Synology Diskstation DS218 – NASのセットアップ

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多機能 NAS Synology Diskstation DS218 J のセットアップ

NAS (Network Attached Storage)は 外付けHDD のような感覚で使用できる ネットワーク HDD で、近年の NAS は 様々なアプリケーションを導入でき、ファイルサーバやメディアサーバーとして十二分に機能するようになった。

Synology は台湾の NAS 専門メーカーで、創業者の二人は Microsoft 出身。
本社は台湾で、米国・英国・独国・仏国・中国と日本に支社がある。

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Synology Diskstation DS218 J は 日本仕様になっており、日本語の分かりやすいガイドブック付き。
その他の付属品は HDDと筐体固定に使用するネジ、電源ケーブルと 1.5m の LANケーブルのみ。

アプリケーションをインストールすることで、 OneDrive や Dropbox のように PC と NAS で同期するフォルダを作成したり、メディアサーバー や 動画、音楽の管理・再生、写真などの画像管理のほか、 Resilio Sync のインストールも可能になっている。



スペック

CPUMarvell Armada 385 88F6820
RAMDDR3 512MB
ストレージベイ2ベイ
大きさ292 x 270 x 122 mm
重さ870g
外部ポートUSB3.0 x 2
OSSynology DiskStation Manager (DSM)  6.2.2

CPUの「Marvell Armada 385 88F6820」は 動作クロック 1.3GHz で2コアで、Synologyの独自OS「DSM」はセットアップ時に最新のバージョンがインストールされる。

Diskstation DS218 J スペックシート PDF link

RAID

Diskstation DS218 J はストレージベイが2つのタイプなので、サポートしているRAIDは Synology が開発した 「 Synology Hybrid RAID(SHR) 」のほか、「 Basic 」「 JBOD 」「 RAID 0  ( ストライピング )」「 RAID 1 ( ミラーリング ) 」が可能。

RAID については下記参照
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Redundant Array of Inexpensive Disks – RAIDの基礎知識

安定性や処理速度を高めるディスク構成 RAID ( Redundant Arrays of Inexpensive Disks )は「 レイド 」と読み、直訳すると「 安価なディスクの冗長配置 」。 冗長とは良く言えば「 […]

Synology Hybrid RAID(SHR)

Synology Diskstation DS218 で デフォルトになっている構成が Synology オリジナルの Synology Hybrid RAID(SHR) 。
初心者向けとして推奨されているRAID構成で、 1つのドライブに障害が発生してもデータを保持できる点は RAID1 と同じだが、 RAID1 は同一データを2つのドライブに書き込むため、ストレージサイズはサイズの小さなディスクサイズ(基本は同一サイズのドライブを使用)になるのに対し、 SHR はディスク内に複数のドライブを作成し、システムが自動的にドライブを組み合わせることで、異なるサイズのドライブを使用しても 冗長性と使用可能なストレージサイズを最大限に確保できるのが大きな特徴。

Basic

RAID構成のない通常のディスクとして使用するモードで冗長性はない。

JBOD ( スパニング )

複数台のドライブを1つのストレージとして使用する構成で 冗長性はなく、1台のドライブが故障すると全てのデータへアクセスできなくなるため、 Basic に比べてリスクは倍になる。
容量の異なるドライブを使用する際などに用いられることが多い。

利用可能なストレージサイズは、セットしたドライブの合計サイズ。

4TB + 4TB → 利用可能サイズ 8TB
4TB + 6TB → 利用可能サイズ 10TB

RAID 0  ( ストライピング )

複数台のドライブを1つのストレージとして使用し、データを分散させて書き込みを行うため、 JBOD に比べて 読み書きの速度が向上する。
冗長性はなく、JBOD と同様 Basic に比べてリスクは倍。

利用可能なストレージサイズは、セットしたドライブの合計サイズになるが、容量が異なるドライブを使用すると「最も容量が少ないドライブサイズ x セットするドライブ数」になる。

4TB + 4TB → 利用可能サイズ 8TB
4TB + 6TB → 利用可能サイズ 8TB

RAID 1 ( ミラーリング )

