SOTEC PC station PJ760B を改造

AMD-Athron2-x2-icon

SOTEC PC station PJ760Bの改造記録。

SOTEC PC station PJ760B(2005年製)

  • CPU:AMD Sempron 2800+
  • チップセット:-
  • メモリ:DDR 256 MB
  • グラフィック:-
  • 電源:250W

Windowsが起動せず、ハードディスクのエラーでリカバリも実行できない現状。

Sempron は Athlon XPの廉価版で FSBが333MHz になっている事以外 性能差はなく、AMDのローエンドCPU Duron の後継として投入された Intel Celeron の対抗馬的 CPU。

換装後のスペック

  • CPU:AMD AthlonⅡx2 240e 2.8GHz
  • チップセット:nVIDIA MCP61P
  • メモリ:DDR3 1024MB
  • グラフィック:NVIDIA Geforce6150SE nFoce430(オンボード)
  • 電源:250W
Fences
Start11
PassFab 4Winkey banner
ToDo Buckup
Revo Uninstaller banner1
Repairit banner
Fences
Start11
PassFab 4Winkey banner
ToDo Buckup
Revo Uninstaller banner1
Repairit banner

パーツ

コスト重視で CPU・MB・メモリ・HDD を換装し、ケース・電源ユニット・光学ドライブ は転用するが、スリムPC で エアフローが悪く電源ユニットが 250W と非力なため TDP 45W のノートパソコン用 省電力 CPU を使用する。

制作日:2010年8月10日
パーツ メーカー 型番 価格
CPU AMD AMD AthlonⅡx2 240e 6,436
マザーボード FOXCONN M61PMP 3,980
メモリ CFD販売 DDR3 1024 GB x 1 3,080
電源ユニット - - 既存
ケース SOTEC PC Station PJ760B 既存
ストレージ WesternDigital SATA 500GB 7200rpm 3,780
光学ドライブ - - 既存
CPUクーラー AMD AthlonⅡx2 260 の付属 リテール
OS Microsoft Windows XP 既存

合計:17,276円

組立

PC Station PJ760B は 電源ユニットが特殊な形状のため 取り外しができないので、電源ユニット以外のパーツを一旦 取り外し、転用するパーツを清掃してから組立る。

PC modify SOTEC PC station 01

2005年製の PC だが HDD も DVDドライブ も インターフェイスは IDE で、思わぬ所がボルト留めされているので 取り外しが 結構面倒くさい。

PC modify SOTEC PC station 02

CPUファン が サイドフローで 電源ユニットの吸気口に向かって吹き付けるようになっており、サイドフローにするため 奇妙なパーツが設置してある。

PC modify SOTEC PC station 07

マザーボード と 電源を外して エアークリーナーで掃除し ケース内部もきれいに拭き上げる。

PC modify SOTEC PC station 10

使用する AthlonⅡx2 240e は ノートPC にも使用できる 低電力タイプのため、リテールパッケージのヒートシンク・冷却ファンともにコンパクトだが、使用するケースに背面ファンがなく エアフローが悪いことを考慮し、余っていた AthlonⅡx2 260 の CPUクーラーを使用。

PC modify SOTEC PC station 11

通電テストを実施。

so12

電源ケーブルにSATA がないため 変換ケーブルを使用して HDD を接続し、光学ドライブは IDE で接続。

so15

ケースに備え付けのメディアカードスロット の コネクタは 5pin で VCC , D+ , D- , GND , NC の USBコネクタに接続。

VCC は電源 , D+ / D- は信号線 , GND はグランド(アース線), NC は非接続。

so13

少々強引に光学ドライブ固定パーツの下、ハードディスクの横にある空間にハードディスクの放熱の妨げないよう注意しながら IDEケーブルを押し込め 他の配線も極力まとめたので、改造前と比較するとマザーボードの上はすっきりした。

so17

AthlonⅡx2 240e は TDP 45W、 2コア 2スレッド で 基本クロックは 2.8GHz。
アプリの起動やレスポンスも悪くなく、軽作業であれば十分に使用できるレベルになった。

PC modify SOTEC PC station 18

TDP45Wが奏功したのか CPU・MB・HDD ともに温度が安定している。

起動しなかった HDD を別の PC に接続してデータの救出を試みると 意外にも正しく認識された。
160 GB の HDD が 4GB と150GB のパーテーションに区切られ、4 GBの方は HDDREC というボリューム名だったので 付属していた TVキャプチャ用だと推測。
150 GB の方は 未フォーマットの状態だったため、リカバリを試みた際にフォーマットの最中でエラーが発生したと思われる。

関連記事