Cortana の概要
Cortanaは Googleの Google Now・Appleの Siri・Amazon の Alexaに対抗する Microsoftのパーソナルアシスタント機能として Windows に追加されたが、入力した情報を送信するキーロガーの性質を持っているため、リリース時から プライバシーの問題が指摘 されていたが、Microsoftは Windowsのシステムに Cortanaを統合し、Windows 10の Creators Update(1703)で Cortanaを無効にする設定を削除した。
- Windows 10 Mobileの終了
Microsoft がモバイル市場で巻き返しを図るべく注力していた Windows 10 Mobileは、Android・iPhoneの牙城を切り崩せず 、2017年 10月にメンテナンスフェーズへ移行し、2019年 12月にサポートが終了。
Cortana はパソコンとモバイルを縦断する便利機能 になるはずだったが、Windows 10 Mobile の失敗によって パーソナルアシスタントとしての Cortana の立ち位置は見直しを余儀なくされ、Windows 10(2004)で Cortana の一般向けスキルとサードパーティー製スキルが廃止された。 - Windowsから分離
Microsoft は 2020年 2月に Cortanaを Windowsから切り離し、Office 365 の AIアシスタントと統合することを発表。
Cortana のアンインストール
Windows 11 のタスクバーにコルタナのアイコンはないが、プログラムはプリインストールされており、未だにアンインストールできない。
22H2 以前は「中断」状態で待機し、アプリのアクセス権限を監視する Runtime Brokerがわずかながらメモリリソースを消費していたが、22H2 でバックグラウンドプロセスから外され、未使用時はシステムリソースを消費しなくなった。
アンインストール支援アプリの利用
現在のコルタナはアンインストールしてもシステムに支障はないので、Revo Uninstaller や Geek Uninstaller など アンインストール支援アプリ でアンインストールする。
Cortana が必要になった場合は Microsoft ストアから 再インストール可能。
Spybot Anti-Beacon の利用
Windowsのデータ送信を遮断する Spybot Anti-Beacon でブロックするとアンインストールせずにコルタナを 無効化 でき、起動してもサインイン画面は表示されなくなる。
Windows 10(1903/ 1909)での設定
関連記事
Windows 8から高速起動が導入されたため起動時の F8 キー連打で起動できなくなったセーフモードを Windows 10/ Windows 11で起動する方法を紹介
Windows 11には変更された UIをクラシックスタイルに戻す設定がないため、使い勝手が微妙になった タスクバーとコンテキストメニューを使い慣れたクラシックスタイルに 戻す方法を紹介
タスクバー へのピン留めと異なり、アプリだけでなくフォルダやファイルのリンクも追加できる Windows 標準のランチャー機能 クイック起動の表示と使用方法
Windows 7/ 8 から 無償アップグレードした 汎用プロダクトキー が使用されている Windows 10/ 11の Microsoftアカウントを使用した ライセンス認証の 手順
Windows10 (1909)以降、Homeエディションではセットアップ時に必須になった Microsoftアカウントの取得とオフラインアカウントへの切り替え方法のほか、Microsoftアカウントがロックされた際の解除方法