同一データを複数台のドライブに書き込むため、1つのドライブに障害が発生してもデータが消失しない 耐障害性に特化した構成。

DS218 J は2ベイなので、使用可能なストレージサイズはセットしたドライブの容量が少ない方のサイズになる。

4TB + 4TB → 利用可能サイズ 4TB
4TB + 6TB → 利用可能サイズ 4TB

Synology Diskstation DS218 J のセットアップ

Synology Diskstation DS218 に ドライブは付属していないので、使用環境に応じたストレージを用意できる。
RAIDを構成する場合 HDD は同容量で 回転率も同じドライブの利用が効率的で、同じベンダーで同じモデルの使用が推奨されている。

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筐体はプラスチックで チープでもなければ高級感があるわけでもないが、サイズは2ベイの割に大きく、92mmの比較的 大きな冷却ファンを搭載しており、室温20℃で数時間アップロードをしてもストレージの温度は30℃前後と安定している。

HDDの取り付けは、筐体はスライドしてカバーを外し、HDDはSATAに接続して付属のネジで固定するだけ。

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電源ケーブルとLANケーブルを接続してビープ音が鳴ったら、 Diskstation DS218 に接続した LAN と同一ネットワーク内にある パソコンでブラウザを開き、アドレスバーに find.synology.com  と入力。

find.synology.com

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問題なく接続できていれば Diskstation DS218 が検出されるので、セットアップするため「接続」をクリック。

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複数台の Synology Diskstation を使用している場合は 矢印をクリックして設定するモデルに切り替える。

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EULA(利用許諾契約)が表示されるので内容を確認の上、問題なければ「同意します」にチェックを入れて「OK」。

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ウエルカム画面になったら「設定」をクリック。

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「今すぐインストール」をクリックすると、Synology DiskStation の OS 「 Synology DiskStation Manager (DSM)  」の最新バージョンを自動的にダウンロードしてインストールが開始する。

「手動インストール」では インストールする DSM のバージョンなどを指定できるが、最新バージョンのインストールが推奨されている。

RAID の構成が OS のインストール前に行う習慣がついていると、いきなり OS のインストールになるので躊躇してしまうが、デフォルトの RAID アレイ「  Synology Hybrid RAID(SHR)」からの変更は OS 「 DSM 」のインストール後に行う。

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データ抹消のダイアログがでるので「理解しました」にチェックを入れて「OK」。

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インストールが開始する。

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「サーバ名」「ユーザー名」「パスワード」を任意で設定。

パスワードは6文字以上で、サーバ名・ユーザー名はいずれもスペースを使用しない半角英数を使用。

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「 QuickConnect 」は Synology DiskStation に インターネット を介して外部からアクセスする機能で、モデムのポート開放などの設定をする必要がなく、特定の URL にアクセスして「QuickConnect ID 」と「パスワード」で Synology DiskStation にログインが可能になる。

「 QuickConnect 」を使用する場合は「 Synology アカウント」の作成が必要なため「メールアドレス」「パスワード」と任意の「QuickConnect ID 」を入力して「「次へ」。

外出先などからアクセスする必要がなければスキップしても問題ない。

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「サービス規約」の内容を確認して問題なければ「同意します」にチェックを入れて「次へ」。

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続いて「プライバシーポリシー」が表示されるので確認の上、問題なければ「承認しました。」にチェックを入れて「次へ」。

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QuickConnect 用の URL が発行され、ブックマークアイコンをデスクトップにドラッグすると、ショートカットが作成される。

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「推奨パッケージのインストール」は Synology DiskStation に基本的な機能を持たせるアプリをインストールするもので、よく分からない場合はパッケージをインストール。

インストールするアプリを個別に選択する場合は「スキップ」。

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一通りの設定が完了。

念のため find.synology.com でデバイス検索できるようにするため チェックを入れて「移動」。

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OS の自動アップデートについての説明が表示されるので「了解」。

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「デバイス分析」はユーザーエクスペリエンス向上のための「匿名でのデータ収集」なので、拒否する場合は「いいえ、結構です!」を選択。

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Synology DiskStation の OS 「 DSM 」のクイックガイドツアーが終了すると Synology DiskStation が使用可能になる。

「QuickConnect ID 」を作成した場合は「 Synology アカウント」の作成時に入力したメールを確認。

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「 Please activate your Synology Account 」という Synology アカウントをアクティベートするためのメールが届いているので、本文の URLをクリック。

