Debutのインストールと使い方


Debutはオーストラリアのソフトウェア開発企業「NCH Software」が販売している有料のキャプチャソフト。

デスクトップのキャプチャならフリーソフトでもいろいろとあるものの、Webカメラの映像を録画するアプリになると、フリーソフトでは動体検知が可能な「LiveCapture3」と2018年5月にサポートが終了した「AG-Webカメラレコーダー 」、後はWebカメラのメーカーがカメラにバンドルしているアプリくらいで、意外と選択肢は少ない。

Debutは日本語に対応しており、Webカメラでの録画のほか、デスクトップキャプチャとビデオデッキなどPCに接続されたデバイスの再生映像の録画、ネットワークカメラの録画にも対応しているのが大きな特徴。

試用期間はインストールから1週間で、期間中に1回でも録画を行えば、録画時間に関係なく1週間後には使用できなくなるが、期間中はフル機能を利用できる。

システム要件

バージョン5.09現在

OS:Windows XP / Vista / 7 /  8(8.1)/ 10(32bit & 64Bit)

ソフトの入手先

Debut 公式ダウンロードページlink



Debutのインストール

セットアップウィザードはほとんど自動で実行され、アドウェア等のインストールもない。

ダウンロードページの「無料ダウンロード」をクリックし、「Debut動画キャプチャソフト」という名前のインストーラーをダンロード。

ユーザーアカウント制御のメッセージが出たら「はい」で許可。
EULA(使用許諾書)を確認して問題なければ「この利用規約に同意する」にチェックを入れて「次へ」。

インストールが自動的に実行され、Debutが起動したらセットアップ完了。

使用方法

Debutで録画できるのは「デスクトップ」「Webカメラ」「キャプチャデバイス」「ネットワークカメラ」の4つだが、「キャプチャデバイス」「ネットワークカメラ」に関しては使用しているハードウェア等の環境によって、正常に動作しないこともあるので、購入前に使用環境での動作確認は必須。

出力ファイルはASF・AVI・MP4・MKV・MPG・OGV・webM・MOV・WMVのほか、モバイル用に開発された3GPやDVファイルなども選択でき、エンコードはH.264・MPEG4・VP8・MPEG2・Windows Media Video9・H.263などを実装しており、選択した出力ファイルによって使用できるエンコードが変わってくる。

基本操作部分は「録画」「一時停止」「停止」と「音声のオン・オフ」、「スクリーンショット」のみ。

出力形式の設定は「この形式で画面を録画:」の箇所で、リストから任意のファイル形式を選択。

「エンコーダ設定」では使用するエンコーダーを選択。
利用できるエンコーダーは選んだファイル形式によって変わってくる。

「圧縮設定」ではビットレートの指定も可能。

「動画設定」では画面の拡大縮小やフレームレートの設定が可能。

推奨設定

ファイル形式:.avi
動画圧縮:H.264(ネイティブ)
音声圧縮:MP3(ネイティブ)
圧縮設定:標準(画質に問題があるようなら「高品質」を指定)
サイズの拡大縮小は行わず、フレームレート制限はデフォルトの30FPS。

Debutは可変フレームレート(VFR)を採用しており、フレームレート制限で指定した数値は、フレームレートの最大値になる。

録画時間にもよるが、キャプチャはそれなりにファイルサイズが大きくなるため、保存先には十分な空き容量が必要。
「オプション」の「出力」タブで保存先フォルダや保存時のファイル名の指定ができる。

「オプション」の「録画」タブでは録画時の最大時間と、最大時間に達した場合に処理などの設定が可能。

Webカメラの録画

一般的にWebカメラはHangoutやSkypeなどのビデオ通話に使用されることが多いのだが、定点観測カメラとして利用することもできる。

個人的にDebutを利用する切欠になったのは、飼育を始めたオカヤドカリの観察のため。
彼らは人の気配がすると貝殻に籠もってしまうので、なかなか動いているところを見ることができない。

そこで思いついたのがWebカメラとDebutを利用した録画。
PCをリモート接続すれば、外出先からもPCやスマホで映像を確認でき、必要であればDebutの録画ボタンを押すこともできる。

上図はGoogleのリモートデスクトップを利用してアクセスしているところ。
Webカメラのコントローラーでズームやアングルの切り替えも可能。

PCにWebカメラが正常に接続されていればDebutを起動して、上部メニューアイコンから「Webカメラ」を選択すればカメラの映像が表示される。

上部メニューアイコンの「オプション」からWebカメラの設定が可能。

注意すべきなのは「フォーマット」で、Debutでは解像度を1280 x 720以下にすることが推奨されている。

Webカメラのフォーマット1280 x 720以上に設定するとメッセージが表示される。

メッセージに表記がある通り、Debutは可変フレームレートでエンコードするため、処理が追いつかなくなると、フレームレートが下がり、コマ送りをしているような動画になってしまう。

