Cyberduck for Windows のインストールと使い方

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主要なクラウドストレージにアクセスできる オープンソース の無料 クラウドストレージブラウザ

Cyberduck は スイスのソフトウェアベンダー iterateGmbH が開発している オープンソースの クラウドストレージブラウザで、オープンソースの暗号化プログラム Cryptomator ( クリプトマター ) の機能を使用して、ウェブサーバ や NAS のほか DropboxOneDriveGoogleDrive などの オンラインストレージにアクセスでき、ファイル / フォルダのドラッグによる アップロード や ダウンロード だけでなく ブラウザ間の コピーもできる。

システム要件

バージョン 8. 2. 3 現在

OS :  Windows 7 / 8 / 10 / 11

ソフトの入手先

Cyberduck 公式ダウンロードページ

Cyberduck のインストール

Cyberduck for Windows の インストーラーに アドウェア や スパイウェアは含まれていない。

FileZilla クライアントなど 一部の FTPクライアントアプリがインストールされている場合は セットアップ後に Cyberduck を起動すると 接続先をインポートできる。

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ダウンロードページの Cyberduck for Windows をクリックしてインストーラーをダウンロード。

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ダウンロードしたインストーラーを起動して「 Install 」をクリック。

Cyberduck のインストール先を変更したい場合は Options で指定。

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ユーザーアカウント制御のダイアログが表示されたら「 はい 」で許可。

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「 Close 」でセットアップ完了。

ブックマークの登録

クラウドストレージ や ウェブサーバ など 複数の 接続情報 を登録する場合は ブックマークを使用する。

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Cyberduck を起動して 上部メニューバーの ブックマーク から 新規ブックマーク を選択。

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リストから 使用するプロトコル や 接続先 を選択して ログイン情報を入力する。

入力した内容は自動保存されているので、入力が終了したら 右上の「 X 」で画面を閉じる。

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登録したブックマークを削除する場合は ブックマークを選択して コンテキストメニュー ( 右クリックメニュー ) から ブックマークを削除

ウェブサーバ

FTPクライアントアプリとして使用する場合は FTP の ホスト や ログイン情報を 入力。

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FTP でサーバ と データの送受信を行う場合は 暗号化された FTP over TLS を使用するのが一般的なので、プロトコルは FTP-SSL ( Explicit AUTH TLS ) を使用する。

暗号化をサポートしたサーバとの通信に FTP を指定すると、接続時に 暗号化を促すダイアログが表示される。 
ニックネーム : 任意の名前を入力
サーバ : 接続するサーバの ホスト ( FTP サーバ アドレス ) を入力。
ユーザー名 : サーバ側で提供されている FTP ユーザー名。
パスワード : サーバ側で提供されている パスワード。
ポート : 通常は 21
NAS

NAS へ接続する場合は NAS 側で FTP または WebDAV での接続を有効にする。

Synology Diskstation FTP / WebDAV の設定

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FTP で接続する場合は  FTP-SSL ( Explicit AUTH TLS ) を選択、WevDAV で接続する場合は WebDAV ( HTTPS ) を選択。

NAS 側 で 通信の 暗号化を有効にしておく。 
FTP 接続
ニックネーム : 任意の名前を入力
サーバ : NAS で設定した DDNS のドメイン名。
ユーザー名 : NAS にアクセスする際のユーザー名
パスワード : NAS にアクセスする際の パスワード。
ポート : 通常は 21
WebDAV 接続
ニックネーム : 任意の名前を入力
サーバ : NAS で設定した DDNS のドメイン名。
ユーザー名 : NAS にログインする際のユーザー名
パスワード : NAS にログインする際の パスワード。
ポート : NAS 側で設定した ポート番号
オンラインストレージ

Dropbox・OneDrive・Google Drive などのオンラインストレージ は リストに登録されており、アクセスを許可した後 OAuth 2.0 で認証する。

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新規ブックマーク で プロトコルのリストから 登録するオンラインストレージを選択し、ニックネーム を入力して ブックマークの登録画面 を閉じる。

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追加したブックマークを選択して コンテキストメニューから サーバへ接続 を選択するか、ブックマークをダブルクリックして接続すると、オンラインストレージへのログイン画面になるので、ログインして Cyberduck のアクセスを許可。

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OAuth 2.0 の認証コードが表示されるので コードをコピー。

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Cyberduck のダイアログに 認証コードを 貼り付けて「 続ける 」で 設定完了。

起動時の再接続 設定

Cyberduck は 前回終了時に 接続していた ブックマークに再接続して起動する 設定になっており、環境設定 で 無効にできる。

再接続 は 最後に閉じた接続先 を復元するもので、複数のブラウザが開いている場合に Ctrl + Q で Cyberduck を終了すると、次回起動時は ブックマークの一覧が表示される。

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起動時の設定を変更する場合は メニューバーの 編集 から 環境設定 を選択。

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接続先を記憶し再起動後に接続 のチェックを外して 無効にする。

Cyberduck の使い方

Cyberduck は FTP クライアント のように サーバ と ローカル間の データ送受信 のほか、Cyberduck のブラウザ間 でも データを転送できる。

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複数のブックマークを登録して利用する場合は、Ctrl + N  で 新規ブラウザ を開いて接続する。

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ブックマークを選択して コンテキストメニューから サーバへ接続 を選択するか、ブックマークをダブルクリックして接続する。

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階層の移動は アドレスバー で パスを編集するか、矢印ボタンを使用する。

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ローカルのファイル / フォルダ は ブラウザへドラッグして アップロード。

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ブラウザから ローカルに ドラッグするとダウンロード。

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ブックマーク間 も ドラッグで 転送できる。

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アップロード / ダウンロード 時 は 進捗状況が 別ウインドウ で表示される。

転送画面の「 削除 」は 履歴の削除で 移動したデータは削除されない。

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Cyberduck はファイルの拡張子を認識し、 外部エディタ として 上部の ツールアイコン に表示しており、アプリのアイコンをクリックすると ファイルをダウンロードせず ブラウザから直接 指定のアプリで開くことができる。

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ブラウザ内は コンテキストメニューから フォルダの作成削除 などが行える。

Encrypted Vault

Encrypted Vault は 暗号化プログラム Cryptomator ( クリプトマター ) を使用した フォルダで、NAS や クラウドストレージ に 暗号化フォルダ 作成できる。

Encrypted Vault で作成した 暗号化フォルダ は Cyberduck からアクセスした場合にのみ 開くことができるが、フォルダの削除 や 移動などの操作は 可能で、暗号化したフォルダを移動すると Cyberduck からアクセスしても 開くことができなくなる

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暗号化フォルダを 作成する場所を開き、コンテキストメニューから New Encrypted Vault を選択。

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フォルダ名を入力後、 Passphrase に パスワード、Confirm Passphrase に設定したパスワード再入力して「 作成 」。

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フォルダを開く際 や ファイルの アップロード / ダウンロード 時に パスワードの入力を求められる。

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Cyberduck 以外で 暗号化されたフォルダを開いても フォルダ内に保存されている ファイルを見ることはできない。

Encrypted Vault フォルダに設定した パスワードの変更 や Encrypted Vault の解除はできないので、既存の 暗号化ファイルを パスワードを使用して開き、フォルダ内のデータを取り出して再設定が必要。

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