Ad Inserter の特徴
- 無料で利用できる WordPressの広告管理プラグイン
- 広告を表示するデバイス の指定や、広告の表示位置を柔軟に設定
- 広告ブロック検出にポップアップメッセージの表示やリダイレクトが可能
- Googleアドセンスとの親和性も高い
- オープンソースで開発
開発元
- 開発者:Igor Funa 氏
- 開発者の拠点:スロバニア
ダウンロード
プランの比較
Ad Inserter | Ad Inserter Pro | |
投稿や固定ページの任意の位置に広告を自動配置 | 可 | 可 |
ウィジェット・ショートコードによる広告の手動配置 | 可 | 可 |
アドブロックの検出 | 可 | 可 |
指定ページの広告表示/非表示設定 | 可 | 可 |
クリック詐欺防止 | 不可 | 可 |
広告の表示回数やクリック回数 などのレポート | 不可 | 可 |
アドブロック検出時の広告置換 | 不可 | 可 |
- Ad Inserter Proについては Ad Inserter Pro のインストールと設定 を参照。
システム要件
- バージョン:2.7.32
- WordPress:バージョン 4.9 以降
- 検証済みの最新バージョン:WordPress 6.3.2
インストール
WordPress の管理画面で プラグイン から 新規追加 。
Ad Inserter を検索して「今すぐインストール」でインストール後に「有効化」する。
初期設定
管理ページの左サイドパネルから 設定 の Ad Inserter を選択。
アドセンスの統合
Ad Inserter から Googleアドセンスの広告コードを直接取得するため、設定 タブを開いてグレーアウトしているアドセンスアイコンをクリック。
右ペインに Ad Inserter AdSense Integration の設定項目が表示されるので「Authorize」をクリックし、アドセンス使用している Googleアカウントにログイン後、Ad Inserterのアクセスを許可。
アドセンスアイコンが追加され、選択すると右ペインにアドセンスで作成した広告ユニットが一覧表示される。
ページヘッダーコード
アドセンスの自動広告など <head></head>間にコードの挿入が必要な広告は、設定 の Header タブのコードを貼り付け、右上にある 有効/ 無効ボタンをクリックしてページヘッダーへのコード挿入 を有効にする。
広告ブロック検知
Ad Blocking を有効にすると、広告表示がプラグインなどでブロックされた場合に、ポップアップメッセージの表示や、指定ページにリダイレクトできる。
- Enabled for
アドブロック検知の対象にするデバイスを選択 - Action
アドブロックを検知した際の処理を、ポップアップメッセージの表示か、ページのリダイレクトから選択。
- Delay Action
指定したページ数を閲覧後にアクションを実行 - No Action Period
指定した期間は再訪問時にアクションが実行されない
ポップアップメッセージは、メッセージの内容や体裁を Message HTML code と Message CSS で編集でき、ページを反転しているカラーや透明度 は Overlay CSS で編集する。
リダイレクション選択時は Custom Redirection Url に転送先のアドレスを入力。
設定が完了したら 右上のボタンをクリックして アドブロックを有効にし「Save Settings」で設定を保存。
広告ブロックの設定
広告コードは 1- 16のブロック(タブ)に貼り付け、ブロック名を分かりやすい名前に編集し、広告を表示するページタイプをチェックする。
- Post:投稿
- Static pages:固定ページ
- Homepage:設定しているサイトのトップページ
- Search pages:サイト内検索が有効な場合の 検索結果ページ
- Category pages:カテゴリーページ
- Tag / Archive pages:タグ・アーカイブページ
Insertion のリストから 広告の配置 箇所を指定。
- Disabled
広告を無効にする
- Before Post / After Post
投稿の 前(タイトル上)/ 後(コメントの下) - Before Contents / After Contents
投稿 本文の 前(タイトル下)/ 後(本文末尾 カテゴリー/タグの上) - Before Paragraph / After Paragraph
指定した見出し・段落 の 前 / 後 - Before image / After image
指定画像 の前 / 後
- Footer
フッターに表示されているクレジットやメニューの下 - Before Comments / After Comments / Between Comments
