表示されると身構えてしまうが、多くのサイトで普通に使用されているものなので特に問題はない。

ダウンロードするだけなのでドイツ語のままでも良いのだが、見慣れた英語で表示させたい場合は右上の「English」をクリック。

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インストーラー版は「XMedia Recode Installer」の「Download」をクリック。
ポータブル版は「「XMedia Recode Portable」の「Download」をクリック。

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ダウンロードしたインストーラーを開くとセキュリティ警告が出るので「実行」。

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言語選択が日本語になっているので、そのまま「OK」をクリック。
日本語になっていなければプルダウンメニューから日本語を選択。

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日本語のセットアップウィザードが開始する。

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使用許諾書に問題がなければ「同意する」にチェックを入れて「次へ」。

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XMedia Recodeのインストール先を選択。
特にこだわりがなければデフォルトのままでOK。

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スタートメニューへショートカットを登録するので、そのまま「次へ」。

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デスクトップにアイコンを作成する場合はチェックを入れたまま「次へ」。

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設定に問題がなければ「インストール」をクリック。

セットアップが終了した「完了」をクリックするとXmedia recodeが起動する。

使用方法

主要なファイル形式は網羅されており、バージョン2.x.x.xの頃と比較すると、現バージョン(3.2.6.3)は安定性やクロップ処理のクオリティが格段に向上している。

XMedia Recodeで取り扱えるファイル形式
3GP 3G2 AAC AC3 ADX AIFF AMR APE ASF AVI AVISynth AU Blu-ray DVD DIVX DTS E-AC3 FLAC F4V FLV H261 H263 H264 IVF M2TS MTS M1V M2V M3U M3U8 M4A M4P M4V MKA MKV MMF MP2 MP3 MP4 MP4V MPE MPEG-1 MPEG-2 MPEG-4 MOV QT QCP OGG OGM OGV PVA REC RM RMVB SVCD SWF SPX THP TS TRP TP0 VCD VOB VRO WebM WebA WMA WMV WPL WTV Y4M YUV

この他にもXMedia RecodeではISOイメージファイルのエンコードも可能になっている。

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基本的にファイル形式の変換を行うアプリケーションなので操作は至ってシンプル。

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ソース(変換元)の追加は、アイコンメニューの「DVDを開く」または「ファイルを開く」からファイルエクスプローラでソースを指定するか、ダイレクトにソースを上部のリスト欄にドラッグ・アンド・ドロップして行う。

「DVDを開く」「ファイルを開く」というメニューがあるように、XMedia RecodeはDVD-Videoを動画ファイルへ変換することが可能。
ただし、XMedia Recodeが制作されているドイツも著作権保護に厳しく、XMedia RecodeにはCSS解除機能は備わっていないので、映画などCSSで保護されている一般的なDVD-Videoのエンコードはできない。

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「DVDを開く」を選択すると光学ドライブを指定できる。
また、「ハードディスク」にチェックを入れるとISOイメージファイルやDVDフォルダを指定できるようになるが、これらのファイルやフォルダは上記のドラッグ・アンド・ドロップで追加可能。

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追加したソースを選択すると、下段にエンコードの設定タブが表示される。

XMedia Recodeでは複数のソースを追加し、個別に設定してエンコードすることは可能だが、ファイルの結合はできない。

ファイル形式の指定

設定タブには「形式」「映像」「音声トラック」「字幕」「クロップ/プレビュー」「チャプター編集」「リスト」があり、初めに「形式」タブで変換後のファイル形式を選択する。

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「形式」タブでは変換後のファイルの種類と拡張子を設定をする。

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XMedia Recodeには予めプロファイルが用意されており、使用するデバイスを選択すると推奨設定がセットされる。
プロファイルは2段になっており、上段でデバイスのメーカーを、下段でデバイスを選択するようになっている。

例えばGoogleを上段で選択すると、下段にはChromecastやGoogle Nexusシリーズが表示される。
ただ、プロファイルはソースに関係なく解像度やビットレートをセットするため、ソースに応じてプロファイルの値を変更する必要があるものの、エンコード初心者はプロファイルを使用したほうが無難。

プロファイルを使用せず、ファイル形式などを独自に設定する場合は「カスタム」を選択。

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変換後のファイル形式については現在主流のMP4が最も無難だが、変換したいファイル形式を任意で選択。

形式を選択すればファイル拡張子も自動的に変更されるので、余程のこだわりが無い限り変更する必要はない。

「出力ストリーム形式」の項目は通常の音声つき動画であれば、「映像のみ」「音声のみ」「映像+音声」の3択で、それぞれ目的に応じて選択する。

「出力ストリーム形式」で「映像+音声」を選択した場合は、「映像と音声を同期」にチェックを入れておく。

映像の詳細設定

映像タブにはエンコード時の詳細設定が可能。
プリセットを使用している場合は推奨値がセットされている。

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映像タブの上部には「ソース」の情報と「出力」の情報が表示されている。
DVDなどで別アングルの動画がある場合は出力する動画を選択する。
また、エンコード時に映像を出力しない場合は、右のアイコンから「X」で削除することもできる。