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「 Activate Account 」というページが表示された後、 Synology アカウントのページにリダイレクトされるので「 Start Now 」をクリック。

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Synology アカウント にログインすると モデル番号と設定した「QuickConnect ID 」が表示される。

Synology アカウントの管理ページはデフォルトで英語表記になっているので、フッターの「 English – Global 」を「日本語」に変更すると日本語表記になる。

Synology アカウント から サポートチケットの作成も可能。

RAID アレイの変更

Synology Diskstation DS218 J の RAIDアレイは デフォルトで  RAID1 を拡張した Synology Hybrid RAID(SHR)になっているため、 本来の RAID の目的である「 システム障害に備えた冗長化 」を図る場合は あえて変更する必要はないが、 リスクを承知の上で アレイを RAID 0 もしくは JBOD に変更する場合は、メインメニューの 「 ストレージ マネージャー」で行う。

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変更する際は RAID ボリュームを削除し、ストレージに保存されているデータは抹消されるため、RAIDアレイの変更は アプリのインストールやデータの保存前に実行する。

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ストレージマネージャーを開き 現在の「ストレージプール」を削除。

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データ削除の警告が出るので「はい」。

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既存のストレージプールを削除したら「作成」をクリック。

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ストレージプール作成ウィザードが開始するので、デフォルトの「より良いパフォーマンス」を選択して「次へ」。

アレイに Synology Hybrid RAID(SHR)を使用する場合や、複数のボリュームを作成する場合は「より高い柔軟性」を選択。

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RAID タイプをリストから選択したら「次へ」。

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RAID を構成するドライブを選択。

Synology Diskstation DS218J の場合は2ベイしかないので「 Basic 」と「 JBOD 」以外は全てのドライブを選択。

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ドライブデータの消去に対するメッセージが出るので「OK」。

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ドライブチェックの実行は「はい」を推奨。

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設定の最終確認をして「適用」で ストレージプール が作成される。

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ストレージプールが出来たら続いてボリュームを作成する。

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「ボリューム」の「作成」をクリック。

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「ボリューム作成ウィザード」が開始するので「カスタマイズ」を選択して「次へ」。

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「既存のストレージプールを選択」にチェックが入った状態で「次へ」。

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先ほど作成したストレージプールを選択して「次へ」。

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ストレージプールで「より良いパフォーマンス」を選択しているとボリュームの容量は最大なので「次へ」。

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設定の最終確認をして「適用」をクリック。

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ボリュームが作成されたら使用可能な状態になる。

ダイナミックDNS の導入による HTTPS 接続

Diskstation DS218J は デフォルト設定だと、外部からの接続に Synology のサーバを経由した「 QuickConnect 」を使用しており、通信は https プロトコル で 保護されている。

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QuickConnect を経由した接続は SSL で保護されている。

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ただし ローカルネットワーク上にある Diskstation にブラウザから IPアドレスでアクセスしている時は「保護されていない通信」になる。

閉鎖されたLAN内であれば特に問題はないのだが、LAN内でのアクセスを SSL で保護する場合は ダイナミックDNS ( DDNS )を取得して、hostsファイル( DNSよりも優先されるIPアドレスとドメインリスト)に IPアドレスとDDNSで取得したドメイン名を記述することで HTTPS 接続を確立できる。

DDNS を取得すると 外部からの接続で Synology のサーバを経由せず、ダイレクトに Synology NAS へアクセスできるため、通信が安定しやすいというメリットがある反面、ルーターのポートフォワーディングの設定やSSL証明書の取得などが必要になる。

ただ、Synology の DSM では DDNS や SSL証明書の取得が非常に簡略化されており、小難しい理屈をすっ飛ばして設定が可能になっている。

HTTPS接続の有効化

DDNSを有効にする前に HTTPS接続を有効にしておく。

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DSM の「 コントロールパネル 」を開き「 ネットワーク 」の「 DSM 設定 」タブにある「HTTP 接続を HTTPS に自動リダイレクトする」にチェックを入れる。

