Everythingは無料の高速ファイル検索ツール。
Everything の特徴
- ファイル名とフォルダー名のインデックスのみを作成するためデータベースの構築が高速
- インデックスをリアルタイムで更新
- ネットワーク上のパソコンやサーバ内の検索をサポート
開発元
- 開発者:David Carpenter 氏
システム要件
- バージョン:1.4.1
- OS: Windows XP/ Vista/ 7/ 8/ 10/ 11
ダウンロード
インストールと設定
公式サイト から 64bit 環境は Download Installer 64-bit をクリックしてインストーラーをダウンロード。
ダウンロードしたインストーラーを起動し、セットアップで使用する言語を選択して「OK」。
使用許諾契約書に問題なければ「同意する」。
インストール先を確認して「次へ」。
設定データの設置場所 と NTFS indexing の設定もデフォルトのまま「次へ」。
Everything で NTFSボリュームをインデックス化するためには Everythingサービスをインストール か 管理者権限で実行 にする必要があり、検索をスムーズに実行するためには ファイル検索に必要な権限をユーザーに付与する Everythingサービスをインストール を選択。
インストールのオプションもデフォルト設定で「インストール」。
ユーザーアカウント制御のプロンプトが表示されるので「はい」で許可。
「完了」でセットアップが完了。
Everything が起動する。
設定
ショートカットキーの割当は メニューバーの ツール から オプション を選択。
検索語が未入力時に表示されるインデックスが非表示にする場合は、結果 にある 検索ワードが未入力のとき、結果を隠すを有効にする。
背景を 1行ごとにグレーにして縞模様にする場合は 表示 の 交互別色表示 を有効にする。
文字サイズは 表示 の テキストサイズ で変更。
ショートカットキーの割当て
ツール から オプション を開き、キー割当 のメニューで 新規検索ウインドウキー に任意のキーを割り当てると、設定したホットキーで Everythingを呼び出せる。
キーの割当には Windowsや他のアプリが使用していないキーの組み合わせを使用する。
ネットワークドライブの追加
オプション の 検索データ にある フォルダ を選択して フォルダの「追加」をクリック。
ファイルエクスプローラの ネットワーク から検索対象に追加するフォルダを選択。
ネットワーク に表示されていない時は フォルダー にパス を入力。
フォルダ に検索対象にするネットワークドライブをすべて追加したら「OK」。
ネットワーク上のパソコンを検索(ETP/FTP サーバ 機能)
検索対象のデバイス(サーバ)にインストールした Everythingを開き、 オプション の ETP/FTP サーバ を選択して ETP/FTP サーバを有効 にチェックを入れる。
ETP/FTP サーバ ユーザー名・ ETP/FTP サーバ パスワードを空白にすると、クライアントから認証無しでアクセスが可能になるため使用環境に応じて設定。
検索するデバイス(クライアント)にインストールした Everythingを開き、メニューバーの ツール から ETP サーバに接続 を選択して接続するホストの情報を入力。
ホスト名 は Windowsのシステム情報に表示されている「デバイス名」で、サーバ側で ETP/FTP サーバ ユーザー名・ ETP/FTP サーバ パスワード を設定した場合は設定した情報を入力し、未設定の場合は ホスト名 と パス表記方法 のみ編集。
パス表記方法(クライアントがサーバにアクセスするリンクの種別)
- C:
サーバと同じパスでファイルへのアクセスは不可。 - \\Server\C
Windowsの共有機能を使用。※デフォルト設定
ファイルへアクセスはサーバ側のパソコンでドライブとフォルダの共有設定が必要。
- \\Server\C$
デフォルトの管理ドライブを共有で、使用する場合は UACを無効にする。 - ftp://host/C:
FTPリンクでファイルへ アクセスし、サーバ設定で「FTPのダウンロードを許可する」が有効になっているとウェブブラウザを使用してダウンロードが可能。
クライアントからサーバの検索だけを行い、ファイルへアクセスしないのであれば、リンクの種類は デフォルト設定を使用。
サーバは複数登録が可能だが検索する際はホストの切り替えが必要。
サーバからローカルの検索に戻す場合は ツール の ETP サーバから切断 を選択。
セキュリティソフトがネットワークを監視している場合は Everything からのアクセスを許可する。
Everything の 使い方
Everything は 部分一致検索(あいまい検索)が有効になっているので、検索キーワードが含まれているファイルが抽出され、検索演算子 も利用できる。
検索演算子
- AND 検索
複数の検索語をすべて含む検索を行う場合は 検索語を半角スペースで区切る - OR 検索
複数の検索語のいずれかの検索語を含む検索を行う場合は 検索語を|(バーティカルライン)で区切る。 - NOT 検索
検索語を除外した検索を行う場合は 検索後の前に!(エクスクラメーション マーク)を付ける。
詳細は メニューバーの ヘルプ から 検索仕様 を参照。
検索はパスを入力することで検索範囲の絞り込みが可能。
Dドライブ内 を検索する場合は d:\
Dドライブの MUSIC フォルダ内にある walk を含んだ MP3 を検索する場合は d:\music\ walk .mp3
メニューバーの 検索 では英字の大文字と小文字の区別や、単語の完全一致などのほか、検索対象を オーディオ・圧縮ファイル・ドキュメントなどのフィルタで絞り込むこともできる。
ブックマーク
使用頻度の高い検索条件はメニューバーの ブックマーク から ブックマークを追加 で登録できる。
名称 に登録するブックマークの名前を入力して 検索 ルールを設定。
検索範囲の指定や隠しファイル などを対象から外す場合などは デフォルトの検索文字欄 に入力。
検索の対象を ETPサーバ に変更してサーバの ホスト名 を入力するとブックマークから 1クリックで ETP サーバに接続できる。
動画で見るインストールと使い方
備考
Windows 7までは処理が遅く、Windows 10以降はローカルとインターネットが混在して余計なコンテンツ表示もある Windowsの検索の定番代替ツール。
シンプルにローカルとマッピングしたネットワーク上のフォルダを高速検索でき、作業効率が大幅に向上する。
Start 11 の検索は Everythingとネイティブに統合されているため、スタートメニューの検索バーで Everythingの検索結果を表示できる。
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