Ad Invalid Click Protector の使い方

AICP-icon

Ad Invalid Click Protectorはオープンソースで開発されている広告の不正クリックを防止する無料の WordPressプラグイン。

Ad Invalid Click Protector(AICP)の特徴

  • 広告コードの編集が必要(インストールしただけでは機能しない)
  • タッチスクリーンで利用できない(モバイルデバイスでは機能しない)
  • ページの読み込み時に PHPを実行するため、ページキャッシュが有効な環境では機能しない
  • コードをラッピングできないためアドセンスの自動広告では機能しない
  • アフィリエイト広告では機能しない(Ver 1.1.0 以降)

AICP はタッチパネルからの操作をブロックできないため、導入しても無効クリック対策は万全とは言えず、現状のページキャッシュや自動広告を無効化するのも現実的ではないが、問題が発生した場合の 保険 として導入しておくと万が一の時に自動広告・ページキャッシュ・モバイルデバイスへの広告を無効化することで不正クリックを防止できる。

開発元

  • 開発元:Acnam Infotech
  • 開発元の拠点:インド

システム要件

  • バージョン:1.3.0
  • WordPress:バージョン 4.9 以降
  • 検証済みの最新バージョン:WordPress 6.5.5

プラグインページ

Epubor 800x120-25323
CleverGet 800x120-25323
MusicFab 800x120
StreamFab 800x120-25323
DVDFab 800x120-25323
Epubor 800x120-25323
CleverGet 800x120-25323
MusicFab 800x120
StreamFab 800x120-25323
DVDFab 800x120-25323

Ad Invalid Click Protector の導入

AICP-002

Ad Invalid Click Protector は WordPressの管理画面にある プラグイン から 新規追加AICP を検索してインストールし、AICPを動作させるため広告コードを編集する。

基本設定
  • Set the Ad Click Limit
    不正と判断するクリック数の上限
  • Click Counter Cooke Expiration Time (default: 3 hours)
    クリック回数のリセット時間
  • Set the Visitor Ban Duration (default: 7 days)
    不正と判断された訪問者を禁止する期間

コードの編集

編集した広告コードは function.phpに追加して ショートコード化 する方法と、PHPをサポートしている 広告配置プラグインを使用 する方法があり、広告配置プラグインの使用はショートコード化よりも導入しやすく、広告の差し替えや配置変更など導入後のメンテナンスが容易などのメリットがある。

<?php
if(aicp_can_see_ads()){
// 広告表示
echo '<div class="aicp">
ここにアドセンスの広告コードを挿入
</div>';
} else {
//ブロック時の代替えテキスト
echo "広告表示をブロックしました。";
}
?>

広告コードを AICPの設定に対しての正・否で表示/ 非表示を分岐させるため、上記のコードを PHP をサポートしている広告挿入プラグインに貼り付ける。

AICP-004

Ad Inserter を使用する場合は右上にある php をクリックして有効にする。

AICP-007

ブロックにコードを貼り付け、配置設定をして プレビュー で確認。

AICP-005

プレビューで広告が表示されていれば保存して設定を反映。

AICP-009

動作条件をクリアしていれば広告を連続で所定回数クリックすると、ブロック時の代替えテキストが表示される。

AICP-010

ブロックが実行されるとダッシュボードにある AICPのボックスに表示される。

StreamFab 800x120-25323
MusicFab 800x120
Epubor 800x120-25323
CleverGet 800x120-25323
DVDFab 800x120-25323
StreamFab 800x120-25323
MusicFab 800x120
Epubor 800x120-25323
CleverGet 800x120-25323
DVDFab 800x120-25323

無効クリック対策

自動広告やページキャッシュを有効にした環境に AICPを導入した場合、無効クリック数の異常は管理者が確認する必要があるため、アドセンスをアナリティクスにリンクしてトラフィックの分析を有効にしておく。

備考

2023年11月以降、Googleはアドセンスの収益分配構造を CPC(1クリック当たりの広告料)から CPM(広告表示 1000回あたりの広告料)に移行したため、故意に広告のクリックを繰り返す「アドセンス狩り」の悪影響は限定的になった。

関連記事

Elementor の設定と使い方

WYSIWYG対応のオーサリングソフトのような感覚で WordPressを編集できる基本機能が無料の WordPress用のウェブサイトビルダープラグイン

GTranslate WordPress の設定と使い方

翻訳精度が高い Google のニューラル翻訳 を利用して翻訳されたページを サブドメインやサブディレクトリで配信できるリーズナブルな Wordpress の翻訳プラグイン

Microsoft Clarity for WordPress の導入と設定

見やすい UIでスクロールの奥行きやデッドクリックなどを確認でき、サイトのユーザーエクスペリエンスの分析に最適な、ウェブサイトのユーザー インタラクションを把握できる無料の行動分析ツール

Ad Inserter Pro のインストールと設定

広告の表示位置を柔軟に設定できるだけでなく、クリック詐欺の防止・アドブロックを検出時に指定した広告の表示やコンテンツの非表示化、ブロック毎のIMPやCTRなどのレポートも表示可能な広告管理プラグイン

Ad Inserter の設定と使い方

広告を表示するデバイス の指定や見出し・コンテンツ・コメントなど柔軟な表示設定ができ、広告別の表示 / 非表示 設定やアドブロックの検知も可能な WordPress 用の広告管理プラグイン