Chrome OS Flex のインストールと設定

ChromeOS-Flex-icon

Chrome OS Flex の特徴

  • Googleが開発している無料の ChromeOS
  • 古いパソコンを Chromebook として無償でリユースできる
  • Chromium OS ベースの オペレーティングシステム CloudReady の後継 OS
  • Playストアは利用不可
  • 代替えストア からダウンロードした APKもインストール不可

Chrome OS Flexは、使い勝手が微妙だった初期の Chromebookと同じで、Googleのサービスやブラウザで操作できるウェブアプリの利用には適しているが、Windowsや Mac、Linuxのような汎用性はない。

開発元

  • 開発元:Google LLC
  • 開発元の拠点:米国

ダウンロード

CloudReadyでサポートしていた ISOイメージファイルは提供されていない。

Chrome OS Flex for free のダウンロードページ からは Chrome OS Flex for free本体のダウンロードやインストールメディアは作成できない。

システム要件

バージョン 119.0 現在

  • CPU:Intel/ AMD 64-bit
  • RAM:4GB 以上
  • ストレージ:16GB 以上の空き

Intel の GPU [ Intel GMA 500 / 600 / 3600 / 3650 ]  はサポート外

動作テスト済みの認定モデル にインストールするデバイスが存在するか事前確認を推奨。

インストールメディアの作成

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Chromeウェブストア から Chromebook リカバリ ユーティリティ を「Chrome に追加」で 拡張機能を追加。

Chromebook Recovery-027

拡張機能 から Chromebookリカバリ ユーティリティ をクリック。

Chromebook Recovery-028

Chromebookのリカバリメディアの作成 ウィザードが起動するので「始める」。

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Chromebookの識別 になるので リストからモデルを選択 をクリック。

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メーカーを選択 のリストから Google Chrome OS Flex製品を選択 のリストから Chrome OS Flex を選択して「続行」。

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8GB以上 の USBメモリをパソコンにセット。

USB 3.0 以上の利用を推奨。

デバイスに保存されているデータは消去されるので事前に確認しておく。

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使用するデバイスを選択して「続行」。

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「今すぐ作成」でリカバリメディアを作成。

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プログラムをダウンロード後に解凍して USBメモリに書き込みを行う。

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書込みを開始する際にユーザーアカウント制御のプロンプトが表示されたら「はい」で許可。

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「完了」をクリックすると Chromebook リカバリユーティリティ が閉じる。

書込みに失敗する場合の基本的な対処法

対処法として 成功率が最も高いのは 別のパソコンを使用 で、経験則 では デスクトップ PC よりも ノート PC を使用したほうが成功する確率が高い。

「このファイルは無効です」 と表示される場合

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ChromeOS Flex installation guide にアクセスして Dowmload from Google にある ChromeOS Flex installer image のリンクから Zipファイルをダウンロード。

GoogleOS-Flex-103-002

Chromebookリカバリユーティリティを起動し、右上の 設定 から ローカルイメージを使用 を選択してダウンロードした Zipファイルを指定。

ChromeOS-Flex-003

8GB以上の USBメモリをパソコンにセットして書込みを実行。

ChromeOS Flex のインストール

OS2Go 4.0 003

ChromeOS Flexをインストールするパソコンに作成した USBドライブをセットし、起動時にブートメニューを呼び出して USBドライブから起動。

ブートメニューの呼び出しはキーはパソコン起動時のロゴ画面に表示されているはず。

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インストーラーが起動すると、ChromeOSに組み込まれているスクリーンリーダー ChromeVox に関するダイアログが表示されるので、読み上げが不要であれば「Close」。

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ChromeOS Flex のウエルカム画面が表示されたら、日本語化するため English(United States) をクリックし、言語キーボード日本語 に変更して「OK」。

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日本語 表示になったら「始める」。

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Live USB での利用は 試してみる、ストレージをフォーマットして ChromeOS Flexをインストールする場合は ChromeOS Flexをインストール を選択して「次へ」

インストール前に Live USBでの試用を推奨。()

既存OSとのデュアルブートは未サポート。

試してみる – Live USB

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Wi-Fi環境の場合はネットワークの接続設定をしてから、利用者を選択して「次へ」。

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Chromebook で Googleアカウントを使用する で「次へ」をクリックし、Googleアカウントにログイン。

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自動的に再起動して ChromeOS Flexが起動する。

次回起動時からはログイン画面が表示される。

ChromeOS Flex のインストール

ChromeOS-Flex-023

Live USBでセットアップした場合はログイン画面の「ChromeOS Flex をインストール」を選択。

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ChromeOS Flex のインストール画面が開くので「ChromeOS Flex をインストール」。

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ストレージのデータ抹消に関するダイアログが表示されるので「インストール」で実行。

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正常にインストールされていれば再起動後に ChromeOSが起動する。

インストール完了画面が表示されずに、モニタがブラックアウトした場合は デバイスを強制終了してから再起動する。

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ChromeOS Flex の ウエルカム画面が表示されたら LiveUSBと同じ手順でセットアップ。

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利用規約に問題なければ「同意して続行」。

診断と使用状況のデータ送信を拒否する場合はチェックを外して無効にする。
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デバイスの同期に同意。
Chrome OS Flex 116 016
ハードウェアのデータ収集を拒否する場合は、チェックを外して「同意して続行」。
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ディスプレイとテキストのサイズを設定。

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同じ Googleアカウントを使用している Androidデバイスが同一ネットワーク内にあると検出するので、接続する場合は「同意して続行」。

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テーマを選択。
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セットアップが完了したら「始める」。

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ChromeOSが起動したらインストール完了。

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