「インポート」ボタンは新たにソースを取り込むもので、取り込んだソースを出力フィールドに追加すると、元のソースと置き換わるため、実際に使用するのは操作アイコンの一番下にある「ビットレート計算機」のみ。

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ビットレート計算機は出力フィールドにあるストリームを選択することで使用可能になり、アイコンをクリックすると選択した動画のビットレートとファイルサイズの計算ができる。
予めエンコード後のファイルサイズが決まっている場合などは非常に便利。

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モード

「コピー」と「変換」があり、ファイル形式を変更する場合は必ず「変換」になる。
「コピー」は画質の劣化がないので、映像だけを抽出する場合などに使用する。

コーデック

選択したファイル形式に格納できるコーデックが表示される。

フレームレート

基本は「オリジナルを保持」を推奨。
オリジナルよりも値を減少させると滑らかな動きに支障がでる。また、値を大きくしても単にファイルサイズのみが増加するだけでソースよりも動きが滑らかになることはない。

レート制御モード

「平均ビットレート」「2Pass平均ビットレート」「品質」「量子化」とあり、前者2つは変換時に使用するビットレートを指定するのに対し、後者2つは画質や品質の劣化具合を数値によって表したもの。

平均ビットレート(ABR)は可変ビットレート(VBR)の一種で、指定したビットレートを基準にした可変ビットレート。
「平均ビットレート」は変換する際に出力結果を予測しながらエンコードするのに対し、「2pass平均ビットレート」は初めにデータを分析した後でエンコードを行うため、品質の向上と圧縮率の向上を期待できるが、工程が増える分だけ時間がかかる。

「品質」「量子化」については1~100の数値で「品質」や劣化具合」を指定するもので、数値が小さいほど高品質になる。
ただし、使用するソースに対しての設定ではなく、あくまでも使用するコーデックに対する設定になるので、いたずらに数値を小さくしても無駄にファイルサイズが増加することになる。

ビットレートが4147kbps、フレームレート25fps、ファイルサイズ61MBのMP4ファイルのソースを、「量子化」の設定値「1」でMP4ファイルにエンコードした場合、ビットレートが63000bpsでエンコードされファイルサイズが900MBになった。
同様に量子化の数値を「20」で設定した場合、ビットレートは6408kbps、ファイルサイズは91.4MBになった。
デフォルトの値は「20」なので、適切なビットレートが不明な場合は、「量子化」もしくは「品質」を「20」に設定してエンコードするのもあり。

調整

もともと「Tune」と表示されていた項目で、「フイルム(映画)」や「アニメーション」のほか、粒子・静止画像・SSIM・PSNRなどがある。
「調整」を使用するか否かは好みで、デフォルトでは「無効」になっている。

SSIM・PSNRについての詳細はこちらのサイトを参照link

その他の項目はデフォルトのままでOK。

音声トラックの設定

音声トラックタブでは、サンプルレートやビットレートなどの詳細設定が可能。
ただし選択したコーデックによって設定項目は異なってくる。

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音声トラックタブにも映像タブと同様に「ソース」と「出力」の情報が表示されているが、音声の場合は別の音声ファイルをインポートして「出力」フィールドに追加することで、多重音声が可能になる。ただし、多重音声に対応しているファイル形式であることが大前提。

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モード

ソースをエンコードする場合は「変換」、そのまま使用する場合は「コピー」を選択。
多重音声にするなど音声に変更を加えないのであれば、「コピー」に設定したほうが音質の劣化は避けられる。

コーデック

音声をエンコード(変換)する場合はコーデックを選択可能。
AAC、MP3、AC3、MP2、WMAはいずれも非可逆圧縮で、Flacのみが可逆圧縮、PCMは無圧縮のコーデック。
AACはMP3よりも高音質・高圧縮を実現する規格として登場したのだが、その差を実感できるのは一般的に160kbos以下の低ビットレートの時で、192kbos以上だと大差はないと言われているが、音源の種類や再生環境などでも異なってくるので一概には何ともいえない。
AC3はドルビーサラウンドで有名なドルビー社が開発したコーデックで、映画などで使用されることが多く、音質も定評がある。

可逆圧縮のFlacは汎用性がなく、再生できるプレーヤーが限られているのでマニア向け。

PCM signed 16-bitはCDと同じ音源で、無圧縮なので音質は他のコーデックと比べ理論的には優れているが、ソースよりも高音質にはならないので、ソースの音声を使用するならモード設定で「コピー」を選択しやほうがよい。