ついでにページの読み込みが早くなる「HTTP/2を有効にする」にもチェックを入れておく。

これでHTTPS接続が可能になる。

DDNSとSSL証明書の取得

一般的にブロードバンドルーターにはグローバルIPアドレスが動的に割り当てられるため、固定したグローバルIPアドレスが必要な場合は、高額な固定IPサービスや専用回線が必要だったが、ドメイン名に対して動的に変動するグローバルIPアドレスを変更する度にDNSサーバへ登録することで、登録ドメインからのアクセスを可能にしたものが DDNS ( 動的 ドメイン ネーム システム)。

DDNS でイメージしやすいのは郵便局のシステム。
郵便局では 転居の登録をすると郵便物を新住所に転送してくれるが、DDNS は名前(ドメイン)に紐付けられた 住所(グローバルIPアドレス)が変わる度に、郵便局へ届け出る(DNSへ登録)ような感じ。

Synology NAS では DSM から DDNS と SSL証明書 が取得できる。
ただし「 Let’s Encrypt 」は証明書を登録する際に ポート「80」を使用するので、ルーターが80ポートをブロックしている場合は通信許可が必要。
※ルーター設定は次項目のルーターのポートフォワーディング設定 参照

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DSM の「 コントロールパネル」から「 外部アクセス 」を選択。

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「 DDNS 」タブの「追加」をクリック。

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「 サービスプロバイダ 」のリストから DDNS を提供しているプロバイダを選択。
Synology も DDNS を提供しているので 取り敢えず 「 Synology 」に設定。

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「ホスト名」で 空欄に任意の文字列を入力して リストからドメインを選択したら「テスト接続」をクリック。

ドメイン名はオンリーワンなので「テスト接続」で「ステータス」が「このホスト名は使用されています。」と表示されたら、別の文字列かドメインで再設定。

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「ステータス」が「正常」であれば使用可能なので、「サービス利用規約と個人情報に関する方針」を確認後、問題なければチェックを入れて「OK」。

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続いて 無償のSSL証明書 を発行する 認証局「 Let’s Encrypt 」で作成した ドメインの証明書を取得するので「はい」。

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証明書の取得といっても Webサーバが再起動するだけで 設定項目などは一切なく、すべて DSM が自動的に処理してくれる。

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コントロールパネルの DDNS に ドメインが追加されていたら完了。

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証明書が取得できているか確認する場合は「 コントロールパネル 」の「セキュリティ」にある「 証明書 」タブを開くと、「 Let’s Encrypt 」が発行元の 追加したドメインが表示されている。

ルーターのポートフォワーディング設定

外部からDDNS でアクセスする場合は直接 Synology NAS へ接続することになるので、ルーター側に Synology NAS へ ポートの転送設定が必要。

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ポートフォワーディング は ルーターによって表示が異なり、 NEC の Aterm では 「 ポートマッピング 設定 」で行う。

「 LAN側ホスト 」には Synology NAS の IPアドレス、「 プロトコル 」は「 TCP 」、「ポート番号」 には アクセスするアプリケーションが使用しているポート番号を入力。

Synology サービスで使用するネットワーク ポート link

DSM へ HTTPS でのみアクセスする場合、ポート番号はデフォルトで「 5001 」。

※ ルーターのポートフォワーディング設定は使用するサービスごとに個別設定が必要。

接続の確認

ルーターのポートフォワーディング設定ができたら、HTTPS で 外部からの接続が可能になっている。
アクセスする際には取得したドメインにアクセスするサービスのポート番号を付加したアドレスを使用する。

media.diskstation.me のドメインで DSM へアクセスする場合は media.diskstation.me:5001

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同一ネットワーク内からだと通信エラーになるので、スマホやタブレットなどでモバイルネットワークを使用して通信テストをすると HTTPS接続で DSM へアクセスが可能。

複数台の Synology NAS を設置する場合

2台以上の NAS を使用して それぞれ DDNS を取得した場合、同じポート番号を使用すると DS File や ブラウザなどで 外部から DSM にアクセスすると ドメインが異なっていても 同じ NAS に接続する。

この現象は IPアドレスが自動取得 もしくは 静的IPアドレスで個別になっていても、ポート番号は DSM の初期設定で HTTPS は すべて 「 5001 」のため、そのままルーターのポートフォワーディングを設定してしまうと、ルーターで処理を行う際にポート番号という出口が同じため、優先順位の高いデバイスに接続するのが原因。

