Google Driveのインストールと使い方


2012年4月、数年前から幾度と無く話題に登りながら、噂の域を脱していなかったGoogle提供のオンラインストレージ 通称「G-Drive」が、「Google Drive」という名称でサービスをスタートさせた。
当初はGoogleドライブに5GBの容量が割り当てられていたが、2013年5月にGoogleはGmail、Googleフォト、Googleドライブのストレージ統合を発表。
ユーザーには15GBの無料ストレージが与えられ、各サービスへの容量の割り振りが可能になった。
Googleドライブで利用できる最大ファイルサイズは5TBで、一般的な利用であれば無制限に近い。

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Googleドライブは基本的に、DropboxやSkyDrive(現OneDrive)、SugarSyncなど、ローカルPCと同期型のオンラインストレージサービスと同じで、PCだけでなくスマホやタブレットなどマルチデバイスに対応。
パソコンで使用する際には、デスクトップ用のアプリをインストールすることで、専用のフォルダが作成され、そのフォルダ内のデータはオンライン上の保存領域に同期される。

常駐アプリケーションなので、GoogleDriveフォルダ内のファイルが変更されると、オンライン上のファイルも最新のものへ更新される仕組み。
また、同一アカウントのGoogleドライブがインストールされている別のパソコンを起動すると、そのパソコンのGoogleDriveフォルダも自動的に同期され、同一ファイルが各PCのローカルディスクへ保存される。
機能的にはOneDriveと似ており、OneDriveがオンラインOfficeを使用してOneDrive内のOfficeファイルを編集できるのと同様、GoogleドライブもGoogleドキュメントを使用して編集が可能なほか、Gmailから添付ファイルを直接Googleドライブに保存したり、Googleフォトの画像ファイルの管理もできる。





Caution
Googleドライブは利用規約によってアップロードされたコンテンツの全世界的なライセンスをGoogleに付与することになる。

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Google は、ユーザーがドライブ アカウントでアップロード、共有、保存しているテキスト、データ、情報、ファイルなどのいかなるコンテンツの所有権も請求しません。Google の利用規約の目的は、Google がユーザーに必要なサービスを提供できるようにすることです。つまり、ユーザーがドキュメントを誰かと共有しようとしたり、それを別の端末で開いたりしたい場合に、Google はその機能を提供できます。

Googleドライブのヘルプにはプライバシーポリシーの説明として上記の掲載があるものの、問題の利用規約にはユーザーの所持するコンテンツについての以下の記載がある。

本サービスにユーザーがコンテンツをアップロード、提供、保存、送信、または受信すると、ユーザーは Google(および Google と協働する第三者)に対して、そのコンテンツについて、使用、ホスト、保存、複製、変更、派生物の作成(たとえば、Google が行う翻訳、変換、または、ユーザーのコンテンツが本サービスにおいてよりよく機能するような変更により生じる派生物などの作成)、(公衆)送信、出版、公演、上映、(公開)表示、および配布を行うための全世界的なライセンスを付与することになります。このライセンスでユーザーが付与する権利は、本サービスの運営、プロモーション、改善、および、新しいサービスの開発に目的が限定されます。

解釈の仕方によるが、「Googleは、コンテンツの所有権は求めないが、アップされたコンテンツは自由に使わせてもらいます。」という意味にも取れる。

ちなみにDropboxの利用規約では同様の箇所は以下のように規定されている。

Dropbox がお客様の情報をホストしたり、バックアップを行ったり、お客様のリクエストに基づき情報を共有する場合、Dropbox はお客様の許可を必要とします。本サービスは、写真のサムネイル、ドキュメントのプレビュー、メールの整理、ファイルの簡単な分類、編集、共有、検索などの機能もお客様に提供します。こうした機能およびその他の機能は、Dropbox がお客様の情報にアクセスし、情報を保存およびスキャンすることを必要とします。お客様が本サービスをご利用いただくにあたり、お客様はこうした権利を Dropbox に許可し、その許可権は Dropbox と提携している提携企業および認定サードパーティにも適用されます。

「許可」と「ライセンス」は同じ意味だが、Dropboxが許可の内容を具体的に記載してあるのに対し、Googleの利用規約にはコンテンツの複製や変更、保存など必要なライセンスの他に、(公衆)送信、出版、公演、上映、(公開)表示、および配布を行うための全世界的なライセンスを要求しているのが微妙。

ただ、もしGoogleがユーザーの非公開コンテンツを勝手に使用したら、Googleドライブだけでなく、Googleが提供しているサービスそのものの信用不信になり、それは広告収入を基軸としているGoogleのビジネスモデルの破綻を意味しているので、あまり神経質にならなくてもよい気もするが、Googleドライブを利用するならアップロードするコンテンツには注意したほうが賢明かも。

システム要件

バージョン2.34.5075.1619現在

OS:Windows7 以降
対応ブラウザ:Chrome(24以降)、Firefoxe(24以降)、IE(10以降)

