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Oracle VM VirtualBox のインストールと使い方

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1台のパソコンに複数の OS をインストールできる 仮想化 アプリ 

Oracle VM VirtualBox は Oracle が開発している PC /AT互換機のエミューレータで、1台のパソコンで 複数の OS を 独立したデバイスとして操作することができる。

仮想マシン ( Virtual Machine ) には エミュレータを実行する ホスト と エミュレータ上で動作する ゲスト があり、 VirtualBox はホスト OS に Windows ・Linux・Mac OS ・Solaris をサポートしており、ゲストは x86・x64 アーキテクチャの OS が動作する。
ver 6. 1. 28 にアップグレード後 仮想マシンが起動できない場合

Windows 10 ProHyper-V が有効になっている環境では 最新の ver 6. 1. 28 にバージョンアップすると Call to NEMR0InitVMPart2 failed: VERR_NEM_INIT_FAILED が表示され 仮想マシンが起動できないため ver 6. 1. 26 にダウングレードする。

Download VirtualBox (Old Builds)

VirtualBox のインストーラーはダウングレードが可能なので 6.1.28 のアンインストールは不要。

Oracle VM VirtualBox Extension Packも ver 6. 1. 26 にダウングレードする。

システム要件

バージョン 6. 1  現在

OS : Windows 7 / 8 / 8.1 / 10 ( 64 bitのみ )
CPU : intel VT / AMD-V をサポートしている intel / AMD のCPU
RAM : 実行するホスト・クライアント OS の推奨メモリ合計
HDD : インストールするクライアント OS に応じて数十GB

intel の CPU は Nehalem 世代 以降、AMD は Athlon64 / Phenom 世代以降。

ソフトの入手先

Oracle VM VirtualBox 公式ダウンロードページ

Oracle VM VirtualBox のインストール

VirtualBox のインストーラーには アドウェア や スパイウェアは含まれていない。

Oracle VM VirtualBox-001

ダウンロードページにある Oracle VM VirtualBox Base Packages のリンクをクリックして Windows Installer をダウンロード後  Oracle VM VirtualBox Extension Pack もダウンロード。

Oracle VM VirtualBox-002

ダウンロードした VirtualBox 本体のインストーラーを起動すると セットアップウィザードが開始するので「 Next 」。

Oracle VM VirtualBox-003

インストールするコンポーネント と インストール先 は デフォルト設定で「 Next 」。

Oracle VM VirtualBox-004

スタートメニューへの登録 や デスクトップのショートカット作成 が不要であれば チェックを外して「 Next 」。

Oracle VM VirtualBox-005

インストール時に ネットワークが一時的に切断されるので 続行する場合は「 Yes 」。

Oracle VM VirtualBox-006

インストールの準備ができたので「 Install 」。

Oracle VM VirtualBox-007

ユーザーアカウント制御のダイアログが表示されたら「 はい 」で許可。

Oracle VM VirtualBox 009

シリアルバスコントローラーのインストールを訊ねてきたら「 インストール 」。

Oracle VM VirtualBox-008

「 Finish 」をクリックしてセットアップウィザードを終了。

Oracle VM VirtualBox-009

VirtualBox が起動したらダウンロードした Oracle VM VirtualBox Extension Pack  を起動。

Oracle VM VirtualBox-010

ダイアログが表示されたら「 インストール 」をクリック。

Oracle VM VirtualBox 013

使用許諾書が表示されるので 内容を確認して問題なければ「 同意します 」をクリック。

下までスクロールしないと「 同意します 」はクリックできない。

Oracle VM VirtualBox-011

ユーザーアカウント制御 のダイアログが 表示されたら「 はい 」で許可。

Oracle VM VirtualBox 014

Oracle VM VirtualBox のセットアップ完了。

UEFI / BIOS の設定

ゲスト PC で利用する CPU コアの割り振りや 仮想化 支援機能を有効にするためには  VirtualBox の設定を行う前に UEFI または BIOS の設定が必要。

