iolo System Mechanic のインストールと使い方

iolo System Mechanic Free 044

iolo System Mechanic の特徴

  • ウィザード形式で簡単にパソコンを最適化できるロングセラーのチューンナップツール
  • システムリソースの最適化による処理速度の向上
  • 問題を検出してシステムを安定化
  • インターネット設定の最適化による通信速度を向上
  • ジャンクファイルを削除
  • 上位プランではウイルス対策やプライバシー保護も可能

開発元

  • 開発元:RealDefense LLC
  • 開発元の拠点:米国

ダウンロード

以前は 30日間の試用期間があったが、現在は iolo System Mechanic Freeをダウンロードする。

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プランの比較

Standard Professional Ultimate
クリーナー
システム最適化
自動メンテナンス
リアルタイムウイルス対策(System Shield)
オンデマンドのマルウェア削除(Malware Killer)
ドライブ全体の消去(DriveScrubber)
削除されたファイルの復元(Search and Recover)
プライバシーとセキュリティを保護(Privacy Guardian)
パスワードマネージャー(ByePass)

Professional Ultimate は単体で販売されているモジュールが Standard に追加されたもので、各モジュールは System Mechanicのインターフェイスに統合されている。

  • System Mechanic Pro
    System Mechanic + System Shield + Malware Killer + DriveScrubber + Search and Recover
  • System Mechanic Ultimate
    System Mechanic Pro + Privacy Guardian + ByePass

システム要件

  • バージョン:24.3
  • OS:Windows 7/ 8.x/ 10/ 11
  • RAM:512MB以上(2GB以上を推奨)
  • ストレージ:30MB以上の空き

インストールは管理者権限のユーザーアカウントで実行する。

インストール

System Machanic 24.3 010

公式サイト の「Try For Free」をクリックしてインストーラーをダウンロード。

System Machanic Free 24.3 001

ダウンロードしたインストーラーを起動し、ユーザーアカウント制御のプロンプトが表示されたら「はい」で許可。

System Machanic Free 24.3 002

使用許諾書・プライバシーポリシーに問題なければ「インストール」。

System Machanic Free 24.3 004

インストールが完了すると iolo System Mechanicが起動して自動的にスキャンを開始する。

System Machanic Free 24.3 008

タスクはウィザード形式になっているので、各タスクで検出された問題点を削除もしくは最適化するか スキップ してタスクを飛ばす。

  • インターネットクリーンアップ
    ブラウザのキャッシュなどを削除。
  • Windows Cleanup
    Windowsのジャンクファイルを削除。
  • Memory Mechanic
    古いタスクを閉じてメモリの一部を開放。
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購入方法

System Mechanic は 1年(自動更新)のサブスクリプションタイプで提供され、1アカウントで最大 10台のパソコンにインストールできる。

System Machanic 24.3 010[2]

System Machanic 24.3 010[3]

公式サイト を下にスクロールして購入するプランを選択。

System Mechanic 23.7 050

System Mechanic 23.7 051

System Mechanic 23.7 052

支払い方法はクレジットカードと PayPalが利用でき、決済情報を入力して「注文送信」。

決済はカナダに拠点のあるグルーバルな決済代行サービス PayPro Global で処理される。

製品のアクティベート

System Mechanic 23.7 055

System Machanic 24.3 010[4]

アクティベートキーが記載されたメールを受信したら、タイトルバーの 製品情報 からアクティベートキーを入力して「アクティベート」。

設定

System Mechanic 23.7 009

System Mechanic 23.7 056

定期的にプロモーションの通知が表示されるので、不要であれば 設定全般設定 で該当項目を無効にする。

iolo System Mechanic の使い方

System Mechanic 23.7 001

System Mechanic 23.7 002

不要ファイルやレジストリのクリーニングやシステムの最適化など、System Mechanicのモジュールは左サイドパネルの パフォーマンス に集約されている。

System Mechanic 23.7 003

メニューはリストボックスで切り替える。

  • パフォーマンスホーム
    クリーナーの実行と Active Careのオン/ オフ切替、システムステータスの確認ができる。
  • ディープクリーン
    クリーナーとパフォーマンスに関する問題点の検出・修正と改善点を提案する。
  • ツールボックス
    アンインストーラーやファイルの抹消、有害なプログラムの検出などができる。
  • LiveBoost
    Windows起動時に自動起動して CPU・メモリを最適化し、ドライブへの書き込み時の断片化を防止する。