※ブラウザに関しては最新バージョンの使用を推奨。
※CookieとJavaScriptは有効になってることが前提条件。

ソフトの入手先

Googleドライブ公式デスクトップアプリ ダウンロードページlink

Googleアカウント

GoogleDriveを使用するにはGoogleアカウントが必須なので、アカウントを持っていない場合は、事前にGoogleアカウントを取得しておく。

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GoogleアカウントはGoogleが提供しているGmail、YouTube、Google+、Chrome、Google Drive、カレンダーなどの各サービスを利用する際に必要で、1つのアカウントで全てのサービスを利用 … 続きを読む

Googleドライブのインストール

セットアップはほぼ自動的に行われるので、調子に乗って「次へ」をクリックしていると、「同期オプション」の設定を見逃してしまうので要注意。
GoogleDriveはデフォルトで C¥user¥ユーザー名の中にGoogleドライブというフォルダが作成され、インストール後にフォルダの場所を変更する設定項目はなく、エラーを発生させてからの対処になるため、インストール時に変更しておくことを推奨。

g-drive004

ダウンロードページにある「Download for PC」のリンクをクリックすると問題の利用規約が表示されるので、「同意してインストール」をクリック。

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googledrivesync.exeというインストーラーがダウンロードされるので起動して、セットアップを開始。

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セットアップが開始するとは「インターネットに接続」→「ダウンロード」→「インストール完了」の順序で進行していく。

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インストールが完了すると、続いてGoogleDriveの設定ウイザードが始まる。

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初めにGoogleアカウントに入力を求められるので、アカウントのメールアドレスとパスワードを入力。

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設定というよりも「使い方」が表示される。

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特に設定することもなく「次へ」をクリックしていると「以上で完了です。」という画面に切り替わるので、「同期オプション」を選択する。

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GoogleDriveフォルダの場所を変更する場合は、「同期オプション」で「フォルダの場所」をアクセスしやすい任意の場所に変更。
また、ローカルストレージの空き容量が少なく、すでにオンライン上のGoogleDriveにコンテンツが保存されている場合は、同期するフォルダを選択しておく。
ただし、選択できるのはフォルダのみで、GoogleDriveフォルダ直下にファイルを保存していると全てのファイルがダウンロードされてしまうため、ファイル数が多い場合は予めフォルダをフォルダを作成して整理しておくことを推奨。

1台のPCに複数のアカウントを作成し、数人で共有しているような環境の場合、GoogleDriveフォルダはデフォルトの場所を推奨。
場所を変更すると、他のアカウントでログインした状態でも、GoogleDriveフォルダ内が閲覧可能になる。

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設定が完了するとローカルとオンラインストレージの同期が開始。
すでにオンラインストレージにコンテンツが存在している場合は、ローカルにダウンロードされる。

使用方法

Googleドライブは常駐ソフトで、GoogleDriveフォルダ内のデータを自動的にオンラインストレージに同期するため、アプリケーションを操作することはほとんどない。

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Googleドライブが起動しているとタスクトレイにアイコンが表示される。
ファイルの同期中はアイコンが輝いたようになる。

 

GoogleDriveフォルダはデスクトップにあるショートカットや、ファイルエクスプローラーの左ナビゲートの「お気に入り」、タスクトレイのGoogleDriveアイコンなどからアクセスでき、同期するファイルをフォルダ内に移動もしくは保存する。

基本設定

GoogleDriveでカスタマイズできる項目は少なく、同期オプションと起動時の設定、右クリックメニューへの追加くらいしかない。

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設定を確認するにはタスクトレイのGoogleDriveアイコンをクリックし、上図赤枠部分「︙」をクリック。表示されるメニューから「設定」を選択。

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「同期オプション」ではオンライン上のGoogleDriveに保存されているデータをフォルダ単位で選択でき、選択したフォルダのみがローカルストレージのGoogleDriveフォルダと同期する。

「マイドライブのすべてを同期」を選択すると、オンライン上のGoogleDriveに保存されている全てのデータをローカルのGoogleDriveフォルダにダウンロードして同期するため、ローカルストレージの空き容量に注意が必要。

同期の選択はフォルダ単位で、GoogleDriveフォルダ内もファイルは全て同期される。

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「アカウント」のタブでは現在の使用容量と空き容量が円グラフで表示される他、「アカウントの切断」と「容量のアップグレード」が可能。

当然ながらアカウントを切断するとファイルやフォルダは同期されなくなるが、切断後もローカルのGoogleDriveフォルダ内のデータは維持される。

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切断したアカウントを再接続するには、タスクトレイの暗転したGoogleドライブのアイコンをクリックし、「ログイン」をクリックするとインストール時の設定ウイザードが開始する。

ファイルの同期に失敗するようなら、一旦アカウントを切断して再接続することでとエラーが解消する可能性がある。

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「詳細」タブではプロキシや帯域制限などの他、3項目のシステム設定ができるが、通常は初期設定のままでOK。