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複数台の Synology NAS で DDNS を使用する際は「コントロールパネル」の「ネットワーク」にある「 DSM設定 」タブの「DSMポート」で重複しないポート番号を割り当て、ルーターのポートフォワーディング設定を行えば問題は解消する。

Synology サービスで使用するネットワーク ポート link

hostsファイルの設定

hosts(ホスツ)ファイルは IPアドレスとホスト名の対応リストで、 DNS よりも優先されるので、ローカルの Synology NAS の IPアドレスを DDNS で 取得したホストに対応させることで、ローカルでも HTTPS接続 で DSM へアクセスが可能になる。

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hosts(ホスツ)ファイルは「Cドライブ」→「Windows」→「System32」→「drivers」→「etc」フォルダ内にある。

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hostsファイルはテキストエディタで開くのだが、直接開くと管理者権限の問題で保存できないので、一旦デスクトップにコピーしたものを編集してから上書きする。

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Synology NAS の IPアドレスの後に半角を空けてホスト名を入力。

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hostsファイルの設定が完了したら、ブラウザで「 (ホスト名):5001 」でアクセスするとローカルのPCからもHTTPS接続可能になる。

アプリケーションのインストール

アプリケーションは Diskstation DS218J で何をしたいのかによって異なってくるが、大別すると「 ファイル保存やバックアップに関するアプリ 」「 Diskstation DS218 の OS ( DSM )上でファイルを操作するアプリ」「サーバー機能の提供するアプリ」といった感じになる。

単にネットワークドライブとして使用するだけなら、特段にアプリをインストールする必要はなく、DSM 標準の「File Station 」で共有フォルダを作成して、PC側で作成したフォルダをマウントすれば利用できる。

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DSM で提供されているアプリケーションは「パッケージセンター」から入手する。

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Synology Diskstation DS218 J デスクトップアプリ 公式ダウンロードページ link

PCなどクライアントデバイス向けのアプリケーションは、 Synology の公式サイトからダウンロードが必要。

Diskstation DS218 の バックアップ

基本的にバックアップは NAS 側 ではなく、PCやスマホ側で行う処理で、NAS 内のデータと LUN ( Logical Unit Number )を丸っとバックアップするアプリは「 Hyper Backup 」のみになる。

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NAS の RAIDアレイ が ミラーリングになっているのは、ドライブに障害が発生してもデータを維持できるからで、 ドライブの障害時に適切な対応をしていれば、 NAS のバックアップは RAIDアレイ を構成しているドライブが2台同時に故障するという 非常に稀なケースへの対策になる。
ただ、RAIDアレイが ストライピングやスパニングの場合は、RAIDを構成していない通常使用よりも、理論的に障害の発生率が高くなるため、重要なデータであればバックアップは必須。

クライアントデバイスのバックアップ

Synology から提供されている「 Synology Cloud Station Backup 」は、デスクトップ用のバックアップアプリで、機能的には Google Backup & Sync の 保存先が Diskstation DS218 になったような感じ。

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Synology Diskstation DS218 J デスクトップアプリ 公式ダウンロードページ link

アプリのインストールは Synology ダウンロードセンターから「 Cloud Station Backup 」の「 Windows (exe) 」をクリックしてインストーラーをダウンロード。

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事前に Diskstation DS218 にバックアップ先の共有フォルダを作成してから「 Cloud Station Backup 」のインストールを行う。

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設定はバックアップ元とバックアップ先を指定するだけ。

ファイル同期とバージョン管理

「 Synology Drive 」はオンラインストレージのデスクトップアプリのように、作成した専用フォルダと Diskstation DS218 を同期する Synology 謹製のアプリケーション。

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セットアップ時の推奨パッケージに含まれているが、未インストールの場合は パッケージセンターから「Synology Drive Server 」をインストール。

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同期するためのフォルダをコントロールパネルで共有フォルダ作成後、「Synology Drive Admin コンソール 」で作成したフォルダを「チームフォルダ」として「有効」にする。

「チームフォルダ」で「有効」にしたフォルダはバージョン管理が有効になり、指定した変更履歴の状態へ復元が可能になる。

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Synology Diskstation DS218 J デスクトップアプリ 公式ダウンロードページ link

