iolo System Mechanic のインストールと使い方

iolo System Mechanic Free 044

iolo System Mechanic の特徴

  • パソコンを最適化するロングセラーのチューンナップツール
  • システムリソースの最適化による処理速度の向上
  • 問題を検出してシステムを安定化
  • インターネット設定の最適化による通信速度を向上
  • ジャンクファイルを削除
  • 上位プランではウイルス対策やプライバシー保護も可能

開発元

  • 開発元:RealDefense LLC
  • 開発元の拠点:米国

ダウンロード

一部機能制限された状態で 30日間 無料で試用可能。

プランの比較

Standard Professional Ultimate
クリーナー
システム最適化
自動メンテナンス
リアルタイムウイルス対策(System Shield)
オンデマンドのマルウェア削除(Malware Killer)
ドライブ全体の消去(DriveScrubber)
削除されたファイルの復元(Search and Recover)
プライバシーとセキュリティを保護(Privacy Guardian)
パスワードマネージャー(ByePass)

Professional Ultimate は 単体で販売されているモジュールが Standard に追加されたもので、各モジュールは System Mechanicのインターフェイスに統合されている。

  • System Mechanic Pro
    System Mechanic + System Shield + Malware Killer + DriveScrubber + Search and Recover
  • System Mechanic Ultimate
    System Mechanic Pro + Privacy Guardian + ByePass

システム要件

  • バージョン:23.7.2
  • OS:Windows 7/ 8.x/ 10/ 11
  • RAM:512MB以上(2GB以上を推奨)
  • ストレージ:30MB以上の空き

インストールは管理者権限のユーザーアカウントで実行する。

インストール

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公式サイト の「Download Now」をクリックしてインストーラーをダウンロード。

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ダウンロードしたインストーラーを起動し、ユーザーアカウント制御のプロンプトが表示されたら「はい」で許可。

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使用許諾書・プライバシーポリシーに問題なければ「インストール」。

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メールアドレスを入力して「アクティベーションを開始」。

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トライアルを有効化 を選択して「アクティベーションを完了」。

設定

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プロモーションの通知が表示されるので、不要であれば 設定全般設定 で該当項目を無効にする。

iolo System Mechanic の使い方

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System Mechanic 23.7 002

不要ファイルやレジストリのクリーニングやシステムの最適化など、System Mechanicのモジュールは左サイドパネルの パフォーマンス に集約されている。

System Mechanic 23.7 003

メニューはリストボックスで切り替える。

  • パフォーマンスホーム
    クリーナーの実行と Active Careのオン/ オフ切替、システムステータスの確認ができる。
  • ディープクリーン
    クリーナーとパフォーマンスに関する問題点の検出・修正と改善点を提案する。
  • ツールボックス
    アンインストーラーやファイルの抹消、有害なプログラムの検出などができる。
  • LiveBoost
    Windows起動時に自動起動して CPU・メモリを最適化し、ドライブへの書き込み時の断片化を防止する。

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パフォーマンスホームで「スキャンを実行」をクリックすると、問題点と推奨事項を検出し、システムステータスが表示され、「問題を修正」で一括修正するか、項目別に処理を実行する。

システムステータスは試用版では表示されない。

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項目別に処理を実行する場合は、検出された問題や推奨事項をクリックして詳細を表示して処理を指定。

推奨事項 に関しては 不要/ 危険な起動項目 など一括処理すると使い勝手が悪くなる項目もあるため、実行前に内容を確認する。

Active Care

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Active Care はデフォルト設定では 3日毎にスキャンを実行して修復する。

  • レジストリの最適化
  • 不要・危険なスタートアッププログラムの除去
  • システムドライブのデフラグ
  • ジャンクファイル・キャッシュなどの削除

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デフォルト設定で 不要・危険なスタートアッププログラムの除去 が含まれており、環境によっては利用しているアプリが起動しなくなるため、事前に 設定 の パフォーマンス設定 で編集する。

ディープクリーン

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ディープクリーン は「クリーンアップを開始」で表示されているタスクをウィザード形式で実行する。

  • NetBooster
    表示されないインターネットの設定を最適化し、高速化と安定性を向上する。
  • インターネットクリーンアップ
    ブラウザのキャッシュなどを削除。
  • Windows Cleanup
    Windowsのジャンクファイルを削除。
  • Registry Cleanup
    不要なレジストリを削除して最適化。
  • セキュリティ最適化
    Windowsのセキュリティ脆弱性と個人データの収集・共有を無効化。
  • Program Accelerator
    プログラムデータの再配列とファイルの断片化を解消。
  • Memory Mechanic
    古いタスクを閉じてメモリの一部を開放。

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最適化や削除する項目は詳細な説明が表示され、スキップ でタスクを飛ばすこともできる。

