Googleドライブは Google が提供する無料のオンラインストレージサービス。
Googleドライブの特徴
- 無料で利用できるストレージが大容量
- 保存したファイルはバージョン管理からの復元や共有が可能
仕様
- ストレージ容量:無料プラン 15GB (Gmail / フォト と共用)
- アップロードサイズ上限:5TB
- ファイル同期:有
- バックアップ機能:有
- オンデマンド同期:無
- バージョン管理とリストア機能:30日 または 100版
- アカウント放棄時の自動削除:2年(ドライブの容量超過状態が 2年以上継続した場合も削除)
開発元
- 開発元:Google LLC
- 開発元の拠点:米国
システム要件
ブラウザ は 最新バージョン と 1つ前のバージョンのみサポート。
アクセス
Googleのトップページ を開き、右上にある アプリメニューから ドライブ を選択するか、https://drive.google.com/ へ直接アクセスする。
他のバージョン
ウェブ版 Googleドライブ の使い方
左サイドパネルで表示を切り替える。
- ホーム
閲覧や作成・変更などの条件からユーザーが使用すると推測されるアイテムを自動的にリストアップする。
※以前に表示されていた「候補リスト」と同じで、任意のファイルを表示することはできない。 - マイドライブ
同期型オンラインストレージ。 - パソコン
ローカルファイルのバックアップ。
候補リスト は非表示にできたが ホーム は非表示できないため、必要なければ 設定 で スタートページ を マイドライブ に変更する。
マイドライブ に新規フォルダを作成 する場合は + 新規 アイコンか、上部にある マイドライブ のドロップダウンメニュー から選択。
パソコン には パソコン版 Googleドライブ で同期設定をしたローカルフォルダが保存されており、デフォルト設定でデバイス名は マイ パソコン になるので、マイパソコンのコンテキストメニューから 名前を変更 でデバイス名を編集。
同期設定されたローカルフォルダは直接編集でき、編集した内容は同期元のフォルダへも反映される。
ダウンロード/ アップロード
ファイル/ フォルダを選択後、右上の 3点リーダーから ダウンロード を選択するか、コンテキストメニューから ダウンロード を選択。
マイドライブ・パソコン に保存されているファイル/ フォルダはすべてダウンロードできる。
Googleドライブにアップロードする場合は、マイドライブ を選択した状態でアイテムを Googleドライブにドラッグするか、マイドライブや新規メニューのアップロードからアイテムを指定する。
アップロードは マイドライブ にのみ可能。
バージョン管理(版の管理)と リストア
過去のバージョンに巻き戻す場合は、対象ファイルのコンテキストメニューを開き、ファイル情報 から 版を管理 を選択。
Googleドキュメント に関連付けられているファイルは ファイル情報 に 版の管理 がなく、ファイルを開いてからロールバックする。
保存されてるバージョン履歴が表示されるので、復元するバージョンの 3点リーダーから ダウンロード。
保存されるバージョンは 最大30日 で、バージョン履歴が100を超える場合は 30日以内であっても古いバージョンから削除される が、この履歴を削除しない にチェックを入れた履歴は削除されないため、 復元ポイントとして利用できる。
共有
マイドライブ・パソコンから共有するファイルを選択し、コンテキストメニューの 共有 から 共有 または リンクを取得 を選択。
共有 を選択すると Googleドライブの共有ダイアログ が開くので、アクセスできるユーザーを設定するか、一般的なアクセスでアクセス権限を設定して「リンクをコピー」で共有リンクを取得する。
- ユーザーやグループを追加
Google 連絡先 に登録している グループ(ラベル)やユーザー名を入力するか、直接メールアドレスを入力し、送信先のメールアドレスが Googleアカウントで使用されている場合は相手の Googleドライブに共有ファイルとして追加され、Googleアカウントで使用されていないアドレスの場合は共有ファイルへアクセスできるリンク付きのメッセージが送信される。 - 一般的なアクセス
「制限付きユーザー」と「リンクを知っている全員」があり、制限付きユーザーは「ユーザーやグループと共有」に登録した相手のみアクセスできる。
ユーザーやグループを追加 で 共有相手の Googleドライブ に追加される場合 メールは送信されず、相手先のデバイスで 通知 が表示される。
ユーザーやグループを追加 に共有相手を入力した場合と、一般的なアクセス で リンクを知っている全員 を選択した場合は共有先のアクセス権限を選択。
閲覧者 と 編集者 の違いは共有ファイルのアクセス権限変更の可否のみで、オーナーがダウンロードや印刷の制限をかけていないかぎり、閲覧者もファイルのダウンロードや印刷が可能。
コメントは共有したファイルに Googleドキュメントやスプレッドシートを使用してコメントのみ挿入でき、制限がない場合はダウンロードや印刷も可能になる。
共有ファイルのアクセス権限は 設定 で編集。
自分が共有したファイルには 共有アイコン が表示される。
共有の解除は 共有したファイルの 共有 設定を開き、権限リストから アクセス権を削除 を選択。
リンクを知っている全員 で共有したファイルは 制限付き に変更。
招待された共有ファイルは左サイドパネルの 共有アイテム に表示される。
備考
Googleドライブは 2012年 4月に Googleドキュメントにアップできるファイルの制限がなくなっ た形でリリースされたもので、当時のクラウドストレージサービスで大きくリードしていた Dropboxと比較して、ストレージ容量が勝っている以外に優位な点がなく、利用規約に「アップロードしたファイルの所有権はユーザーとGoogleが所有する」と記載があるなど当初はとても残念なサービスだったが、Androidの普及によって Gmailと同様に大きくシェアをばし、現在は機能的にも他のクラウドストレージに劣らないサービスになっている。
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