ローカルアカウントのパスワード更新
Windows Proのローカルアカウントにはデフォルトでパスワードの有効期限が 42日間 で設定されており、有効期限を過ぎるとサインイン画面がロックされ、パスワードの変更が通知される。
パスワード未設定のローカルアカウントは パスワード を空白のまま 新しいパスワード も空白で Enter キー を押すとパスワード未設定の状態が更新される。
パスワード期限の変更方法
WIN + R キー で ファイル名を指定して実行 を開き secpol.msc と入力するか、タスクバーの検索で sec を検索して ローカルセキュリティポリシー を選択。
Windows Home には ローカルセキュリティポリシー の設定画面はない。
左サイドパネルの アカウントポリシー から パスワードのポリシー を選択
右ペインの パスワードの有効期限 をダブルクリックし、パスワードの有効期限 のプロパティ で 有効期限 を編集。
空欄にすると無期限になる。
パスワード期限を無期限にする設定方法
スタート のコンテキストメニュー(右クリックメニュー)から コンピュータの管理 を選択。
コンピュータの管理 の左サイドバーから ローカルユーザーとグループ の ユーザー を選択し、パスワード期限を無効にするユーザーをダブルクリック。
Windows Home では ローカルアカウント利用時も ローカルユーザーとグループ は表示されない。
ユーザーのプロパティ画面が開くので パスワードを無期限にする を有効にする。
パスワードリセットディスクの作成方法
アプリ一覧 の Windows ツール から コントロールパネル にある ユーザーアカウント の ユーザーアカウント を開く。
パスワードリセットディスク はローカルアカウントのログインパスワード失念時に、1 回のみパスワードを変更できるレスキューディスク。
左サイドバーから パスワードリセット ディスクの作成 を選択。
ウィザードが開始するので USBメモリをパソコンにセットして「次へ」。
USBメモリには userkey.psw ファイルが書き込まれるだけなので既存データと共存できる。
セットした USBメモリを選択して「次へ」。
現在のパスワードを入力して「次へ」。
パスワード未設定の場合は空欄 にする。
書込みが終了したら「完了」。
パスワードリセットディスクの使い方
パスワードの入力に失敗したら「OK」をクリック後、パスワードリセットディスクをパソコンにセット。
パスワードリセットディスク にはパスワードの情報が入っているので、パスワードリセットディスクを作成したデバイスでのみ利用でき、パスワードリセットディスク作成後にパスワードを変更していると使用できない。
パスワードのリセット をクリック。
パスワードリセットウィザード が開始するので「次へ」。
パスワードリセットディスク を選択。
新しいパスワードを設定して「次へ」。
サインイン画面に戻るので 設定したパスワードを入力してサインイン。
パスワードリセットディスクがない場合
パスワードリセットディスクがない状態で パスワードを失念した場合はクラッキングアプリを使用してパスワードをリセットできる。
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