Oracle VM VirtualBox 022

UEFI / BIOS を起動して Advance詳細 にある CPU に関する項目で AMD は SVM ( Secure Virtual Machine ) 、 intelは Intel VirtualizationTechnology を有効にする。

Oracle VM VirtualBox の使い方

VirtualBox は ホストの CPU や メモリのリソースを割り振って 論理的に 別のパソコンが動作している環境を構築するため 低スペックな PC だと動作に支障がでる。

仮想マシンの作成

仮想マシンは CPU・メモリ・ストレージ を設定 して作成する。

Oracle VM VirtualBox 023

メイン画面の 新規 をクリック。

VirtualBox-048

各項目を設定して「 次へ 」。

名前 : 仮想マシンの 名前を入力
マシンフォルダー : 空き容量に余裕のあるドライブを指定
タイプ : インストールする OS
バージョン : インストールする OS のバージョン

Oracle VM VirtualBox-016

使用する 仮想マシン に割り当てるメモリサイズを指定。

VirtualBox-049

仮想ハードディスクを作成する にチェックが入った状態で「 作成 」。

Oracle VM VirtualBox-012

ファイル形式は VDI を選択して「 次へ 」。

VDI : VirtualBox の仮想ディスクイメージ形式
VHD : Microsoft の仮想ディスクイメージ形式
VMDK : VMware の仮想ディスクイメージ形式

Oracle VM VirtualBox-013

作成する仮想ハードディスクのサイズを選択。

可変の場合は 次項目の最大サイズを上限として使用量に応じて増加していく。

Oracle VM VirtualBox-014

仮想ディスクの最大サイズを指定。

Oracle VM VirtualBox-015

OS が未インストール状態の仮想マシンが完成。

仮想マシンの設定

作成した仮想マシンの CPU や ビデオメモリ の設定をする。

仮想マシンの設定は 仮想マシンがシャットダウンしている状態であれば 修正が可能。

VirtualBox-017

左サイドバーから OS をセットアップする 仮想マシンを選択して 設定 をクリックすると 仮想マシンの設定画面が開く。

CPU

UEFI / BIOS で CPU の 仮想化 支援機能を有効にした場合は システムプロセッサー タブで使用する CPU のコア数を指定可能。

Oracle VM VirtualBox-018

デフォルトでは 1コアになっているので 仮想マシンの処理速度を高める場合は コア数を増やして 拡張機能 にチェックを入れる。

Oracle VM VirtualBox-021

ゲストOS に Windows を使用する場合は システムマザーボード タブにある  拡張機能の I/O APIC を有効化 になっているか確認。

IO APIC ( IO Advanced Programmable Interrupt Controller ) は 外部割り込みを 複数のプロセッサに分散するための機能で、ゲスト OS が Windows の場合は デフォルトで有効になっている。
EFI

EFI ( Extensible Firmware Interface ) は BIOS の後継になる ファームウェアのインターフェース仕様で、有効にすると ゲストOS を UEFI モードでインストールできる。

Oracle VM VirtualBox-022

EFI モードで インストールする場合は システムマザーボード タブにある  拡張機能の EFI を有効化 にチェックを入れる。

Oracle VM VirtualBox-040

EFI を有効化 にしてゲストOS をインストールすると BIOS モードが UEFI になる。

Oracle VM VirtualBox-023

すでにインストールされている ゲストOS で EFI を有効にすると 起動ディスクが見つからず UEFI Shell が 起動するので、EFI を有効にする場合は ゲストOS をインストールする前に 設定する。
ディスプレイ

ビデオメモリを ディスプレイ の項目で設定。

Oracle VM VirtualBox-019

スムーズな描写のため ビデオメモリは最大サイズを推奨。

グラフィックスコントローラー : VBoxSVGA
3D アクセラレーションを有効化 : 有効
ネットワーク

クライアント PC は デフォルトで NAT ( ネットワークアドレス変換 ) が有効になってるので、ホスト と クライアント PC の IP アドレス 間 で変換が実行され データの転送が可能で、ホストがインターネットに接続できれば クライアントもインターネットが利用できる。