System Mechanic 23.7 005

パフォーマンスホームで「スキャンを実行」をクリックすると、問題点と推奨事項を検出し、システムステータスが表示され、「問題を修正」で一括修正するか、項目別に処理を実行する。

System Mechanic 23.7 006

System Mechanic 23.7 007

項目別に処理を実行する場合は、検出された問題や推奨事項をクリックして詳細を表示して処理を指定。

推奨事項 に関しては 不要/ 危険な起動項目 など一括処理すると使い勝手が悪くなる項目もあるため、実行前に内容を確認する。

Active Care

System Mechanic 23.7 008

Active Care はデフォルト設定で 3日毎にスキャンを実行して修復する。

  • レジストリの最適化
  • 不要・危険なスタートアッププログラムの除去
  • システムドライブのデフラグ
  • ジャンクファイル・キャッシュなどの削除

System Mechanic 23.7 009

System Mechanic 23.7 010

System Mechanic 23.7 011

デフォルト設定で 不要・危険なスタートアッププログラムの除去 が含まれており、環境によっては利用しているアプリが起動しなくなるため、事前に 設定 の パフォーマンス設定 で編集する。

ディープクリーン

System Mechanic 23.7 012

System Mechanic 23.7 015

ディープクリーン は「クリーンアップを開始」で表示されているタスクをウィザード形式で実行する。

  • NetBooster
    表示されないインターネットの設定を最適化し、高速化と安定性を向上する。
  • インターネットクリーンアップ
    ブラウザのキャッシュなどを削除。
  • Windows Cleanup
    Windowsのジャンクファイルを削除。
  • Registry Cleanup
    不要なレジストリを削除して最適化。
  • セキュリティ最適化
    Windowsのセキュリティ脆弱性と個人データの収集・共有を無効化。
  • Program Accelerator
    プログラムデータの再配列とファイルの断片化を解消。
  • Memory Mechanic
    古いタスクを閉じてメモリの一部を開放。

System Mechanic 23.7 019

System Mechanic 23.7 016

最適化や削除する項目は詳細な説明が表示され、スキップ でタスクを飛ばすこともできる。

ツールボックス

System Mechanic 23.7 020

  • アドバンスト アンインストーラー
    インストールされているアプリを削除するアンインストールモジュール。
  • 起動可能な USB
    パソコンのシステムドライブを抹消するため、256MB以上の USBメモリで起動ドライブを作成するモジュール。
  • 検索と回復(Search and Recover)
    指定したドライブをスキャンし、削除したファイルの復元を試みる。
  • ドライブスクラバー(DriveScrubber)
    指定したドライブのデータを復元できないよう抹消。
  • Incinerator拡張子
    インシネレーター は ファイルを復旧できないよう完全に抹消するモジュールで、有効にするとデスクトップにゴミ箱が表示され、破棄するファイルを インシネレーター に移動後、コンテキストメニューから すべての項目を破棄 で抹消される。
  • バックアップと復元
    Cドライブのフォルダを指定してバックアップ。
  • File De-Duplicator
    重複ファイルを検出して削除。
  • プロセススキャナー
    実行中のプロセスをスキャンして表示し、リスクのあるプロセスの確認も可能。
  • Startup Optimizer
    Windows起動時に自動起動するアプリを無効化。
  • ネットワークスキャナー
    ネットワーク上のデバイスを検出し、MACアドレスなどを確認できる。
  • 不正プログラム
    潜在的にリスクのあるプログラムを検出。