ツールボックス

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  • アドバンスト アンインストーラー
    インストールされているアプリを削除するアンインストールモジュール。
  • 起動可能な USB
    パソコンのシステムドライブを抹消するため、256MB以上の USBメモリで起動ドライブを作成するモジュール。
  • 検索と回復(Search and Recover)
    指定したドライブをスキャンし、削除したファイルの復元を試みる。
  • ドライブスクラバー(DriveScrubber)
    指定したドライブのデータを復元できないよう抹消。
  • Incinerator拡張子
    インシネレーター は ファイルを復旧できないよう完全に抹消するモジュールで、有効にするとデスクトップにゴミ箱が表示され、破棄するファイルを インシネレーター に移動後、コンテキストメニューから すべての項目を破棄 で抹消される。
ドライブスクラバー検索と回復 は Pro以上のバージョンで利用できる。
  • プロセススキャナー
    実行中のプロセスをスキャンして表示し、リスクのあるプロセスの確認も可能。
  • Startup Optimizer
    Windows起動時に自動起動するアプリを無効化。
  • ネットワークスキャナー
    ネットワーク上のデバイスを検出し、MACアドレスなどを確認できる。
  • 不正プログラム
    潜在的にリスクのあるプログラムを検出。

Startup Optimizerで表示されるコミュニティの選択は参考にせず、使用環境に応じて設定する。

LiveBoost

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LiveBoost は Windows起動時に自動起動して CPU・メモリを最適化し、ドライブへの書き込み時の断片化を防止する。

デフォルト設定ですべての項目が有効になっており、CPUは最大パフォーマンスに設定されているが、「構成」で実行するモジュールや CPUのパフォーマンス設定の切替も可能。

Privacy Guardian(プライバシー) の使い方

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プライバシー は Ultimate版で利用できる個人情報を保護する Privacy Guardian のモジュールで、Windowsのデータ収集をブロックする。

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ブロックする項目はプロファイルが用意されており、リストから選択して適用。

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選択したプロファイルのリンクアイコンをクリックすると、ブロックしている項目が表示され、個別に有効/ 無効の切替もできる。

System Shield/ Malware Killer(AntiVirus) の使い方

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AntiVirus はリアルタイム保護の System Shield と、マルウェアの検出と除去を行うMalware Killer のモジュールが統合されており、Pro以上のバージョンで利用できる。

System Shieldは他のセキュリティソフトと併用できないため、Microsoft Defender 以外のセキュリティソフトを使用している場合「AntiVirus」は無効になる。
System Shield は直近で第三者機関のセキュリティテストを受けておらず、保護レベルが不明なため、リアルタイム保護は信頼できるサードパーティ製のセキュリティアプリか、Microsoft Defenderの使用を推奨。

ByePass(パスワードマネージャー) の使い方

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パスワードマネージャー は Ultimate版で利用できる ByePass のモジュールで、別途アクティブ化が必要なため、使用するブラウザの「インストール」をクリックして ByePass アクティベーションページ にアクセスする。

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System Mechanic Ultimate をアクティブ化した際のメールアドレスとアクティベーションキーを入力して「送信」。

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メールアドレスとアクティベーションキーが認証されたら「ダウンロード」をクリックし、ブラウザの拡張機能をインストール。

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メールアドレスを入力し、暗号化/ 復号化に使用するマスターパスワードを設定して「ログイン」。

2台目以降のデバイスでは すでにマスターパスワードがあります からメールアドレスとマスターパスワードを入力。

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マスターパスワード紛失時に復号化するための 復号キー が表示されるので保存して「アカウントセットアップ完了」。

マスターパスワード紛失時に 復号キーがない場合、保存したログイン情報は ioloでも復号できない。
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追加した ByePass をピン留め。
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未登録サイトにログインすると ByePassが認識して通知を表示するので「OK」で登録。
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登録されているサイトは ByePassがフォームを認識して自動入力する。
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ByePassはログイン情報のほかにパスワードの生成やクレジットカードなどの情報も保存できる。
  • アカウント
    ウェブサイトのログイン情報。
  • プロフィール
    氏名・住所・メールアドレスなどの個人情報。
  • パスワードを生成
    文字数などの条件を設定して強力なパスワードを生成。
  • Login Guardian
    現在 ByePassがアクティブになっているデバイスを一覧表示し、リモートでログアウトできるセキュリティ機能。
  • メモ
    暗号化して保存できるメモ。
  • クレジットカード
    フォームに入力したクレジットカード情報を保存し、自動入力が可能になる。
  • セキュリティレポート
    保存されているログイン情報の強度や漏洩情報を確認できる。

ByePass はE2Eで暗号化されているようだが、第三者機関の監査を受けておらず、使用している暗号化アルゴリズムやデータが保存されている環境など不明な点が多く、他のパスワードマネージャーと比較すると透明性が低い。

購入方法

System Mechanic は 1年(自動更新)のサブスクリプションタイプで提供されている。

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公式サイト を下にスクロールして購入するプランを選択。

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支払い方法はクレジットカードと PayPalが利用でき、決済情報を入力して「注文送信」。

トライアル版を使用している場合は、アクティベートした際に登録したメールアドレスで購入する。
決済はカナダに拠点のあるグルーバルな決済代行サービス PayPro Global で処理される。

製品のアクティベート

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アクティベートキーが記載されたメールを受信したら、タイトルバーの 製品情報 からアクティベートキーを入力して「アクティベート」。

サブスクリプションの停止

サブスクリプションは現在 開発中の マイアカウントページ から停止できるようになる予定だが、公開は 2024年の第二四半期頃のため、公開されるまでは直接 サポート に連絡が必要。

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