Oracle VM VirtualBoxは バージョン 7.0 で セキュアブート と TPM2.0 をサポートしたため、ホストが Windows 11 のシステム要件を満たしていなくてもインストールできる。

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VirtualBox 6.1 の Windows 10 をアップグレード
VirtualBox 6.1 で作成した Windows 10 の仮想マシンは セキュアブート と TPM2.0 をサポートしておらず、VirtualBox 7.0 にバージョンアップしても セキュアブート と TPM2.0 を後から有効にすることができないため Rufus を使用して システムチェックを除去した起動ディスクを作成する。

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TPM や セキュアブート などの システム要件を満たしていない パソコンを Rufus と ImgBurn を使用して Windows 11 にアップグレード Windows 11 は AMD Ryzen 第 1 世代 […]
システムチェックを実装していない プレビュー版 を UUP dump を使用した方法では 22H2 にアップデートされないため、Rufus で最新版の Windows をダウンロードする。
Windows 11 のインストール
Rufus を使用して システムチェックを除去した 起動用USB を作成後、ImgBurn で起動用USB から ISOファイルを作成。
ストレージに ImgBurn で作成した Windows 11 の ISO ファイル を追加してから Windows 10 を起動。
CD ドライブが追加されていることを確認。
Windows 11 をセットしたドライブを開いて setup を起動。
ユーザーアカウント制御のダイアログが表示されてたら「 はい 」で許可。
セットアップウィザードが開始するので「 次へ 」。
システムチェックがスキップされて 使用許諾書が表示されるので 問題なければ「 同意する 」。
更新プログラムをダウンロード。
Windows 11 のインストールが可能になるので、引き継ぐ項目を設定して「 インストール 」。
Windows 11 のインストールが開始。
インストール完了後 Windows 11 が起動し、ライセンスも認証済みの状態になる。
Windows Update を実行して Windows 11 を最新の状態にして 完了。
VirtualBox 6.1 での Windows 11 クリーンインストール
Rufus のブータブル USB から作成した ISO ファイルを使用すれば システムチェックをバイパスせずにクリーンインストールも可能だが、システムチェックのある ISO イメージファイルを使用する場合は レジストリを編集して システムチェックのバイパスが必要。
Microsoft の Windows 11 ダウンロードページ から Windows 11 ディスクイメージ (ISO) をダウンロードする で Windows 11 ( multi-edition ISO ) を選択して「 ダウンロード 」。
製品の言語選択 で 日本語 を選択して「 確認 」をクリックすると ダウンロードボタンが表示されるので、「 64-bit ダウンロード 」で ISO ファイルをダウンロード。
クリーンインストールの手順
Virtulbox は バージョン 6.1.30 で OS に Windows 11 が追加され、バージョン で Windows 11 を選択すると CPU・メモリ・EFI などが Windows 11 の 最小システム要件に適合する設定になる。
Windows 11 の仮想マシンを新規作成する。
ディスプレイ で 3D アクセラレーションを有効化 にチェックを入れ、ビデオメモリー のサイズを 256 MB に設定。
左サイドバーの ストレージ を開いて ストレージデバイス から 空 の光学ドライブアイコンを選択し、属性 のディスクアイコンから ディスクファイルを選択 で ダウンロードした Windows 11 の ISOファイルを指定。
ストレージに Windows 11 の ISO ファイル が追加されたら、設定画面を閉じて OS を起動。
Press any key to boot from CD or DVD ..と表示されている間に 任意のキーを押して Windows 11 を起動し、セットアップ画面が表示されたら Shift + F10 キー で コマンドプロンプトを呼び出す。
コマンドプロンプトに regedit と入力して Enter キーで レジストリエディタ を起動。
レジストリエディタが開いたら HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\Setup を選択して、コンテキストメニュー ( 右クリックメニュー ) から 新規 の キー を選択。
追加された #新しいキー を LabConfig に名前を変更。
LabConfig を選択して コンテキストメニューから 新規 の DWORD (32ビット) 値 を作成。
作成された 新しい値 #1 を BypassTPMCheck に名前を変更して ダブルクリック。
値のデータ を 1 に変更して「 OK 」。
同じ要領で BypassRAMCheck と BypassSecureBootCheck を作成して、値のデータ を 1 に変更したら レジストリエディタを閉じる。
コマンドプロンプトに戻って exit と入力して Enter キー。
セットアップ画面に戻ったら「 次へ 」で進み「 今すぐインストール 」で インストールを実行。
使用許諾書に同意後、システムチェックがスキップされて Windows 11 のインストールが開始する。
インストール後 Windows 11 をセットアップ。
アカウントにデジタルライセンスで認証された デバイスが登録されている場合は 復元することも可能。
セットアップ完了後 Windows 11 が起動したら、Guest Additions をインストールして セットアップ完了。
Windows 11 の タスクバー や コンテキストメニュー の カスタマイズは下記参照

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