ウェブ版 Adobe Express の特徴
- テンプレートをカスタマイズしてポスターやコラージュ、SNS向けのショート動画などを簡単に作成できる無料のオンライン画像・動画編集サービス
- テンプレートはロイヤリティフリーのため商用利用も可
- 生成AIによる画像作成をサポートし、背景の自動削除・リサイズ・GIFアニメ作成などのモジュールも提供
- Androidアプリは Adobe Express for Androidの使い方 を参照。
開発元
- 開発元:Adobe Inc
- 開発元の拠点:米国
アクセス
プレミアムプランを購入するとすべてのテンプレートと Adobe Stockのほか、Premiere Rushや Photoshop Express が利用できる。
制作物の商用利用
Adobe Express のテンプレートは クリエイティブ・コモンズ・ゼロ(CC0)で提供されており、Adobe Stock のアイテムもロイヤリティフリーのため制作物は商用利用も可能だが、テンプレートを使用した制作物の商標登録はできず、Adobe Stock のアイテムも 使用する権利が付与されるだけで、権原・所有権は Adobe が保持しているため 制作したロゴなどを商標として登録することはできない。
サードパーティのテンプレートや素材については別途確認が必要。
Adobe Stock
Adobe Stock は通常ライセンスで 50万まで複製・使用・表示でき、50万を超える利用や製品の販売・配布を目的とした利用は、強化ライセンス・拡張ライセンス の購入が必要になる。
ライセンスに関する情報
風俗・政党・主義主張に基づく運動など、合理的な人間であれば不適切・不道徳・攻撃的・わいせつ・物議を醸すと判断するような方法での使用は不可。
Adobe Express で利用できる Adobe Stock は Adobe Express でのみ使用を許可された限定ライセンスのため、Adobe Stock の単体での利用はできない。
プランの比較
Standard | Professional | |
利用可能なクラウドストレージサイズ | 2GB | 100GB + Adobe ポートフォリオ |
Adobe Stock | 無料コレクション | 1 億 6000万以上の全アイテム |
基本編集 | ◯ | ◯ |
背景削除 | ◯ | ◯ |
ブランドロゴの追加 | ✕ | ◯ |
Adobe Fontsの利用 | 1000種類以上 | 25,000種類以上 |
システム要件
- OS:Windows 8.1 以上/ macOS 10.13 以上/ Chromebook
- ブラウザ:Google Chrome/ Firefox/ Safari/ Edge
- RAM:4GB 以上
ログイン
公式サイト の「Adobe Expressを無料ではじめる」から初回利用時は アカウントを作成 をクリック。
Adobe IDを取得している場合や Googleアカウントなどと連携済みの場合はアカウント情報を入力してログイン。
Facebookや Googleアカウントや Facebookアカウントと連携させるか、メールアドレスとパスワードを入力して Adobe ID を取得してログイン。
ログイン後はログアウトするか、Cookieを削除するまでログイン状態が継続され、ログアウトした場合は公式サイトの右上にある ログイン から再ログインする。
初回利用時は使用目的と経験度を回答。
Web版 Adobe Express の使い方
Adobe Expressは機能が強化され、出来ることが多すぎてメニューが煩雑になっているので、左上の「+」アイコンのメニューから検索バーにキーワードを入力してカテゴリーを検索するか、使用するカテゴリーをリストから指定。
背景の自動削除 や 生成AI などのモジュールは クイックアクション タブで選択。
カテゴリーを選択すると編集画面になるので、左サイドパネルの テンプレート からデザインのベースにするテンプレートを選択。
クラウンマークのデザインはプレミアムプランで利用できる。
画像編集
デザインのオブジェクトを選択すると左サイドに編集パネルが表示される。
テンプレートの画像は、編集パネルで 置換 を選択し、「デバイスからアップロード」でオリジナルの画像をアップロードするか、検索バーにキーワードを入力してフリー画像を検索して置換する画像を選択。
白背景の画像は「背景を削除」できれいに切り抜くことができる。
テキスト選択時は おすすめフォント が表示され、書体・サイズ・カラー・透明度などを変更できる。
無料版で利用できる日本語フォントは 平成丸ゴ・源ノ明朝など 13書体。
オブジェクトはレイヤーになっており、右サイドに表示されているオブジェクトをドラッグして重なりを変更できる。
テキスト・画像などのアイテムは左サイドパネルから選択。
デザインが完成したら 右上の「ダウンロード」から出力するファイル形式を選択して「ダウンロード」。
動画編集
動画はホームの 動画 からベースのフォーマットを選択。
動画のテンプレートはプレミアムプランで利用できるものが多いため、無料で利用時は「白紙から作成」を選択。
左サイドパネルの メディア から使用するフリー素材の動画を選択するか、「デバイスからアップロード」でオリジナルの動画をアップロード。
BGMを使用する場合は メディア の 音声 でフリー素材を選択するか、「デバイスからアップロード」で音声ファイルをアップロード。
「音声を録音」でナレーションの追加も可能。
追加した動画は シーン として追加され、BGM と 音声 は音声トラックとして追加される。
追加したシーンや BGM、音声の分割は、カットする位置にシークバーを移動して 3点リーダーのメニューか、コンテキストメニューから 分割。
シーンのつなぎ目には「+」アイコンが表示され、クリックして トランジションを追加 で画面の切替がスムーズになる効果(シーンチェンジャー)を追加できる。
左サイドパネルの デザイン素材 から シェイプ や オーバーレイなどを追加して編集。
シェイプは アニメーション で動かすことができる。
円のシェイプをドリフト開始で右から左に設定。
左サイドパネルの テキスト の「テキストを追加」でテキストを直接追加するか、素材を使用してテキストを編集。
テキストもアニメーションが可能なので、シェイプと組み合わせると見栄えが良くなる。
無料版ではアニメーションの時間設定ができないためタイミングが合わせづらい。
作成した動画は「ダウンロード」から解像度を設定してダウンロードするか、「共有」から SNSに直接アップロードする。
関連記事
画像ビューア・画像編集・コラージュ・GIFアニメの作成・ファイル形式の一括変換 などができ、本格的なレタッチから オモシロ加工まで幅広く利用できる 無料の多機能 フォトレタッチソフト
フルスクリーン・アクティブウィンドウ・指定範囲のほかスクロールウィンドウのキャプチャもサポートし、画像エディタ・スクリーンレコーダー・カラーピッカーなども実装している無料のデザインツール
AIを使用した動画・写真の高画質化やアップスケーリング、フレームレートの向上のほか、ファイル変換や編集機能、画面・ウェブカメラの録画、動画のダウンロードも可能な動画・画像エンハンサー
DVDのトールケースや CDケースなど印刷したい画像とケースのフォーマットを選択するだけで画像をケースのジャケットサイズに合わせて切り取り線付きで印刷できる便利なフリーソフト
ディープラーニングを使用して 写真のアップスケーリング ( 高解像度化 ) や 鮮明化、カラーノイズ・ホワイトノイズの軽減、画質のシャープ化が簡単にできる 写真の高画質化モジュール