Startup Optimizerで表示されるコミュニティの選択は参考にせず、使用環境に応じて設定する。

LiveBoost

System Mechanic 23.7 021

LiveBoost は Windows起動時に自動起動して CPU・メモリを最適化し、ドライブへの書き込み時の断片化を防止する。

デフォルト設定ですべての項目が有効になっており、CPUは最大パフォーマンスに設定されているが、「構成」で実行するモジュールや CPUのパフォーマンス設定の切替も可能。

Privacy Guardian(プライバシー) の使い方

System Mechanic 23.7 028

プライバシー は Ultimate版で利用できる個人情報を保護する Privacy Guardian のモジュールで、Windowsのデータ収集をブロックする。

System Mechanic 23.7 030

ブロックする項目はプロファイルが用意されており、リストから選択して適用。

System Mechanic 23.7 031

選択したプロファイルのリンクアイコンをクリックするとブロックしている項目が表示され、個別に有効/ 無効の切替もできる。

System Shield/ Malware Killer(AntiVirus) の使い方

System Mechanic 23.7 023

System Mechanic 23.7 029

AntiVirus はリアルタイム保護の System Shield と、マルウェアの検出と除去を行うMalware Killer のモジュールが統合されており、Pro以上のバージョンで利用できる。

System Shield は直近で第三者機関のセキュリティテストを受けておらず、保護レベルが不明なため、リアルタイム保護は信頼できるサードパーティ製のセキュリティアプリか、Microsoft Defenderの使用を推奨。

ByePass(パスワードマネージャー) の使い方

System Mechanic 23.7 032

System Mechanic 23.7 037

パスワードマネージャー は Ultimate版で利用できる ByePass のモジュールで、別途アクティブ化が必要なため、使用するブラウザの「インストール」をクリックして ByePass アクティベーションページ にアクセスする。

System Mechanic 23.7 035

System Mechanic 23.7 036

System Mechanic Ultimate をアクティブ化した際のメールアドレスとアクティベーションキーを入力して「送信」。

System Mechanic 23.7 038

System Mechanic 23.7 039

System Mechanic 23.7 040

メールアドレスとアクティベーションキーが認証されたら「ダウンロード」をクリックし、ブラウザの拡張機能をインストール。

System Mechanic 23.7 041

メールアドレスを入力し、暗号化/ 復号化に使用するマスターパスワードを設定して「ログイン」。

2台目以降のデバイスでは すでにマスターパスワードがあります からメールアドレスとマスターパスワードを入力。

System Mechanic 23.7 042

マスターパスワード紛失時に復号化するための 復号キー が表示されるので保存して「アカウントセットアップ完了」。

マスターパスワード紛失時に 復号キーがない場合、保存したログイン情報は ioloでも復号できない。

System Mechanic 23.7 043
追加した ByePass をピン留め。
System Mechanic 23.7 045
System Mechanic 23.7 047
未登録サイトにログインすると ByePassが認識して通知を表示するので「OK」で登録。
System Mechanic 23.7 048
登録されているサイトは ByePassがフォームを認識して自動入力する。
System Mechanic 23.7 044
ByePassはログイン情報のほかにパスワードの生成やクレジットカードなどの情報も保存できる。
  • アカウント
    ウェブサイトのログイン情報。
  • プロフィール
    氏名・住所・メールアドレスなどの個人情報。
  • パスワードを生成
    文字数などの条件を設定して強力なパスワードを生成。
  • Login Guardian
    現在 ByePassがアクティブになっているデバイスを一覧表示し、リモートでログアウトできるセキュリティ機能。
  • メモ
    暗号化して保存できるメモ。
  • クレジットカード
    フォームに入力したクレジットカード情報を保存し、自動入力が可能になる。
  • セキュリティレポート
    保存されているログイン情報の強度や漏洩情報を確認できる。

ByePass はE2Eで暗号化されているようだが、第三者機関の監査を受けておらず、使用している暗号化アルゴリズムやデータが保存されている環境など不明な点が多く、他のパスワードマネージャーと比較すると透明性が低い。

サブスクリプションの停止

サブスクリプションは現在 開発中の マイアカウントページ から停止できるようになる予定だが、公開されるまでは直接 サポート に連絡が必要。

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