Splashtop Personalはシンプルで使いやすいリモートデスクトップアプリ。
Splashtop Personal の特徴
- ホストに Streamer、クライアントに Splashtop Personal Appをインストールして使用
- 1アカウントに対して最大 5台のアクセスライセンスを付与
- ローカルネットワーク上のホストは Wake on LANで起動が可能
- マルチデバイスをサポート
開発元
- 開発元:SPLASHTOP INC
- 開発元の拠点:米国
システム要件
Splashtop Streamer
- バージョン:3.7.2.4
- OS:Windows 7/ 8.x/ 10/ 11
- CPU:2コア 1.6GHz 以上
- RAM:1GB 以上
Splashtop Personal App for Windows
- バージョン:3.6.6.0
- OS:Windows 7/ 8.x/ 10/ 11
- CPU:Intel Atom および Pentium M 以上
- RAM:1GB 以上
- DirectX:9.0 以上
最新のグラフィックドライバの使用を推奨。
プランの比較
- ローカルネットワーク上にあるデバイスのリモート操作
無料 - 外部ネットワークからのリモート操作
Anywhere Access Pack の購入が必要
ダウンロード
同一ネットワーク(LAN)内のパソコンのみ無料で接続可能。
日本語サイトは有料の法人向けなので 、個人で使用する場合は本家サイトからダウンロードする。
Androidアプリ
Splashtop のインストールと設定
リモートで操作される(ホスト)側のパソコンで、公式サイト から Remoto To の Windows から「Download」をクリックして Streamerのインストーラーをダウンロード。
Streamerは複数のデバイスにインストールでき、クライアント側の Splashtop Personal Appと同時インストールすることも可能。
ダウンロードしたインストーラーを起動し、ユーザーアカウント制御のプロンプトが表示されたら「はい」で許可。
インストールは自動で実行され、Streamerの設定画面が開いたらインストール完了。
アカウントの作成
Splashtopアカウンを取得していない場合は Splashtopアカウントを作成 をクリック。
Splashtopアカウントを取得している場合はアカウント情報を入力してログイン。
ブラウザでアカウント作成ページが開くので、名前・メールアドレス・パスワードを登録して「作成」。
アカウントを作成したらブラウザを閉じ、Streamerの画面にアカウント情報を入力してログイン。
設定
左サイドバーの 設定 を選択して 自動起動にします が有効になっていること確認し、サウンド で出力タイプを選択。
- クライアント側(接続元)の音声のみ出力
リモートアクセスで音声を再生する際にホスト(Streamer 側)がミュートになる。
- ストリーマー側(接続先)PC の音声のみ出力
ホストのパソコンから音声が出力され、操作しているデバイスからは音声が出力されない。
- ストリーマー側(接続先)PC クライアント側(接続元)両方の音声を出力
ホストからも操作しているデバイス側からも音声が出力される。
デフォルト設定では Splashtopを起動できれば誰でもリモート操作が可能になるため、セキュリティの設定を推奨。
パフォーマンスを向上させるため 詳細 の ハードウェアアクセレーション を有効にする。
Wake On LAN の設定
ホストは常時起動させておくか、Wake On LAN で外部から起動できるように設定する。
Splashtop Personal App for Windows のインストール
ホストを操作する側(クライアント)のパソコンで、公式サイト から Remoto From の「Download」をクリックして Splashtop Personalのインストーラーをダウンロード。
ダウンロードしたインストーラーを起動し、ユーザーアカウント制御のプロンプトが表示されたら「はい」で許可。
インストールは自動で行われ、「OK」でインストール完了。
Splashtopのアカウント情報を入力してログイン。
初回ログイン時は認証に関するダイアログが表示される。
アカウントに使用しているメールアドレスにデバイスを認証するためのメッセージが届いているので、リンクをクリックしてデバイスを認証し、 Splashtop Personal App で再度 ログイン。
Streamer がインストールされている ホスト が表示される。
Splashtop Personal の使い方
Splashtop Personal Appでカラー表示されているのが起動中のホスト、グレーアウトしているのはスリープもしくはシャットダウンしているホスト。
接続するホストを選択すると アイコンが表示されるので、 接続 アイコンをクリックするか ホストをダブルクリックして接続。
ホストのデスクトップが表示される。
Wake on LANで起動
Streamerがインストールされているホストデバイスで Wake on LANを設定している場合は、起動するホストの 設定 アイコンから「ウェイク」をクリック。
ダイアログが表示され「ウェイク」をクリックですると起動する。
接続オプション
接続オプション では接続時の解像度を設定でき、設定 アイコンをクリックし、解像度 のリストから選択。
デフォルトで リモートコンピューターのネイティブ解像度 になっているが、 環境によっては ローカルコンピュータに最適化 の方が使いやすい。
QUIC はデバイス間を接続する汎用プロトコル(通信規格)で、デフォルト設定での使用を推奨。
リモート操作
デスクトップが表示されたらマウスやキーボードはローカルPCを操作している感覚で使用でき、メニューは左から 接続切断・次のモニタ・モニタ切替・表示調整・全画面表示・Ctrl + Alt + Del・ホストの操作 。
次のモニタ・モニタ切替 は Streamer側のパソコンがマルチモニタの環境で使用し、ホストの操作 はホストの画面を非表示にしたり、キーボードやマウスをロックすることができる。
接続できない場合
Splashtopの接続が失敗する場合は Streamerと Splashtop Personal Appを最新バージョンに更新することでほぼ解決する。
ビデオデバイスの初期化に失敗 とエラーメッセージが表示され場合は、グラフィックドライバを最新バージョンに更新する。
Windows XPの場合のみ DirectXが未インストールの環境でも発生するので、DirectXのバージョンを確認 し、未インストールの場合は DirectX エンドユーザー ランタイム をインストールする。
備考
Splashtopは快適なリモート操作が可能なアプリだが、インターネット経由でホストをリモート操作するには Anywhere Access Packの購入が必要なので、無料利用が前提であれば AnyDesk がオススメ。
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