Oracle VM VirtualBox-020

NAT で IPアドレスの変換を行わず 直接 ホスト PC のネットワーク環境を利用する場合は ネットワーク割り当てブリッジアダプター に変更。

EFI を有効にして OS をインストールする場合 ブリッジアダプター に変更すると インストール時にエラーが発生するため EFI モードでインストールする際は NAT を使用して インストール後に  ブリッジアダプター に変更。

virtualbox045

ブリッジアダプター を選択した場合は 名前 の項目でホスト PC が使用しているネットワークアダプタを指定する。

virtualbox047

ブリッジアダプターにするとローカルネットワークに表示され、ネットワーク上にあるプリンタも TCP/IP で接続可能になる。

共有フォルダ

共有フォルダ はホスト PC の既存フォルダを共有設定して ホストとゲスト双方でアクセス可能にする。

VirtualBox-024

共有フォルダを追加するには 左サイドバーの 共有フォルダ を選択して 右上のフォルダアイコンをクリック。

VirtualBox-025

フォルダーのパスその他 から共有するホスト PC のフォルダを選択し、ゲストPC 起動時に 共有フォルダへのアクセスを有効にする場合は 自動マウント にチェックを入れる。

ゲストOS のインストール

OS の インストールは OS のディスクを物理ドライブへセットするか ISO イメージファイル を使用する。

VirtualBox-017

左サイドバーから OS をセットアップする 仮想マシンを選択して 設定

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左サイドバーの ストレージ を開いて ストレージデバイス から の光学ドライブアイコンを選択。

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属性 のディスクアイコンをクリックして、ホストPC の物理ドライブを使用して ゲストOS をインストールする場合は ホストドライブ 、ISO イメージファイル を使用する場合は ディスクファイルを選択 して OS の ISOファイルを指定。

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デバイスのブート設定 を変更する場合は 左サイドバーの システム起動順序 で編集。

VirtualBox-031-1

設定が完了したら OS をインストールするため 起動 をクリック。

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EFI モードで ゲストOS をインストールすると OS 起動時に VirtualBox のロゴが 表示される。

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セットした OS の起動ディスクを読み込み セットアップが開始するので OS をインストールする。

マウス / キーボード のキャプチャ

作成した 仮想マシンに OS をインストールする際 ゲストOS で マウスがサポートされていない状況だと Virtual Box が マウス と キーボード をキャプチャして ゲストOS に入力を可能にするが、キャプチャが有効になると ゲストOS のウインドウから マウスが抜け出せなくなる。

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ゲストOS が マウス / キーボード をサポートしていない場合 ゲストOS の画面をクリックすると ダイアログが表示され キャプチャー を選択すれば ゲストOS 内で マウス操作が可能になる。

ゲストOS の画面から抜けるには キーボードの「 右 Ctrl 」キーを押す。

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「 右 Ctrl 」が使用できない場合などは Virtual Box の 上部メニューバーの ファイル から 環境設定 を開き、 入力仮想マシン タブにある ホストキーの組み合わせ のショートカットを任意に変更する。

Guest Additions をインストールすることで マウス / キーボード を ホスト・クライアント間で統合できる。
Windows 11 へのアップグレード・インストールは下記参照
virtualbox_icon

Oracle VirtualBox で Windows 11 を使用する方法

セキュアブート・TPM2.0 未サポートの VirtualBox に Windows 11 をインストール Oracle VM VirtualBox は セキュアブート と TPM2.0 が未サポートのため Window […]

Guest Additions のインストール

ゲストOS のインストールが完了したら ホスト・ゲスト間 の マウス / キーボードの統合 や クリップボード共有 , ドラッグ・アンド・ドロップ , 解像度の変更 などを サポートする Guest Additions をインストールする。

VirtualBox-033

メニューバーの デバイスから Guest Additions CDイメージの挿入 を選択。

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Guest Additions のセットアップウィザードが起動しない場合は PC を開いて マウントされている CD ドライブを開き VBox Windows Additions を起動。

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Guest Additions のセットアップウィザード が開始するので デフォルト設定で インストール。

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システムデバイスのインストールを訊かれたら「 インストール 」。

