Open Shell / Classic Shell の特徴
- Windowsのスタートメニューを Windows 7や XPのようなクラシックスタイルに変更
- Windows 11 をサポート
- オープンソースで開発
開発元
- 開発者:ge0rdi 氏
2017年 12月に開発が終了した Ivo Beltchev 氏の Classic Shell を継続する形で ge0rdi 氏が開発。
ダウンロード
システム要件
- バージョン:4.4.191
- OS:Windows 7/ 8.x/ 10/ 11
インストール
GitHub から最新版のインストーラーをダウンロード。
ダウンロードしたインストーラーを起動し、Microsoft Defender SmartScreen がブロックした場合は 詳細情報 を開いて「実行」。
セットアップウィザードが開いたら「Next」。
使用許諾書に問題なければ I accept the terms in the License Agreement をチェックして「Next」。
インストールする項目は初期設定で「Next」。
「Install」でインストールを実行。
ユーザーアカウント制御のプロンプトが表示されたら「はい」で許可。
「Finish」でインストール完了。
日本語化
Classic Shellの言語ページ からJapanese の項目にある ja-JP.DLL のリンクをクリック。
ランゲージファイルのバージョンは 4.3.0で更新が止まっているが Open-Shell 4.4.191でも利用できる。
MediaFire のダウンロードページが開くので「DOWNLOAD」をクリックしてファイルをダウンロード。
ダウンロード実行時に広告が表示された場合は閉じる。
ブラウザがダウンロードをブロックするので「保存」。
ダウンロードしたファイルは VirusTotal などでウイルススキャンの実行を推奨。
ダウンロードした ja-JP.DLL ファイルを Program Filesフォルダの Open-Shellフォルダに移動する。
スタート をクリックすると Open Shell の設定画面が開くので、Show all settings にチェックを入れる。
Language タブで jp-JP 日本語 を選択して「OK」。
ダイアログが表示されるので「OK」。
スタート のコンテキストメニュー(右クリックメニュー)から 終了 を選択して Open Shellを閉じる。
スタートの アプリ一覧 から Open-Shell の Open-Shell Menu Settings を開くと日本語化された設定画面が開く。
Open-Shell の設定
Open Shell の設定画面は スタート のコンテキストメニュー(右クリックメニュー)から 設定 で呼び出す。
基本設定のみ行う場合は すべての設定を表示する のチェックを外す。
スタートメニューのデザインは クラシックスタイル・2カラムのクラシックスタイル・Windows 7 スタイル の 3タイプで、選択したスタイルはリアルタイムで反映されるので スタート をクリックして確認できる。
クラシックスタイル。
2カラムのクラシックスタイル。
Windows 7 スタイル。
スタイルが決まったら スキン タブを選択し、スキンのリストから好みのカラーを選択する。
基本設定タブでは Windowsスタートメニューへの切替・Open Shellの設定メニュー呼び出し などのキーやマウス操作の設定ができる。
すべての設定を表示する を有効にするとフォントやアイコンのサイズ、インストールしたアプリのハイライト、スタートメニューへのドラッグ・アンド・ドロップの無効化などが カスタマイズ可能になっているが、普通にWindowsを使用してきた場合は初期設定の状態が最も使いやすい。
設定した内容は「バックアップ」で XMLファイルとして保存でき、「バックアップ」ボタンから保存したファイルの読み込みや設定のリセットができる。
Windowsオリジナルのスタートメニューは 基本設定 で設定したショートカットやキー操作以外に、Open Shell のスタートメニューにある スタートメニュー (Windows) から呼び出せる。
Windows 11 でスタートメニューを 左揃え にする場合は、Windows の 設定 から 個人設定 を開き、タスクバー の タスクバーの動作 にある タスクバーの配置 で編集する。
Windowsエクスプローラ(ファイルエクスプローラ)
Open Shellをインストールすると Windowsエクスプローラにツールバーが追加される。
追加されるのはデフォルトでナビゲーションメニュー ・フォルダオプション・カット・コピー ・ペースト・削除・プロパティ・選択項目をメールで送信。
ツールバーの設定は Open-Shell のアイコンをクリック。
表示するコマンドは すべての設定を表示する をチェックして、ツールバーボタン タブで アイコンをドラッグして入れ替える。
アイコンの大きさは ツールバーの設定 タブで 大きいボタン のチェックを外して「OK」で設定画面を閉じる。
アイコンサイズは編集可能。
Window エクスプローラを一旦閉じてから再度開くと設定が反映される。
ツールバーを非表示する場合はツールバー上にマウスカーソルを合わせてコンテキストメニューを開いて Classic Explorer Bar のチェックを外す。
Windows 11では ツールバーを固定する を無効にしても移動できない。
非表示にした Open Shellのツールバーを再表示する場合は スタート のコンテキストメニューから エクスプローラー を選択。
動画で見るインストールと使い方
備考
バージョン 4.4.190で Windows 11をサポートしたので Explorer Patcher なしで利用できるようになり、非効率的な Windows 11のスタートメニューを簡単に変更できるようになった。
Explorer Patcher や Windows 11 Classic Context Menu を追加インストールすればタスクバーやコンテキストメニューもクラシックスタイルにできる。
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