デスクトップアプリのインストールは Synology ダウンロードセンターから「 Synology Drive Client 」の「 Windows (exe) 」をクリックしてインストーラーをダウンロード。

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PC でインストーラーを起動してセットアップ。

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同期するフォルダを サーバとクライアントで指定して関連付けを行う。

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ローカルPC のストレージ容量を節約したい場合は ローカルPCにインストールした「 Synology Drive Client 」を開き、同期設定されているフォルダを選択して「同期規則」をクリック。

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「同期モード」タブで「オンデマンド同期を有効化してデスクスペースを節約します」にチェックを入れる。

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オンデマンド同期はローカルストレージを消費せず、使用するファイルのみダウンロードするので非常に効率的な反面、ファイルがクラウド上に保存されているためオフラインではファイルを開くことができず、ファイルを開く際も通信速度に依存し、回線速度が遅かったり、サイズが 10M を超えるようなファイルは開くまでにタイムラグが発生するなどのデメリットがあるので、使用環境に合わせた設定が必要になる。

オンデマンド同期が有効になっていると、同期したファイルやフォルダはすべて「 オンライン限定 」のクラウドアイコンになっており、使用する際にオンラインであればシームレスでダウンロードが実行されるが、オフラインではファイルを開くことが出来ない。
また、ローカルPCに保存されているフォルダやファイルは緑のチェックマークで表示される。

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ローカルPCに保存されたフォルダやファイルを再度 オンラインに戻す場合は、対象のフォルダ / ファイルを選択後にコンテキストメニュー(右クリックメニュー)の「 Synology Drive 」から「容量を開放する」を選択。

Resilio Sync の インストール

フォルダの同期のみであれば「 Synology Drive 」よりも「 Resilio Sync 」を使用したほうが、より柔軟なバックアップや同期が可能になる。
ただし、 Synology のパッケージセンターでインストールできる Resilio Sync は バージョン2.6.2 で、 Synology の NAS 特有の不具合として サイズが 2GB 以上のファイルを同期すると、タスクが 2GB で停止する既知の問題があるため、手動で最新アプリのインストールが必要。

Installing Sync on NAS Synology link

アプリのダウンロードリンクは Resilio Sync のヘルプセンター Installing Sync on NAS Synology link のページにあり、下へスクロールしていくと「 Download Sync 2.6 Packages For DSM 6.X 」という項目がある。

Diskstation DS218 で 使用している DSM は最新のバージョン 6.X で、CPUは Marvell Armada 385 88F6820なので、 DSM バージョン 6. X の 「 armada 38x 」をクリック。

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resiliosync_armada38x_DSM6_2.6.4.1344-1.spk というファイルがダウンロードされる。

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パッケージセンター の右上にある「手動インストール」をクリック。

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「参照」でダウンロードした spk ファイルを指定して「次へ」。

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デジタル署名の警告が出るので「はい」で続行。

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インストール後 Resilio Sync が起動すると プライバシー保護の警告が表示されたら「詳細設定」を開き、 xxx.xxx.xxx.xxx にアクセスする(安全ではありません)のリンクをクリック。

※ Resilio Sync の ウェブUI はデフォルトで http 接続になっており、保護された https にするためには Resilio Sync の構成ファイルで設定が必要なため、 Diskstation 側で ダイナミックDNS( DDNS )を導入して https 接続を確立しても Resilio Sync は http 接続になる。

Resilio Sync WebUIのHTTPS link

Resilio Sync の使い方や設定などの詳細は下記参照
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Resilio Sync のインストールと使い方

BitTorrent を使用した P2P タイプのファイル同期ツール Resilio Sync は BitTorrent Incが「 BitTorrent Sync 」として提供されていた BitTorrent プロトコ […]

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インストールした Resilio Sync を開いて 初期設定を行う。

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Resilio Sync にログイン。

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「読み取り専用」と「読み取り / 書き込み」を使い分けると 柔軟な同期 / バックアップ 設定が可能になる。

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Synology Diskstation DS218J – 多機能NASの活用法

メディアサーバやクラウドストレージ一元管理の設定方法 Synology Diskstation は 分かりやすい Synology 独自の OS 「 Synology DiskStation Manager (DSM)  […]


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