pCloud Pass の特徴
- ゼロナレッジでデータが暗号化される セキュアなパスワードマネージャー
- クロスデバイスで利用可能(無料版は不可)
- クレジットカード情報やメモなども暗号化して保存
ゼロナレッジ はユーザー(クライアント)側のデバイスで データの暗号化と復号化を行う方法で、暗号化されたデータがサーバに保存されるため、サービスプロバイダもデータを閲覧することができない。
開発元
- 開発元:pCloud AG
- 開発元の拠点:スイス
ダウンロード
プランの比較
Free | Premium | |
利用可能なデバイス数 | 1台 | 無制限 |
連絡先リスト | 無制限 | 無制限 |
セキュアな共有 | 1 | 無制限 |
無料版では同じパソコンでもデスクトップ版とウェブ版(ブラウザ拡張機能)は併用不可。
システム要件
- バージョン:1.5.4
- OS:対応ブラウザがサポートしているバージョン
サポートしているブラウザ
- Google Chrome/ Microsoft Edge/ Mozilla Firefox/ Brave/ Opera
アカウントの登録
公式サイト で メールアドレスを入力し、利用規約等に問題なければ同意して「続ける」。
オンラインストレージ pCloudを利用している場合も pCloud Passアカウントの作成が必要で、オンラインストレージ pCloud のアカウントで使用しているメールアドレスも使用可。
登録したメールアドレスに確認用のメールが送信されるので確認コードを入力して「続ける」。
12文字以上 の 英数字と大文字・小文字・記号を含んだ マスターパスワードを設定して「サインアップ」。
リカバリーワード が表示されるので必ず保管しておく。
マスターパスワードはデータの暗号化と復号化に使用され、pCloudにもバックアップされていないため、失念するとデータを復号できないが、リカバリワードを使用することでデータを保持したまま マスターパスワードの再設定が可能になる。
リカバリーワードをコピー/ ダウンロード するとダイアログが表示され、「Open account」で管理画面が開く。
機能拡張 のインストール
公式サイト で Add-on を選択して使用するブラウザをクリック。
選択したブラウザのストアが開くので拡張機能をインストール。
インストールが完了したらピン留めして pCloud Pass をツールバーに表示。
pCloud Pass のアイコンをクリックしてサインインすると、管理画面が表示されて利用可能になる。
設定
ホーム画面の右上にある アカウントメニューから 環境設定 を選択。
日本語表示になっていない場合はアカウントメニューから Preferences を開き、Language を 日本語 に変更。
設定 と セキュリティ で オートフィル や オートロック の設定を編集。
- Autofill (オートフィル)
ログインフォームにフォーカスすると登録されているログイン情報を自動的に表示。
- オートロック
指定時間で pCloud Passをロックし、アクティブにする場合はマスターパスワードの入力が必要になる。
pCloud Pass の使い方
pCloud Passがロックされている場合はアイコンをクリックし、マスターパスワードを入力してロックを解除。
ログインフォームは自動認識するので pCloud Passに未登録のサイトはログイン情報を入力してログイン。
アプリのログインや銀行など特殊なログインフォームのサイトは未サポート。
ログイン情報が自動的に保存される。
pCloud Passに登録したサイトは pCloud Passのアイコンをクリックしてログイン情報を選択すると、ログイン情報が自動入力される。
オートフィルを有効にしている場合はアイコンをクリックしなくても フォームにフォーカスするだけで登録情報が表示される。
強力なパスワードの生成
新規ログインフォーム入力時にパスワードの項目に表示される pCloud Passアイコンをクリックしてパスワードジェネレーターを表示し、「使用法」を選択すると表示中のパスワードをフォームに入力できる。
登録フォームによってはパスワードジェネレーターが表示されない場合もある。
パスワードの条件設定は オプションを表示する から文字数の調整や大文字・小文字・数字・記号など 利用する項目を選択できる。
pCloud Pass への登録
メモ や クレジットカードの登録はツールバーのアイコンをクリックして管理画面を開き、左サイドパネルから登録するカテゴリーを選択する。
- パスワード
ログインページのURL と ログイン情報を手動で登録。
- セキュアノート
テキストデータをパスワードと同じ暗号化アルゴリズムを使用して保存。 - 決済カード
クレジットカード情報を保存し、フォームへの自動入力が可能になる。
パスワードのインポート
ブラウザや他のパスワードマネジャーからログイン情報をインポートする場合は、ホーム画面の左サイドパネルから すべての項目 を開き、「追加」から インポート元 をクリック。
インポート元を選択するとエクスポートとインポートの方法を確認できる。
備考
アップグレードすればデバイスの間でのデータ同期や他のユーザーとの共有も可能で、ブラウザの拡張機能のほかにもオフラインで利用可能なデスクトップアプリもリリースされており、使い勝手は他のメジャーなパスワードマネージャーに劣らない。
pCloud Passにはパスワードマネージャーには珍しい買い切りのライフタイム版が提供されており、5年以上利用する場合はライフタイム版がお得になる。
購入方法
pCloud Pass は 1ヶ月・1年のサブスクリプションタイプと買い切りのライフタイムプランがある。
公式サイト で サブスクリプション か 一回払い を指定し、購入するプランの「PREMIUM を購入する」をクリック。
サインインしていない場合は pCloud Pass にサインイン。
決済情報を入力して「今すぐ支払う」で決済すると アップグレード完了。
サブスクリプションのキャンセル
サブスクリプションをキャンセルは、pCloudのウェブ版 にアクセスして pCloud Pass で使用している メールアドレスを入力して「Continue」。
オンラインストレージ pCloud のアカウントで使用しているメールアドレスを使用している場合は pCloud にログイン。
pCloud Pass のアカウントのみ取得している場合は確認メールが送信されるので、確認コード入力後にパスワードを設定し、オンラインストレージ pCloud のアカウントを取得。
pCloudのウェブ版 にログインしてアカウントアイコンから サブスクリプションの管理 をクリック。
サブスクリプション で有効になっているプランの「キャンセル」をクリックするとダイアログが表示されるので「はい」で実行。
アンケートが表示されるので「サブスクリプションをキャンセルする」を選択し、ダイアログが表示されたら「はい」。
Premiumアカウントの解約に関するメールが送信されるので確認。
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