SUPERAntiSpyware Free の特徴
- マルウェア・ランサムウェア・スパイウェアの検出と削除が可能な無料セキュリティツール
- Microsoft Defender だけでなくサードパーティ製のセキュリティアプリと併用可能
SUPERAntiSpyware Freeはリアルタイム保護機能が利用できないが、インストールしても Microsoft Defenderでリアルタイム保護される。
開発元
- 開発元:RealDefense
- 開発元の拠点:米国
SUPERAntiSpywareは 2023年 1月 RealDefense に買収され、現在は RealDefenseのブランドとして展開している。
ダウンロード
プランの比較
Free | Pro | |
脅威の検出・除去 | ◯ | ◯ |
多次元スキャンシステム | ◯ | ◯ |
AIを使用したスキャンエンジン | ✕ | ◯ |
リアルタイム保護 | ✕ | ◯ |
自動アップデート | ✕ | ◯ |
スケジュールスキャン | ✕ | ◯ |
共存可能なサードパーティ製セキュリティアプリ
- Microsoft Defender, McAfee, Symantec Norton, Kaspersky, Bitdefender, ESET, Spybot Search & Destroy, Hitman Pro, Ad-Aware, AVG, Avast, Panda, Webroot, Malwarebytes, Avira など
システム要件
- バージョン:10.0.1266
- OS:Windows 7/ 8.x/ 10/ 11
インストール
公式サイト の「Download」をクリックしてインストーラーをダウンロード。
ダウンロードしたインストーラーを起動し、ユーザーアカウント制御のプロンプトが表示されたら「はい」を選択。
セットアップウィザードが開いたら「Next」。
使用許諾書に問題なければ「I Agree」。
ユーザーインフォメーションはデフォルト設定で「Next」。
インストール先を確認して「Next」。
アップデートなどの通知を受ける場合はメールアドレスを入力して「Next」。
通知が必要なければメールアドレスは未入力でも次に進めるが、SUPERAntiSpyware Freeは更新機能が制限されているため、定期的に更新確認が必要。
デフォルト設定で「Next」をクリックするとインストールが開始する。
- 初回実行時に最新の定義更新をチェック
- 潜在的に有害なソフトウェアを識別するため匿名のプログラムデータを送信
「Finish」でウィザードを終了。
初回起動時にブラウザ拡張機能のダイアログが表示されるので、追加する場合は「Install Extension」。
Chrome や Edgeを使用している場合はインストールを推奨。
ブラウザ拡張機能の主な機能
- トラッカーを防止
- 検索を匿名化し、広告主やウェブサイトの情報収集を防止
- 個人情報を収集するフィッシングサイトを警告
- 危険、有害、年齢制限のあるサイトをフィルタリング
SUPERAntiSpyware Ext は chromeウェブストアで検索してもヒットしないので、後からインストールする場合は 直接アクセス が必要。
ホーム画面が開いたらセットアップ完了。
日本語化
システムトレイの SUPERAntiSpywareアイコンのコンテキストメニュー(右クリックメニュー)から Exit を選択し、ダイアログが表示されたら「OK」でプログラムを終了。
TiltStr:: 日本語化パッチ ダウンロードページ から 最新バージョンの日本語パッチをダウンロード。
ダウンロードした Zipファイルを選択して、コンテキストメニューから すべて展開 で解凍。
解凍したフォルダ内の SAS_ver.xx.x.x.xxxx_64jp を SUPERAntiSpywareのインストールフォルダに移動。
SUPERAntiSpywareのインストールフォルダはデフォルトで C:\Program Files\SUPERAntiSpyware
移動した SAS_ver.xx.x.x.xxxx_64jp を開き、Microsoft Defender SmartScreen がブロックした場合は 詳細情報 を開いて「実行」。
正常終了 のダイアログが表示されたら日本語化完了。
設定
ホーム画面の「システムツール & 環境設定」 から Preference を選択。
無料版はバックグラウンドで動作させる意味がないので、一般設定 で SUPERAntiSpywareをトレイで常駐する と Windowsのスタートアップに登録 を無効にする。
ブラウザの拡張機能は SUPERAntiSpywareが起動していなくても動作する。
SUPERAntiSpyware Free の使い方
無料版はデータベースの自動更新が無効になっているので、スキャンを実行前にホーム画面の アップデートの確認 からマルウェアのデータベースを更新。
「このコンピュータをスキャン」を選択。
推奨される事前準備 は有効にした項目がスキャン前に実行されるので、「データベースの更新」以外を有効にする。
スキャナーオプション はデフォルト設定で問題ないが、念のため ZIPアーカイブの内容をスキャン を有効にする。
高速スキャン はマルチスレッドで実行するスキャンで、低ブースト はシステムリソースの消費が少なく低速、高ブースト は消費リソースが多く高速になる。
レスキュースキャン はマルウェアがシステムリソースを大量に消費して SUPERAntiSpyware を実行できない時に利用する緊急モードのため、通常は無効にしておく。
実行するスキャンを選択。
- 完全スキャン
パソコン内のファイルをすべてスキャン。 - クイックスキャン
マルウェアが一般的に隠れている箇所をスキャン。 - 重要ポイントのみスキャン
クイックスキャンの簡易版で、必要最小限の箇所をスキャン。
ブラウザが開いているとダイアログが表示されるので「はい」で閉じる。
スキャンで脅威が検出されるとダイアログが表示されるので「続行」。
脅威の検出結果は文字化けしている。
検出された脅威がリストアップされるので「?」で脅威の内容を確認し、Adware.Tracking Cookie など除去(隔離)しても問題がないアイテムのみチェックして「Continue」。
検出結果は偽陽性の可能性があるため、削除する際は必ず確認する。
選択した脅威が除去されたら「続行」で完了。
システムツール
System Investigator は Windowsの起動時の自動起動するプログラムや読み込まれるレジストリ、ブラウザのプラグインなどを、SUPERAntiSpywareが確認している安全なアイテムは Know Good Items、未確認のアイテムは Community Ranking でコミュニティの評価を確認できる。
Uninatall Unwanted Programs ではマルウェアがインストールしたと思われる不必要なプログラムがリストアップされる。
システムツール & 環境設定 の Quarantine(検疫)では SUPERAntiSpywareが隔離したファイルの確認と復元、完全削除ができる。
Adware.Tracking Cookie など除去した脅威は復元できない。
SUPERDelete File Removal はシステムがロックしているなどで、削除できないファイルを「+」で追加して強制削除できる。
Repair はマルウェアによってダメージを受けた場合にレジストリを修復するモジュール。
正常稼働時に実行すると不具合が発生する可能性がある。
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