Ad Inserter の設定と使い方

柔軟な表示設定ができるWordPress 用の広告管理プラグイン

Ad Inserter は WordPress 用の広告管理プラグインで、無料版でも 広告を表示するデバイス の指定 や 見出し・コンテンツ・コメントなど 広告の表示位置も柔軟に設定でき、広告別の表示 / 非表示 設定 や アドブロックの検知 も可能で、アドセンス との親和性も高い。

有料の Ad Inserter Pro FREELANCER 以上のプランにアップグレードすると、ページエクスペリエンス対策 や クリック詐欺防止 ( アドセンス狩り防止 ) などのオプションが利用可能になる。

プラグインページ

Ad Inserter

Ad Inserter Pro 購入ページ

Ad Inserter の導入

Ad Inserter は WordPress の管理画面にある プラグイン から 新規追加Ad Inserter を検索して インストールし、各ブロックで広告の表示設定をする。

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インストールした Ad Inserter は 管理ページ の左サイドバーにある 設定 からアクセスする。

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設定ページは 16 のブロック がタブで表示されており、各ブロックに 広告コードを貼り付けて 表示位置などの設定をする。

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表示するブロックは ブロックリスト で切替が可能で、最大 96 のブロックを使用できる。

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プラグインの設定は 設定 タブで編集できるが、アドブロックの検出 以外は デフォルト設定で問題ない。

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ツールアイコンは エディタの表示 や PHP の有効化 などを設定できる。

テキストエディタの切替
ブロックのテキストエディタを 構文強調 ( シンタックスハイライト ) から シンプル エディタ へ切り替える。 
ツール
広告コードの編集を行うためのツールを表示。
PHP
コードブロックに PHP を使用する場合は クリックして有効にする。
一時停止
ブロックの設定を変更せずに 広告を無効にする。

アドセンス統合

Ad Inserter に アドセンスへのアクセスを許可すると、Ad Inserter からアドセンスで作成した広告コードを直接取得できる。

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アドセンスへのアクセを許可する場合は、設定 にある アドセンス アイコンをクリック。

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右ペインに Ad Inserter AdSense Integration の設定項目が表示されるので「 Get Authorization Code 」をクリック。

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アドセンス使用している Google アカウントでログイン。

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アクセスを許可すると 認証コード が発行されるので コピー。

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コピーしたコードを Get Authorization Code に貼り付け「 Authorize 」をクリックすると、アドセンスで作成した広告ユニットが一覧で表示される。

アドセンスの自動広告

アドセンスの自動広告は 広告を表示するすべてのページで <head> ~ </ head> 間に貼り付ける必要があり、プラグインを使用しない場合は テーマヘッダー ( header.php ) の編集が必要になるが、 Ad Inserterでは 設定header タブ にコードを貼り付けるだけで 自動広告を有効にできる。

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設定 タブにある header タブ を開き、コードエディタに 自動広告のコードを貼り付け、右上にある 有効 / 無効 ボタンをクリックして ページヘッダーへのコード挿入 を有効にする。

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設定できたら「 Save Settings 」をクリックして設定を保存。

Ad Inserter の使い方

Ad Inserter は 投稿・固定ページの指定箇所に広告を表示する 自動配置 と、ウィジェット や ショートコードを使用する 手動配置 があり、自動配置では 使用している WordPressフックテーマ 側 でサポートされていないと、広告を配置できない場所がある。

テーマが 投稿 や コンテンツ の前後に ウィジェットを配置できる場合は、手動配置 で テーマの機能を利用した配置を推奨。

自動配置

広告の自動配置は ブロックの コードエディタに 広告コードを入力し、表示位置を設定する。

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ブロックを選択。

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Block と表示されている箇所をクリックして ブロック名 を編集。

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コードエディタ に アドセンス・Amazon・アフェリエイトサイト などから取得した 広告コードを貼り付ける。

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広告を表示するページタイプにチェックを入れる。

Post : 投稿
Static pages : 固定ページ
Homepage : 設定しているサイトのトップページ
Search pages : サイト内検索が有効な場合の 検索結果ページ
Category pages : カテゴリーページ
Tag / Archive pages : タグ・アーカイブページ

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Insertion のリストから 広告の配置 箇所を指定。

Disabled
広告を無効にする
Before Post / After Post

投稿の 前 ( タイトル上 ) / 後 ( コメントの下 ) 
Before Contents / After Contents
投稿 本文の 前 ( タイトル下 ) / 後 ( 本文末尾 カテゴリー/タグの上 )
Before Paragraph / After Paragraph
指定した見出し・段落 の 前 / 後
Before image / After image
指定画像 の前 / 後
Footer
フッターに表示されているクレジット や メニューの下
Before Comments / After Comments / Between Comments
コメント の前 / 後 / 間 ( コメントが書き込まれていない場合は 非表示 )
Between Post
投稿の 間 ( ホームなどで 投稿がリスト表示されている場合に使用 )
ヘッダーの上に広告を配置する場合は、 設定タブ の General にある Output buffering を有効 ( Enable ) にし、Insertion のリストから Above header を選択。
Output buffering は 使用している テーマがサポートしていないと正常に動作しないため、サポート外のテーマでは Above header の利用は不可。

