Firefoxのインストールと使い方


インターネット黎明期にInternet Explorer(IE)に立ち向かったNetscape Navigatorはは、衆寡敵せずに惨敗し、第一次ブラウザ戦争は終息したものの、2004年にFirefox(ファイヤーフォック)がリリースされたことで第二次ブラウザ戦争が勃発。

Firefoxはネスケのユーザーを取り込んでシェアを拡大、2008年にはブラウザシェアの3割を超えるまでに至った。
ところが、2009年にリリースされたGoogleのタブブラウザ「Google Chrome」の登場で、以降のシェアは微減が続き、第二次ブラウザ戦争はGoogle Chromeが50%を超えるシェアを獲得して終わった。

2017年10月現在、Firefoxのシェアは12%前後で、IEについで3位になっているが、2017年11月に「Firefox Quantum(クアンタム)」をリリース。
Webレンダリングエンジンが「Gecko」から新たに開発された「Quantum」に変更され、マルチコアを効率よく使用することで、従来の2倍の速度を実現しているらしい。

実際、Google Chromeのバージョン63.0(BETA)と比較しても、Firefox Quantumのバージョン57はウェブページの表示が早く、デザインも改善され、使い勝手は格段に良くなっている。
ただ、システム自体の抜本的な変更により、従来提供されていた一部のアドオンが非対応になったため、該当するFirefoxユーザーはバージョンアップ時に不便を強いられることになった。

システム要件

バージョン57現在

OS:Windows 7、Windows 8、Windows 8.1、Windows 10 以降
CPU:Intel Pentium 4 以降のプロセッサ(SSE2 対応)

Pentium 4は2000年に第一世代がリリースされており、単純にWindows7以降のOSが動作しているPCであれば問題ない。

ソフトの入手先

Firefox Quantum 公式サイト



Firefox Quantumのインストール

インストーラーを起動後はセットアップが全自動で実行されるので、インストール完了まで待つだけ。
ただ、インストール後にFirefox Syncの登録が引き続き行われる。

公式サイトに表示されている「Firefoxをダウンロード」をクリックしてインストーラーをダウンロードする。

設定項目は何もなく、インストールが自動的実行される。

Firefox Sync

インストールが完了するとFirefoxが起動し、そのままFirefox Syncを利用するために必要なFirefoxアカウントの作成画面に移行する。

Firefox Syncはブックマークやパスワードなどを複数のデバイス間で同期する機能で、アカウントを作成してヒモ付を行うものなので、Firefoxを複数のPCやスマホ、タブレットで利用する場合には環境が統一されて便利だが、1つのデバイスでのみFirefoxを利用する場合には必要なく、後からでも追加は可能。

すでにFirefoxアカウントを取得している場合は、メールアドレスとパスワードを入力してログインすると同期が開始する。

新たにアカウントを取得する場合は「アカウントを作成する」をクリック。

メールアドレスとパスワードを設定し、年齢を入力して「アカウントを作成」をクリック。

アカウントパスワードを入力すると、ログイン情報の保存メッセージが出るので、任意で「保存」「保存しない」を選択。
続いてFirefox Syncで同期する項目を選択する。
デフォルトでは「開いたタブ」「閲覧履歴」「ブックマーク」「アドオン」「パスワード(ログイン情報)」「個人設定」全てにチェックが入っているので、任意で選択して「設定を保存」。

これらの設定は後から変更可能。

アカントに設定したメールアドレスに確認メールが送信される。
Gmailの場合はそのまま「Gmailを開く」をクリックすれば、Gmailのログイン画面が開くのでログイン。

Firefoxから「メールアドレスを確認して同期を開始しましょう!」というタイトルのメールが届いているので、メール本文の「メールアドレスを確認→」をクリックして完了。

使用方法

Google Chromeはブラウザでありながら、様々なウェブアプリケーションを実行するプラットフォームなのに対して、Firefoxはブラウジングに特化した高機能なブラウザで、Chromeと同様に豊富なアドオン(機能拡張)が提供されている。

基本操作

シンプルなタブブラウザなので、基本的な使い方はChromeやIEと同じ。

ウェブページを検索する場合は上部アドレスバーに検索するキーワードやURLを入力する。

アドレスバーの下にブックマークツールバーを表示させるには、「ブラウジングライブラリー」から「ブックマーク」→「ブックマークツール」→「ブックマークツールバーを表示」を選択。

ブックマークツールバーと同様に、「ブックマークメニューをツールバーに追加」をクリックすると、ブラウジングライブラリーアイコンの横にブックマークメニューのアイコンが表示されアクセスがしやすくなる。

閲覧中のページにブックマークを追加するには、アドレスバーに表示されている☆印をクリック。

追加するブックマークの編集画面が開くので、ウェブページの表示名やブックマークの追加先などを指定して「完了」。

設定

起動時に表示するページや使用するフォントや配色のほか、保存されたパスワードの確認や履歴などは「設定」ページで確認・編集可能。

「設定」ページへはブラウザの右上にあるメニューアイコンから「オプション」で移動。

 

