TaskbarXの特徴
- スタートと検索などを左寄せ、タスクバーにピン留めしたアプリを中央寄せで表示
- オープンソースで開発
- Rainmeter のスキンとしても提供
開発元
- 開発者:Chris Andriessen 氏
- 開発者の拠点:米国
ダウンロード
システム要件
- バージョン:1.7.8.0
- OS:Windows 10(1709)以降
Windows 11で TaskbarXを利用する場合は、タスクバーやコンテキストメニューを Windows 10のスタイルに復元する Explorer Patcher の導入が必要。
インストール
公式サイト にアクセスすると OSを識別して Recommended に推奨されるプログラムのリンクが表示されるので Portable Zip をダウンロード。
ダウンロードした Zipファイルを選択し、コンテキストメニュー(右クリックメニュー)から すべて展開 で解凍。
解凍した TaskbarXのフォルダを任意の場所に保存。
設定
保存した TaskbarX のフォルダ内にある TaskbarX Configurator を開く。
Microsoft Defender でブロックされたら 詳細情報 を開き「実行」。
設定画面が開いたらすべてデフォルト設定で「Apply」をクリック。
設定を反映させるとログオン時にプログラムを実行するよう タスクスケジューラー にタスクが追加される。
スタート と 検索 以外のタスクバーにピン留めしたアイコンが中央寄せになる。
Windows 11の場合は タスクバーの設定 で タスクバーの配置 を 左揃え にすると スタート と 検索 以外のタスクバーにピン留めしたアイコンが 中央寄せになる。
Style
Style ではタスクバー の透明度や透明感を設定。
- Default
Windows の設定を使用。(TaskbarX の カラー 設定や 透過率は反映されない) - Transparent(透明)
タスクバー が透明になる。 - Transparent Gradient
タスクバーに透過グラデーションが適用される。 - Opaque
タスクバーが 不透明になる。 - Blur
タスクバーに「ぼかし」が適用される。 - Acrylic
デフォルトに近いスタイルで カラーや透過率が 反映される。
タスクバーのカラーは Red/ Green/ Blue のスライダーで調整し、Alpha で透過率を指定後「Apply」で設定を反映。
Animation
Animation ではタスクバーのアニメーションを設定。
タスクバーボタンを「常に結合」にしていると TaskbarXの再起動時くらいにしかアニメーションは表示されない。
Animation Style (タスクバー上のアニメーション)
- none : アニメなし
- linear:等速
- easeIn:加速
- easeOut:減速
- easeInOut:加速して減速
- easeOutIn:減速して加速
Animation Style OmBattery(ノートPCでバッテリー稼働時のアニメーション)
- cric:緩やかに加速や減速する
- back:一旦通過して戻る
- elastic:バネのような動作
- bounce:バウンドするような動作
Position
Position では中央寄せの算出方法を調整し、タスクバーの表示位置の調整が可能。
Extra
Extra では タスクバーから スタート や システムトレイ を非表示にするなどの設定が可能で、マルチモニタ環境では プライマリとセカンダリを個別に設定できる。
TaskbarXのアップデート
TaskbarX Configurator を開き「Stop TaskbarX」をクリックして実行中の TaskbarXを停止。
ダウンロードした最新の TaskbarXを解凍し、フォルダ内のファイルを 既存の TaskbarXフォルダに移動してファイルを上書きする。
アンインストール
左サイドバーの Uninstall から「Uninstall」をクリック。
ダイアログが表示されるので「Yes」。
TaskbarXのプロファイルが削除される。
アンインストールはタスクスケジューラーのタスクのみ削除するので、保存した TaskbarXのフォルダは手動で削除が必要。
タスクバーの配置変更
タスクバーの上でコンテキストメニュー(右クリックメニュー)を開いて タスクバーの設定 を選択。
Windows 11は Explorer Patcher の プロパティ にある Taskbar で 変更可能。
画面上のタスクバーの位置 で配置を指定。
備考
「スタート」は使い慣れた左寄せ、タスクバーにピン留めしたアプリやフォルダを中央寄せにでき、タスクバーの見栄えも使い勝手も良くなる人気のユーティリティで、Windows 10では Open-Shell と組み合わせるといい感じになる
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