KeePass for Windows のインストールと使い方

KeePass for Windows の特徴

  • オープンソースで開発されている定番の無料パスワード管理アプリ
  • パスワードを保存するデータベースは高度な暗号化アルゴリズム AESで暗号化
  • 公開されているプラグインを使用して環境に合わせたカスタマイズが可能

バージョン 2.53以前のアプリにマスターパスワード漏洩の脆弱性が発見されているため、旧バージョンを使用している場合は最新版へのアップデートを強く推奨。

開発元

ダウンロード

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システム要件

  • バージョン:2.57
  • OS:Windows 7/ 8.x/ 10/ 11

インストール

KeePass 2.57 001

公式サイト から Installer for Windows の「Download Now」をクリックしてインストーラーをダウンロード。

KeePass 2.57 002

ダウンロードしたインストーラーを起動して ユーザーアカウント制御の ダイアログが表示されたら「はい」で許可。

KeePass 2.54 004

セットアップに使用する言語を選択して「OK」。

KeePass 2.57 003

使用許諾書に問題なければ 同意する にチェックを入れて「次へ」。

KeePass 2.57 004

インストール先を確認して「次へ」。

KeePass 2.57 005

コンポーネントの選択もデフォルトのまま フルインストール で「次へ」。

KeePass 2.57 006

追加するタスクを選択して「次へ」。

KeePass 2.57 007

「インストール」でインストールを実行。

KeePass 2.57 008

「完了」をクリッしてセットアップ終了。

KeePass 2.57 009

自動アップデートチェックは Enable を選択後 KeePass を閉じる。

日本語化

KeePass 2.57 010

公式サイト から Japanese2.57 + をクリックしてランゲージファイルをダウンロード。

KeePass-Password-Safe-012

ダウンロードした Zipファイルを解凍し、Japanese.lngx ファイルを KeePassのインストール先にある Languages フォルダに移動。

 KeePassのインストール先は  C:\Program Files\KeePass Password Safe 2

KeePass-Password-Safe-013

KeePass を起動して View から Change Language... を選択。

KeePass 2.57 011

Japanese (日本語)を選択すると再起動を促すダイアログが出るので「はい」。

KeePass-Password-Safe-015

KeePassが日本語表記で起動する。

プラグインのインストール

KeePassは豊富なプラグインが開発されており、使用環境に合わせたモジュールをインストールすることでユーザービリティが大きく向上する。

KeePassRPC

KeePassRPC は KeePassとブラウザ拡張機能をリンクさせるためのプラグインで、Chrome/ Firefoxの KeePass拡張機能 Kee を使用する際に必要。

KeePass 2.54 013

GitHub から LastestAssets にある KeePassRPC.plgx をクリックしてダウンロード。

KeePass-Password-Safe-017

ダウンロードした KeePassRPC.plgx ファイルを KeePassのインストール先にある Plugins フォルダに移動して KeePassを再起動。

Kee - ブラウザ拡張機能

KeepassRPC をインストールしたらブラウザの拡張機能 Kee をインストールする。

KeePass-018

ブラウザに拡張機能を追加する。

KeePass-019

KeePass がブラウザのプラグインを認識すると接続するためのパスワードが表示される。

KeePass-020

ブラウザがパスワードの入力を求めているので、表示されている接続パスワードを入力して「接続」。

keepass 025

ダイアログが表示されたら No thanks, .... をクリックしてセットアップ完了。

KeePass-v2.52-043

拡張機能の一覧から Kee をピン留めする。

KeeAnywhere

KeeAnywhere はオンラインストレージサービスを利用して KeePassのデータベースを複数のデバイスで共有可能にするプラグイン。

KeePass 2.57 012

GitHub から LastestAssets にある KeeAnywhereplgx ファイルをダウンロードし、 KeePassのインストール先にある Plugins フォルダに移動して KeePassを再起動。

KeePass-023

メニューバーの ツール から KeeAnywhere Settings... を選択。

KeePass 024

設定画面が開いたら Add... から使用するオンラインストレージを選択。

KeePass 2.57 014

オンラインストレージにログインして権限を付与する。

KeePass-v2.52-044

オンラインストレージに接続すると Accounts タブに追加される。

KeePass-027

General タブにある Automatic Backup で 自動バックアップ機能 を有効にする。

  • Backup to Remote
    オンラインストレージ にバックアップファイルを保存。
  • Backup to Local
    指定したローカルの場所にバックアップファイルを保存。
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設定

KeePass 2.57 016

初期設定ではデータベースがロックされないため、メニューバーの ツール から オプション を開き、セキュリティ で自動ロックを設定。

ロックされると解除するためにマスターパスワードの入力が必要になる。

KeePass 2.57 017

KeePass 2.57 018

 