Ad-Inserter-019

Alignment のリストから 広告の位置を指定。

Default
ページの設定に従って配置される基本設定で、特段の理由がなければ変更は不要。
Left / Center / Right
左寄せ・中央・右寄せ
Float left / Float left
右にオブジェクトが回り込み / 左にオブジェクトが回り込み
Custom CSS
マージンなどを指定。
No wrapping
ブロックのサイズ や マージンなどを設定せず、指定位置にコードをダイレクトに配置。

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Alignment のリスト横にある アイコンをクリックすると、InsertionAlignment の配置をイメージが表示され、Custom CSS を選択した場合は CSS の箇所で設定。

Paragraph / image の番号

InsertionParagraphimage を 選択した場合は 広告を配置する 段落 / 画像の番号 を指定する。

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編集するのは デフォルト設定で 1 になっている箇所で、1 の場合は 上から数えて 最初の 段落 / 画像 の 前 / 後 に広告が配置される。

1 以上の整数
上から数えて 指定した数の 段落 / 画像 の 前 / 後 に広告を配置。
-1 以上の整数
下から数えて 指定した数の 段落 / 画像 の 前 / 後 に広告を配置。
0 ~ 1 までの小数
投稿・固定ページ内の上からの相対位置 ( 0.2 の場合は 上から 20% ) に広告を配置。
0 ~ -1 までの小数
投稿・固定ページ内の下からの相対位置 ( -0.2 の場合は 下から 20% ) に広告を配置。

0
ランダムな位置に広告を配置。
%N
N 段落ごと ( %3 の場合は 3 段落毎 ) に繰り返して広告を配置。
%N@S
S段落からN段落ごと ( %3@2 の場合 2つめの段落から 3段落毎 ) に配置。
2段目 と 6段目 に配置する場合などは 番号を カンマ区切り ( 2,6 ) で指定する。
Paragraph のカウント設定

Paragraph は デフォルト設定で 投稿本文の 最初の 段落 ( p 要素 ) になっているが、見出し ( h 要素 ) や div 要素 などの HTMLタグ に変更できる。

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InsertionParagraph を選択すると Paragraph Counting settings のアイコンが表示されるのでクリック。

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設定は CountParagraphs with tags の 2箇所で、Count で 数える方向を選択し、Paragraphs with tags で 数える HTMLタグ を指定する。

Count from bottom を選択した場合、Insertion の数値に マイナスを付けると 上から数えることになる。

カウントは 特定のテキスト や 要素 を 含む / 含まない など 詳細条件の設定も可能

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広告の表示 / 非表示 をデバイスによって切り替える場合は「 Device 」の Client-side device detection タブを選択。

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Use client-side detection toを有効にしてリストから show / Insert を選択、広告を表示するデバイスを デスクトップ・タブレット・スマホ から指定。

 Insert は ページの読込み時に Javascript を挿入するため AMPページでは 利用不可。
 show / Insert の違いについては 公式サイトを参照 。

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設定が完了したら「 Save Settings 」をクリックして設定を保存すると、設定内容が反映される。

キャッシュプラグインを使用している場合は 設定内容を確認する際 ページキャッシュを削除する。

手動配置

手動配置 は ウィジェット や ショートコード を使用するもので、ウィジェット は デフォルト設定で有効になっている。

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ブロック に広告コードを貼り付け、広告を表示するページタイプにチェックを入れたら「 Manual 」をクリック。

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ブロック を 手動配置 のみで使用する場合は InsertionDisabled を選択。

Insertion で Disabled 以外を使用してブロックを併用することも可能。

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デフォルト設定では Widget のみ有効になっているので、ショートコードを使用する場合は Shortcode、PHP 関数 を使用して テンプレートに コードを挿入する場合は PHP function を有効にする。

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設定が完了したら「 Save Settings 」をクリックして設定を保存。

ウィジェット

任意の位置に Ad Inserter のウィジェットを配置して、表示するブロックを選択する。

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WordPress の 外観 から ウィジェット を開き、Ad Inserterを サイドバー など任意の位置に追加。

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Block のリストから 表示するブロックを選択して「 保存 」。

Sticky は ウィジェットを スクロール追尾型 に変更するオプションで、有効にするとページをスクロールしても常に広告が表示されるようになる。
アドセンスでは 2019年 11月以降 追尾広告 の利用が可能になったが、アンカー広告 を使用している場合は アンカー広告 と 追尾広告 の同時表示が ガイドライン違反 になる可能性がある。
ショートコード

ショートコードは 任意の場所に ブロックを挿入できる。

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Shortcodeを有効にすると 表示されている ショートコード が使用可能になる。

