Joplin for Windows のインストールと使い方

Joplin-icon

エンドツーエンドで暗号化が可能な オープンソースで開発されている Evernote 代替えアプリ

Joplin は 英国のソフトウェアエンジニア Laurent Cozic 氏 が開発しているオープンソースのメモアプリで、ベンダーロックイン を回避する Evernote の代替えアプリとして メモ・ToDoリストの作成 とファイルの添付機能 や ウェブクリップを実装し、同期可能なデバイス数に制限はなく エンドツーエンドでの暗号化もサポートしている。

Joplin Cloud のサブスクリプションを購入すると ノートの共同編集 や ノートの公開が可能になるが、ベース機能はすべて無償で利用できる。

システム要件

バージョン 2. 9. 17 現在

OS : Windows

ソフトの入手先

Joplin 公式ページ

Joplin のインストール

Joplin for Windows のインストーラーに アドウェア や スパイウェア は含まれていない。

Joplin-for-Windows-001

Joplin の公式ページにある「 Download the app 」をクリックしてインストーラーをダウンロード。

Joplin-for-Windows-002

使用するユーザーを選択して「 インストール 」でインストールを実行。

すべてのユーザー を選択すると ユーザーアカウント制御のダイアログが表示されるので「 はい 」で許可。

Joplin-for-Windows-003

「 完了 」でセットアップ終了。

日本語表示

Joplin は日本語をサポートしているので 言語設定を切り替える。

Joplin-for-Windows-004

メニューバーの Tools から Options を選択。

Joplin-for-Windows-005

左サイドバーの General にある Language のリストから 日本語 を選択して「 OK 」。

テーマ は Appearance ( スタイル ) で変更できる。

同期設定

Joplin を複数のデバイスで同期する場合は Joplin Cloud のサブスクリプションを購入するか、DropboxOneDrive など 既存のオンラインストレージ や Nextcloud・WebDAV サーバ などを利用する。

Joplin を同期すると オンラインストレージの アプリ フォルダの中に Joplin フォルダを作成するが、フォルダには同期用のデータベースが保存されるので ノートブックやノートを編集・閲覧することはできない。

Joplin-for-Windows-006

Joplin CloudDropboxOneDrive を利用して同期する場合は メニューバーの ツール から オプション を開き、左サイドバーの 同期 を選択して「 同期ウィザードを開く 」をクリック。

Joplin-for-Windows-007

使用するクラウドサービスを 選択。

Joplin-for-Windows-008

Windows Defender が通信をブロックした場合は「 アクセスを許可する 」。

Joplin-for-Windows-009

表示される URL をクリックし、クラウドサービスへログインして Joplin のアクセスを許可。

Joplin-for-Windows-010

アプリケーションは問題なく認証されました。と表示されたら ブラウザを閉じ、Joplin の「 戻る 」をクリック。

Joplin-for-Windows-011

同期先 に設定したクラウドサービスが表示されていることを確認。

同期間隔 は 5 分 が最短で、間隔を伸ばす場合は リストから編集。

Joplin-for-Windows-012

WebDAV サーバ や Nextcloud を使用する場合は 同期先 のリストから選択して、URL や ログイン情報を入力する。

暗号化

Joplin はデフォルト設定で 暗号化が無効になっており、よりセキュアな環境で利用したい場合は マスターパスワード を設定して エンドツーエンドの暗号化を有効にする。

暗号化を有効にすると データの暗号化 と 復号化 が必要になるため、非暗号化の環境と比較すると パフォーマンスが低下する。

Joplin-for-Windows-013

暗号化する場合は メニューバーの ツール から オプション を開き、左サイドバーの 暗号化 を選択して「 暗号化を有効にする 」をクリック。

Joplin-for-Windows-014

暗号キーに使用されるマスターパスワードを設定して「 OK 」。

マスターパスワードを失念すると データを復号できなくなる。

Joplin-for-Windows-015

暗号キーが生成されて エンドツーエンド暗号化が有効になる。

Joplin-for-Windows-016

すべてのノートを同期したら暗号化が完了。

Joplin-for-Windows-017

暗号化されたノートの同期が完了してから 次のデバイスで 同期を開始すると パスワードの入力を求められるので、マスターパスワードを入力して同期する。

暗号化を無効にする場合も 同期しているすべてのデバイスで 暗号化を無効にする。

プラグイン

Joplin は プラグインをインストールすることで 機能を追加できる。

Joplin-for-Windows-018

プラグインは メニューバーの ツール から オプション を開き、左サイドバーの プラグイン を選択して プラグインを管理設定 アイコンから プラグイン一覧を参照 で 公開されているプラグインを確認できる。

