GParted Free Partition Manager のセットアップと使い方

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GParted の特徴

  • Linuxベースの無料ブータブルパーティションエディタ
  • Live CD/ Live USBで起動するためパソコンへのインストールが不要
  • ディスクのデータを保持したままパーティションのサイズ変更・コピー・移動・削除・作成ができる
  • オープンソースで開発

開発元

  • 開発者:Curtis Gedak 氏

ダウンロード

システム要件

  • バージョン:1.5.0
  • OS:Windows/ Mac/ Linux
  • RAM:320MB以上
  • 書込み可能な CD-R または USBメモリ

Live USB作成

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公式サイトStable Releases から、使用しているパソコンが 64-bit環境の場合は Download GParted – Live -1.5.0-1-amd64.iso のリンクをクリックしてファイルをダウンロード。

32 Bit 環境は Download GParted – Live -1.4.0-6-i686.iso をダウンロード。

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USBメモリをセットして Rufus を起動し、「選択」からダウンロードした  Download GParted – Live -1.5.0-1-amd64.iso ファイルを指定して ブータブルUSBを作成。

Rufus については Rufus のインストールと使い方 を参照。

Live CDを作成する場合は ImgBurn BurnAware を使用してブランクディスクに書込む。

Live USB の起動

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パソコンの起動時にブートメニューを呼び出し、GPartedの Live USBを選択して起動。

ブートメニューが呼び出せない場合は UEFI/ BIOS を開き、Boot メニューで UEFI :~ の USBメモリをファーストブートに設定後、保存して再起動。

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GPartedが Liveモードで起動したら GParted Live(Default settings)選択して Enter キー。

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デフォルトの Dont’t touch keymap を選択して Enter キー。

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言語選択が表示されるので Japanese の 15 を入力して Enter キー。

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日本語の設定が読み込まれ、Enter Command line prompt と表示されたら X と入力して Enter

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GPartedが起動する。

GParted の使い方

GParted はディスクのデータを維持したままパーティションのサイズを変更できるが、万が一に備えて必ずバックアップしてから実行する。

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パーティションの作成・削除・サイズ変更・フォーマットは、対象の パーティションやドライブを選択後、メニューバーの  パーティションや ツールバー のほか、コンテキストメニュー(右クリックメニュー)からも操作できる。

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現在選択されているドライブは右上に表示され、複数のドライブが接続されている場合は下ペインにリストが表示されるのでクリックして選択。

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基本操作は 処理を追加 して 実行 という手順で、実行するまで処理は反映されないが、一度追加した処理は後から編集できないため、直前の操作に戻す で編集する処理まで戻ることになる。

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追加した処理は すべての操作を適用 ボタンをクリック。

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ダイアログが表示されたら「Apply」をクリックして処理を実行。

リサイズ/ 移動

パーティションの リサイズ/ 移動 では既存パーティションのサイズ変更と、パーティションの前後に空き領域を作成してパーティションを移動することができる。

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リサイズ/ 移動 を行う場合は対象のパーティションを選択後、ツールバーの リサイズ / 移動 を選択するか、コンテキストメニューから リサイズ / 移動 を選択。

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上部の◀▶を移動するか、パーティションサイズを直接入力してサイズを変更し、設定が完了したら「すべての操作を適用」で実行。

前方の空き容量 に数値を入れるとパーティションの移動も可能だが、システムドライブでは OSの起動に失敗するリスクがある

パーティションテーブルの作成

ドライブが 未フォーマット の場合はパーティションテーブルの作成を行ってから、パーティションを編集する。

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パーティションテーブルの作成はメニューバーの デバイス から パーティションテーブルの作成 を選択。

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ダイアログが表示されたら作成する パーティションテーブルの形式 を選択して「Apply」。

新規パーティション

新規パーティション は未割り当て領域に新たなパーティションを作成する。

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新規パーティション作成 アイコンは 未割り当て領域 を選択した際にクリック可能になる。

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新規パーティションでは作成するパーティションの サイズ種類ファイルシステム を選択し、設定が完了したら「すべての操作を適用」で実行。

パーティションの削除

既存のパーティション を削除する。

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既存パーティションを削除する場合は、削除する パーティションを選択後 削除 アイコンをクリックし、設定が完了したら「すべての操作を適用」で実行。

GParted の終了

パーティションの編集が完了して GParted を終了させる場合は Exit アイコンを使用する。

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Exit アイコンをダブルクリック。

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ダイアログが表示されるので Shutdown(終了)を選択して「OK」。-

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Enter キーを押すと終了する。

UEFI / BIOSの Boot設定を変更した場合は 1stBoot を元の設定に戻す。
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