ビットレート

AACやMP3など非可逆圧縮のコーデック選択時に設定が可能。
低ビットレートよりも高ビットレートの方が音質は向上するが、その分ファイルサイズも大きくなる。ただし、ソースの音質にもよるが128kbps以下の低ビットレートでエンコードすると、音質の劣化が聴き取れるレベルになるので要注意。

オープンソースのMP3コーデックではLAMEが優れていたり、iTunesのAACは定評があるなど、MP3やAACといってもソースコードは複数あり、厳密には同じ設定のAACファイルでも、エンコードに使用されたコーデックによって音質は異なってくる。
XMedia Recodeが実装しているAAC(Faac)はAACの数少ないオープンソースだが、音質については微妙な評価が多い。

ただ、それはハイレベルな話であって、個人的には高尚な耳も、僅かな音質の差を再現できるほどの機材も持ち合わせていないので、違いは全く分からない。

字幕

動画の字幕にはファイル形式によって2種類あり、マトリョーシカ(MKV)のみ多重字幕を格納でき、その他のファイル形式は動画そのものに字幕を書き込むことになる。

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DVD-Videoなどで複数の字幕が格納されていると「ストリーム」の項目に一覧が表示され、これらを全て取り込むためにはファイル形式でMKVを選択する必要がある。
※映画DVDなどアクセスコントロールやコピーガードがかかっているメディアは使用不可。

ただし、MKVはようやくWindows10でサポートされた次世代のコンテナフォーマットのため、AVIやMP4などと比べ汎用性がなく、字幕の切り替えや表示もプレーヤーが対応していなければ使用できず、Windowsに実装されているWindows Media Playerは字幕非対応など、同じファイルを再生してもプレーヤーで異なってくるので、MKVを使用する際には再生する環境にも注意が必要。

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MPC-HCのバージョン1.7.10では字幕の影しか表示されていない。

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SMPlayerでは正しく表示されているものの、少々ぼやけ気味。

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VLCは結構はっきりとしている。

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ファイル形式でMKVを指定して字幕を取り込む場合は、「モード」で「コピー」を選択し、取り込む字幕を「ソース」から「出力」に追加する。

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MKV以外のファイル形式の場合、字幕を直接動画へ書き込むため、「ソース」から選択できるストリームは1つだけで、「モード」は「レンダ」を選択。
ちなみに「コピー」では字幕が書き込まれない。

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字幕ファイルは作成して取り込むこともできる。
ass、srtなどの字幕ファイルをインポートすれば良いだけだが、assなどで装飾したものはマトリョーシカで、「モード」を「コピー」にしないと反映しない。

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MKV以外のファイル形式でインポートした字幕を使用する場合、経験則になるが必ず「出力」側のストリームを選択後、モードを「変換」、言語は「Japanese」にして、コーデックを「変更なし」に設定すると成功率が高い、、、気がする。
モードを変換にしているため、字幕に施した装飾は全て破棄されてしまう。

モードを「レンダ」にするとPCがフリーズしたり、言語設定をしないとエラーが発生、コーディングを「変更なし」以外にするとXMedia recodeが強制終了するなど、様々なトラップがあるので、字幕ファイルをインポートする場合はMKVファイルで「コピー」した方が無難かも。

クロップ/プレビュー

このタブでは解像度・クロップ・インターレース解除・エンコードの範囲指定の他、グレースケールや反転などのフィルター設定が可能。
ただ、単純にファイル形式を変換するだけなら、この項目を変更する必要はない。

xmedia-recode035初期値では解像度のみが有効になっており、その他のフィルターは全て無効。

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「フィルター追加」をクリックすると表示されているフィルタ以外の各種フィルタが使用できる。

インターレース解除

インターレースとはアナログ放送やビデオで使用されている走査線を奇数と偶数に分けて送信する方式で、その性質上デジタル化すると縞々になる。

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この現象は動きの速い場面になると顕著に現れる。

インタレース解除またはプログレッシブ化とは、交互に欠けている走査線を補完して表示する技術で、ちらつきを押さえる効果がある。

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XMedia Recodeのインターレース解除方法には「libav Deinterlace」「Yadif」「KernelDeint」「mcDeInterlace」の4つのフィルタがある。

各フィルタはそれぞれ設定項目が異なり、どのフィルタが良いかはフィルタを適用する動画や、仕上がりの好みなどによって異なるので、実際に試してみるしかないが、各フィルタの設定値に関しては取り敢えずデフォルトでテストするのがお勧め。

クロップ

クロップは映像のトリミングを行う処理。

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左右や上下に入っている黒帯を消す場合などに有効なフィルタで、左右上下でカットしたい部分を数値で指定する。
黒帯のみをカットしたい場合は「オートクロップ」をクリックするだけでOK。