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投稿 や 固定ページ の 任意の箇所に コードを貼り付けると ブロックを挿入できる。

アドブロック検知

Ad Inserter は ブラウザのアドブロックを検知して、ポップアップメッセージの表示 や リダイレクトする機能を実装している。

Ad Inserter Pro にアップグレードすると、ブロックされた広告を 他のコンテンツ や ブロックされない広告への置換が可能なほか、広告ブロックの統計を取ることもできる。

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アヅブロック検知 を有効にする場合は、設定 タブにある Ad Blocking タブを開き、Action のリストから Popup Message / Redirection を選択。

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Delay Action は 指定したページ数を閲覧後に 指定したアクション を実行し、No Action Periodで指定した期間は 再訪問時に アクションが実行されない。

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設定が完了したら 右上のボタンをクリックして アドブロックを有効にし「 Save Settings 」で設定を保存。

Popup Message

ポップアップメッセージは アドブロックを検知すると ページを反転してメッセージを表示する。

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デフォルト設定ではページをクリックすれば解除できるが、アドブロックを解除するまで メッセージが消えないよう設定することもできる。

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メッセージの内容 や 体裁 は Message HTML codeMessage CSS で編集でき、ページを反転しているカラー や 透明度 は Overlay CSS で編集する。

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Undismissible Message を有効にすると アドブロックを解除するまで メッセージが消えない。
Redirection

Redirection は アドブロックを検知すると 設定したページにリダイレクトする。

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Custom Redirection Url に 転送先の アドレスを入力。

アドブロックについての警告がないままリダイレクトされるため、リダイレクト先での説明などが必要。

Ad Inserter Pro へのアップグレード

Ad Inserter は無料版でも 多機能なため 十分に活用できるが、アップグレードすることで クリック詐欺防止 機能が利用できるほか、広告の表示回数 や クリック回数 などのレポート、広告を表示すると確実に数値が落ちる ユーザーエクスペリエンスの指標 CLS の対策なども可能。

Ad Inserter Pro 購入ページ

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購入ページの最下部で プラン を選択できる。

Ad Inserter Pro は サブスクリプションではなく 買い切りタイプだが、ライセンスの有効期限は 1 年間で、期限が切れても継続して利用できるが バージョンアップ や サポートが受けられない。
クリック詐欺防止 機能などを利用する場合は FREELANCER 以上のプランを選択する。

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使用許諾書 と プライバシーポリシーを確認後 チェックを入れて「 Pay Now 」。

支払方法 は PayPal のみ。

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ダウンロードボタン と ライセンスキー が表示されるので「 Download 」をクリック。

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WordPress の管理画面から プラグイン を開き プラグインのアップロード から ダウンロードした ad-inserter-pro の Zip ファイルを選択。

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「 今すぐインストール 」でインストールを実行。

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インストールしたら「 プラグインを有効化 」。

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ライセンスキーに関する警告が表示されるので Enter licence key をクリック

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設定タブが開くので Licence key の箇所に 取得したライセンスキー を入力後「 Save Settings 」で保存。

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Ad Inserter Pro が有効になると 無料版 Ad Inserterの設定を引き継ぎ、Ad Inserte が無効 が無効になるので 削除。

クリック詐欺防止

クリック詐欺防止 機能は ブロック毎に設定することも可能だが、設定 で すべてブロックに適用できる。

アドセンスの自動広告では クリック詐欺防止 は機能しない。

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設定 タブから Tracking タブを開く。

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Click fraud protection を有効にして Global visitor limits で クリック数の制限クリック回数のリセット時間Protection time で 不正と判断された訪問者を 禁止する期間 を設定。

Block IP address は 不正と判断した訪問者の IP アドレスをブロックするオプションで、有効にすることが推奨されており、ブロックした IPアドレスは リストに登録が必要。
リセット時間は 0.042 が 1 時間 で 3 時間は 0.126 。

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設定が完了したら 右上のボタンをクリックして アドブロックを有効にし「 Save Settings 」で設定を保存。

広告の表示回数・クリック数のレポート

広告の表示回数・クリック数のレポートも 設定タブ の Tracking タブで設定する。

広告の表示回数・クリック数 をトラッキングする場合、ブロックのアライメントで No wrapping は使用不可。

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ページビュー も追跡する場合は Track PageviewsEnabled に変更、会員制サイトの場合は Track for Logged in Users で ログインしたユーザーの追跡、FREELANCER 以上のプランの場合は Click DetectionAdvanced に変更。

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設定が完了したら 右上のボタンをクリックして アドブロックを有効にし「 Save Settings 」で設定を保存。

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追跡するブロックを開いて Track impression ボタンを有効にし、「 Save Settings 」で設定を保存。

CLS の対策

CLS の対策は ページレイアウトが崩れないよう  広告の配置箇所に 予めスペースを確保する機能で、配置する広告の高さ を設定する。

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ブロックの設定で Misc を選択し、Display タブ で Height広告の高さ を入力する。

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