フレームレートの低下に関しては、使用しているパソコンの処理能力や、録画する被写体の動きなどで異なってくるため、テスト録画をして品質に問題があるようであれば、フォーマットで解像度を下げる。
また、設定可能な解像度は使用しているWebカメラによって異なる。

「デバイス設定」では使用しているWebカメラのプロパティが開く。

この画面はDebutのものではないので、Webカメラの設定はカメラ本体に付属しているアプリを利用したほうが良いかも。

Webカメラのマイクが拾う音を録音する場合は、メイン画面の「オプション」から「音声」タブを開き、「マイク」にチェックを入れて録音で使用するWebカメラを選択する。

動画のみを録画したい場合は「マイク」と「スピーカー」のチェックを外すと無音録画になる。

外部デバイスの録画

「デバイス」はアナログのRCA端子のアイコンで表されているとおり、ビデオデッキなどビデオキャプチャで接続されたデバイスを録画するもの。

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ビデオキャプチャが正しく認識されていないと「デバイスの接続に失敗しました。」と表示される。

ビデオキャプチャを認識するとビデオの再生映像が表示される。

40代以上の世代なら懐かしい、ビデオデッキで録画ボタンを押してテレビ番組を録画するのと同じ要領で、ビデオを再生したら録画をクリックして録画を開始するのだが、録画前に出力するファイル形式やエンコード設定をしておく。

デスクトップキャプチャ

デスクトップキャプチャはパソコンのデスクトップを録画するもので、デスクトップの全画面のほか、指定アプリや範囲指定でキャプチャが可能。
ゲームのプレイ動画、ストリーミング再生の動画、ビデオチャットなどなど、デスクトップに表示されているものなら動画として保存できる。

その昔、テレビの前にラジカセを置き、息を殺して歌番組を録音した経験のある人なら、デスクトップキャプチャの録画は感覚でつかめるはず。
録画はリアルタイムで実行され、音声はパソコンで再生される全ての音を拾うため、着信音、エラー音なども録音され、当然ながら録画範囲に表示されたメッセージボックスなども録画されてしまう。

デスクトップキャプチャを実行する際、Debutは「高速キャプチャモード」を推奨してくる。

「高速キャプチャ」モードでは録画中にプレビューが表示されず、ファイル形式は「.avi」、使用される動画エンコーダー「MPEG-4 Visual(XviD)」、音声エンコーダー「MP3」の設定に固定される。
画質は「エンコーダー設定」で「高品質」~「超低品質」まで選択可能で、ビットレートの指定もできる。

任意に設定したモードでも画面キャプチャは普通に実行できるが、高速キャプチャモードを利用するデメリットも見当たらないので、特にこだわりがなければデスクトップを録画する際は高速キャプチャモードで良いかも。

録画範囲は「マウスでドラッグして任意の範囲を指定」「マウスで録画する画面を選択」「全画面」の3択。

「マウスで録画する画面を選択」では、マウスカーソルを移動すると録画範囲が表示され、任意の画面をクリックすると録画範囲が確定する。

ストリーミング配信の動画を録画する場合など、ブラウザ全体ではなく、表示部分のみを自動選択するので便利。

キャプチャを開始する前に必ず「オプション」の「音声」タブを確認。

ストリーミング配信の動画やビデオチャットを録画する場合、「スピーカー」にチェックが入っていないと音声が録音されないの要注意。

スピーカーではWindowsのインターフェースを使用して録音する「MMDevice」を指定。

「マウスクリック」はマウスのクリック音を録音する機能で、クリック音を録音した場合はチェックを入れておく。

録画している範囲を常に確認したい場合は「録画中はキャプチャ領域を表示」にチェック。
マウスカーソルも録画したい時は「録画中にカーソルを表示」にチェック。

画像調整

録画する際に色調補正やエフェクト、字幕や画像挿入なども行える。

編集アイコンは左から「文字挿入」「色調補正」「レイヤー挿入」「カメラレイヤー挿入」。

「字幕」といっても映画の字幕のようにセリフに当てた字幕挿入はできず、録画中に常時表示されるタイトルのような感じ。

色調補正は「明るさ」「コントラスト」「ガンマ」のスライダーで修正できる他、「白黒・ネガ・セピア」のエフェクト、ミラー反転なども可能。

レイヤーは録画する画像の上に画像を重ねて表示するもので、挿入するファイルを指定して位置やサイズを設定する。

挿入するファイルは背景が透過されたGIFやPNGの使用も可能。

カメラレイヤーは、Webカメラの画像をレイヤーとして挿入するもので、ビデオチャットで自分の画像を表示しているときと同じ状態で録画できる。

Webカメラを2台設置していれば、メインカメラの画像にサブカメラの画像を同時に録画することも可能。

その他、「オプション」の「予約」では指定した時間に録画を開始・終了させることもできるが、スリープからの復帰だとWebカメラを正しく認識しないなどの不具合が発生することもあるので、パソコンは常時起動させておいたほうが良いかも。





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