Windows 10 の無償アップグレード
Windows 7/ Windows 8(8.1)ユーザー に対する無償アップグレードは 2016年7月29日に終了し、期間終了後も継続して提供されていた 障碍者向け支援技術製品をご利用のお客様向け Windows 10 無償アップグレード も 2017年 3月にはサイトからダウンロードリンクが削除され、2017年 12月末でキャンペーンそのものは終了したが、その後も Media Creation Tool によるアップグレードは継続して利用できる。
アップグレードの前に
Windows 10へのアップグレードについてはパソコンが Windows 10へ対応していることが前提で、富士通のパソコンは 2012年度以降、東芝は 2013年 7月以降、NECは 2013年 4月以降と、各社 2012~2013年度以降にリリースしたモデルが Windows 10のサポート対象になっており、サポート対象外のモデルに関しては下記の方法でアップデートを実行してもセットアップが完了しないなどの不具合が発生する可能性がある。
プロダクトキーの保管
Windows 10 にアップグレード後は デジタルライセンス認証になるが、ライセンス認証が通らない場合に備えて Windows 7/ 8 (8.1)のプロダクトキーは保管 しておく。
プロダクトキーが不明な場合は Windows Product Key Viewer で確認できる。
システム要件
- OS:最新の Windows 7 SP1 または Windows 8.1 Update
- CPU:1GHz 以上
- RAM:1GB以上(32-bit)/ 2GB 以上(64-bit)
- ストレージ:16 GB以上の空き(32-bit)/ 20 GB以上の空き(64-bit)
ダウンロード
クリーンインストール
Windows 10にアップグレード後は同じパソコンであればクリーンインストールも可能。
Windows 10 アップグレード の手順
公式サイト の「ツールを今すぐダウンロード」をクリックしてダウンロード。
ダウンロードした Media Creation Tool を起動。
ライセンス条項を確認して「同意する」。
実行する操作 は この PCを今すぐアップグレードする を選択して「次へ」。
Windows 10 のインストールプログラムのダウンロードが開始する。
引き継ぐ項目を選択して「次へ」。
「インストール」でインストールを実行。
プロダクトキーの入力が無いまま Windows 10のインストールが開始する。
何度か再起動をしてインストールが完了すると、ライセンス認証された状態で Windows 10が起動する。
Open Shell
Windows 10のスタートメニューが使いづらい場合は、OpenShell を導入することで Windows 7のスタートメニューを復元できる。
Windows 10 の汎用プロダクトキー
Windows 7/ 8 から無償アップグレードした Windows 10 は 汎用プロダクトキー が使用され、アップグレード時にパソコンのフィンガープリントを Microsoft に登録して Windowsをアクティブ化しており、Windowsとパソコンの紐づけは Microsoftアカウントを使用して変更できるようになっている。
- Windows 10 Home の汎用プロダクトキー
YTMG3-N6DKC-DKB77-7M9GH-8HVX7
T49TD-6VFBW-VV7HY-B2PXY-MY47H - Windows 10 Pro の汎用プロダクトキー
VK7JG-NPHTM-C97JM-9MPGT-3V66T
T49TD-6VFBW-VV7HY-B2PXY-MY47H - Windows 10 Home の汎用 OEMプロダクトキー
37GNV-YCQVD-38XP9-T848R-FC2HD - Windows 10 Pro の汎用 OEMプロダクトキー
NF6HC-QH89W-F8WYV-WWXV4-WFG6P
備考
無償アップグレードは非公式に延長されたが、Windows 10のシェアが Windows 7と逆転するのは 2018年12月で、リリースから 3年後だった。
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