ChromeOS Flex のインストールと設定

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ChromeOS Flexは Googleが開発している無料の ChromeOS。

ChromeOS Flex の特徴

  • オープンソースの Chromium OSをベースに開発
  • AIアシスタント Geminiを搭載
  • ChromeOSに最適化されたアプリやゲームのインストールをサポート
  • 古いパソコンを Chromebook として無償でリユースできる
  • CloudReady の後継

既存OSとのデュアルブートは未サポート。

開発元

  • 開発元:Google LLC
  • 開発元の拠点:米国

システム要件

Intel の GPU [ Intel GMA 500 / 600 / 3600 / 3650 ]  はサポート外。

ダウンロード

CloudReadyでサポートしていた ISOイメージファイルは提供されていない。

ChromeOS Flex の公式サイト からは ChromeOS Flex本体のダウンロードやインストールメディアは作成できない。

インストールメディアの作成

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Chromeウェブストア から Chromebookリカバリ ユーティリティ を「Chrome に追加」で 拡張機能を追加。

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拡張機能 から Chromebookリカバリ ユーティリティ をクリック。

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Chromebookのリカバリメディアの作成 ウィザードが起動するので「始める」。

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Chromebookの識別 になるので リストからモデルを選択 をクリック。

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メーカーを選択 のリストから Google Chrome OS Flex製品を選択 のリストから Chrome OS Flex を選択して「続行」。

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8GB以上 の USBメモリをパソコンにセット。

USB 3.0 以上の利用を推奨。

デバイスに保存されているデータは消去されるので事前に確認しておく。

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使用するデバイスを選択して「続行」。

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「今すぐ作成」でリカバリメディアを作成。

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プログラムをダウンロード後に解凍して USBメモリに書き込みを行う。

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書込みを開始する際にユーザーアカウント制御のプロンプトが表示されたら「はい」で許可。

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「完了」をクリックすると Chromebook リカバリユーティリティが閉じる。

書込みに失敗する場合の基本的な対処法

対処法として 成功率が最も高いのは「別のパソコンを使用」で、経験則では デスクトップ PC よりも ノートPCを使用したほうが成功する確率が高い。

「このファイルは無効です」と表示される場合

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ChromeOS Flex installation guide にアクセスして Dowmload from Google にある ChromeOS Flex installer image のリンクから Zipファイルをダウンロード。

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Chromebookリカバリユーティリティを起動し、右上の 設定 から ローカルイメージを使用 を選択してダウンロードした Zipファイルを指定。

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8GB以上の USBメモリをパソコンにセットして書込みを実行。

ChromeOS Flex のインストール

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Secure Bootが有効になっているデバイスは無効にする。

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セットアップ中にデバイスが応答を停止しないよう UEFI/ BIOSで省エネ関連の項目を無効にする。

設定しなくてもセットアップできるが、Live USBで Googleアカウントにログインする際など待機時間が長い時は、マウスカーソルを動かしてデバイスがオフにならないようにする。

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ChromeOS Flexをインストールするパソコンに作成した USBドライブをセットし、起動時にブートメニューを呼び出して USBドライブから起動するか、UEFI/ BIOSのブート設定で USBドライブを 1stに設定して起動。

ブートメニューの呼び出しはキーはパソコンやマザーボードの取説を参照。

UEFI:選択時に ChromeOS Flexのロゴが表示されて進まない場合はパソコンを強制終了して USB:から起動。

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ChromeOSが起動するとスクリーンリーダー ChromeVox に関するダイアログが表示されるので、読み上げが不要であれば「Close」。

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ChromeOS Flex のウエルカム画面が表示されたら日本語化するため English(United States) をクリックし、言語キーボード日本語 に変更して「OK」。

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日本語 表示になったら「始める」。

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Live USB での利用は 試してみる、ストレージをフォーマットして ChromeOS Flexをインストールする場合は ChromeOS Flexをインストール を選択して「次へ」

インストール前に Live USBでの試用を推奨。

試してみる - Live USB

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Wi-Fiに接続。

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ChromeOS Flex 126 007

利用者を選択して「次へ」。

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ChromeOS Flex 126 007

ChromeOS Flex 126 011

Chromebook で Googleアカウントを使用する で「次へ」をクリックし、Googleアカウントにログイン。

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利用規約に問題なければ「同意して続行」。

診断と使用状況のデータ送信を拒否する場合はチェックを外して無効にする。

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ChromeOS Flex 126 014

Googleアカウントを同期するので「同意して続行」。

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ChromeOS Flex 126 014

ハードウェアのデータ収集を拒否する場合はチェックを外して「同意して続行」。

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ChromeOS Flex 126 007

ログインに使用するパスワードを選択して「次へ」。

Chromebookのパスワードを作成する を選択した場合はパスワードを設定。

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Googleがゴリ押ししている対話型AI「Gemini」について表示されるので「次へ」。

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ChromeOS Flex 126 021

テーマなどを任意で変更するか、必要なければ「スキップ」。

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セットアップが完了したら「始める」。

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ChromeOS Flexが起動する。

次回起動時からはログイン画面が表示される。

ChromeOS Flex のインストール

 

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Live USBでセットアップした場合は再起動してブートメニューから USBドライブを選択し、ログイン画面の「ChromeOS Flex をインストール」を選択。

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ChromeOS Flex のインストール画面が開くので「ChromeOS Flex をインストール」。

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ストレージのデータ抹消に関するダイアログが表示されるので「インストール」で実行。

 

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インストールが完了したら USBドライブを取り外してから再起動。

モニタがブラックアウトした場合は、デバイスを強制終了してから USBドライブを取り外して再起動する。

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ChromeOS Flex のウエルカム画面が表示されたら LiveUSBと同じ手順でセットアップ。

Googleアカウント入力時に @マークが入力できない時は USキーボードになっているので Shift + 2 で入力。

備考

Linuxを使用して Playストアを実装した ChromeOS Flexのインストールメディアを作成したり、Linuxの開発環境を有効にして Linux用のアプリをインストールできる上級ユーザーであれば実用的なデバイスにできるが、Flexのみで使用する分にはインストールできるアプリも限られており、Googleのサービスやブラウザで操作できるウェブアプリが中心になるため Windowsや Macのような汎用性はない。

無料の Windows代替え OSであれば ChromeOS Flexより Zorin OS のほうが実用的。

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