検索バーに スペース を入力して検索すると すべてのプラグインが表示される。
テキストの色付け – Text Colorize

マークダウン記法は テキストの色付けをサポートしていないが、Text Colorize をインストールすると 簡単にテキストのカラー変更が可能になる。

リッチテキスト では利用不可。

Joplin-for-Windows-019

プラグイン検索 で Text Colorize を検索して「 インストール 」。

Joplin-for-Windows-020

インストール後は再起動が必要なので 今すぐ再起動 をクリック。

Joplin-for-Windows-021

マークダウン記法 で 色付けするテキストを選択し、Ctrl + Shift + C で カラー設定画面の呼び出しができるので 色を指定して「 Apply 」、カラーを元に戻す場合は Ctrl + Shift + R 。

カラー設定画面 を呼び出すショートカットは オプション の左サイドバーにある Text Colorize で 編集可能。

Joplin-for-Windows-022

テキストにカラーが反映される。

バックアップ – Simple Backup

ノート や プラグイン を 自動バックアップする場合は Simple Backup をインストールする。

Joplin-for-Windows-023

Simple Backup をインストールして Joplin を再起動。

Joplin-for-Windows-024

オプション の左サイドバー から Backup を選択。

Joplin-for-Windows-027

バックアップ先 などを設定。

Backup path
バックアップの保存先には JoplinBackupフォルダが自動生成 されるので、 JoplinBackupフォルダの保存先を指定。

Keep x backups
保持するバックアップの履歴数で、デフォルトは最新のバックアップのみ保持される。

Backups interval in hours
バックアップを実行する間隔で、デフォルトは 24時間毎にバックアップが実行される。

Joplin-for-Windows-026

差分バックアップを有効にする場合は Only on change にチェックを入れ、バックアップデータを パスワード保護された Zipファイルで保存する場合は Password protected backup を有効にして パスワードを設定。

ノートの復元

ノートを復元する場合は バックアップしたノートをインポートする。

Joplin-for-Windows-028

メニューバーの ファイル から インポートJEX を選択し、バックアップフォルダに保存されている all_notebooks.jex ファイルを指定してインポート。

ノートの個別インポートは不可。
Joplin の設定 や プラグイン を復元する場合は バックアップフォルダ内の Profile フォルダから復元するアイテムを Joplin のディレクトリ C:\Users\ユーザー\.config\joplin-desktop にコピーする。
エディタレイアウト – Persistent Editor Layout

Persistent Editor Layout は タグを利用して ノート毎に エディタレイアウトを保存できる。

Joplin-for-Windows-029

Persistent Editor Layout をインストールして Joplin を再起動。

Joplin-for-Windows-030

オプション の左サイドバー から Persistent Editor Layout を選択し、Default editor layout で 初期状態の レイアウトを設定。

レイアウト設定したタグがないノートはデフォルトレイアウトになる。

Joplin-for-Windows-031

各レイアウト別に タグを設定する。

View というタグ が付いたノート を マークダウンの 閲覧モードで表示する場合は Tags for editor layout mode: Rendered Markdown viewerlayout:viewer の後にカンマを入れて タグ名を追加。
タグは カンマで区切って複数追加できる。

ウェブクリッパー

Joplin ウェブクリッパー は ブラウザ で 閲覧しているウェブページを ノート として取り込む ブラウザの拡張機能。

Joplin-for-Windows-032

ウェブクリッパーを使用する場合は メニューバーの ツール から オプション を開き、左サイドバーの Webクリッパー を選択して「 Webクリッパーサービスを有効にする 」をクリック。

Joplin-for-Windows-033

使用するブラウザに合わせて 拡張機能をインストール。

Joplin-for-Windows-035

拡張機能をインストールすると Joplin にアクセス許可のダイアログが表示されるので「許可する 」。

Joplin-for-Windows-036

ブラウザに表示中のページを Joplin に保存する場合は 拡張機能のアイコンから クリップ形式 と 追加するノートブック を選択して「 Confirm 」で実行。

Joplin の使い方

Joplin はマークダウン記法 を使用しているのが大きな特徴で、リッチテキストも使用できるが Text Colorize などマークダウン記法用のプラグインは利用できない。