オプション統合 タブ にある ウインドウズの開始時に KeePassを実行 を有効にする。

KeePass 2.57 020

オプションインターフェイス タブで 最小化時にタスクバーに表示せずタスクトレーに格納するデータベースを開いた後でメインウインドウを最小化します を有効にして、起動後にシステムトレイに格納するよう設定する。

データベースの作成

KeePass-Password-Safe-028

メニューバーの ファイル から 新規 を選択し、ログイン情報を登録するマスターパスワードを設定した データベースを作成する。

KeePass 2.57 021

「OK」をクリックしてファイルの保存場所を指定。

KeePass-Password-Safe-030

マスターパスワードを設定して「OK」。

マスターパスワードは暗号化されたデータベースを複合するために使用され、失念すると再設定できずデータベースを開けなくなる。

KeePass-Password-Safe-031

マスターパスワードを設定したら データベースの名前 を入力して「OK」。

KeePass 2.57 022

緊急用シート を印刷する場合は 印刷 、不要な場合は スキップ を選択。

緊急用シート を印刷するとデータベースの保存先のほか、マスターパスワードやバックアップの保存先などを手書きで入力できる用紙が出力される。

KeePass-v2.52-045

データベースを作成したら「保存」。

データベースをオンラインストレージに保存する場合

KeeAnywhere を使用する場合はデータベースの保存先 をオンラインストレージに変更する。

KeeAnywhere から オンラインストレージに新規フォルダを作成できないので、KeePassのデータベースを保存するフォルダは事前に作成しておく。

KeePass-Password-Safe-034

メニューバーの ファイル から ファイル名をつけて保存Save to Cloud Drive を選択。

KeePass-v2.52-047

接続したオンラインストレージが表示されるので、ファイル名を入力して「OK」で保存。

データベースファイルをオンラインストレージに保存したら KeePassを再起動。

KeePass-v2.52-048

次回起動時から KeePassはデフォルトでオンラインストレージのデータベースを使用するようになる。

オンラインストレージに保存された 既存データベースの使用

KeePass-Password-Safe-037

オンラインストレージにある既存のデータベースを使用する場合は、メニューバーの ファイル から 開く から Open from Cloud Drive...を選択してデータベースファイルを指定。

ローカルに保存されている既存のデータベースを使用する場合は、「ファイル」から「開く」で使用するデータベースファイルを選択。

KeePass Password Safe の使い方

KeePass RPCブラウザ拡張機能 がインストールされていれば、KeePassがログインフォームを検知するので、ブラウザのパスワード機能のようにシームレスな操作ができる。

KeePass-v2.52-049

KeePassの自動起動を有効にしていると Windows起動時にマスターパスワードの入力画面が表示されるので、パスワードを入力して KeePassのデータベースを開く。

KeePass-Password-Safe-042

KeePassに未登録のサイトへログインすると Kee のアイコンが黄色に光って回転し、通知が表示される。

KeePass-v2.52-050

KeePass-Password-Safe-045

拡張機能に表示されている Kee のアイコンから、新しいエントリーを作成する の「+」アイコンをクリック。

KeePass-v2.52-051

登録するサイトのタイトルとログイン情報 が表示されるので「NEXT」。

KeePass-Password-Safe-047

保存するグループを指定して「保存」。

データベースにはデフォルトで作成されている 一般Windowsネットワークインターネット などのグループは コンテキストメニュー(右クリックメニュー)から 名前の変更が可能で、不要であれば削除しても差し支えない。

KeePass-Password-Safe-053

エントリーが登録されているログインフォームで、エントリーと異なるログイン情報を入力すると、上書きか新規登録の 選択肢が表示されるので、ログイン情報の更新は CONTINUE SAVING 、新規登録は DISCARD CHANGES を選択。

KeePass-v2.52-053

登録したサイトはフォームを認識して自動入力される。

KeePass-v2.52-055

フォームに一致するエントリーが複数登録されているとアイコンに登録数が表示されるので、アイコンをクリックして使用するログイン情報を選択する。

ログイン情報の編集

KeePass 2.57 023

登録したログイン情報の編集はシステムトレイにある KeePassのコンテキストメニューから トレイに入れる / 出す を選択。

KeePass-v2.52-056

メインウインドウの左サイドパネルから グループ で、編集するエントリーを選択し、コンテキストメニューから エントリーの編集

KeePass-v2.52-057

編集画面が開くので任意の項目を編集。

KeePass-v2.52-058

グループはエントリーをドラッグして 移動できる。

ブラウザではなく KeePass に直接 ログイン情報を登録する場合は「エントリーを追加」から行う。

インポート

KeePass-Password-Safe-055

ブラウザに保存されているパスワードや他のパスワードマネージャーからのデータ取込みは、ファイル から インポート を選択。

KeePass-Password-Safe-056

インポートするファイル形式とファイルを指定して「OK」で取り込みできる。

他のパスワードマネージャーからデータをインポートは、項目によっては 高度 タブに追加されているため、エントリーに追加する項目を選択後 移動 で 任意の項目に追加する。

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