Chromebook の基礎知識

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Google が開発した Chrome OS 搭載のリーズナブル モバイルデバイス

Chromebook は Google が開発した Linux ベースの オペレーティングシステム Chrome OS を搭載し、ブラウザ と ウェブアプリケーションの使用を前提にした デバイスの総称。

ウェブアプリケーションの使用が前提のため、低スペックのデバイスでも軽快に動作し、Windows 搭載の PC と比較すると 導入コストが抑えられることもあって、米国では教育機関を中心に大きなシェアを獲得している。
デスクトップ OS シェア  2022年 2月現在

StartCounter Desktop Operating System Market

Chromebook は 定期的に話題になるが、デスクトップ マシンとしての 実質的な シェアは Windows や OS X に遠く及ばず、日本国内では 一部の企業 や ガジェット好きが使用している程度の普及率になっている。

ワールドワイド :
Windows 75.5 % , OS X 15.85 % , Linux 2.19 % , Chrome OS 2.6 % , 不明 3.86 %
日本 :
Windows 72.08 % ,  OS X 12.3 % , Linux 0.7 % , Chrome OS 0.94 % , 不明 13.98 %
新型コロナの影響で世界的に在宅ワークが増加したため、Chrome OS のシェアは パンデミック前と比較して ワールドワイドで 1.5 % と大きく伸び、国内でも 0.8% 伸びている。
Windows の代替機として
Chromebook は Android アプリも利用可能だが 基本は ウェブアプリケーションの利用を前提としたデバイスなので、ブラウザだけで完結する処理 や Androidタブレットで事足りるような作業であれば Chromebook は 使いやすいガジェットだが、ウェブアプリで対応しきれない作業 や 可能であっても作業効率が大幅に低下するような場合もあるため、Windowsデバイス の代替として万人に薦められるデバイスではない。

Chromebook の特徴

Chrome OS バージョン 98.0 現在

Chromebook は 高速起動安全性 が大きな特徴で、起動に関しては 電源をオンにしてから 数秒で ログイン画面 が表示される。

セキュリティ

Chromebook は 多層防御 の原則に基づいて保護されており、ウェブページ や アプリケーションは サンドボックス と呼ばれる 保護された環境内で実行されるため、ウェブページに仕組まれた脅威 や アプリケーションに偽装したウイルス など、一般的な マルウェアに感染しても サンドボックス内に隔離された状態になり、ウェブページ や アプリを終了すれば 他の環境に影響を与えることなく終了することが可能になっている。

Chromebook ヘルプ Chromebook のセキュリティ

Basics Chromebook 043

サンドボックス の他にも 起動時に システムの改竄 や 破損 のセルフチェックを行う 確認付きブート があり、ユーザーによる セキュリティ対策は不要になっている。

Chromebook の保護は 外部から攻撃してくる脅威 に対しては有効だが、Android アプリ をインストールする際に求められる アクセス権限 など、 ユーザー自身 が許可を与えているものは 悪意のあるものであっても防ぐことができない。
ブータブルUSBからの起動

Chrome OS は ブータブルUSB からの起動が制限されており、通常の起動モードでは ライブUSB で他の OS を起動することはできないが、ファームウェアを更新することで 一部のモデルは USB からの起動が可能になる。

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Chromebook でブータブルUSB を起動する方法

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Android アプリの利用

Chromebook は 2017 年のリリースモデルから 正式に Google Play ストア を サポートして Android アプリをインストールできるようになり、ウェブブラウザ と ウェブアプリケーション しか利用できなかった頃に比べると 使い勝手は飛躍的に向上している。

Android アプリは スマホ での使用を前提に制作されているものが多いため、プレイストア のアプリが 全て快適に使用できるわけではなく、起動できないアプリ や 起動できても 動作に不具合が生じるアプリも少なくない。
タッチパネルで操作ができない Chromebook は、タッチパッド のジェスチャー と キーボードで アプリを操作するため 使いづらさを感じる場面がある。
Chrome アプリの廃止