Joplin には Evernote のような 月間アップロード容量に制限はなく、ノートに添付できるファイルサイズも 同期に使用する オンラインストレージサービスの仕様に準拠するため、100 MB を超えるファイルも添付できるが、Joplin のデータサイズは 使用しているオンラインストレージの空き容量が上限になる。
マークダウン構文 は Joplin の マークダウンガイド を参照。

Joplin-for-Windows-037

Joplin のデフォルトレイアウトは 左サイドバーに ノートブックタグ、中央ペインに 左サイドバーで選択した ノートブック・タグ の ノートリスト、右ペインが エディタ になっている。

Joplin-for-Windows-038

マークダウン記法 のエディタ は デフォルト設定の 分割 のほかに 編集閲覧 モードがあり、右上の エディターレイアウト切り替え アイコンか Ctrl + L で 切り替えできる。

マークダウン記法 は マークアップ言語のため 設定した書式 や 画像 は 閲覧モードで表示され、デフォルトの 分割 は 左側が 編集、右側が 閲覧モードで表示される。
Persistent Editor Layout プラグインを使用すると タグで ノートの表示レイアウトを固定できる。

Joplin-for-Windows-039

見たままを編集できる リッチテキスト を利用する場合は 右上の エディター切り替え をクリック。

ノート

ノートは Joplin の基本単位で メモ・Webページのクリップ・画像・添付ファイル などは 全て ノート として保存される。

Joplin-for-Windows-041

ノートを追加する場合は 新しいのノート をクリック。

ToDoリスト を追加する場合は 左横の 新しい ToDo を選択。

Joplin-for-Windows-050

新しいノートを作成中 の箇所に ノートのタイトルを入力。

Joplin-for-Windows-042

画像 や PDF などのファイルは ノートにドラッグ して追加できる。

Joplin-for-Windows-043

マークダウン記法の 閲覧モード では PDF の表示も可能。

ノート の 整理

ノートは ノートブック タグ を使用して 管理する。

Joplin-for-Windows-044

ノートブック はノートを保存するフォルダのようなもので、新規ノートブックを作成する場合は ノートブック の「 + 」をクリック。

Joplin-for-Windows-045

ノートブックのタイトルを入力して「 OK 」で追加。

Joplin-for-Windows-046

ノート は ドラッグ で移動できる。

タグ

タグ は ノートにつける 管理用のキーワード。

Joplin-for-Windows-049

Joplin-for-Windows-048

ノートに タグ を追加する場合は エディタ の下にある クリックしてタグを追加 をクリックし、新規タグは キーワードを入力、既存のタグは リストから選択する。

タグの追加 は サジェスト機能が有効なので、先頭の文字を入力すると既存のタグが表示される。

同期状況の確認

Joplin は ノート や タグ の同期状況も確認できる。

Joplin-for-Windows-051

メニューバーの ヘルプ から 同期状況 を選択。

Joplin-for-Windows-052

ノートブック ( Folder ) や タグ、添付ファイルなどの 同期状況が表示される。

関連記事

UpNote-icon

UpNote for Windows のインストールと使い方

パーソナルユースに最適な 使いやすい多機能オーガナイザーアプリ UpNote は ベトナムの Thomas Dao ( Dao Xuan Dung )‬ 氏が開発している 日本語をサポートした多機能オーガナイザーアプリで […]

nimbus-note-icon

Nimbus Note for Windows のインストールと使い方

独立したワークスペースで ノートを管理できる 多機能 オーガナイザーアプリ Nimbus Note は 米国のソフトウェアベンダー Nimbus Web Inc が開発している オーガナイザーアプリで、独立したワークスペ […]

Notesnook-icon

Notesnook for Windows のインストールと使い方

無料版でも エンドツーエンドで暗号化される ゼロナレッジのセキュアなメモアプリ Notesnook は パキスタンに拠点のある Streetwriters が オープンソースで開発している プライバシー保護を優先させたメ […]

Standaer-Notes-icon

Standard Notes for Windows のインストールと使い方

エンドツーエンドで暗号化される セキュリティ重視の パーソナルワークスペース Standard Notes は 米国のソフトウェアベンダー Standard Notes がオープンソースで開発している ゼロナレッジのセキ […]

Simplenote-icon

Simplenote for Windows のインストールと使い方

マークダウン記法をサポートし、メモの同期・共有・バックアップが無償で利用できる Simplenote は 米国に拠点のある 分散型企業 Automattic が開発している オープンソースの 無償メモアプリで、マークダウ […]