Oracle VM VirtualBox のインストールと使い方

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1台のパソコンに複数の OS をインストールできる 仮想化 アプリ 

Oracle VM VirtualBox は PC /AT互換機のエミューレータで、1台のパソコンで複数の OS を起動させ、それぞれ独立したデバイスとして操作が可能になる。

仮想マシン ( Virtual Machine ) には エミュレータを実行する「 ホスト 」と エミュレータ上で動作する「 ゲスト 」があり、 VirtualBox はホスト OS に Windows ・Linux・Mac OS ・Solaris をサポートしており、ゲストは x86・x64 アーキテクチャの OS が動作する。

Macと Windows 、 Windows とLinuxの併用、現行の PC では動作しない Windows XP の実行など 用途がハマれば非常に便利。
ただし 既存 OS が動作している上に別の OS を走らせるため、快適な動作はパソコンのスペック次第になる。

システム要件

バージョン 6 .1 .10 現在

OS : Windows 7 / 8 / 8.1 / 10(64bitのみ)
CPU : Intel VT・AMD-VをサポートしているIntel / AMD のCPU
※Intelは Nehalem世代 以降 AMD Athlon64 / Phenom世代以降
RAM : 実行するホスト・クライアント OS の推奨メモリ合計
HDD : インストールするクライアント OS に応じて数十GB

ソフトの入手先

Oracle VM VirtualBox 公式ダウンロードページlink



Oracle VM VirtualBox のインストール

VirtualBox のインストールは VirtualBox 本体のほかに拡張パックをインストールする。

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ダウンロードするのは「Oracle VM VirtualBox Base Packages 」と「 Oracle VM VirtualBox Extension Pack 」。

リンクをクリックするとダウンロードリンクへ移動する。

Oracle VM VirtualBox 002

「 Windows Installer 」をクリックして「 Oracle VM VirtualBox Base Packages 」をダウンロード。

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同様に「 Oracle VM VirtualBox Extension Pack 」もダウンロード。

Oracle VM VirtualBox 004

ダウンロードした VirtualBox 本体のインストーラーを起動すると、セットアップウィザードが開始するので「 Next 」。

Oracle VM VirtualBox 005

インストールするコンポーネントとインストール先の指定。
デフォルト設定のまま「 Next 」。

Oracle VM VirtualBox 006

スタートメニューへの登録やデスクトップのショートカット作成。
特にこだわりがなければデフォルト設定の「 Next 」。

Oracle VM VirtualBox 007

「 インストールするときにネットワークをリセットするので一時的に回線が切れます 」みたいなことが書かれているので「 Yes 」。

Oracle VM VirtualBox 008

インストールの準備ができたので「 Install 」をクリックし、ユーザーアカウント制御のメッセージが表示されたら「 はい 」で許可。

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シリアルバスコントローラーのインストールを訊ねてくるので「 インストール 」。

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「 Finish 」をクリックしてセットアップウィザードを終了。

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VirtualBox が起動したらダウンロードした「 Oracle VM VirtualBox Base Packages  」を起動。

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ダイアログが表示されたら「 インストール 」をクリック。

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使用許諾書が表示されるので、内容を確認して問題なければ「 同意します 」をクリック。
※下までスクロールしないと「 同意します 」はクリックできない。

ユーザーアカウント制御が表示されたら「 はい 」で許可。

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Oracle VM VirtualBox のセットアップ完了。

Oracle VM VirtualBox の使い方

VirtualBox は パソコンの中に別の OS を稼働させるスペースを作り、論理的に別のパソコンが動作している環境を構築する。

使用しているパソコンのCPUやメモリのリソースを割り振るため、低スペックな PC だと動作に支障がでる。

ゲスト PC で利用する CPU コアの割り振りや 仮想化 支援機能を有効にするためには  VirtualBox の設定を行う前に UEFI または BIOS の設定が必要。

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UEFI / BI OS を起動して「Advance」や「詳細」などにある「CPU」に関する項目で、AMDは「SVM」、Intelは「Intel VirtualizationTechnology」を有効にする。

仮想マシンの作成

UEFI / BIOS の設定を保存して Windows が立ち上がったら Oracle VM VirtualBox を起動。

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メイン画面の「 新規 」をクリック。

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インストールする OS が分かるように「 名前 」を入力し「 マシンフォルダー 」を空き容量に余裕のあるドライブに変更。

「 タイプ 」「 バージョン 」はインストールする OS を選択して「 次へ 」。

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使用する OS に割り当てるメモリサイズを指定。

Windows XP は最小 128MB で 384MB 以上が推奨されている。

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「 仮想ハードディスクを作成する 」にチェックが入った状態で「 作成 」。

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ファイル形式はデフォルト設定の「 VDI 」が VirtualBox オリジナルで、VHD は Microsoft の仮想ディスクイメージ形式、VMDK は VMware の仮想ディスクイメージ形式。

特に理由がなければ「 VDI 」のまま「 次へ 」。

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作成する仮想ハードディスクのサイズを「 可変 」にするか「 固定 」にするか選択。
可変の場合は 次項目の最大サイズを上限として使用量に応じて増加していく。

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仮想ディスクの最大サイズを指定。
デフォルトでは 10GB になっているので任意で変更。

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OS が未インストール状態の仮想マシンが完成。

OS のインストール

インストールする OS のディスクを物理ドライブへセットするか ISO イメージファイルを仮想ドライブにマウントして VirtualBox の「 設定 」をクリック。