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「 Finish 」で OS を再起動してセットアップ完了。

クリップボード / ドラッグ & ドロップ

ゲストOS が再起動したら クリップボード と ドラッグ & ドロップ の設定をする。

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メニューバーの デバイス にある クリップボードの共有ドラッグ & ドロップ を  双方向 に変更すると ホストとゲスト間で ファイルの移動 や コピペが可能になる。

ゲストOS の画面自動リサイズ

Guest Additions をインストールすると ゲストOS は VirtualBox のウィンドウサイズに 自動でリサイズされる。

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画面サイズが 変わらない場合は メニューバーの 表示 から ゲストOS の画面自動リサイズ をクリックして無効にしてから再度 クリックして有効にする。

メニューバー / ツールバー の 再表示

表示モード をフルスクリーンや「シームレス に変更して 上部メニューバー や ウインドウ下のツールバーが非表示になった場合は Host キー ( 右 Ctrl ) + Home キー で メニューを呼び出せる。

virtualbox-035

スケールモード を選択した場合は 右 Ctrl キー + Home キー でメニューを呼び出して 表示 から スケールモード を再選択してチェックを外すと 通常画面に戻る。

フルスクリーン の場合は 右 Ctrl キー + F キー でも切替可能。

ホスト デバイスへの接続

DVD や CD , USB メモリなど 外部デバイスを利用する場合は 対象となるデバイスをマウントする。

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外部デバイスをマウントするには上部メニューバーの デバイス から対象のデバイスを選択。

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ホスト PC に接続されているデバイスをマウントすることでゲスト PC で利用可能になる。

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ホスト PC にプリンタを USB接続し ゲスト PC でマウント後にドライバをインストールすれば Windows 10 を未サポートのプリンタも利用できる。

利用する際は毎回ゲスト PC でマウントが必要。

仮想マシンのクローン と 移動 / 削除

作成した 仮想マシン は クローンを作成できるため テスト用の環境など 用途によって使い分けが可能。

VirtualBox-043

クローンの作成は コピー元の 仮想マシンを選択して コンテキストメニュー ( 右クリックメニュー ) から クローン を選択するか、コピー元の 仮想マシンを選択して メニューバーの 仮想マシン から クローン を選択。

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クローンの設定画面が開くので 名前 や 保存先 などを 設定して クローン で実行。

すべてをクローン
元の仮想マシン をコピーするため 元の仮想マシンを削除しても 動作可能だが クローンに時間がかかり ファイルサイズも大きくなる。
リンクしたクローン
元の仮想マシンをベースにしているため 元の仮想マシンを削除すると 起動できない反面 クローン処理が早く ファイルサイズも抑えることができる。
仮想マシンの移動

作成した仮想マシンの保存先を変更する場合は VirtualBox のホームメニューから 操作する。

保存先のフォルダを直接 移動すると VirtualBox が認識できず 仮想マシンを起動できなくなる。

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仮想マシンの移動は コピー元の 仮想マシンを選択して コンテキストメニュー ( 右クリックメニュー ) から 移動 で 移動先を指定する。

仮想マシンの削除

作成した仮想マシンを削除する場合も VirtualBox のホームメニューから 操作する。

VirtualBox-046

仮想マシンの削除は 削除する仮想マシンを選択して コンテキストメニュー ( 右クリックメニュー ) から 除去

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すべてのファイルを削除 で 仮想マシンのデータが削除され、 除去のみ はファイルは保存されたまま VirtualBox の登録から削除される。

スナップショットの削除

リンクでクローンを作成した仮想マシンを削除しても リンク元の仮想マシンは スナップショットを削除するまで ( 〇〇のリンク ) と 削除した仮想マシンが表示される。

VM-VirtualBox-001

リンクでクローンを作成した際のスナップショットが保存されているため クローンを削除しても リンク元には クリンク先が表示される。

VM-VirtualBox-002

スナップショットを削除する場合は 仮想マシンのメニューから「 スナップショット 」を選択。

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すでに削除しているクローンのスナップショッを選択して 削除

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