「一般」では、規定のブラウザ設定、起動時に表示するスタイルとホームページの設定、使用するフォントなどの設定が可能。

「検索」では検索バーの仕様と、検索エンジンの指定ができる。
検索エンジンはデフォルトでGoogleになっている。

Firefoxに保存されているサイトのログイン情報を確認する場合は、「プライバシーとセキュリティ」で「フォームとパスワード」→「保存されているログイン情報」にアクセスする。

保存されているログイン情報の一覧が表示され、サイトを選択して「パスワードを表示する」をクリックすると、ログインパスワードも確認できる。

ログイン情報には簡単にアクセスできるため、情報の保存と取扱には十分に注意が必要で、念のためログイン情報にアクセスする際のマスターパスワードの設定を推奨。

このマスターパスワード機能はChromeになく、それによってChromeのセキュアが問題視されたこともあったが、マスターパスワードを設定したから安全というわけではない。
アカウントにログインした状態のブラウザで、設定ページまで侵入を許している時点でセキュリティはボロボロ。
パスワードの入った引き出しに南京錠を追加しても、机ごと持って行かれたらどうしようもないので油断は禁物。

マスターパスワードの設定は、「フォームとパスワード」の項目で「マスターパスワードを使用する」にチェックを入れ、パスワードを設定するだけ。
ただし、設定すると今後、マスターパスワードがなければ機密情報にアクセスできなくなるため、パスワードは忘れないよう管理が必要。

「Firefoxアカウント」ではSyncで同期する項目の設定や、使用端末名の変更ができる。

アドオン

アドオンとはブラウザに追加する拡張機能で、使用環境に合わせて追加することで使い勝手が大きく向上する。
アドオンには「テーマ」と「拡張機能」があり、テーマはFirefoxのデザイン変更、拡張機能はFirefoxに追加するツールになる。

Firefoxにはデフォルトで「Pocket」が組み込まれており、Pocketにログインすることで閲覧中のページをPocketに保存できる。

アドオンを追加するには右上のメニューアイコンから「アドオン」を選択。

アドオンの管理ページが開き、「アドオンの入手」では人気のあるアドオンが紹介されており、ページの最下部にアドオン専用ページへのリンクがある。

「機能拡張」で現在インストールされてるアドオンが確認でき、アドオンの設定・無効化・削除などの編集が可能。

最もポピュラーなアドオンは、当サイトのように広告収入によって運営しているところには死活問題となる、広告をブロックする拡張機能。
追加することで、ほぼ全ての広告がブロックされるため、ページの表示速度が向上するというメリットもある。

様々なアドオンが公開されており、便利なアドオンを紹介しているサイトも多数あるので、自分にあったアドオンを探索するのも一興。
ただ、追加機能なので無闇矢鱈にインストールすると、Firefoxのレスポンスに影響を及ぼすため、使わないアドオンは無効化もしくは削除することを推奨。

カスタマイズ

カスタマイズは文字通り、使用頻度の高いアイテムを任意で配置したり、テーマの変更などができる。

「カスタマイズ」は右上の「メニュー」アイコンから「カスタマイズ」を選択。

アイテムの配置はドラッグ・アンド・ドロップで行い、ブックマークツールバーに配置する場合はアイテムを上部にある「ブックマークツールバーの項目」にドロップし、ツールバーの右端にある「オーバーフローメニュ(>>)」に格納しておくには、得体の知れない生き物のイラスト部分にドロップすればOK。

ブックマークツールバーはコンテキストメニュー(右クリックメニュー)で編集でき、追加したアイテムを選択した状態でメニューを展開すれば、アイテムの削除やオーバーフロー目にィーへの移動などが実行でき、ブックマークは削除やフォルダの作成、区切り線などの編集が可能。

プライベートウインドウ

ブラウザは通常、検索したキーワード、表示したウェブページ、アクセスした時間やデバイス、場所など、多くの情報を記録しており、「履歴」からそれらを確認することができる。
これらの情報を記録せずにブラウジングできるのが「プライベートウインドウ」機能で、Chromeの「シークレットモード」と同機能。
無論、閲覧履歴が保持されないだけで、アクセスしたサイトやプロバイダにはしっかりとログが残るので、身バレしないと思ったら大間違い。

プライベートウィンドウはメニューアイコンから「新しいプライベートウィンドウ」を選択するか、「Ctrl + Shift + P」で新規ウインドウが開く。

Chromeのシークレットモードは一目でそれと分かるデザインになっているが、Firefoxは見た目にプライベートウィンドウであることが分からない。

プライベートウィンドウといってもログが残らないだけで使い方は通常通り。
Chromeのシークレットモードには一種の背徳感があるが、Firefoxにはそれがないので、ログを残したくないブラウジングにはFirefoxのほうが心情的に使いやすいかもw






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