Google Drive Backup & Sync は 2022年 1月 19日でサービスの提供が終了し、後継アプリとして パソコン版 Googleドライブ がリリースされている。
パソコン版 Googleドライブへの移行
バックアップと同期 を起動するとパソコン版 Googleドライブに関するダイアログが表示されるので、「使ってみる」をクリックして Googleドライブへのログイン画面が表示されたら「ブラウザでログイン」。
このアプリをGoogleからダウンロードしたことをご確認ください と表示されるので「ログイン」するとパソコン版 Googleドライブが利用可能になる。
バックアップと同期 の削除に関するダイアログが表示されたら「OK」で削除。
Google Drive Backup & Sync
- インストール時に作成される「 Googleドライブフォルダ」内のデータをクラウドストレージに同期
- 指定した任意フォルダの自動バックアップをサポート
- バックアップしたフォルダはバージョン管理が可能
開発元
- 開発元:Goolge
- 開発元の拠点:米国
システム要件
- バージョン:3.53
- OS:Windows7 以降
- 対応ブラウザ:Chrome/ Firefox/ IE11/ Edge/ Safari
ブラウザは最新バージョン と 1つ前のバージョンのみサポート。
ダウンロード
- ダウンロード不可
インストールと設定
公式サイト から 個人 の ダウンロード をクリック。
Google利用規約 に問題なければ「同意してダウンロード」をクリック。
ダウンロードしたインストーラーを起動し、ユーザーアカウント制御のプロンプトが表示されたら「はい」で許可。
インストールが完了したら「閉じる」をクリック。
バックアップと同期 の初期設定ウイザードが開始するので「使ってみる」をクリック。
Googleアカウントでログイン。
「OK」をクリック。
詳細 は Googleドライブのヘルプページが開く。
バックアップするフォルダの選択。
デフォルトでは デスクトップ・ドキュメント・画像 が選択されており、フォルダを選択 から任意のフォルダを指定でき、変更 でバックアップから除外するファイル形式の指定なども可能。
写真と動画を Googleフォトにアップロード にチェックを入れなければ、画像ファイルは Googleドライブに保存されるだけで Googleフォトには表示されない。
Googleフォト は Googleドライブのフロントエンドのような機能で、「写真と動画を Googleフォトにアップロード」を有効にすると、同期した画像・動画ファイルは Googleフォトに追加される。
写真と動画のアップロードサイズ で 高画質 にすると 1600万ピクセル を超える画像は 1600万ピクセルまで縮小され、解像度 1080p 以上の 動画は 1080pまで圧縮される。
アップロードサイズを高画質 に設定すると ストレージ容量を消費せず 無制限で 画像・動画ファイルを保存できていたが、2021年 6月より 高画質 でも ストレージを消費するようになった。
Googleドライブに同期するフォルダを作成するので「OK」をクリック。
マイドライブをこのパソコンに同期 を有効にすると、オンライン上の Googleドライブ で マイドライブ の項目に属しているオブジェクトが同期される。
フォルダの同期先は初期設定で Cドライブのユーザーフォルダ内に作成される Googleドライブ フォルダで、「変更」から保存先を編集できるが セットアップ後の変更不可。
マイドライブ 内の一部オブジェクトの同期は これらのフォルダのみ同期 を有効にして同期するオブジェクトを指定。
Googleドライブフォルダは自動生成されないため、フォルダの同期先にドライブのルートフォルダを指定すると、Googleドライブと指定したドライブが統合され、 指定ドライブが Googleドライブになってしまう。
Googleドライブと同時にウェブアプリケーションの Googleドキュメント/ スプレッドシート/ スライドのショートカットがデスクトップに作成される。
Googleドライブ バックアップと同期 の使い方
バックアップと同期 はバックグラウンドで動作し、システムトレイに 雲アイコン で表示される。
雲アイコンをクリックするとメニューが表示され、Googleドライブフォルダ・オンライン Googleドライブ・Googleフォト・設定 へアクセスできる。
設定 には 基本情報・ヘルプ・フィードバックを送信・一時停止・設定・バックアップと同期を終了 の項目がある。
- 基本情報
「バックアップと同期」のバージョンや利用規約。 - ヘルプ :
Googleドライブ のヘルプページへのリンク。 - フィードバックを送信 :
Google への意見や要望 , 障害レポートなどを送信。 - 一時停止 :
「バックアップと同期」の一時停止。 - バックアップと同期 を停止
「バックアップと同期」のプログラムを終了。
終了させた バックアップと同期 は、スタートメニューの Backup and Sync from Google から起動できる。
設定... ではセットアップ時の設定内容を変更できる。
Googleドライブ の項目では同期したアイテムを削除した際の処理を設定できる。
- 常に両方のコピーを削除する
ローカルPCで削除したファイルは Google ドライブ のバックアップからも削除される。 - 両方のコピーを削除しない
ローカルPCで削除してもバックアップデータが保存されたままになる。 - 両方のコピーを削除する前に確認メッセージを表示する
削除する前に確認するメッセージが表示される。
共有
ファイルの共有は Googleドライブ フォルダに保存されているファイルのコンテキストメニューから Googleドライブ の 共有 を選択。
共有設定の画面 が開くので、右下にある 詳細設定 をクリック。
オーナー設定 で アクセス権・ダウンロード・印刷の禁止などの設定を行う。
共有されていないファイルは 非公開 になっているので 変更 をクリック。
共有には ウェブ上で 一般公開・リンクを知っている全員・特定のユーザー の 3種類があり 目的にあった設定を選択する。
- 一般公開
インターネット上に公開。 - リンクを知っている全員
Google アカウント不要でリンクからファイルへのアクセスが可能。 - 特定のユーザー
オーナーが指定した Google アカウントを取得しているユーザーのみ ファイルへのアクセスが可能で 共有相手はファイルへのアクセス時にGoogle アカウントでログインが必要になる。
ウェブ上で一般公開/ リンクを知っている全員 を選択した場合は アクセス の項目でアクセス権限を選択する。
閲覧者 と 編集者 の違いは共有したファイルのアクセス権限変更の可否のみで、オーナーがダウンロードや印刷の制限をかけていないかぎり、閲覧者もファイルのダウンロードや印刷が可能。
コメントは共有したファイルに Googleドキュメントやスプレッドシートを使用してコメントのみ挿入でき、制限がない場合はダウンロードや印刷もできる。
バックアップファイルへのアクセス
ウェブ版 Googleドライブ の パソコン にはバックアップが有効になっているデバイスが表示され、各デバイスはコンテキストメニューで 名前を変更できる。
追加されたデバイスをクリックして開くとバックアップに指定したフォルダが表示され、フォルダ内にバックアップファイルが保存されている。
バックアップファイルもバージョン管理とリストアが可能で、30日以内の変更履歴から復元できる。
備考
従来の GoogleDrive デスクトップアプリは同期フォルダ内に保存されたデータのみ同期されたが、Google Drive Backup & Syncはデスクトップやドキュメントなど任意フォルダの自動バックアップとバージョン管理が可能になり、利便性が大きく向上している。
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