Dropboxは無料でも利用可能な多機能オンラインストレージサービス。
ウェブ版 Dropbox の特徴
- バージョン管理からのリストア機能を実装
- 有効期限付きのダウンロードリンクを送信や電子署名の依頼が可能
- オフィスファイルや PDFの閲覧・編集もサポート
Basicプラン(無料プラン)の仕様
- ストレージ容量:2GB
- アップロード可能なファイルサイズ上限:2GB(ストレージサイズの上限)
- バージョン管理とリストア機能:30日
- アカウント放棄時の自動削除:1年
- Dropbox Transfer:最大 100MB
ブラウザでアップロード可能な最大サイズは 50GB。
開発元
- 開発元:Dropbox, Inc
- 開発元の拠点:米国
システム要件
ブラウザは最新バージョンと 1つ前のバージョンをサポート。
アクセス
Dropbox のアカウント取得
アカウントの登録は ログインページ で メールアドレス を入力して「続行する」。
Googleアカウント や Apple IDを使用する場合はアカウントの取得は不要。
アカウント作成画面に進み、姓名・パスワード を入力し、利用規約とプライバシーポリシーに問題なければ「同意して登録する」。
アカウントに登録したメールアドレスに認証用のメールが届いているので「メールアドレスを確認」をクリック。
登録したメールアドレスのドメインと同じドメインを使用しているチームが表示されるので、無関係であれば スキップ を選択。
「インストール」 をクリックするとデスクトップアプリのインストーラーをダウンロードする。
ログイン画面 に戻って用途を選択。
デスクトップアプリが不要なら スキップ。
Dropboxが利用可能になる。
デスクトップアプリ
ウェブ版 Dropbox の使い方
ファイル/ フォルダのアップロードはブラウザへドロップするか、上部の「アップロード」からアイテムを指定。
ダウンロードはアイテムを選択してコンテキストメニュー(右クリックメニュー)の ダウンロード か、ツールバーの「ダウンロード」をクリックする。
ファイルやフォルダの移動もドラッグで可能。
削除ファイルの復元
パソコンの Dropboxフォルダから削除したファイルも含め、Dropboxに保存されたアイテムを削除すると 削除したファイル に移動し、移動してから 30日後に自動削除される。
削除したファイル は左サイドパネルの その他 からアクセスする。
左サイドパネルの 削除したファイル には過去30日間に削除されたアイテムが表示され、アイテムを選択して「復元」ボタンで 元のフォルダに復元できる。
写真 - ウェブアルバム
Dropboxにアップロードした画像ファイルは自動的に認識され、左サイドパネルの 写真 でタイムライン表示される。
表示設定やサムネイルの拡大縮小、クリックして拡大表示は可能だが、スライドショーや編集機能はない。
Dropbox が提供していた写真管理アプリ Carousel は 2016年 3月 31日でサービス終了になり、Carouselで実装されていたタイムラインによる表示や、アルバム作成機能は Dropboxに移行したが、2017年 6月 30日にアルバム機能が削除されたため、現在利用できるのは画像表示のみ。
プレビューと編集
PDFや表計算(.xlsx, .ods)、ドキュメント(.txt, .docx, .odt)、プレゼンテーション(.pptx, .odp)、画像、音声、動画ファイルなどは、ファイルを選択するとプレビューが表示される。
オフィスファイルはプレビュー上部の「次のアプリで開く」から使用するアプリを選択すると編集できる。
PDFや画像ファイルもプレビュー画面から編集できる。
PDF編集 ではテキストの追加も可能(ファイルのテキスト編集は不可)だが、日本語フォントは未サポート。
署名
署名 は Dropboxフォルダ内のファイルに電子署名を追加したり、ファイルを送信して署名を依頼できる機能で、法的拘束力のある署名を依頼できる。
- サポートしているファイル形式
doc, docx, pdf, ppsx, ppt, pptx, jpg, jpeg, png, xls, xlsx, txt, html, gif など
署名の依頼相手にDropbox アカウントは不要で、メールから直接ファイルを開き、依頼者が指定した場所に署名を追加できる。
サポートしているファイル形式の場合は デスクトップアプリ のコンテキストメニューから 送信して署名をもらう を選択すると 電子署名 の画面が開く。
ウェブ版 Dropboxからは すべてのファイル でファイルを選択後、3点リーダーから 送信して署名をもらう を選択。
署名を依頼する場合は 署名者を追加 の箇所に依頼する相手の名前と 署名ファイルを送信する メールアドレスを入力して「次へ」。
自分の署名をファイルに追加する場合は 署名者は自分のみです をクリック。
編集画面が開くので、左サイドパネルの 署名者 で署名の対象を選択後、 署名 や 日付 などの項目を選択して配置する場所をクリックし、体裁を整えてから「次へ」。
自分の署名は 手書き・キーボード入力・画像 を選択できる。
署名したファイルの 保存先を指定して「次へ」。
「署名を依頼」で署名依頼のメールが送信され、依頼者が署名すると Dropboxフォルダ内のファイルが更新される。
電子署名の依頼は1ヶ月に3 件 が上限で、無制限で利用するには Dropboxとは別に Dropbox Signのサブスクリプション購入が必要。
自己署名は無制限に利用できる。
ファイルリクエスト
ファイルリクエストは自分の Dropbox へファイルをアップロードしてもらうモジュールで、左サイドパネルの その他 を展開し、ファイルリクエスト から「新しいリクエスト」を選択。
依頼する内容とファイルのアップロード先を指定して「作成」。
アップロードするフォルダへのリンクが生成されるので、 URLをコピーしてメールなどで送信するか、宛先を入力して「完了」で 定型文の依頼メッセージが送信される。
Dropbox Transfer
Dropbox Transfer は有効期限付きのダウンロードリンクを送信する機能で、右上にあるアプリメニュー から Transfer を選択。
Transfer は 2021 年 1月 31日にサービスが終了した Showcase の代替機能。
Dropbox Transfer の設定画面が開くので「転送を作成」。
転送するファイルをドロップしてアップロード、Dropbox 内のファイルはリストから Dropboxから追加 を選択してアイテムを指定。
アップロードしたら「転送を作成」。
Basicプランでは 転送可能なファイルサイズ 100MBが上限 で、ダウンロードリンクの有効期限も 7日から変更できない。
「メールを送信」または リンクをコピー してで送信する。
Paper
左上のアプリメニューから Paper を選択。
Paper はチームのプロジェクトを一元化して進捗の確認やアイディアを共有するスタンドアロンのワークスペースツール。
初回は新規タブで Paper が開くので「ドキュメントを作成」。
プロジェクトのメンバーを招待して議事録やスケジュール 、ToDOリストなどを集約して管理する。
App Center - サードパーティ製 アプリとの連携
Zoomなどサードパーティ製アプリとの連携は、右上のアプリメニューから App Center を選択。
連携するアプリを選択。
「リンクする」をクリックしてアカウントを連携すると、共有 でアプリを横断してファイルへのアクセスが可能になる。
備考
Dropboxは 2019年3月に無料プランの接続台数を3台に制限し、以降はエンタープライズ向けのサービスに注力しており、個人利用も有料の Dropbox Plus へのアップグレードが前提になっている。
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