GParted のセットアップと使い方

gparted-icon

GParted(GNOME Partition Editor)は パソコンへのインストールが不要な Linuxベースの無料ブータブルパーティションエディタ。

GParted の特徴

  • Live CD/ Live USBで起動
  • ディスクのデータを保持したままパーティションのサイズ変更・コピー・移動・削除・作成が可能
  • オープンソースで開発

利用前にデータのバックアップを推奨。

開発元

  • 開発者:Curtis Gedak 氏

ダウンロード

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システム要件

  • バージョン:1.6.0
  • OS:Windows/ Mac/ Linux
  • RAM:320MB以上
  • 書込み可能な CD-R または USBメモリ

Live USB作成

GParted 1.6 003

公式サイトStable Releases から使用環境に合わせてファイルをダウンロード。

  • 64bit:Download GParted – Live -1.6.0-10-amd64.iso
  • 32bit:Download GParted – Live -1.6.0-10-i686.iso

GParted-003

USBメモリをセットして Rufus を起動し、「選択」からダウンロードした ISOファイルを指定してブータブル USBを作成。

Rufusの使用方法については下記参照

Live CDを作成する場合は ImgBurn BurnAware を使用してブランクディスクに書込む。

Live USB の起動

OS2Go 4.0 003

パソコンの起動時にブートメニューを呼び出し、GPartedの Live USBを選択して起動。

ブートメニューが呼び出せない場合は UEFI/ BIOS を開き、Boot メニューで UEFI :~ の USBメモリをファーストブートに設定後、保存して再起動。

GParted Free Partition Manager 004

GPartedが Liveモードで起動したら GParted Live(Default settings)選択して Enter キー。

Gparted-015

デフォルトの Dont’t touch keymap を選択して Enter キー。

GParted Free Partition Manager 006

言語選択が表示されるので Japanese の 15 を入力して Enter キー。

Gparted-016

日本語の設定が読み込まれ、Enter Command line prompt と表示されたら X と入力して Enter

GParted Free Partition Manager 009

GPartedが起動する。

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GParted の使い方

GParted Free Partition Manager 010

パーティションの作成・削除・サイズ変更・フォーマットは対象の パーティションやドライブを選択後、メニューバーの  パーティションや ツールバー のほか、コンテキストメニュー(右クリックメニュー)からも操作できる。

GParted Free Partition Manager 011

現在選択されているドライブは右上に表示され、複数のドライブが接続されている場合は下ペインにリストが表示されるのでクリックして選択。

GParted Free Partition Manager 015

基本操作は 処理を追加 して 実行 という手順で、実行するまで処理は反映されないが、一度追加した処理は後から編集できないため 直前の操作に戻す で編集する処理まで戻ることになる。

GParted Free Partition Manager 017

追加した処理は すべての操作を適用 ボタンをクリック。

GParted Free Partition Manager 028

ダイアログが表示されたら「Apply」をクリックして処理を実行。

リサイズ/ 移動

GParted Free Partition Manager 018

リサイズ/ 移動 は対象のパーティションを選択後、ツールバーの リサイズ / 移動 を選択するか、コンテキストメニューから リサイズ / 移動 を選択。

リサイズ/ 移動では既存パーティションのサイズ変更とパーティションの前後に空き領域を作成してパーティションを移動することができる。

GParted Free Partition Manager 020

上部の◀▶を移動するか、パーティションサイズを直接入力してサイズを変更し、設定が完了したら「すべての操作を適用」で実行。

前方の空き容量 に数値を入れるとパーティションの移動も可能だが、システムドライブでは OSの起動に失敗するリスクがある。

パーティションテーブルの作成

GParted-004

ドライブが 未フォーマット の場合はメニューバーの デバイス から パーティションテーブルの作成 を選択。

GParted-005

ダイアログが表示されたら作成する パーティションテーブルの形式 を選択して「Apply」。

新規パーティション

GParted Free Partition Manager 019

新規パーティション作成 アイコンは 未割り当て領域 を選択した際にクリック可能になる。

GParted Free Partition Manager 013

新規パーティションでは作成するパーティションの サイズ種類ファイルシステム を選択し、設定が完了したら「すべての操作を適用」で実行。

パーティションの削除

GParted Free Partition Manager 021

既存パーティションの削除はパーティションを選択後 削除 アイコンをクリックし、設定が完了したら「すべての操作を適用」で実行。

GParted の終了

gparted022

Exit アイコンをダブルクリック。

Gparted-017

ダイアログが表示されるので Shutdown(終了)を選択して「OK」。-

gparted031

Enter キーを押すと終了する。

UEFI / BIOSの Boot設定を変更した場合は 1stBoot を元の設定に戻す。

備考

パーティションのサイズを変更する定番ツールで、Windowを起動せずにディスクを操作するためインストールが必要なディスク管理アプリよりも低リスクで処理できる。

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