VirtualBox6.1の Windows10をアップグレード

VirtualBox6.1 の Windows10

  • VirtualBox6.1は Windows 11のシステム要件であるセキュアブートと TPM2.0が未サポートのため、EFIモードで作成している Windows 10の仮想マシンでも Windows Updateや Microsoftが提供しているアップグレードツールでは Windows 11にアップグレードできない。
  • セキュアブートと TPM2.0は EFIで実装しているため、BIOSモードで作成している Windows 10も Windows 11にアップグレードできない。
  • VirtualBox6.1の Windows10は VirtualBoxを 7.0にアップグレードしても Windows 11へのアップグレードはサポートされない。

Windows 11の起動ディスクはシステム要件をチェックするプログラムを含んでいるため、Rufus を使用してシステムチェックをバイパスしたブータブルUSBを作成し、ImgBurn でブータブルUSBから アップグレード用の ISOファイルを作成する。

システムチェックをバイパスするので BIOSモードの Windows 10もアップグレード可能。

Rufusを使用してブータブルUSBを作成

Rufus-3.21-004

Rufus-3.21-003

8GB以上の USBメモリをパソコンにセットして Rufusを起動し、「選択」のリストを ダウンロード に切り替えて「ダウンロード」をクリック。

Rufus-3.21-016

バージョン Windows 11 を選択して「続ける」。

Rufus-3.21-015

ダウンロードするビルドを選択して「続ける」。

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エディションを選択して「続ける」。

Rufus-3.21-019

アーキテクチャは x64 のみなので「ダウンロード」をクリックして 保存先を指定。

Rufus-3.21-020

Rufus-009-1

ダウンロードが完了するとイメージファイルを読み込んだ状態になるので「スタート」。

Rufus-3.21-021

カスタマイズ用のダイアログが表示され、デフォルトで セキュアブートTPM2.0Microsoftアカウント入力 のバイパスが有効になっているので、デフォルト設定で「OK」。

Rufus-3.21-022

USBメモリのフォーマットに関するダイアログが表示されるので「OK」。

Rufus-011-1

プログレスバー が 100% になり、準備完了 と表示されたら「閉じる」で Rufus を閉じて終了。

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ImgBurnを使用して ISOイメージファイルを作成

Windows11-ImgBurn-001

PC を開いて作成したブータブルUSB を認識しているか確認。

Windows11-ImgBurn-002

ImgBurn を起動して ファイルやフォルダからイメージファイルを作成する を選択。

Windows11-ImgBurn-003

Windows11-ImgBurn-004

フォルダアイコンをクリックし、ブータブルUSBを指定して追加したら 電卓アイコンをクリック。

Windows11-Update-22H2-006

ダイアログが表示されたら「はい」。

Windows11-ImgBurn-005

情報 タブにイメージ情報が表示される。

Windows11-ImgBurn-006

出力先 のフォルダアイコンをクリックし、保存先とファイル名を設定後 ビルド で処理を実行。

Windows11-ImgBurn-008

ブータブルディスクに関するダイアログが表示されるので「はい」で続行。

Windows11-ImgBurn-011

ボリュームラベルのダイアログが表示されたら「はい」。

Windows11-ImgBurn-012

「OK」で ISOファイルを作成。

Windows 10からのアップグレード

Windows11-Update-22H2-007

ストレージに ImgBurnで作成した Windows 11の ISOファイルを追加してから Windows 10を起動。

Windows11-Update-22H2-008

CDドライブが追加されていることを確認。

Windows11-Update-22H2-009

Windows 11 をセットしたドライブを開いて setup を起動。

Install Windows 11 On VirtualBox-008

ユーザーアカウント制御のプロンプトが表示されてたら「はい」で許可。

Install Windows 11 On VirtualBox-009

セットアップウィザードが開始するので「次へ」。

Install Windows 11 On VirtualBox-011

システムチェックがスキップされて使用許諾書が表示されるので、問題なければ「同意する」。

Install Windows 11 On VirtualBox-010

更新プログラムをダウンロード。

Install Windows 11 On VirtualBox-012

Windows 11 のインストールが可能になるので、引き継ぐ項目を設定して「インストール」。

Install Windows 11 On VirtualBox-013

Windows 11のインストールが開始。

Install Windows 11 On VirtualBox-014

インストール完了後 Windows 11が起動し、ライセンスも認証済みの状態になる。

Install Windows 11 On VirtualBox-015

Windows Updateを実行して Windows 11 を最新の状態にして 完了。

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Windows 11のクリーンインストール

VirtualBox-Windows11-003

Windows 11 の仮想マシンを新規作成する。

クリーンインストール時は Windows 11 のライセンスキー か、ライセンス認証された Windows 11で利用した Microsoftアカウントが必要。

バージョン 6.1.30 で OS にWindows 11 が追加され、バージョンWindows 11 を選択すると CPUメモリEFI などが Windows 11 の最小システム要件に適合する設定になる。

VirtualBox-Windows11-004

ディスプレイ3D アクセラレーションを有効化 にチェックを入れ、ビデオメモリー のサイズを256MB に設定。

グラフィックコントローラーは デフォルトの VBoxSVGA を使用。

Oracle-VM-VirtualBox-036

左サイドバーの ストレージ を開いて ストレージデバイス から の光学ドライブアイコンを選択し、属性 のディスクアイコンから ディスクファイルを選択 で、Rufusの起動用USBから作成した ISOファイルを指定。

Windows11-Update-22H2-007

ストレージにWindows 11 の ISOファイル が追加されたら、設定画面を閉じて OS を起動。

VirtualBox-Windows11-008

セットアップ画面が表示されたら「次へ」で進み、インストールを実行。

VirtualBox-Windows11-020

使用許諾書に同意後、システムチェックがスキップされて Windows 11のインストールが開始する。

VirtualBox-Windows11-021

インストール後 Windows 11 をセットアップ。

Win11-with-VitualBox-030

アカウントにデジタルライセンスで認証されたデバイスが登録されている場合は、復元することも可能。

デジタルライセンスの復元回数には上限がある ため、頻繁にデバイスの更新を行うと ライセンスが認証されなくなる。

Win11-with-VitualBox-032

セットアップ完了後 Windows 11が起動したら、Guest Additions をインストールして セットアップ完了。

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