Glary Utilities Free のインストールと使い方

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Glary Utilities Free の特徴

  • パソコンを最適化する無料の オールインワンユーティリティアプリ
  • 不要ファイル削除やパソコンの高速化、個人情報の保護などのモジュールを実装

開発元

  • 開発元:Glarysoft 
  • 開発元の拠点:中国

ダウンロード

Glary Utilities Free 公式サイト

プランの比較

FreePro
自動メンテナンス
シャットダウン時の個人情報消去

Pro版はスキャン精度も向上する。

システム要件

バージョン 5.211 現在

  • OS: Windows 7/ 8.x/ 10/ 11

インストール

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公式サイト の「ダウンロード中」をクリックしてインストーラーをダウンロード。

使用言語で表示されていない場合は ページ 右上の 言語リストから選択。

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ユーザーアカウント制御のダイアログが表示されたら「はい」で許可。

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セットアップウィザードが開始するので「次へ」。

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使用許諾書を確認して問題なければ「同意する」。

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インストール先を確認して「次へ」。

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追加のタスクは デスクトップアイコンの作成クイックランチアイコンの作成ユーザーエクスペリエンス向上プログラムへの参加 が有効になっている。

ユーザーエクスペリエンス向上プログラムへの参加 は PC の環境 や使用状況などを匿名で送信するものなので、拒否する場合はチェックを外して無効にする。

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「完了」でインストール完了。

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Glary Utilitiesはデフォルトで フランス語 になっているので Menu から Réglages を選択。

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Langue のリストから 日本語 を選択して「OK」。

設定

ソフトウェア アップデート確認 – Filepuma

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Glary Utilitiesは Windows起動時に自動起動してインストールされているアプリケーションのバージョンと更新情報をチェックし、、アップデートが見つかると通知を表示する。

通知をクリックするとブラウザが起動して Glarysoftが運営しているソフトのダウンロードサイト Filepuma のページが表示される。

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ソフトウェアのアップデートが必要なければ、ホーム画面の ソフトウェアのアップデートを自動的に確認 のチェックを外す。

開始時にアップデート確認 は Glary Utilities のバージョン確認。

自動起動の停止

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Windows起動時の自動実行の停止は、メニュー から 設定 を選択し、一般的な設定Windows 起動時にGlary Utilitiesを自動実行 を無効にする。

「閉じる」でアプリを終了

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「閉じる」ボタンを押すとシステムトレイに最小化してバックグラウンドで動作するので、終了させるには メニュー から 設定 を選択し、一般的な設定ウインドウを閉じたらトレイに最小化する のチェックを外して無効にする。

コンテキストメニューの非表示

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ディスク解析ファイル分割デフラグ などフォルダ / ファイル を対象とした機能がコンテキストメニュー(右クリックメニュー)に追加されるため、不要なら 設定コンテキストメニュー を選択し、非表示にしたい項目のチェックを外す。

Glary Utilitiesが実装しているコンテキストメニューの設定機能でも調整可能。

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サブメニューとしてコンテキストメニューを表示 を有効にして Glary Utilities のサブメニューとして展開することもできる。

Glary Utilities Free の使い方

概要

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無料版で使用できるのは 開始時にアップデートを確認ソフトウェアのアップデートを自動的に確認 の 2 項目のみ。

スタートアップの管理

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パソコンの起動に要した時間が Windowsのブート時間 に表示され、「スタートアップの管理」から自動起動しているアプリを確認できる。

Windows 10/ 11の平均的な起動時間は45秒前後。

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スタートアップに登録されているアプリが一覧表示されるので、不要なアプリの ステータス無効 にする。

表示されているアプリは停止しても Windowsに支障はないが、セキュリティアプリやオンラインストレージサービスなどバックグラウンドで動作が必要なアプリのほか、ランチャーや仮想ドライブのように Windowsの機能を強化するアプリは停止するとパフォーマンスに支障を来すため、アプリの重要性や使用頻度を考慮して設定する。

有用性 で ☆☆ のプログラムはスタートアップを無効にしても比較的 安全だが、プログラムの内容が分からない場合は操作しないことを推奨。

ワンクリックメンテナンス

ワンクリックメンテナンスは 設定で フォントキャッシュや古いプリフェッチデータ も削除もできる。

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ワンクリックメンテナンス不要なファイル を削除するモジュールで、「問題点をスキャン」でスキャンが開始する。

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オプション では ワンクリックメンテナンス のスキャン対象などを編集できる。

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クリーナーの対象はデフォルトのままで問題ないが、フォントキャッシュ や 古いプリフェッチデータ などの削除は、一時ファイル クリーナー で 該当項目を有効にする。

  • IIS ログファイル
    IIS(Internet Information Service)は サーバへのアクセス記録をログとして残す機能で、Windows 10 はデフォルトで無効化されているため 削除は不要。
  • 古いプリフェッチデータ
    プリフェッチ(prefetch)は システムのパフォーマンス向上を目的としたメモリ管理機能で、ユーザーの「使い方」を記録・分析して次に起動するであろうプログラムを先読みする仕組みだが、ログデータが肥大化することでプリフェッチの読み込みに時間がかかり、Windows の起動がもたつく原因になるため 定期的に削除することで OS の起動が安定する。
  • フォントキャッシュ
    フォントの表示に異常が生じた場合にフォントキャッシュを削除することで Windows が自動で再構築するので改善される可能性がある。