Chromebook で Google Play ストアが利用可能になった 2016 年に、Google は Chromeブラウザ と Chrome OS 向けに提供していた Chrome アプリ の廃止を発表。
Chromeブラウザ 向けの Chrome アプリ は 2017 年末 には非表示になり、コンシューマー向けの Chromebook は 2021 年 6月でサポートが終了した。

Chrome OS のサポート期間

Chromebook が実装している Chrome OS は 自動更新されて 最新のセキュリティを提供するのだが、デバイスには 自動更新の有効期限 ( AUE ) が定められており、Google の 自動更新ポリシー の ページ でデバイスごとの AUE を確認できる。

Google Chrome Enterprise ヘルプ 自動更新ポリシー

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AUE に達した デバイスは 自動更新時に 自動アップデートが行われるのは今回が最後です。と表示され、デバイスの買い替えを促される。

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従来モデル の AUE は 製品のリリースから 5年に設定されていたが、2019 年のモデルから 6 年に延長され、更に 一部モデルでは最長 8 年の自動更新ポリシーが適用されるようになった。
AUE があるため 型落ち品 や 中古の Chromebook は 1 ~ 2 年 で 使用期限 を迎える可能性がある。

Linux のサポート

2018 年 Google は Chromebook で Linux をサポートすると発表。

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Linux は ベータ版として提供されており、設定デベロッパー から インストールすることができるが、インストール後は ターミナルウインドウ が開くだけなので、Linux アプリのインストールは コマンドライン操作が必要。

周辺機器の接続

USB コネクタがある Chromebook であれば 外付けHDD や USB メモリ などは 問題なく認識する。

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近年は メーカーのサイトでも 対応 OS に Chrome OS と記載されるようになった。

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HDD や USB メモリ を接続すると リムーバブル デバイス として認識される。

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ファイルマネージャー を開くと 接続した USB デバイスが表示される。

デバイスを取り外す場合は デバイス名の 右端にある イジェクト アイコンをクリック。
外付けの DVD / BD ドライブ も認識はするが、ディスクを再生するアプリが提供されておらず、セットアップに専用ドライバが必要な デバイスも利用もできない。

印刷

プリンタは Chrome OS がサポートしていれば利用できるが、未サポートのプリンタは 認識しても 印刷できない場合がある。

Chrome OS で推奨されていた Google クラウドプリント は 2021年 1月 でサービスの提供を終了。

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時刻が表示されているタスクトレイをクリックして 設定アイコンを選択。

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左サイドバーの 詳細設定 を開いて 印刷 を選択し、 印刷 の項目にある プリンタ をクリック。

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検出されたたプリンタが プリンタを追加 の項目に表示されるので、Chrome OS がサポートしているプリンタであれば、 設定 をクリックすると 自動設定されて プリンタが使用可能になる。

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自動設定 できなかった プリンタは 詳細設定 の入力画面が開くので、 メーカー のリストからプリンタのメーカーを、 機種 から 追加するプリンタのモデル番号があれば選択。

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追加する機種がリストにない場合は メーカーGeneric機種Generic PostScript Printe に設定して「 追加 」。

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保存されているプリンタ に追加され 使用可能な状態になる。

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印刷時のプリンタリストに プリンタ名が表示されていない場合は、もっと見る… から プリンタを選択。

Google クラウドプリントサービス をサポートしている Brother の DCP-J952N は、 機種 のリストに掲載されていなかったため Generic PostScript Printe で追加したが、印刷を実行すると プリンタは データ受信 で反応するものの 印刷できなかった。

Chromebook ヘルプ プリンタを設定する

Chromebook ヘルプ の プリンタを設定する のページにある プリンタのサポート状況を確認する で、自動設定 もしくは PPD が提供されている モデル を確認できる。

ストレージ

Chromebookは オンラインストレージへ データを保存することが前提になっており、低価格モデル は スマホ並みの保存領域しかない。

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以前は Google ドライブ がデフォルトの保存先で、ローカルストレージに保存する場合は 別途 拡張機能の追加が必要だったが、現在 デフォルトの保存先 はローカルストレージ に変更されている。

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