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仮想マシンで読み込む光学ドライブを指定する。

左ナビゲーションの「 ストレージ 」で「 空 」となっている光学ドライブアイコンを選択し、右端にある「 属性 」のディスクアイコンをクリックして、インストールする OS がセットされているドライブ(ホストドライブ)を指定。

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OS のインストールにフロッピーディスクを使用せず CD / DVDから起動する場合は「 システム 」の「 起動順序 」で「 フロッピー 」のチェックを外して 1st Bootを「 光学 」に変更。

設定を保存するため「 OK 」をクリック。

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OS をインストールするため「 起動 」をクリック。

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セットした OS の起動ディスクを読み込み、セットアップが開始する。

OS のインストールは通常通り。

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未使用領域は仮想ディスクの最大サイズになっている。

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OS のインストールが完了。

※ Windows XP が SP2 以前であれば 次の「 Guest Additions 」をインストール後、ホスト PC で SP3(KB936929)をダウンロードして ゲスト PC にインストールするとスムーズ。

Windows XP については下記参照
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Guest Additions のインストール

続いてホスト・ゲスト間のクリップボード共有やドラッグ・アンド・ドロップ、解像度の変更などをサポートする「 Guest Additions 」をインストールする。

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上部メニューバーの「デバイス」から「 Guest Additions CDイメージの挿入 」を選択。

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Guest Additions のセットアップウィザード が開始するので「 Next 」。

インストール先はデフォルトのまま「 Next 」。

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ホスト側で3Dレンダリングが可能な環境でも、ゲストOS によって「 Direct3D Support 」はデフォルトで有効になっている場合と 有効にできない場合がある。

バージョン 6.1.0 から VBoxVGA 環境 では Direct3D Support が利用できなくなった

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「 Finish 」で OS を再起動してセットアップ完了。

OS が再起動したら一旦 ゲスト OS をシャットダウン。

仮想マシンの設定

仮想マシンの設定は 仮想マシンがシャットダウンしている状態であれば 修正が可能。

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作成した VM マシンの「 設定 」を開き「 一般 」の「 高度 」タブを選択。

「 クリップボードの共有 」と「ドラッグ・アンド・ドロップ 」を「 双方向 」に変更。
これでホストとゲスト間でファイルの移動やコピペが可能になる。

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UEFI / BIOS で CPU の 仮想化 支援機能を有効にした場合は「 システム 」の「 プロセッサー 」タブで使用する CPU のコア数を指定可能。

デフォルトでは 1コアになっているので 仮想マシンの処理速度を高める場合は コア数を増加させる。
また「 拡張機能 」にもチェックを入れる。

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続いて「アクセラレーション 」タブの 仮想化 支援機能もチェックを入れる。

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「 ディスプレイ 」の「 スクリーン 」タブでビデオメモリを指定。

セーフモードで Guest Additions をインストールし、3Dアクセラレータを有効にした場合は「アクセラレーション」にチェックを入れる。

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ホスト PC のネットワーク環境を利用する場合は「 ネットワーク 」で「 割り当て 」を「 ブリッジアダプター 」に変更。

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「 ブリッジアダプター 」を選択した場合は「 名前 」の項目でホスト PC が使用しているネットワークアダプタを指定する。

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「ブリッジアダプター」にするとネットワークに表示され、通常の PC と同様にアクセスなどが可能になる。

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ネットワーク上にあるプリンタも TCP/IP で接続可能。

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「 共有フォルダ 」はホスト PC の既存フォルダを共有設定し、ホストとゲスト双方でアクセス可能にする。

フォルダを追加するには右上のフォルダアイコンをクリック。

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「 フォルダーのパス 」で「 その他 」から共有するホスト PC のフォルダを選択。

ゲスト PC 起動時に共有フォルダへのアクセスを有効にするため「 自動マウント 」にチェックを入れる。
ゲスト PC のアクセス権限を閲覧のみにする場合は「 読み込み専用 」にチェック。

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バージョン 6.1.0 から上部メニューバーがデフォルトで非表示になったので 必要に応じて「 ユーザーインターフェース 」の項目にある「 スクリーン上部に表示 」にチェックを入れる。

ホスト デバイスへの接続

DVD や CD , USB メモリなど 外部デバイスを利用する場合は 対象となるデバイスをマウントする必要がある。

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外部デバイスをマウントするには上部メニューバーの「 デバイス 」から対象のデバイスを選択。

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ホスト PC に接続されているデバイスをマウントすることでゲスト PC で利用可能になる。

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ホスト PC にプリンタを USB接続し ゲスト PC でマウント後にドライバをインストールすれば、 Windows 10 を未サポートのプリンタも利用できる。

ただし 利用する際は毎回ゲスト PC でマウントが必要。

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10年前のアプリもインストール可能。

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Guest Additions をインストール後「ドラッグ・アンド・ドロップ」を「双方向」に設定すれば、ホスト⇔ゲスト間でファイルやフォルダの移動が可能になるので、書類などはホスト PC でデバイスを開いてゲスト PC にコピーする方が手っ取り早いかも。

仮想マシンの削除

作成した仮想マシンをは簡単に削除可能。

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削除する仮想マシンを選択して上部メニューの「仮想マシン」から「除去」で削除できる。





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