コメント の前 / 後 / 間(コメントが書き込まれていない場合は 非表示)
- Between Post
投稿の 間(ホームなどで 投稿がリスト表示されている場合に使用)
ヘッダーの上に広告を配置する場合は、 設定タブ の General にある Output buffering を有効(Enable)にし、Insertion のリストから Above header を選択。
Output buffering は使用している テーマがフックをサポート していないと正常に動作しない。
Alignment のリストから 広告の位置を指定。
- Default
ページの設定に従って配置される基本設定で、特段の理由がなければ変更は不要。 - Left / Center / Right
左寄せ・中央・右寄せ - Float left / Float left
右にオブジェクトが回り込み / 左にオブジェクトが回り込み - Custom CSS
マージンなどを指定。(CSSを記入するテキストボックスが表示される) - No wrapping
ブロックのサイズやマージンなどを設定せず、指定位置にコードをダイレクトに配置。
Insertion で Paragraph を選択すると Paragraph Counting settings のアイコンが表示されるのでクリックし、Count で数える方向を選択、Paragraphs with tags で数える HTMLタグ を指定。
数える方向とタグを設定したら、広告を配置する場所を数値で入力する。
- 1 以上の整数
上から数えて指定した数の段落や画像の前/ 後 に広告を配置。
- -1 以上の整数
下から数えて指定した数の段落や画像の 前 / 後 に広告を配置。 - 0 ~ 1 までの小数
投稿・固定ページ内の上からの相対位置(0.2 の場合は 上から 20%)に広告を配置。
- 0 ~ -1 までの小数
投稿・固定ページ内の下からの相対位置(-0.2 の場合は 下から 20%)に広告を配置。 - 0
ランダムな位置に広告を配置。 - %N
N 段落ごと(%3 の場合は 3 段落毎)に繰り返して広告を配置。 - %N@S
S段落からN段落ごと(%3@2 の場合 2つめの段落から 3段落毎)に配置。
2段目と6段目に配置する場合などは番号をカンマ区切り(2,6)で指定し、特定のテキストや要素 を含む/ 含まない など 詳細条件の設定も可能。
広告の表示/ 非表示をデバイスによって切り替える場合は「Device」の Client-side device detection タブで、Use client-side detection to を有効にして、リストから show/ Insert を選択し、広告を表示するデバイスを指定。
- Insert はページの読込み時にJavascript を挿入するため AMPページでは利用不可。
- アドセンスなど一部の広告は Insert を使用しないと非表示にできない。
- show と Insert の違いについては 公式サイト を参照 。
カテゴリーやタグ、URLを指定して広告の表示/ 非表示を設定するには、「Lists」から カテゴリー・タグ・分類・投稿 ID はチェックボックスをクリックし、リストからブラックリスト/ ホワイトリストに追加するアイテムを選択、URL で指定する場合はページの URLを入力する。
リストはデフォルトでブラックリストになっているので、追加した条件のページは広告が非表示になる。
設定が完了したら「Save Settings」で保存して設定を反映。
ブロックの右上にある一時停止ボタンを有効にすると、設定を変更せずにブロックを無効化できる。
手動配置
手動配置はウィジェットやショートコードを使用するもので、ブロックに広告コードを貼り付け、広告を表示するページタイプにチェックを入れたら「Manual」を選択し、 Insertion で Disabled に設定。
デフォルト設定では Widget が有効になっているので、使用する項目をチェックし「Save Settings」で保存して設定を反映。
ウィジェットはテーマのウィジェット設定から Ad Inserter を追加し、Block のリストから表示するブロック選択。
アドセンスでは 2019年 11月以降 追尾広告 の利用が可能になったが、アンカー広告 を使用している場合は アンカー広告 と 追尾広告 の同時表示が ガイドライン違反 になる可能性がある。
ショートコードは表示されているコードを、投稿や固定ページの任意の箇所に貼り付けるとブロックを挿入できる。
CLS の対策
CLS の対策は ページレイアウトが崩れないよう 広告の配置箇所に予めスペースを確保する機能で、配置する広告の高さ を設定する。
ブロックの設定で Misc を選択し、Display タブ で Height に広告の高さ を入力する。
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