UpNoteは無料で利用できる多機能オーガナイザーアプリ。
UpNote の特徴
- メモ・ToDo・ウェブクリップなどパーソナルユースで利用頻度の高い機能を実装
- Evernoteをパーソナルユース向けに使いやすく改良したような UI
- クロスデバイスに対応
- メモの編集禁止機能やバージョン履歴からの復元をサポート
- データは Googleの暗号化ストレージに保存
開発元
- 開発者:Thomas Dao(Dao Xuan Dung) 氏
- 開発者の拠点:ベトナム
システム要件
- バージョン:9.10.1
- OS:Windows 10/ 11
ウェブクリップをサポートしているブラウザ
Edgeや Brave など Chromium系のブラウザは Chromeの拡張機能を使用可能。
プランの比較
Basic - 無料 | Premium | |
アクセス可能なデバイス数 | 無制限 | 無制限 |
データトラフィックの制限 | 無制限 | 無制限 |
メモ数 | 最大 50 | 無制限 |
ファイル添付(最大サイズ 20MB) | ✕ | ◯ |
表・コードブロックの追加 | ✕ | ◯ |
出力(テキスト形式・マークダウン・PDF・HTML) | ✕ | ◯ |
ノートブック・ワークスペースの保護(開く際にパスワード入力を要求) | ✕ | ◯ |
プレミアム版へのアップグレードは Android、iOS、Mac版でサポートしているが、Microsoftストアからのアップデートは不可。
ダウンロード
Androidアプリ
インストールと設定
Microsoftストア から UpNoteをインストール。
- 「ダウンロード」選択時
インストーラーをダウンロードするので、ダウンロードしたインストーラーを開いてインストール。 - 「Micosoft Storeで見る」選択時
Micosoft Storeが開くので「入手」をクリックしてインストール。
「ダウンロード」を選択しても Microsoftストアアプリがインストールされる。
Upnoteを開いて「アカウントを作成」をクリック。
オフラインでのみ利用する(同期しない)場合は アカウントを作成せずに続行 で開始。
使用言語で表示されていない場合は右下の言語リストから使用言語を選択。
メールアドレスとパスワード を入力して「登録する」をクリックすると、登録したメールアドレスに確認用メールが送信されるのでメールアドレスを認証。
編集ロック
意図しない編集からメモを保護するため、画面右上にある 設定 から エディター を選択して 不要な編集からメモを保護する を有効にする。
保護を有効にするとツールバーに 編集 アイコンが表示され、メモを編集する際にはアイコンのクリックが必要になる。
バックアップ
設定 の バックアップ でバックアップの頻度などを設定し、バックアップフォルダの選択 からバックアップデータの保存先を指定。
ワークスペース(空間)
ワークスペース はバージョン 9.0で実装された機能で、初期設定では 一般空間 というワークスペースにノートが保存され、設定 の 空間 から 新しい空間 でワークスペースを追加できる。
デフォルトの 一般空間 はクリックして 編集 で表示名を変更できる。
ワークスペースに名前をつけて「新規」で追加すると、ホーム画面の左サイドパネルでワークスペースの切り替えが可能になる。
ロック はプレミアムプランで利用可能な保護機能で、有効にするとワークスペース選択時にパスワード(デフォルトは UpNoteアカウントのパスワード)入力が必要になる。
ウェブクリップ – ブラウザ 拡張機能
利用するブラウザに応じて chrome ウェブストア・Firefox ADD-ONS から拡張機能をインストール。
拡張機能に追加された UpNote Web Clipper をピン留する
ウェブページのクリップはメモに保存するウェブページを開いて拡張機能の UpNoteアイコンをクリック。
ダイアログが表示されたら「開く」で ページの内容がメモに追加される。
UpNote の使い方
新規メモは 右上の「新しいノート」で追加。
メモの 1 行目は 見出し(H2)で、自動的にメモのタイトルとして認識される。
エディタはリッチテキストだがマークダウン記法を併用でき、### などマークダウンの構文を UpNoteが認識するとコード部分が非表示になり、書式が反映された状態でエディタに表示される。
1 行目の書式変更は 設定 の エディター にある 新規メモ1行目のスタイル で編集可能。
無料版でも画像の挿入とチェックリストは利用できる。
「+」から 日付 も挿入できる。
メモの削除は、ツールバーの 3点リーダーから ゴミ箱に移動 を選択。
ゴミ箱に移動したノートは、ユーザーがゴミ箱を空にしない限り復元可能な状態で保存されている。
ノートブック
ノートブック はフォルダ のようなもので、新規ノートブックは左サイドバーの ノートブック で「+」をクリックして ノートブック名 と カバー を設定して追加。
既存のノートブックにネスト(入れ子)する場合は、 追加するノートブックの 3点リーダーから 新しい入れ子のノートブック を選択してノートブックを作成。
メモは複数のノートブックに追加でき、メモリストのコンテキストメニュー(右クリックメニュー)でも編集可能。
ノートブックに振り分けられていないメモは 未分類 に追加され、メモ内にチェックリストがあると ToDo に表示される。
タグ
タグ は HTMLのアンカータグと同じで、タグを挿入した箇所に移動でき、タグを追加したい場所で #(タグ名) を入力し、+新しいタグを作成する で追加する。
追加したタグは左サイドパネルの タグに表示される。
「#」とタグ名の間に半角スペースを入れるとマークダウンの「見出し」になるので、「#タグ名」で入力。
タグを多用すると左サイドバーが煩雑になるため、使用頻度の低いタグは 3点リーダーから サイドバーから隠す で非表示にする。
サイドパネルの タグ をクリックすると非表示にしたタグを含めてタグが一覧表示される。
ピン留め
メモのツールバーから ピン アイコンをクリックするとリストの上部に固定表示できる。
クイックアクセス
使用頻度の高いメモは、ツールバーにある ★ をクリックすると左サイドバーの クイックアクセス から直接アクセスできる。
バージョン管理からの復元
履歴からの復元はノートの 3点リーダーから バージョン履歴 を選択。
バージョン履歴はデフォルトで有効になっており、初期値では 50版まで履歴が保存され、任意のバージョンから復元でき、保存する版の数は 設定 の バックアップ にある バージョン履歴の最大数 で編集可能。
保存されているリストからバージョンを選択するとメモの内容がプレビューされ、「復元する」でロールバックされる。
メモの公開
メモの公開は、公開するメモを開いて 共有 アイコンをクリックすると、メモへアクセスできるリンクが発行される。
UpNote の共有は閲覧のみで共同編集は不可。
備考
無料プランではファイルの添付や作成できるメモの数に制限があるため、Evernoteなどから移行する際はプレミアムプランにアップグレードが必要になるが、ライフタイム版でも 50ドルほどなのでコスパは抜群。
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