同期

Googleドライブの最も基本的な機能であるファイルの同期は、GoogleDriveのアプリケーションをインストールするだけ。

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初期設定で起動後に同期が開始するようになっているので、特別な操作は一切必要ない。
GoogleDriveフォルダ内でのフォルダやファイルの新規作成・移動・削除・編集についても、通常のフォルダと変わらないので、特にオンラインストレージを意識することはない。

ファイルやフォルダのアップロード

Googleドライブフォルダを使用せず、直接ウェブ版のGoogleドライブにファイルをアップロードする場合は、ブラウザでGoogleドライブにアクセスする。

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上部にある「マイドライブ」のドロップダウンメニュー、もしくはGoogleドライブ内で右クリックメニューを出して、「ファイルのアップロード」または「フォルダのアップロード」を選択するか、ファイルやフォルダをGoogleドライブにドラッグ・アンド・ドロップすることでもアップロード可能。

ファイルやフォルダのダウンロード

ウェブ版のGoogleドライブから直接ファイルやフォルダをダウンロードする場合も、ブラウザでGoogleドライブにアクセスする。

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ダウンロードするファイルやフォルダを選択し、右クリックメニューから「ダウンロード」を選択するか、上部のメニューアイコンの「︙」から「ダウンロード」を選択する。

バージョン管理とリストア

ファイルの共同作業をはじめ、ファイルのバージョン管理は多くの場面で必要になるが、Googleドライブには「版を管理」という項目でバージョン管理が可能になっている。

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ファイルを以前バージョンに戻す(リストア)する場合は、ウェブ上のGoogleドライブで操作が必要なため、タスクトレイのGoogleDriveアイコンをクリックし、「ウェブ上のGoogleドライブにアクセス」を選択。

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ウェブ上のGoogleドライブでは右クリックメニューが有効なので、復元したいファイルを選択して右クリックメニューを表示し、「版を管理」を選択する。

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選択したファイルのバージョンが表示されるので、復元するバージョンの「︙」をクリックしてメニューから「ダウンロード」を選択。

保存されるバージョンは最大30日で、バージョン履歴が100を超える場合は30日以内であっても古いバージョンから削除される。
ただし、「この履歴を削除しない」にチェックを入れた履歴は残されるので、復元ポイントとして利用できる。

共有

Googleドライブに保存されているファイルは、ウェブ上のGoogleドライブだけでなく、ローカルのGoogleドライブフォルダからも、共有相手のGoogleアカウント取得に関係なく、共有することができる。

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ローカルのGoogleドライブに保存されているファイルを共有する場合は、ファイルを選択して右クリックメニューの「Googleドライブ」→「共有」。

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共有設定の画面が開くので、右下にある「詳細設定」をクリック。

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共有されていないファイルは「非公開」になっているので「変更」をクリック。

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共有には「一般公開」「リンクを知っている全員」「特定のユーザー」の3種類があり、目的にあった設定を選択する。
「一般公開」は記載がある通りインターネット上に公開。
「リンクを知っている全員」はGoogleアカウント不要でリンクからファイルへのアクセスが可能。
「特定のユーザー」はオーナーが指定したGoogleアカウントを取得しているユーザーのみファイルへのアクセスが可能で、共有相手はファイルへのアクセス時にGoogleアカウントでログインが必要になる。

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「ウェブ上で一般公開」「リンクを知っている全員」を選択した場合は、「アクセス」の項目でアクセス権限を「編集者」もしくは「閲覧者」から選択する。

閲覧者と編集者の違いは、共有したファイルのアクセス権限変更の可否のみで、オーナーがダウンロードや印刷の制限をかけていないかぎり、閲覧者もファイルのダウンロードや印刷が可能。

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編集者によるアクセス権の変更禁止や、閲覧者のダウンロード・印刷の禁止などの設定は、共有設定画面の下部にある「オーナー設定」で行う。

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Googleアカウントを取得している場合、共有されたファイルはウェブ上のGoogleドライブで共有アイテムの中に格納されており、共有アイテムの中にあるファイルを「マイドライブ」にドラッグすることで、ローカルのGoogleドライブにファイルがダウンロードされ、ドライブ内のファイルを編集すると共有元のファイルも更新される。
また、オーナーが共有ファイルを削除した場合、共有していたユーザーのGoogleドライブからもファイルが削除される

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Googleドライブではファイルのオーナー権限を譲渡でき、共有設定の詳細設定でアクセス権限から「オーナー」を選択する。
ただし、ファイルによっては「オーナー」が選択できない場合がある。
また、オーナー権限を譲渡すると、共有しているユーザーの削除や公開設定の変更、Googleドライブからファイルを完全に削除することなどができなくなる。

フォルダのオーナー権限を譲渡した場合、オーナーの権限がフォルダにあり、フォルダ内のファイルのオーナー権限は変更されない。









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