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クロップ処理を行うと当たり前だがビデオサイズは小さくなり、アスペクト比も変わってくる。

パディング

パディングは動画に余白(帯)を付け足すフィルタ。
ただし、黒帯はソースのビデオサイズ内で追加されるので、実質的にパディングを設定した分だけソースのサイズは減少することになる。

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通常は黒帯が入るのだが、カラーを変更することもできる。

解像度

解像度ではビデオサイズの変更が可能で、スケーリング、ディザリング、アスペクト比と拡大の各項目設定を行う。

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基本的にはデフォルトのまま、幅と高さを任意に指定して実行するのが最もお手軽。

幅・高さの横にあるドロップダウンリストはMODで、指定の数値の倍数になるよう設定できる。
自由にサイズを変更したい場合はデフォルト値の「2」を使用。

スケーリングには代表的な「Bilinear(バイリニア)」「Bicubic(バイキュービック)」のほか、計10個のスケーリングモードがある。
バイリニアは複数の画素の平均値を使って拡大、縮小する 方法で、バイキュービックはバイリニアと同じ方法だが、バイリニアより品質がわずかに向上すると言われている。

ディザリングとは中間色を出すために色を組み合わせる手法。
デフォルトでは「自動」になっているが、「バイヤーディザ」「誤差拡散法」などが選択可能で、一般的なのは誤差拡散法。

アスペクト比は幅と高さの比率で、無闇にアスペクト比を変更すると縦に圧縮されたり、横に伸びた画像になってしまうので、デフォルトは「オリジナル」。
アスペクト比を任意に変更した場合、オリジナルとの誤差が「アスペクト誤差」として表示される。

拡大はアスペクト比を変更した際のアスペクト誤差を修正する処理。
上下左右に黒帯を追加する「レターボックス」を使用するのが一般的。
「パンスキャン」は別名トリミング。映像から一部を切り出して指定したアスペクト比に修正する。
「ミディアム」はレターボックスとパンスキャンの効果をそれぞれ取り入れて、アスベクト比の変換を行うもので、レターボックスの半分の黒枠が付き、パンスキャンの半分のカットを行う。

「拡大」で「レターボックス」や「ミディアム」を選択すると自動的に「パディング」が有効になり、「パンスキャン」を選択すると「クロップ」が有効になる。

範囲指定

動画の切り出しを行う場合は、「開始時間」と「終了時間」を指定する。

開始フレームと終了フレームはシークバーで任意の位置に移動させ、上図赤枠の部分のフレームセットのアイコンをクリックして行うか、直接時間を入力する。
微調整は1コマごとに移動できるフレーム・バイ・フレーム(上図青枠部分)を使用。
また、チャプター設定のある動画はチャプターを指定することも可能。

※ISOイメージファイルなど、ソースによっては開始フレームと終了フレームに誤差が生じ場合がある。

チャプター編集

DVD-Videoなどに設定されているチャプターを編集したり、チャプターのない動画にチャプターを追加することができる。

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現在のチャプターを削除する場合は「チャプターの除去」。
全てのチャプターを削除する場合は「すべてのチャプターを除去」。

チャプターを任意で追加する場合は、開始時間と終了時間を指定して「チャプターを追加」。
「自動的にチャプターを追加」は指定した時間でチャプターを追加する機能。

タグ

MP3で使用されているID3タグを編集できる。

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動画の際にもタグ情報に入力可能だが、MKVなど環境によっては表示されないファイル形式もある。

タグの情報はファイルのプロパティにある「詳細」タブで確認できる。

リスト

リストタブにはエンコードを行うファイルが一覧で表示される。

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エンコードの設定が完了したら、対象のファイルを選択し、必ず「リストに追加」をクリックして、エンコード実行リストに加える必要がある。
この作業をしなければ、エンコードボタンがグレーアウトしたままで選択できない。

個別に設定したファイルをリストに追加して、まとめてエンコード作業が可能。

エンコード

エンコードの設定が完了し、対象のファイルを「リストに追加」したら、エンコードを実行する。

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エンコードはパソコンに大きな負荷を与える作業なので、エンコードの所要時間はPCのスペックに依存する。
また、インターレース解除やスケーリングなどのフィルタ処理を行う場合もエンコードに時間かかる。

冒頭にも記述したがバージョン2.x.x.xの頃に比べると、最新バージョンのXMedia Recodeは格段に安定性が向上しているものの、ファイル形式と設定の組み合わせや、使用するソースとエンコードの設定などによっては、エラーの発生や強制終了、最悪の場合はPCがフリーズするので、デフォルト以外の設定を行う場合は注意が必要。





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