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デフォルトで無効になっている ディスクの修復ファイルシステム を検査/ 修復するモジュールで、不良セクタの検査 / 修復も設定で追加できる。

ディスクの修復 は Windowsに実装されている ckdisk と同じ。

利用痕跡の消去 はデフォルトで Windowsやブラウザの一時ファイル のみが対象になっており、一時ファイルクリーナー のスキャン項目と重複しているため、  一時ファイルクリーナー を実行する場合はメンテナンスの対象から外しておく。

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スキャン結果の詳細(削除されるファイル)は 詳細表示 で確認でき、削除の対象から除外することも可能で、「問題点を修復」をクリックすると検出された不要ファイルが削除される。

スキャン結果は削除しても安全と思われるファイルがピックアップされており、基本的に削除して問題ないが、メンテナンス後に不具合が生じた場合は自動バックアップからロールバックできる。

高度なツール

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クリーンアップ & 修復
  • ディスクのクリーンアップ
    ワンクリックメンテナンス の 一時ファイル クリーナーと同じ。
  • レジストリの修復
    ワンクリックメンテナンス の レジストリ クリーナーと同じ。
  • ショートカットの修復
    ワンクリックメンテナンス の ショートカットの修復と同じ。
  • 重複ファイルの検出
    指定したドライブ内に存在する重複ファイルを検出して 削除が可能。
  • 空フォルダの検出
    指定したドライブ内に存在する「空のフォルダ」を検出する。
  • コンテキストメニュー管理
    コンテキストメニューに表示する メニューの選択が可能。
  • アンインストール管理
    インストールされているプログラムをアンインストールする。
最適化&性能向上
  • スタートアップの管理
    概要 の スタートアップ管理 と同じ。
  • ディスクデフラグ
    HDD の断片化を解消する機能だが SSD は対象外。
  • メモリの最適化
    メモリをロックしている不要なプログラムを強制終了してメモリの空き容量を増やす。
  • レジストリデフラグ
    レジストリの断片化を解消して 肥大化を解消する。
  • ディスクの検査
    ワンクリックメンテナンス の ディスクの修復と同じ。
  • ドライバマネージャー
    インストールされているドライバのバックアップと復元が可能。
  • ソフトウェアのアップデート
    概要 の「ソフトウェアのアップデートを自動的に確認」  と同じ。
メモリの最適化 は スタンドアロンで動作するモジュールで、タスクトレイに常駐して 空きメモリが少なくなると メモリを開放する。

Windows の起動時に自動的に読み込む を有効にすると Glary Utilities を起動しなくても メモリの最適化 のみ自動実行することが可能。

個人情報 & セキュリティ
  • 利用痕跡の消去
    ワンクリックメンテナンス の 利用痕跡の消去 と同じ。
  • ファイルの完全削除
    米国国防総省が使用していたデータ抹消規格「DoD 5220.22-M」に準拠した方法でファイルを抹消する。
  • ファイルの復元
    「ゴミ箱を空」にして削除したファイルの復元を試みる。
  • ファイルの暗号化
    任意のファイルをパスワード保護して暗号化する。
    暗号化されたファイルは Glary Utilitiesがインストールされている環境でのみ復号が可能。
  • ブラウザ アシスタント
    Mozilla Firefox , Google Chrome , IE の 拡張機能やプラグインの確認を行う
ファイルの復元状態とても良い ファイルは 回復できる可能性が高いが、上書き済 はすでにファイルが破損しているので回復は難しい。
ファイル & フォルダ
  • ファイルの分割 / 結合
    ファイルを任意のサイズに分割することができるが、Glary Utilities がインストールされている環境でなければ復元は不可。

自己結合機能を有効にしても Glary Utilities がインストールされていない環境では使用できない。

システムツール
  • 変更点を元に戻す
    Glary Utilities は 処理を行う際に自動バックアップを実行しており、メンテナンス後に不具合が生じた場合はロールバックが可能。

変更点を元に戻す をクリックすると 復元センター が開き、実行した処理がリストアップされるので、復元したいバックアップを選択して「復元」。

変更点を元に戻す 以外は Windows標準機能 の バックアップと復元が開く。

購入方法

Glary Utilities Pro は 1年更新のサブスクリプションタイプのみ提供されている。

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購入ページで商品名と価格を確認。

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必要事項を入力後 サブスクリプション(定期購入)の確認にチェックを入れて「今すぐ購入する」。

決済サービスはドイツのクレバーブリッジ を使用しており、支払い方法は クレジットカードPayPal が利用可能。

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決済が完了すると 氏名ライセンスコード が表示されるのでコピー。

決済時に送信されるメールにも 氏名ライセンスコード が記載されている。

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Glary Utilitiesの左下に表示されている「Upgrade Now」をクリックしてライセンスマネージャーを開き、氏名とライセンスコードを入力して「今すぐ有効にする」。

サブスクリプションのキャンセル

自動更新になっているサブスクリプションのキャンセルは 決済完了時に送信されるメールに記載されている「定期購入をキャンセル のリンクから行う。

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リンクをクリックするだけでサブスクリプションをキャンセルできる。

自動更新に抵抗がある場合はアカウントのアクティブ化 と同時に定期購入をキャンセル しておく。
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